慶應義塾大学は共通テスト利用で受験できない?共通テストとの向き合い方を解説【2027年度】
「慶應の共通テスト利用では何割必要なの?」と気になっている受験生も多いのではないでしょうか。
結論として、2027年度の慶應義塾大学一般選抜には、共通テストの成績を利用して出願・判定する方式はなく、共通テスト利用ボーダーも存在しません。
ただし、慶應で使えないからといって、共通テストが全員にとって不要とは限りません。国公立大学や早稲田、共通テスト利用私大を併願するなら、共通テストの結果は出願戦略に関わってきます。
この記事では、慶應の共通テスト利用の有無から、共通テスト後の出願判断、志望者が知っておくべきよくある疑問までを整理します。
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目次
慶應義塾大学は共通テスト利用で受験できない

2027年度の慶應義塾大学一般選抜には、共通テストのみで判定する方式も、共通テストと大学独自試験を組み合わせる方式もありません。
これは文学部・経済学部・法学部・商学部・医学部・理工学部・総合政策学部・環境情報学部・看護医療学部・薬学部のすべてに共通しており、一部学部だけの例外もありません。
そのため、共通テストで8割・9割を取っても慶應の得点には加算されず、「共通テスト利用ボーダー」も存在しません。
私立大学には共テのみ方式や併用方式を設ける大学もありますが、慶應ではどちらも実施していません。早稲田大学には共テのみ方式や併用方式があるため、早慶を併願する場合は制度を混同しないよう注意しましょう。
以前はセンター試験利用入試を実施していた
慶應義塾大学では、以前は法学部・医学部・薬学部でセンター試験を利用していましたが、医学部は2006年度に撤退し、最後まで残っていた法学部と薬学部の方式も2012年度から廃止されています。
現在の共通テスト利用入試には引き継がれていません。
慶應志望でも共通テストを受けるべき?

慶應で共通テストが使えないとわかった次に気になるのが、そもそも受ける必要があるかどうかです。
共通テストを受けるべきかは、慶應で使えるかではなく、併願校で必要になるかどうかで判断します。
以下は、受験パターン別に共通テストの位置づけを整理した表です。
| 受験パターン | 共通テストの位置づけ |
|---|---|
| 国公立大学の一般選抜と併願 | 原則として必要 |
| 早稲田と併願 | 学部・方式によって活用できる |
| 共テ利用私大と併願 | 追加の合格機会にできる |
| 慶應のみ受験 | 慶應の合否には使わない |
この表を見ると、共通テストの必要性は志望校の組み合わせによって大きく変わることがわかります。
国公立大学と併願する場合
国公立大学の一般選抜を受験するなら、共通テストは原則として出願・合否判定に必要になるため、慶應で利用できなくても対策が欠かせません。
共通テストの自己採点結果は、国公立大学への出願を判断する材料として使います。
国公立との併願では、共通テストの幅広い科目対策と、慶應の記述・論述対策を並行して進める必要があります。
科目の性質が異なる分、どちらも中途半端にならないよう学習の優先順位を意識しておきましょう。
早稲田や共テ利用私大と併願する場合
早稲田大学やほかの私立大学には、共通テストのみで判定する方式や、独自試験と組み合わせる方式があります。
慶應では使えなくても、これらの大学では共通テスト利用入試が一般選抜とは別の合格機会になります。
共通テストで高得点を取っていても、必要科目を受験していなければ共通テスト利用には出願できない点に注意が必要です。
必要科目や出願期間は大学・学部ごとに異なるため、志望する併願校の要項を早めに確認しておきましょう。
慶應専願の場合
慶應の一般選抜だけを考えるなら、共通テストの成績は合否に使われません。そのため、慶應独自試験の対策を優先することになります。
ただし、安全校として共テ利用私大を追加する可能性がある場合は、共通テストを受けておくと出願の選択肢を広げられます。
「慶應専願」と言っても、本当に慶應だけを受けるのか、安全校も併願するのかで、共通テストを受ける意味は変わってきます。
早い段階で方針を決めておくと、直前期に時間配分がぶれにくくなります。
共通テスト後は慶應への出願をどう判断する?

共通テストの自己採点結果を見て、「慶應も厳しいかもしれない」「高得点だったから慶應も狙えるのでは」と感じる人は少なくありません。
しかし、共通テストの得点と慶應の独自試験における合格可能性は直接結びつきません。
共通テストの結果は併願校の判断材料として使い、慶應については独自試験の仕上がりから判断するという役割分担で考えましょう。
独自試験の仕上がりから合格可能性を判断する
慶應の出願判断では、共通テストの得点率ではなく、志望学部の過去問でどの程度得点できるかを確認します。
合格最低点との差、学部別模試や記述模試の判定、苦手科目が配点の高い科目になっていないかも合わせて見ておきましょう。
共通テストで高得点だったから慶應も合格圏、逆に共通テストが振るわなかったから慶應も厳しいとは限りません。
慶應は学部によって科目や出題形式が大きく異なるため、大学全体の偏差値だけでなく、志望学部ごとの過去問演習で判断することが重要です。
共通テストの得点は併願校の出願判断に使う
自己採点の結果は、慶應ではなく次に検討する併願先を決める材料として活用します。
国公立大学、早稲田大学の共通テスト利用・併用方式、共通テスト利用方式を設けるほかの私立大学、安全校として考えている大学などが対象です。
判断の流れとしては、まず必要科目を受験しているかを確認し、大学ごとの配点に換算したうえで、予備校のボーダーと比較します。
そのうえで出願締切と必要書類を確認し、慶應の一般選抜との日程調整まで済ませておくと、出願直前になって慌てずに済みます。
科目の相性や試験日程から出願学部を決める
慶應内でどの学部に出願するかは、共通テストの得点率ではなく、自分の得意科目を生かせるかどうかで考えます。
苦手科目が必須になっていないか、数学型・地歴型など方式との相性、小論文や論述問題への対応力も判断材料になります。
「偏差値が低いから出願する」のではなく、独自試験の科目・配点・出題形式との相性を見ることが、学部選びでは重要です。
学部ごとに試験日程が異なるため、第一志望学部の対策と両立できるかどうかも合わせて確認しておきましょう。
慶應義塾大学の共通テスト利用に関するよくある質問

ここでは、本文で触れきれなかった細かい疑問を簡潔に整理します。
共通テスト後でも慶應の一般選抜に出願できる?
2027年度は、共通テスト終了後にも慶應の一般選抜へ出願できます。ただし、締切は共通テスト翌日の1月18日です。
共通テストの本試験は1月16日・17日に実施され、慶應のインターネット出願・検定料の支払いは1月18日17時まで、出願書類の郵送も同日消印有効となっています。
自己採点後に準備を始めるには時間がほとんど残っていないため、共通テスト後に出願する可能性がある場合も、必要書類や出願情報は事前に準備しておきましょう。
なお日程は年度によって変わるため、出願前に必ず最新の一般選抜要項で確認してください。
文学部の英検利用は共通テスト利用とは違う?
文学部の英検利用は、共通テスト利用ではなく、英語の外部検定試験を使う一般選抜の方式です。
これは英検のCSEスコアを「外国語」の選考に利用する仕組みであり、共通テストの結果を使う制度ではありません。
共通テストの英語得点を使う制度と、英検のスコアを使う制度は、名前が似ていても中身はまったく異なります。
必要なCSEスコアやスコアの有効期間などは年度によって変わる可能性があるため、出願前に最新の一般選抜要項を確認しておきましょう。
慶應で比較的入りやすい学部はある?
「共通テストで何割取れば入りやすいか」という考え方は、慶應の一般選抜には当てはまりません。
慶應の中でも、年度によって倍率や偏差値が比較的低い学部・方式はあります。ただし、倍率が低くても、独自試験の科目や出題形式が自分に合わなければ、必ずしも合格しやすいとは限りません。
入りやすさを判断するときは、偏差値や倍率だけでなく、募集人数、合格最低点、入試科目、小論文・面接の有無まで比較しましょう。
自分の得意科目を生かせる学部・方式を選ぶことが重要です。学部ごとの倍率・科目・偏差値の詳しい比較は、以下の記事で確認できます。
まとめ 慶應は共通テストではなく独自試験を軸に対策しよう

2027年度の慶應義塾大学一般選抜では、共通テストのみで判定する方式も、独自試験と組み合わせる方式も実施していません。
そのため慶應の共通テスト利用ボーダーは存在せず、合格可能性は独自試験の過去問や模試の結果から判断する必要があります。
共通テストは、国公立大学や早稲田、共通テスト利用私大への出願にこそ意味を持つものであり、慶應対策とは分けて考えるべきものです。
慶應を目指すなら、共通テストの得点率から出願学部を探すのではなく、志望学部の独自試験科目と過去問の得点状況を確認することが近道です。 共通テストの結果は併願校の出願判断に活用し、慶應対策とは切り分けて受験計画を立てていきましょう。
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