共通テスト8割を狙う勉強法!難しさは基礎・標準問題の取りこぼしで決まる
「共通テストで8割を目指しているものの、模試では7割前後からなかなか伸びない」「今から何を優先して勉強すればよいかわからない」と悩んでいる受験生もいるでしょう。
共通テストで8割を取るために、すべての問題を解けるようになる必要はありません。重要なのは、基礎・標準問題を確実に得点し、苦手科目で大きく崩れない状態を作ることです。
この記事では、令和8年度共通テストの平均点をもとに8割の難易度を確認したうえで、文系・理系別の得点モデル、現在の得点率別の勉強法、時期別・科目別の対策を解説します。
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目次
共通テスト8割はどのくらい難しい?
まずは、令和8年度試験の平均点と比較しながら、共通テスト8割が具体的に何点を指し、どの程度高い水準なのかを確認しましょう。
共通テスト8割は1000点満点なら800点
共通テストで8割とは、受験科目全体の合計満点に対して80%の得点を取ることを指します。1000点満点の受験科目構成を例にすると、8割は800点です。
ただし、受験する教科・科目や配点は志望大学によって異なるため、この記事では特定の科目構成をすべての受験生に共通のものとして扱いません。自分の受験科目の合計満点に0.8を掛けた点数が、目指すべき8割のラインになります。
なお、「1科目で8割」と「共通テスト全体で8割」は意味が異なります。また、私立大学の3教科型のように受験科目数が少ない場合、同じ8割でも1科目あたりの重みが大きくなる点にも注意が必要です。
ここでは、受験科目全体の素点で8割を取るケースを中心に扱います。
令和8年度共通テストの平均点と8割を比較
大学入試センターが公表している令和8年度本試験の平均点を、主要科目について表にまとめました。
| 科目 | 満点 | 令和8年度平均点 | 8割ライン |
|---|---|---|---|
| 国語 | 200点 | 116.37点 | 160点 |
| 数学Ⅰ・数学A | 100点 | 47.20点 | 80点 |
| 数学Ⅱ・数学B・数学C | 100点 | 54.52点 | 80点 |
| 英語(リーディング) | 100点 | 62.81点 | 80点 |
| 英語(リスニング) | 100点 | 54.65点 | 80点 |
出典:共通テスト 受験者数・平均点の推移(本試験)|独立行政法人大学入試センター
この表からわかるとおり、国語を100点満点に換算すると平均点は58.18点です。主要科目の平均点は、100点換算で約47〜63点となっています。8割にあたる80点(国語は160点)は、各科目の平均点を約17〜33点上回る水準です。
ただし、平均点との差が全科目で同じというわけではありません。数学Ⅰ・数学Aのように平均点が50点を下回る年もあれば、英語リーディングのように平均点が60点を超える年もあります。年度や科目によって難易度は変動するため、平均点を上回るだけでは総合8割には届きません。
複数科目で安定して平均点を大きく上回る得点を積み重ねることが、8割達成の土台になります。
8割は基礎・標準問題を安定して取れる水準
8割に必要な力を、具体的に整理してみましょう。
教科書レベルの知識に大きな抜けがないこと、典型的な問題の解き方を身につけていること、資料や長文から必要な情報を制限時間内に探せることが基本になります。加えて、苦手科目でも、ほかの科目では補いきれないほど大きく崩れないこと、そして難しい問題に時間を使いすぎず次に進める判断力も欠かせません。
共通テスト8割は、難問を数多く解ける水準ではなく、基礎・標準問題を時間内に安定して得点できる水準です。
この定義を押さえておくことで、この後の得点戦略や勉強法の話がより現実的に理解できるようになります。
7割から8割に上げるのが難しい理由
5割から6割までは、知識を増やすことで得点が伸びやすい段階です。一方で、7割から8割にかけては、知識量だけでは解決しにくい問題が増えてきます。
知識はあっても、問題文や資料から使うべき知識をうまく判断できないケースが出てきます。また、時間不足によって解けるはずの問題を残してしまうことや、特定の大問・科目で繰り返し失点していることも珍しくありません。難しい問題に固執してしまい、本来正解できるはずの標準問題を落としているケースもあります。
7割から8割に上げるには、新しい知識を増やすだけでなく、すでに解ける問題を確実に得点する練習が必要です。
共通テスト8割を取る得点戦略

では、基礎・標準問題を中心に合計8割を作るには、各科目で何点を目指せばよいのでしょうか。
9割を目指す場合は失点を細かく管理する精密な設計が必要になりますが、8割を目指す段階では、得意科目を得点源にすること、苦手科目の大崩れを防ぐこと、1科目の失敗で総合点全体が崩れない配点にすることの3点を軸に考えます。
全科目一律8割ではなく得意・不得意に合わせて配点する
総合点が80%に届けば、各科目で必ず80%を取る必要はありません。得意科目では8〜9割を狙い、苦手科目はまず大崩れしない点数まで引き上げるという設計で十分です。
このとき、一度だけ取れた最高点ではなく、直近数回の得点を参考にすることが大切です。また、得意科目だけで不足分を補う設計にしてしまうと、その年に得意科目が難化した場合に総合点全体が崩れやすくなります。
科目を次の3つに分けて考えると、配点のイメージがつかみやすくなります。
得点源にする科目、7〜8割を安定させる科目、まず大崩れを防ぐ科目、という3つの役割です。
文系の8割得点モデル
文系受験生の場合、国語・英語・地歴・公民を中心に得点し、数学で一定の失点を許容するモデルが考えられます。以下は800点になる配点例であり、自分の受験科目・配点に合わせて数字を置き換えることが前提です。
| 科目 | 満点 | 目標得点 | 得点率 | 役割 |
|---|---|---|---|---|
| 国語 | 200 | 160 | 80% | 安定させる科目 |
| 英語(R+L) | 200 | 170 | 85% | 得点源 |
| 数学Ⅰ・A/数学Ⅱ・B・C | 200 | 140 | 70% | 大崩れを防ぐ科目 |
| 理科基礎2科目 | 100 | 80 | 80% | 安定させる科目 |
| 地歴・公民 | 200 | 170 | 85% | 得点源 |
| 情報Ⅰ | 100 | 80 | 80% | 安定させる科目 |
| 合計 | 1000 | 800 | 80% | - |
この表からは、国語・英語・地歴・公民で高い得点率を確保し、数学は70%を目安にすることで、総合8割を作る設計が読み取れます。なお、本番で800点を下回るリスクを考えると、実際の演習目標は800点をやや上回る点数に設定しておくと安心です。
ただし、これは唯一の正解ではありません。文系でも数学が得意な人もいれば、国語の得点が不安定な人もいます。数学を低く設定しすぎると、英語・国語・地歴・公民への依存が大きくなる点にも注意しながら、自分の過去の得点実績に照らし合わせて配分を調整しましょう。
理系の8割得点モデル
理系受験生の場合は、数学・理科を得点源としつつ、英語・国語・地歴・公民で必要な点数を確保するモデルが考えられます。以下も800点になる配点例です。
| 科目 | 満点 | 目標得点 | 得点率 | 役割 |
|---|---|---|---|---|
| 数学Ⅰ・A/数学Ⅱ・B・C | 200 | 170 | 85% | 得点源 |
| 理科2科目 | 200 | 170 | 85% | 得点源 |
| 英語(R+L) | 200 | 160 | 80% | 安定させる科目 |
| 国語 | 200 | 140 | 70% | 大崩れを防ぐ科目 |
| 地歴・公民 | 100 | 80 | 80% | 安定させる科目 |
| 情報Ⅰ | 100 | 80 | 80% | 安定させる科目 |
| 合計 | 1000 | 800 | 80% | - |
数学・理科で高得点を狙う一方、英語や国語を完全に捨てる設計にはしない点がポイントです。得意科目であっても難化する可能性を考慮し、一科目だけに依存しすぎないようにしましょう。実際の演習目標は、文系モデルと同様に800点よりやや上に置くと安全です。
情報Ⅰについても、「直前に少し対策すればよい科目」として後回しにしすぎないことが重要です。苦手科目に一定の得点差があっても総合8割は目指せますが、5割前後まで落ちる科目があると、ほかの科目に求められる点数が高くなります。
苦手科目の不足分は複数の科目で補う
「国語が苦手」「数学が苦手」といったケースは、多くの受験生に共通するパターンです。先ほどの文系・理系モデルを基準にして、苦手科目をどう調整するかを見てみましょう。
| ケース | 基準モデルからの変更 | 補い方 |
|---|---|---|
| 文系で数学が苦手 | 数学140点→120点 | 英語を10点、地歴・公民を10点上げる |
| 文系で国語が不安定 | 国語160点→140点 | 英語・地歴・公民で計20点補う |
| 理系で英語が苦手 | 英語160点→140点 | 数学・理科・国語で計20点補う |
| 理系で国語が苦手 | 国語140点→120点 | 英語・数学・理科で合計20点補う |
8割を目指す段階では、苦手科目を得意科目に変える必要はありません。ただし、ほかの科目で補えないほど崩れる状態は改善する必要があります。
苦手科目をどこまで下げてよいかだけでなく、その差分をどの科目で補うかまでセットで考えることで、目標の合計点(800点)を崩さずに苦手科目と付き合っていくことができます。
現在の得点率から8割までの勉強法を決めよう

ここからは、現在の得点率別に取るべき対策を見ていきます。同じ「8割を目指す」という目標でも、現在5割の受験生と7割の受験生とでは、届かない原因も優先すべき学習も大きく異なります。
5〜6割なら未習範囲と基礎知識を優先する
5〜6割の段階では、時間配分や解答テクニックよりも、未習範囲と基礎知識の不足を埋めることを最優先にしましょう。
未習範囲を早めに終わらせること、教科書や基礎教材の内容を理解すること、基本問題を自力で解けるようにすることが中心になります。共通テスト形式の演習だけに偏らず、難しい参考書に手を広げすぎないことも大切です。
この得点帯では、時間配分よりも「時間をかければ解ける問題を増やすこと」が優先されます。
7割台なら標準問題の取りこぼしと時間不足を改善する
7割台の受験生は、全範囲を最初からやり直すのではなく、大問・単元別に失点を確認していくことが効果的です。
時間があれば解けた問題は何点分あったか、特定の大問で毎回失点していないか、難しい問題に時間を使いすぎていないかを確認しましょう。知識不足と時間不足のどちらが原因かを分けて考えることも欠かせません。
難問よりも、正答可能だった問題を優先して復習することが、この段階で最も効果的な対策です。
具体的には、苦手単元を絞って補強すること、大問ごとに時間を測ること、解答順を複数回試すことが有効です。
8割に届くが不安定なら苦手科目の底上げをする
8割前後まで得点できている場合、全体的な基礎不足というよりも、科目ごとの得点差や時間不足が問題になっているケースが多く見られます。
毎回同じ科目で失点していないか、時間切れになりやすい大問はどこか、得意科目で不必要な失点をしていないかを最初に確認しましょう。
この段階では、苦手科目を一から勉強し直すことよりも、すでに得点できている科目は現在の学習量を維持し、残りの時間を、総合点を押し下げている科目や大問の対策に振り分けましょう。
得意科目の最高点をさらに伸ばすよりも、苦手科目で本来取れる基礎・標準問題を増やし、1科目の失敗で総合8割を下回らない状態を目指します。
模試・過去問では「本来取れた点数」を優先して復習する
模試や過去問の復習では、不正解をすべて同じ優先度で扱わないようにしましょう。
| 分類 | 状態 | 復習の優先度 |
|---|---|---|
| 本来取るべき問題 | 知識や解法はあったのに落とした | 最優先 |
| 練習すれば取れる問題 | 時間や形式慣れで改善できる | 優先 |
| 現時点では難しい問題 | 解説を読んでも理解に時間がかかる | 後回し |
この表からわかるように、復習の優先度は「次の演習で得点に変えやすいか」を基準に決めることが重要です。「本来取れたはずの問題」を放置したまま新しい問題集に手を広げてしまうと、同じ種類の失点を繰り返しやすくなります。
共通テスト8割を取るための時期別学習計画

ここからは時期別の学習計画を見ていきます。ただし、時期だけで一律に学習内容を決めるのではなく、現在の得点率に応じて内容を調整することが前提になります。春でも7割取れている人と、秋でも5割の人とでは、優先すべき対策が異なります。
春から夏は基礎知識と典型問題を固める
春から夏にかけては、共通テスト専用の解き方だけを練習するのではなく、各科目の基礎力と標準問題への対応力を固めることが優先です。
英語・数学・国語など主要科目の基礎を固め、未習範囲を計画的に終わらせましょう。二次試験にもつながる標準問題を優先し、共通テスト形式の演習だけに特化しすぎないことが大切です。
この時期の模試は、判定結果だけを見るのではなく、未習範囲が残っていないか、苦手単元はどこかを確認する機会として活用しましょう。
秋から11月は苦手補強と形式演習を並行する
秋以降は、共通テスト形式の問題に定期的に取り組んでいく時期です。演習だけを続けるのではなく、そこで見つかった弱点を基礎教材に戻って補うことが重要になります。
大問ごとの所要時間を記録し、解答順を試しながら、自分に合った方法を絞り込んでいきましょう。科目別の目標点も、この時期に一度見直しておくとよいでしょう。
12月以降は本番形式で解答順と時間配分を固める
12月以降は、過去問や実戦問題集を使い、本番と同じ制限時間で解く機会を増やしていきます。
この時期に新しい教材を次々と増やすのではなく、これまでの演習で落としていた基礎・標準問題を、本番時間内に正解できる状態へ仕上げましょう。複数科目を続けて解く練習を取り入れ、長時間の試験の中でどの時間帯に集中力が下がりやすいかも確認しておきたいポイントです。
8割を目指す受験生の場合、直前期まで難問を追いかけるのではなく、基礎・標準問題の取りこぼしを減らすことを優先します。
二次試験対策との割合は現在の得点率で調整する
12月になったからといって、全員が一律に共通テスト対策だけへ切り替える必要はありません。学習の割合は、現在の共通テスト得点率と志望校における配点比率をもとに決めることが基本です。
共通テストの得点がすでに安定している場合は、二次試験対策の時間を維持してかまいません。一方、形式への不慣れや特定科目への不安が残る場合は、その部分だけ共通テスト対策を増やすという考え方が現実的です。基礎不足を残したまま形式演習だけに切り替えないよう注意しましょう。
科目別に押さえたい共通テスト8割への対策

ここでは、8割を目指す段階で特に確認しておきたいポイントを、科目ごとに簡潔にまとめます。
英語は語彙力を固めて最後まで読み切れるようにする
英語で8割を阻む主な原因は、単語・熟語の不足に加え、大問ごとの時間配分が固まっておらず、最後まで解き切れないことです。
最優先の対策は、単語・熟語の不足を先に解消し、大問ごとの所要時間を測ることです。長文すべてを精読しようとせず、設問の根拠を本文から確認する練習を重ねましょう。リスニングは継続的に英語音声に触れることが有効です。
まずは最後まで到達できる基礎語彙と処理速度を身につけたうえで、設問の根拠を本文から確認する精度を高めましょう。
国語は古文・漢文の基礎を固めて得点を安定させる
国語で8割を阻む主な原因は、現代文・古文・漢文のどこで失点しているかを分けずに、国語全体の点数だけを見てしまうことです。
古文単語・文法を固め、漢文の句法と重要語を覚えることが優先対策です。大問別に得点と時間を確認し、一つの文章に時間を使いすぎないようにしましょう。現代文では、本文と選択肢の対応を確認する練習が有効です。
【新課程対応】共通テスト古文の解き方|東大卒ライターが教える王道対策と裏ワザ
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数学は典型問題を確実に取り、一問に固執しない
数学で8割を阻む主な原因は、典型解法が身についていないことに加え、難問への固執です。
公式や典型解法を自力で使えるようにし、大問ごとの所要時間を測ることが最優先です。誘導に沿って式を立てる練習を重ね、一定時間考えて進まなければ次へ移る判断力を養いましょう。難問の完答よりも、前半・標準問題の正答率を優先します。
理科は基本知識と典型計算の取りこぼしを減らす
理科で8割を阻む主な原因は、知識・典型計算の失点と、実験・資料の考察問題の失点を分けずに対策してしまうことです。
用語や公式の理解を確認し、典型計算を自力で処理できるようにすることが優先です。知識問題と考察問題を分けて復習し、実験・資料問題では条件を整理しましょう。難しい考察問題よりも、基本問題の失点を先に減らすことが効果的です。
地歴・公民は知識と資料を結びつけて判断する
地歴・公民で8割を阻む主な原因は、単語の暗記にとどまり、地図・統計・史料と知識を結びつけて判断する練習が不足していることです。
用語だけでなく、出来事の因果関係を理解することが優先対策です。正誤問題では、選択肢を要素ごとに分けて判断する練習を重ねましょう。細かな知識を無制限に増やすよりも、基本事項を確実にすることを優先します。
情報Ⅰは用語の理解と処理問題の演習を並行する
情報Ⅰで8割を阻む主な原因は、用語の暗記だけで得点できる科目だと捉え、演習量が不足していることです。
情報社会、ネットワーク、データ活用などの基礎用語を理解することに加え、表計算やプログラムを手順どおり追う演習が欠かせません。暗記だけで得点できる科目と考えず、分野別に正答率を確認しながら、直前期だけにまとめて対策することは避けましょう。
共通テスト8割に関するよくある質問

共通テスト8割は偏差値でいうとどのくらい?
得点率と偏差値は別の指標であり、単純に換算することはできません。偏差値は模試の受験者層や科目によって変わるため、「共通テスト8割=偏差値〇〇」と一律に考えるのは避けましょう。
ただし、令和8年度の平均点と比較すると、8割が平均を明確に上回る得点水準であることはわかります。
共通テスト8割を取るには何時間勉強すればよい?
必要な勉強時間は、現在の得点率、受験科目数、未習範囲の有無、苦手科目の数、本番までの期間、二次試験対策との兼ね合いによって変わります。
一律の時間数を目安にするのではなく、現在の得点帯に合った内容へ時間を配分することが大切です。
模試で何割取れていれば本番8割を狙える?
模試の得点だけで単純に判断することはできません。未習範囲による失点かどうか、時間があれば解けた問題が何点分あるか、特定科目で大きく崩れていないかを確認しましょう。
直近数回の得点傾向を見ることも重要です。「模試7割なら必ず本番8割」といった断定はできません。
過去問は何年分・何周解けばよい?
年数や周回数だけを目標にするのではなく、解答順と時間配分が固まり、同じ種類の取りこぼしが減っているかを確認しながら取り組みましょう。答えを覚えただけの解き直しにならないよう注意が必要です。
過去問が少ない場合は、試作問題や予想問題も活用しましょう。
共通テスト8割で狙える大学は?
共通テスト得点率8割前後は、国公立大学の中堅〜上位クラスの学部でボーダーラインとなることが多い水準です。
河合塾が公表している「2027年度入試難易予想ランキング表」(2026年6月時点のボーダー)を見ると、共通テスト得点率のボーダーが80%程度に位置する大学・学部の例として、国際教養大学(国際教養学部・国際教養A日程)や千葉大学(工学部・建築学)などが挙げられます。
参考:国公立大 2027年度入試難易予想ランキング表(方式別ランク)|河合塾Kei-Net
ただし、これらのボーダーは前期日程・個別試験の配点や年度によって変動します。また、同じ「8割」でも学部・方式によって必要な得点率は異なり、8割に届かなくても出願できる大学・学部も数多くあります。
8割という数字だけで出願先を決めるのではなく、志望する大学・学部のボーダー情報を必ず個別に確認しておきましょう。
共通テスト8割から9割を目指すには?
8割までは基礎・標準問題の確保が中心ですが、9割を目指す段階では、得意科目の小さな取りこぼしも減らしていく必要があります。
科目ごとの得点の振れ幅を小さくし、目標点だけでなく最低点も管理する視点が求められます。
まとめ 共通テスト8割への近道は基礎・標準問題の取りこぼしを減らすこと

共通テストで8割を取るために、難問をすべて解けるようになる必要はありません。8割は平均点を明確に上回る水準ではあるものの、全科目で一律に8割を取る必要もなく、得意科目を得点源にしながら苦手科目の大崩れを防ぐという設計で十分に届く目標です。
現在5〜6割であれば基礎知識と未習範囲の解消を、7割台であれば標準問題の取りこぼしと時間不足の改善を優先しましょう。模試や過去問を復習する際は、知識や解法はあったのに落とした問題を最優先で見直すことが、次の得点アップに直結します。
まずは直近の模試や過去問を見直し、「本来取れたはずの問題」が何点分あるかを確認してみてください。現在の得点率に合った対策を選び、本来取れる点数を一つずつ回収していくことが、共通テスト8割への近道です。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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