英検®3級面接の裏ワザ7選!質問・見る場所・答え方のステップで本番に強くなる
「質問が聞き取れなかったらどうしよう」と、英検®3級の面接を前に不安になっていませんか。英検®3級の二次試験は出題形式が固定されており、一次試験に合格した人だけが進む試験です。過度に身構える必要はなく、出題パターンを理解しておくことが最大の対策になります。
ここでいう裏ワザとは、採点の穴を突く方法ではありません。出題パターンを先に知り、見る場所や答え方を決めておく攻略法のことです。No.1〜3では問題カードの中から答えの材料を探し、No.4〜5では質問文や覚えておいた型を使って答えるのが攻略のコツです。
この記事では、3級だから使える裏ワザ7選、No.1〜5の具体的な答え方、困ったときの対処法、直前でもできる練習方法までを紹介します。
編集部
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目次
英検3級だから使える面接の裏ワザ7選

笑顔や大きな声といった一般的な心構えではなく、3級の出題形式そのものを利用した攻略法を7つ紹介します。
具体的な回答例や早見表は次の章にまとめているので、ここではまず「なぜ使えるか」「何を意識するか」を押さえてください。
20秒の黙読では「全部訳す」のではなくNo.1に使えそうな情報まで確認する
黙読の20秒間は、音読の準備だけに使うともったいない時間です。
20秒ですべての文を日本語に訳そうとすると、時間が足りなくなってしまいます。そこでこの時間は、文章のおおまかな内容、各文の主語・動詞、読みにくそうな単語、そしてNo.1で質問されそうな情報のありかを確認する時間として使いましょう。
この使い方をすることで、黙読と同時にNo.1の下準備も進められます。ただし、この段階でNo.1の問題を完全に予想できるわけではありません。
No.1は自分で英文を作らず「本文の言葉」を借りる
No.1では、質問のキーワードを手掛かりに本文の該当箇所を探し、本文中の表現を利用して答えるのが基本です。
自分で英文をゼロから組み立てる必要はなく、「質問を聞く→キーワードを拾う→本文から探す→本文の表現を使う」という手順を意識するだけで、答えやすさが大きく変わります。
なお、本文中に「so」がある場合、その前後には原因と結果がまとまっていることが多く、質問された内容がどちら側に対応するかを確認する手掛かりになります。ただし、soを探せば必ず答えが見つかるとは限らないため、あくまで手掛かりの一つとして活用してください。
No.2・3は質問の疑問詞から「イラストの見る場所」を絞る
No.2・3では、イラスト全体を理解しようとする必要はありません。
質問の疑問詞によって見るべき場所が変わります。How manyなら数、Whereなら場所、doingなら今の動作というように、質問と見る場所をセットで覚えておくと、視線をどこへ動かすかを瞬時に判断できます。
「going to」が聞こえたら吹き出し・持ち物など未来のヒントを見る
「doing」と「going to」では、探すべき情報が異なります。
「doing」は今している動作を答えればよい一方、「going to」が聞こえた場合はこれから起きることを答える必要があるため、吹き出しや持ち物、人物の向きなど、未来の行動を示すヒントを探しましょう。
重要なのは「今やっていること」ではなく「これからやること」を答えるという判断の切り替えです。吹き出しだけを見れば必ず正解できるとは限らないため、周囲の情報も合わせて確認する意識を持ってください。
No.4は「質問文の英語」を再利用して答える
No.4では、質問文に含まれる英語を回答にそのまま再利用すると、ゼロから英文を考える負担を減らせます。
「何を聞かれたか」だけでなく、「回答にそのまま使える表現はないか」という視点で質問を聞く習慣をつけましょう。具体的な変換例は、次の章で詳しく紹介します。
No.5は「Yes/No」の次に来る追加質問までセットで準備する
No.5では、Yes/Noの回答後に追加質問が続くパターンにも備えておきましょう。
英検®協会の公式サンプル問題では、「Have you ever been to a foreign country?」に対してYesなら「Please tell me more.」、Noなら「What country would you like to visit?」と追加質問が分岐する例が示されています。No.5をこのパターンで必ず出題されると決めつけることはできませんが、追加質問に備えて1〜2文分の答えを用意しておくと安心です。
参考:3級 二次試験サンプル問題|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
No.1〜3は「答えを探す」、No.4〜5は「型で返す」と切り替える
5問すべてを同じ方法で解こうとしないことが、最後の裏ワザです。
ここまで紹介した6つの裏ワザを整理すると、No.1〜3では問題カードの情報を最大限に使って答えを探し、No.4〜5では質問文や事前に準備した回答の型を利用して答えるという構造が見えてきます。
前半は「作るな、探せ」、後半は「考え込むな、型で返せ」と覚えておくと、本番での判断がスムーズになります。次の章では、この考え方をもとに、設問ごとの具体的な実行手順を見ていきましょう。
英検®3級面接のNo.1〜5を「質問→見る場所→答え方」で攻略

前の章で紹介した裏ワザを、実際の問題でどう使うかを具体的に見ていきます。
ここでは、質問を聞いてから答えるまでの手順を、設問ごとに回答例つきで整理します。なお、以下の質問例は理解を助けるための記事オリジナルの例であり、実際の試験で同じ質問が出るとは限りません。
音読|20秒で意味の区切りと読みにくい単語を確認する
音読では、ネイティブのような発音を目指す必要はありません。
20秒の黙読中に、文の区切りやピリオド・カンマの位置、読みにくそうな単語、文章のおおまかな意味を確認しておきましょう。音読の際は、速さよりも面接委員が聞き取れるように読むことを優先してください。
読めない単語に出会っても、長時間立ち止まらないことが大切です。多少つっかえても、最後まで読み切ることを優先しましょう。
No.1|質問のキーワードから本文の答えを探す
No.1では、疑問詞と質問中の名詞・動詞を聞き取り、本文の該当箇所を探すのが基本の手順です。
手順は、①疑問詞を聞き取る、②質問中の名詞や動詞を拾う、③本文から同じ内容が書かれている部分を探す、④その部分の表現を使って答える、の4ステップです。
たとえば、記事オリジナルの例として「What did he do after school?」と聞かれた場合を考えてみましょう。本文中で「after school」に関連する一文を探し、「He practiced soccer with his friends after school.」とあれば、「He practiced soccer with his friends.」のように答えれば十分です。
本文中の言い回しを大きく変えようとせず、聞かれた部分だけを抜き出して答える意識を持つと、答えやすくなります。
No.2・3|疑問詞からイラストの見る場所を絞る
No.2・3では、質問された部分だけを見て答えれば十分です。
| 聞こえた質問 | イラストで探すもの | 答え方の型 |
|---|---|---|
| How many ~? | 数えられるもの | There are three cups. |
| Where ~? | 場所を示すもの | It is on the table. |
| What is ~ doing? | 今している動作 | He is reading a book. |
| What is ~ going to do? | これからすることのヒント | She is going to eat lunch. |
たとえば、次のような質問なら答え方はこうなります。「How many cups are there on the table?」と聞かれたら、イラスト中のカップだけを数えて「There are three cups.」のように答えます。イラストに描かれているすべての物や人物を説明する必要はなく、質問された対象だけに絞り込みましょう。
No.4|質問文を利用して短い英文で答える
No.4では、質問文のどの部分を残し、どこを自分の答えに変えるかを意識しましょう。
| 質問の型 | 回答への変換例 |
|---|---|
| What do you like to do on weekends? | I like to play tennis. |
| What do you usually do after school? | I usually do my homework. |
| Where do you want to go this summer? | I want to go to Okinawa. |
| Do you like reading books? | Yes, I do. / No, I don't. |
まずは質問に対応する1文を確実に答え、余裕があればもう1文情報を加えましょう。難しい表現を無理に使う必要はありません。
No.5|Yes/No+追加質問まで2手先で答える
No.5は、最初の質問→Yes/No→追加質問→もう1文という流れを想定して準備しておきましょう。
公式サンプルでは、「Have you ever been to a foreign country?」と聞かれた場合、Yesと答えると「Please tell me more.」と追加で聞かれる例が示されています。この場合、「I went to America with my family.」のように、経験を1文で付け加えられるようにしておきます。
Noと答えた場合は「What country would you like to visit?」のように聞かれる例もあるため、「I want to visit Australia.」の形で行きたい場所を答えられるようにしておくとよいでしょう。
英検®3級面接でピンチになったときの対処法

ここまで紹介した裏ワザは、本番で使う攻略法です。一方でこの章では、予定どおりに答えられなくなったときのリカバリー方法を紹介します。不安に感じやすい場面ごとに、対処法を確認していきましょう。
質問が聞き取れないときは英語で聞き返す
質問が聞き取れなかったときは、適当に答えるより聞き返す方が安全です。
英検®協会の公式情報によると、自然な流れの中で行われる聞き返しは減点の対象になりません。「Pardon?」や「Could you say that again?」といったフレーズを使えば十分です。
ただし、不自然な形で聞き返したり、同じ質問を繰り返し聞き返したりすると、減点の対象になる場合があります。必要なときは自然に聞き返し、同じ質問を繰り返し聞き返すのは避けましょう。
質問の意味がわからないときは疑問詞と知っている単語を拾う
音は聞こえたのに意味が取れない場合は、疑問詞と知っている単語から質問の内容を推測しましょう。
まず、What・Where・How many・doing・going toなど、質問の種類を示す言葉を確認します。そのうえで、質問の中にある知っている名詞と組み合わせて、何について答える質問なのかを推測します。
理解できないまま適当に答えるのではなく、聞き取れた情報を手掛かりに、答えの方向性を絞り込むことが大切です。
答えはわかるのに英語が出てこないときは簡単な表現に言い換える
日本語では答えが浮かんでいるのに英語が出てこない場合は、知っている単語や短い英文に言い換えましょう。
例えば「サイクリング」という単語が出てこなければ、「I ride my bike.」のように、知っている単語を組み合わせた文に変えれば伝わります。
本心を正確に再現することよりも、英語で伝えられる内容に変えることを優先してください。
答えを間違えたときは黙らずその場で言い直す
一度言い間違えても、それだけで不合格になるとは限りません。
ミスに気づいたら、「Sorry.」や「I mean ~.」と言ってその場で言い直せば十分です。間違えたまま黙り込んでしまう方が、リカバリーの機会を失ってしまいます。
頭が真っ白になったときは最低限の一文から答える
完全に言葉が出なくなったときのために、状況別の対処法を整理しておきましょう。
聞こえないときは聞き返し、意味が取れないときは疑問詞を確認し、英語が出ないときは簡単な表現に言い換え、間違えたときは言い直します。それでも完全に止まってしまった場合は、短い一文でもよいので、まず声に出して答えることを優先してください。
このチャートを試験直前に見返すだけでも、いざというときの安心材料になります。
英検®3級面接を最短で攻略する練習方法

ここまで紹介した攻略法を本番で使えるようにするために、何を練習すればよいかを紹介します。英会話力そのものを短期間で伸ばすのではなく、本番で迷わない状態を作ることが目的です。
まずNo.1〜5の「質問パターン→答え方の型」を覚える
最初から模擬面接を繰り返すのではなく、質問ごとの答え方の型を整理することから始めましょう。
No.1は本文から探す、No.2・3は疑問詞に応じてイラストを見る、No.4は質問文を利用する、No.5は追加質問まで想定する。この4つの型を繰り返し確認してください。
公式サンプル問題で「どこを見るか」を繰り返し練習する
公式のサンプル問題を使い、質問を聞いた瞬間にどこへ目を向けるかを練習しましょう。
英検®協会の公式サイトでは、二次試験のサンプル問題が公開されています。同じ問題を繰り返す場合も、正解を暗記するのではなく、判断の手順を身につけることを目的にしてください。
参考:3級の過去問・試験内容|英検|公益財団法人 日本英語検定協会
No.4・5に備えて「自分についての回答」を用意しておく
No.4・5対策として、自分について答えられる身近なテーマをいくつか用意しておきましょう。
趣味、スポーツ、休日の過ごし方、学校、放課後の予定、好きな食べ物、行きたい場所、やったことのある経験など、それぞれのテーマについて1〜2文で言える内容を準備しておきます。
長い作文を何十個も作る必要はありません。自分についてのネタをストックしておくイメージで十分です。
前日・当日は5つのポイントに絞って確認する
試験直前は、新しいことを覚えようとせず、以下の5点を優先して確認しましょう。
No.1〜3は問題カードから答えを探すこと、疑問詞を最初に聞き取ること、No.4は質問文を利用すること、No.5は追加質問まで考えておくこと、困ったときは黙らずに対処すること。この5つを中心に見返してください。
英検®3級面接の流れと問題形式をおさらい

英検®3級の二次試験は、英語での個人面接で約5分間行われます。まずは、どんな順番で問題が出て、どこまで問題カードを見られるのかを整理しておきましょう。
裏ワザを理解するうえで大切なのは、No.1〜3は問題カードを見ながら答えられるのに対し、No.4〜5では自分自身のことについて答えるという違いです。この違いを先に知っておくだけで、本番での心構えが変わります。
入室から退室までの流れ
入室から退室までの流れを一度通しでイメージしておくと、本番で「次に何をすればいいか」に迷わなくなります。
英検®3級の二次試験は、公式には以下のような流れで進みます。
| タイミング | 公式上の流れ | この記事での攻略ポイント |
|---|---|---|
| 入室前 | 係員の指示に従って入室する | 焦らず、指示を待ってから動く |
| 着席前 | 面接委員に面接カードを渡す | 「Here you are.」など短い一言を添えると自然 |
| 着席後 | 氏名と受験級の確認、簡単な挨拶をする | 決まったやり取りなので事前に練習しておく |
| カード受け取り後 | 問題カードを受け取る | お礼の一言を添えると落ち着いて次に進める |
| 黙読 | パッセージを20秒間黙読する | ただ訳すのではなく、後述の使い方をする |
| 音読 | パッセージをタイトルから音読する | 止まらず最後まで読み切ることを優先する |
| No.1 | パッセージについての質問に答える | 問題カードを見てよい |
| No.2・3 | イラストについての質問に答える | 問題カードを見てよい |
| カードを裏返す | 面接委員の指示でカードを裏返す | ここから先はカードを見ずに答える |
| No.4・5 | 受験者自身についての質問に答える | 質問文や準備した型を使って答える |
| 終了 | カードを返却し、退室する | 退室後は静かに会場を出る |
※「攻略ポイント」欄は、試験形式をもとにした本記事独自の対策です。公式ルールで定められている必須表現ではありません。
この表からわかるのは、面接の前半はカードを見ながら答えられるのに対し、後半はカードなしで自分について話す必要があるという点です。この切り替えのタイミングを覚えておくだけでも、本番の安心材料になります。
音読・No.1〜No.5では何を聞かれる?
音読とNo.1〜No.5では、それぞれ答える内容や答えの材料が異なります。
この違いを理解しておくと、質問を聞いた瞬間に「どこを見ればいいか」を判断しやすくなります。
| パート | 何をする問題か | 答えの材料はどこにあるか | 攻略の基本 |
|---|---|---|---|
| 音読 | 30語程度のパッセージを読む | パッセージ本文 | 止まらず最後まで読み切る |
| No.1 | パッセージの内容についての質問に答える | パッセージ本文 | 本文中の表現を利用して答える |
| No.2・3 | イラスト中の人物の行動や物の状況を答える | イラスト | 疑問詞に応じて見る場所を絞る |
| No.4・5 | 受験者自身についての質問に答える | 自分自身 | 質問文や準備した型を利用する |
この表が示すとおり、音読からNo.3までは問題カードの中に答えの材料があるのに対し、No.4・5では自分自身の経験や考えが材料になります。
英検®3級面接の裏ワザに関するよくある質問

英検®3級の面接では答えを丸暗記してもいい?
長い回答全文をまるごと覚えるより、答え方の型と自分についての短い回答材料を覚える方がおすすめです。「I like to ~.」「I usually ~.」「Yes, I have.」といった型は、覚えておいて損はありません。
一方で、想定した質問に対する長い英文を丸ごと覚え、実際の質問が少し違っていてもそのまま言おうとするのは避けましょう。型を覚え、その場で必要な部分だけを変える練習をしておく方が、本番で応用が利きます。
S-CBTのスピーキングでも同じ裏ワザが使える?
本記事で紹介した、質問の種類を見抜く、パッセージから答えを探す、イラストを見る場所を絞る、質問文を利用して答える、回答パターンを準備するといった対処方法は、S-CBTでも応用できる部分があります。
一方で、対面式の面接とS-CBTでは受験方法そのものが異なるため、当日の操作方法や進行については別途確認しておく必要があります。最新の情報は、英検®協会の公式サイトで確認してください。
まとめ 英検®3級面接は「前半は探す・後半は型で答える」が攻略のコツ

英検®3級の面接では、No.1〜3は問題カードにある情報から答えを探し、No.4〜5は質問文や準備しておいた型を利用して答えるのが基本の考え方です。想定外のことが起きても、黙り込まず、聞き返しや言い換えなどを使って対応することが大切です。
大切なのは、完璧な英語をその場で作れるようになることではありません。3級の出題パターンを理解し、本番で次に何をすればよいか迷わない状態を作ることこそが、面接攻略への近道です。
まずはNo.1〜5について「何を聞く→どこを見る→どう答える」を声に出しながら確認し、公式サンプル問題を使って一度通しで練習してみましょう。
執筆者プロフィール
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