工学院大学 英検®利用は何級・何点が必要?対象学部・スコア換算まとめ【2027年度入試】
工学院大学では、一般選抜の「英語外部試験利用日程」で英検®を利用でき、CSEスコア1,750点以上を満たせば大学独自の英語試験が免除されます。対象は先進工学部 機械理工学科の航空理工学専攻を除く全学部・学科です。航空理工学専攻は別基準で、一般選抜ではCSE1,800点以上、自己推薦型選抜では2,050点以上が出願資格となります。英検®は得点換算ではなく、英語免除や出願資格として使われる点が特徴です。
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目次
工学院大学の入試で英検®は利用できる?

結論からお伝えすると、工学院大学の入試で英検®は利用できます。
中心となるのは、一般選抜の「英語外部試験利用日程」です。基準スコアを満たしていれば、大学独自の英語試験を受けず、学科が指定する英語以外の2科目で受験できます。
また、先進工学部機械理工学科の航空理工学専攻では、一般選抜や自己推薦型選抜の出願資格として英検®が使われています。ただし、必要なCSEスコアや英検®の役割は通常の「英語外部試験利用日程」と異なります。
入試方式ごとの英検®の基準と使われ方は次のとおりです。
| 入試方式 | 対象 | 英検®の基準 | 英検®の使われ方 |
|---|---|---|---|
| 英語外部試験利用日程 | 全学部・学科(先進工学部 機械理工学科 航空理工学専攻を除く) | CSE1,750点以上 | 出願要件を満たすと英語試験を免除 |
| 航空理工学専攻 一般選抜 | S・A・共通テスト利用前期・B・M日程 | CSE1,800点以上 | 出願資格 |
| 航空理工学専攻 自己推薦型選抜 | 航空理工学専攻 | CSE2,050点以上 | 出願資格 |
英語外部試験利用日程は、先進工学部 機械理工学科 航空理工学専攻を除く全学部・学科が対象です。航空理工学専攻は英語外部試験利用日程では募集されず、一般選抜や自己推薦型選抜で別の英語外部試験基準が設けられています。
【重要】工学院大学で英検®を利用するメリット

工学院大学の英検®利用で特徴的なのは、高得点を入試得点に換算するのではなく、一定の基準をクリアすることで英語試験そのものを免除できる点です。受験科目を減らせるため、対策の組み立て方も変わります。
英語を受験せず、学科指定の2科目に集中できる
英語外部試験利用日程では、CSEスコア1,750点以上などの条件を満たすと、試験当日の英語が免除されます。
受験するのは、数学・理科・国語のうち学科が指定する2科目。(国語を選択できるのは2月5日・6日のみです。) 英語の試験時間を使わずに済むだけでなく、直前期の勉強もほかの科目へ振り分けやすくなります。
CSE1,750点を超えても、さらに高いスコアは求められない
英語外部試験利用日程では、CSEスコアに応じた段階的な得点換算は行われていません。
1,750点以上を持っていることが出願要件であり、2,000点や2,300点を取得した場合に加点が増える方式ではない点がポイントです。英検®は合否判定の得点というより、「英語免除を受けるための条件」と考えるとわかりやすいでしょう。
A日程と同じ日に併願できる
2027年度の英語外部試験利用日程は、A日程(前期)と同じ2月5日~8日に実施されます。同じ日に両方へ出願すれば、1回の試験でA日程と英語外部試験利用日程の両方の判定を受けることが可能です。
ただし、同日併願する場合は、A日程と英語外部試験利用日程で英語以外の受験科目をそろえる必要があります。数学・理科を選ぶ場合は、選択科目も同一にしなければなりません。
また、A日程の判定を受けるため、原則として英語も受験します。建築学部については例外で、A日程で英語を選択しない場合は英語の受験は不要です。その場合は、建築学部で選択できる数学・理科・国語の科目から、出願時に2教科2科目を選択します。
複数日・複数学科へ出願できる
2027年度の英語外部試験利用日程は2月5日~8日の4日間。各日4学科まで出願できるため、最大16出願が可能です。
英語資格を一度取得しておけば、同じ基準を使って複数の学科・試験日に出願できます。志望学科を広げたい受験生にとっても活用しやすいでしょう。
工学院大学の英検®利用は「何級・何点」必要?(スコアの目安)

通常の英語外部試験利用日程では、英検®CSEスコア1,750点以上が必要です。
工学院大学では、英検®の「級」ではなくCSEスコアで出願条件を判定します。入試方式ごとの基準は、次のとおりです。
| 入試方式 | 英検®CSEスコア | 級の目安 |
|---|---|---|
| 英語外部試験利用日程 | 1,750点以上 | 準2級合格程度が一つの目安 |
| 航空理工学専攻 一般選抜 | 1,800点以上 | 準2級~準2級プラス程度が目安 |
| 航空理工学専攻 自己推薦型選抜 | 2,050点以上 | 2級合格以上が目安 |
英検®の合格基準は、準2級が1,728点、準2級プラスが1,829点、2級が1,980点です。そのため、通常の英語外部試験利用日程で必要な1,750点は、準2級の合格基準をやや上回る水準にあたります。
ただし、表の「級」はあくまで目安です。実際の出願では級の合否ではなく、成績表に記載されたCSEスコアが基準を満たしているかを確認してください。
航空理工学専攻は必要スコアが異なる
機械理工学科航空理工学専攻を志望する場合は、通常の1,750点基準ではありません。
S日程(全学統一)、A日程(前期)、大学入学共通テスト利用前期日程、B日程(中期)、M日程(後期)では、CSE1,800点以上が出願条件です。
さらに、航空理工学専攻の自己推薦型選抜ではCSE2,050点以上まで基準が上がります。2級の合格基準1,980点を上回るため、自己推薦型選抜を考えている場合は2級合格後もスコアを伸ばしておきたいところです。
英検®S-CBTも利用できる
工学院大学のFAQでは、公式スコアであればオンライン形式の試験も有効とされ、英検S-CBT®も利用可能と明記されています。
従来型の日程が合わない場合には、S-CBTを活用して必要なCSEスコアを目指す方法もあります。
2026年度は2,098人が英語外部試験利用日程に出願
工学院大学が公表している2026年度入試結果では、英語外部試験利用日程の志願者数は全体で2,098人、合格者数は141人でした。
学部別の募集人員・志願者数・合格者数は次のとおりです。
| 学部 | 募集人員 | 志願者数 | 合格者数 |
|---|---|---|---|
| 先進工学部 | 10人 | 358人 | 34人 |
| 工学部 | 6人 | 418人 | 33人 |
| 建築学部 | 5人 | 756人 | 34人 |
| 情報学部 | 5人 | 566人 | 40人 |
| 合計 | 26人 | 2,098人 | 141人 |
参照元:工学院大学「2026・2025年度 入学試験結果状況表」
上記は、英語外部試験利用日程の志願者数・合格者数であり、英検®利用者だけを集計したデータではありません。また、工学院大学の公表資料では、この入試方式について学科別の合格最低点は掲載されていませんでした。
英検®の条件を満たせば合格できるわけではなく、英語以外の試験科目で十分な得点を取る必要があります。
【入試方式別】英検®利用の条件とスコア対応表

工学院大学では、通常の英語外部試験利用日程と航空理工学専攻で基準が異なります。対象となる英語資格も完全には同じではないため、入試方式ごとに確認しましょう。
英語外部試験利用日程
英語外部試験利用日程では、次のいずれかの基準を満たすことが出願要件です。
| 英語資格・検定試験 | 基準スコア |
|---|---|
| 実用英語技能検定(英検®) | CSE 1,750 |
| TOEFL® iBT | 38 |
| TOEFL® PBT | 425 |
| TOEIC® L&R | 400 |
| TOEIC® L&R+S&W | 575 |
| GTEC(4技能) | 850 |
| TEAP | RLWS 186 |
| IELTS™ | 3.5 |
| Cambridge English | 140 |
基準以上なら英語試験が免除され、学科指定の2科目を受験します。英検®CSE1,750点とほかの資格を併用して加点する制度ではありません。
また、GTECは「OFFICIAL SCORE」の成績のみが有効です。
航空理工学専攻の一般選抜
航空理工学専攻では、S日程・A日程・大学入学共通テスト利用前期日程・B日程・M日程のいずれでも英語外部試験のスコアが出願条件となります。
基準スコアは次のとおりです。
| 英語資格・検定試験 | 基準スコア |
|---|---|
| 実用英語技能検定(英検®) | CSE 1,800 |
| TOEFL® iBT | 38 |
| TOEFL® PBT | 425 |
| TOEIC® L&R | 400 |
| TOEIC® L&R+S&W | 575 |
| GTEC(4技能) | 850 |
| TEAP | RLWS 186 |
| IELTS™ | 3.5 |
参照元:工学院大学 航空理工学専攻 S日程(全学統一)/A日程(前期)/大学入学共通テスト利用前期日程
英検®だけは通常の英語外部試験利用日程より50点高い1,800点以上です。一方、TOEFL®やTOEIC®、GTECなどは同じ基準となっています。
ここで注意したいのが、航空理工学専攻では英語試験が免除されるわけではないことです。
たとえばS日程・A日程の第一次選考では、数学・英語・理科の試験時間が設定されています。英検®CSE1,800点はあくまで出願資格であり、通常の英語外部試験利用日程とは役割が異なります。
また、通常の英語外部試験利用日程ではCambridge Englishも対象ですが、航空理工学専攻の一般選抜の基準表には記載されていません。
航空理工学専攻の自己推薦型選抜
自己推薦型選抜では、利用できる英語資格がさらに絞られます。
利用できる英語資格と基準スコアは次のとおりです。
| 英語資格・検定試験 | 基準スコア |
|---|---|
| 実用英語技能検定(英検®) | CSE 2,050 |
| TOEIC® L&R | 500 |
| TOEIC® L&R+S&W | 740 |
TOEFL®やGTEC、TEAP、IELTS™などは、2027年度の自己推薦型選抜の出願資格としては掲載されていません。
同じ航空理工学専攻でも、一般選抜と自己推薦型選抜では利用できる資格と必要スコアが違うため、混同しないようにしてください。
英検®を使う場合の注意点

工学院大学で英検®を使う場合は、取得した時期と証明書の提出方法も確認しておく必要があります。
2025年2月以降に実施された試験が対象
2027年度の英語外部試験利用日程では、2025年2月以降に実施された英語外部試験が有効です。航空理工学専攻の一般選抜・自己推薦型選抜も、同じく2025年2月以降のスコアが対象となっています。
スコアの原本またはコピーを提出する
英語外部試験利用日程では、出願時にスコアの原本またはコピーを提出します。
インターネットで出願登録をするだけでは完了しません。2027年度の英語外部試験利用日程は、1月6日から1月25日までがインターネット出願期間です。
証明書の準備に時間がかかる場合もあるため、必要なスコアを取得したら早めに手元の書類を確認しておきましょう。
A日程との併願では英語を受ける場合がある
「英語外部試験利用日程=英語免除」ですが、A日程そのものの英語を免除する制度ではありません。A日程と同日に併願し、A日程で英語が必要な学科・受験科目を選んだ場合は、A日程の判定のために英語を受験します。英語外部試験利用日程の判定では、その英語試験は使われません。
工学院大学 英検®利用に向けた受験戦略

英語外部試験利用日程を狙う場合は、必要以上に高い英検®級を追うより、まずCSE1,750点を確実にクリアし、英語以外の科目対策へ移る戦略が考えられます。
一般学科なら、まずCSE1,750点を確保する
通常の英語外部試験利用日程には、スコアが高いほど入試得点が増える仕組みはありません。
そのため、工学院大学だけを考えるなら、まずCSE1,750点以上を確保することが第一目標です。その後は数学や理科など、実際に合否判定で得点となる科目へ学習時間を移す方法もあります。
準2級の合格基準は1,728点なので、準2級に余裕を持って合格できる力を一つの目安にするとよいでしょう。
A日程との併願を前提にするなら英語対策も続ける
英語外部試験利用日程だけを受けるなら、当日の英語試験はありません。
一方、A日程と同日併願する場合、A日程の受験科目によっては英語も必要です。工学院大学への合格機会を増やす目的で両方へ出願するなら、英検®の基準を満たした後も大学独自の英語対策を完全には止めないほうがよいでしょう。
航空理工学専攻は志望方式から逆算する
航空理工学専攻では、一般選抜ならCSE1,800点、自己推薦型選抜なら2,050点以上が必要です。
特に自己推薦型選抜を視野に入れる場合は、2級の合格基準1,980点を超えてもそこで終わりではありません。2,050点以上を確保することを目標に、4技能のスコアを伸ばしておく必要があります。
併願校でもCSEスコアを使えるか確認する
工学院大学を理工系の併願校として考える場合は、東京都市大学、東京電機大学、芝浦工業大学などの入試制度も合わせて確認すると、取得した英検®スコアを活用できる可能性があります。
ただし、大学によって「出願資格」「得点換算」「加点」「試験免除」と使われ方は異なります。工学院大学のようにCSE1,750点で英語そのものを免除できる制度とは限らないため、各大学の最新要項を個別に確認しましょう。
工学院大学入試の英検®利用でよくある質問(FAQ)

工学院大学の英検®利用について、特に間違えやすい級・スコアや英語免除の扱いをまとめました。
工学院大学で利用できる英検®は何級ですか?
級そのものの指定はなく、通常の英語外部試験利用日程ではCSEスコア1,750点以上が条件です。準2級の合格基準は1,728点なので、級でいえば準2級合格程度が一つの目安ですが、出願時には実際のCSEスコアを確認してください。
英検®準2級に合格していれば利用できますか?
必ず利用できるとは限りません。準2級の4技能総合合格基準は1,728点ですが、工学院大学の基準は1,750点以上です。そのため、「準2級合格」だけで判断せず、個人成績表に記載された4技能のCSEスコアを見る必要があります。
CSEスコアが高いほど有利になりますか?
英語外部試験利用日程では、CSEスコアに応じた加点や得点換算はありません。1,750点以上を満たすことで出願でき、英語試験が免除されます。基準を超えた後は、合否判定に使われる残り2科目の得点が重要になります。
英検®を使えば英語の試験は完全に受けなくてよいですか?
英語外部試験利用日程では、英語の試験が免除されます。A日程と同日に併願する場合は、原則としてA日程の英語を受験します。ただし、建築学部でA日程の英語を選択しない場合は、英語を受験する必要はありません。
英検S-CBT®は利用できますか?
利用できます。工学院大学のFAQでは、公式スコアであれば英検S-CBT®などのオンライン形式も有効としています。2027年度入試では、対象期間内に取得したスコアであることも忘れず確認してください。
英検®スコアに有効期限はありますか?
2027年度の英語外部試験利用日程では、2025年2月以降に実施された試験のスコアが対象です。航空理工学専攻でも同じ取得時期の条件が設定されています。
航空理工学専攻もCSE1,750点で出願できますか?
できません。航空理工学専攻の一般選抜ではCSE1,800点以上、自己推薦型選抜では2,050点以上が必要です。通常の英語外部試験利用日程とは別の基準なので、志望方式を確認したうえで目標スコアを決めましょう。
まとめ 工学院大学の英検®利用はCSE1,750点を目安に対策を
工学院大学の英語外部試験利用日程では、英検®CSEスコア1,750点以上を満たすと大学独自の英語試験が免除され、学科指定の2科目で受験できます。スコアの高さに応じて加点される制度ではないため、基準をクリアした後は数学・理科など合否判定に使われる科目の対策が重要です。
ただし、機械理工学科航空理工学専攻は別基準で、一般選抜ではCSE1,800点以上、自己推薦型選抜では2,050点以上が必要。英検®は英語免除ではなく出願資格として扱われるため、通常の英語外部試験利用日程と混同しないようにしましょう。
また、2027年度入試で利用できるのは、原則として2025年2月以降に実施された試験のスコアです。出願時には級だけで判断せず、CSEスコア・受検時期・志望方式の条件まで確認しておきましょう。
※本記事の情報は2026年9月時点のものです。最新の入試情報は、工学院大学公式サイト・入学試験要項および英検®公式サイトをご確認ください。2027年度入試の確定情報(出願資格・出願期間・利用できる英語資格検定試験など)は、大学が公開する最新の募集要項で必ずご確認ください。工学院大学の2027年度一般選抜募集要項は、2026年10月中旬に公開予定です。
執筆者プロフィール
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