保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

保護者が知っておきたい受験・進路情報まるわかり!

メニュー

【2027年度】弘前大学の総合型選抜は難しい?倍率・評定平均・対策を解説

更新日:
大学受験
アイキャッチ画像

弘前大学の総合型選抜を受験したいけど、倍率は?評定の条件は?試験内容は?と気になることも多いですよね。

2027年度の総合型選抜は、募集人員436人に876人が出願し、志願倍率は2.0倍です。2026年度は受験者787人のうち443人が合格し、実質倍率は1.8倍でした。

2027年度は評定平均の出願条件がなく、医学部医学科の選抜方法や教育学部の募集区分にも変更があります。

この記事では、学科別の倍率、出願条件と試験内容、日程、対策、落ちた場合の選択肢まで解説します。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
目次

弘前大学の総合型選抜とは?ⅠとⅡの違い

弘前大学の総合型選抜とは?ⅠとⅡの違い

弘前大学の総合型選抜には、共通テストの扱いが異なるⅠとⅡがあります。まずはそれぞれの特徴と2027年度入試の変更点を確認しましょう。

総合型選抜ⅠとⅡの違い

弘前大学の総合型選抜は、共通テストを課さない「総合型選抜Ⅰ」と、共通テストを課す「総合型選抜Ⅱ」の2つです。

総合型選抜とは、面接や書類などで、学力だけでなく意欲や適性も評価する入試のことです。

総合型選抜ⅠとⅡの違いは次のとおりです。

区分 共通テスト 実施する学部 2027年度の募集人員
総合型選抜Ⅰ 合否に使わない(合格者は原則受験が必要) 人文社会科学部、教育学部(音楽・美術・保健体育専修)、理工学部、農学生命科学部 270人
総合型選抜Ⅱ 合否に使う 教育学部(小学校コース、特別支援教育専攻、養護教諭養成課程)、医学部(医学科、保健学科) 166人

出願できる方式は、志望する学科で決まります。同じ学科でⅠとⅡを選ぶことはできません。2027年度の募集人員は合計436人で、大学全体の募集人員1,289人の約3分の1です。

なお、総合型選抜Ⅰの合格者も原則として共通テストを受験する必要がありますが、成績は合否に影響しません。人文社会科学部の国際バカロレア枠の合格者は例外です。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.9・P.11

2027年度入試の主な変更点

2027年度は、教育学部の募集区分や医学部医学科の出願条件などに変更があります。前年度の情報を参考にしている人は、特に注意が必要です。

2027年度入試の主な変更点は次のとおりです。

対象 変更内容
全学部 試験日程を後ろ倒し(試験は10月31日・11月1日)
教育学部 小学校コース(Ⅱ) 募集人員25人のうち5人を「地域志向教員枠」に
教育学部 技術専修(Ⅰ) 募集停止
教育学部 音楽・美術専修(Ⅰ) 2専修で一括募集(6人)。各3人を合格者数の目安とする
教育学部 特別支援教育専攻 総合型選抜Ⅰ(3人)を廃止し、Ⅱ(5人)を新設
教育学部 音楽・美術・保健体育専修(Ⅰ) 志望理由書の提出を新たに求める
医学部医学科(Ⅱ) 評定平均4.3以上の条件を廃止。「ケーススタディの自学自習」を「総合論述」に変更。青森県内枠の不合格者を北海道・東北枠に組み入れる扱いを廃止し、各枠で個別に合否判定

地域志向教員枠は、青森県の教員を目指す人のための枠です。卒業には、小学校に加えて中学校の技術か家庭の教員免許の取得が必要になります。

また、医学部医学科では評定平均の条件がなくなりましたが、出身高校の地域や卒業年度などの要件は残っています。2027年度からは青森県内枠で不合格になった場合、北海道・東北枠で再判定されなくなったため、過去の倍率を参考にする際も注意が必要です。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.1〜6

弘前大学の総合型選抜の倍率・難易度

弘前大学の総合型選抜の倍率・難易度

弘前大学の総合型選抜が難しいかどうかを判断するには、大学全体の倍率だけでなく、志望学科の倍率や過去の合格実績を見ることが重要です。

弘前大学の総合型選抜は難しい?

弘前大学の総合型選抜は、志望する学部・学科によって倍率に大きな差があります。

2027年度は募集人員436人に対して876人が志願し、志願倍率は2.0倍でした。一方、2026年度の選考では受験者787人のうち443人が合格し、合格率は約56%、実質倍率は1.8倍です。

志願倍率は「志願者数÷募集人員」、実質倍率は「受験者数÷合格者数」で計算します。分母と分子が異なるため、2027年度の2.0倍と2026年度の1.8倍を単純に比較することはできません。

学科ごとの差も大きく、2027年度の志願倍率は0.6〜5.2倍、2026年度の実質倍率は1.0〜3.7倍でした。まずは志望学科の数字を確認することが大切です。

※2026年度の実質倍率の幅は、受験者10人以上の募集単位で集計しています。

出典:弘前大学|令和9年度総合型選抜Ⅰ・Ⅱ 出願状況(確定版)、弘前大学|令和8(2026)年度 入学者選抜結果(総括)

2027年度の学科別の志願倍率

2027年度の総合型選抜は、学部・学科によって志願者数に差が出ています。志望する学科がどれくらいの倍率になっているか、一覧で確認しましょう。

2027年度 総合型選抜Ⅰ・Ⅱの志願倍率一覧

学部・学科等 区分 募集人員 志願者 志願倍率 2026年度志願者
人文社会科学部 文化創生課程 Ⅰ 35 88 2.5倍 78
人文社会科学部 社会経営課程 Ⅰ 45 101 2.2倍 81
教育学部 音楽・美術専修(一括募集) Ⅰ 6 13 2.2倍 11
教育学部 保健体育専修 Ⅰ 5 26 5.2倍 14
教育学部 小学校コース 地域志向教員枠 Ⅱ 5 6 1.2倍 ―
教育学部 小学校コース 一般枠 Ⅱ 20 34 1.7倍 ―
教育学部 特別支援教育専攻 Ⅱ 5 7 1.4倍 ―
教育学部 養護教諭養成課程 Ⅱ 6 22 3.7倍 26
医学部 医学科 青森県内枠 Ⅱ 27 86 3.2倍 63
医学部 医学科 北海道・東北枠 Ⅱ 15 60 4.0倍 31
医学部 保健学科 看護学専攻 Ⅱ 30 50 1.7倍 63
医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 Ⅱ 20 50 2.5倍 57
医学部 保健学科 検査技術科学専攻 Ⅱ 20 50 2.5倍 37
医学部 保健学科 理学療法学専攻 Ⅱ 8 29 3.6倍 16
医学部 保健学科 作業療法学専攻 Ⅱ 10 10 1.0倍 8
理工学部 数物科学科 Ⅰ 24 27 1.1倍 25
理工学部 物質創成化学科 Ⅰ 16 25 1.6倍 13
理工学部 地球環境防災学科 Ⅰ 20 22 1.1倍 35
理工学部 電子情報工学科 Ⅰ 17 29 1.7倍 22
理工学部 機械科学科 Ⅰ 24 30 1.3倍 22
理工学部 自然エネルギー学科 Ⅰ 9 7 0.8倍 11
農学生命科学部 生物学科 Ⅰ 12 29 2.4倍 35
農学生命科学部 分子生命科学科 Ⅰ 12 13 1.1倍 21
農学生命科学部 食料資源学科 Ⅰ 21 36 1.7倍 36
農学生命科学部 国際園芸農学科 Ⅰ 15 21 1.4倍 20
農学生命科学部 地域環境工学科 Ⅰ 9 5 0.6倍 15

※志願倍率=志願者数÷募集人員(大学発表)。2026年度の音楽・美術専修は2専修の合計です。小学校コースと特別支援教育専攻は2027年度から募集区分が変わったため、前年の志願者数を「―」としています。

志願者が大きく増えたのは医学部医学科で、2026年度の94人から2027年度は146人になりました。特に北海道・東北枠は31人から60人に増えています。

2027年度の医学科は、評定平均4.3以上の出願条件がなくなった年度です。ただし、志願者が増えた理由について、大学からの公式な説明は確認できていません。

一方、志願者が募集人員を下回ったのは、自然エネルギー学科(9人に7人)と地域環境工学科(9人に5人)です。ただし、志願倍率が1倍未満でも合格が保証されるわけではありません。大学の募集要項には、成績が著しく低い場合は募集人員にかかわらず不合格になることがあると明記されています。

出典:弘前大学|令和9年度総合型選抜Ⅰ・Ⅱ 出願状況(確定版)、弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.14

2026年度の学部・学科別の倍率と合格率

実際にどれくらいの受験生が合格したのかを知るには、前年度の入試結果が参考になります。

2026年度の総合型選抜について、受験者数・合格者数・実質倍率を学科別にまとめました。2025年度の倍率も掲載しているため、前年からの変化を確認できます。

2026年度 総合型選抜Ⅰ・Ⅱの入試結果一覧

学部・学科等 区分 受験者 合格者 実質倍率 2025年度倍率
人文社会科学部 文化創生課程 Ⅰ 78 35 2.2倍 2.5倍
人文社会科学部 社会経営課程 Ⅰ 80 46 1.7倍 2.1倍
教育学部 小学校コース Ⅱ 40 25 1.6倍 1.9倍
教育学部 音楽専修※ Ⅰ 4 3 1.3倍 1.0倍
教育学部 美術専修※ Ⅰ 7 4 1.8倍 1.0倍
教育学部 保健体育専修 Ⅰ 14 8 1.8倍 2.1倍
教育学部 技術専修※ Ⅰ 1 1 1.0倍 2.0倍
教育学部 特別支援教育専攻 Ⅰ 10 3 3.3倍 3.0倍
教育学部 養護教諭養成課程 Ⅱ 26 7 3.7倍 3.3倍
医学部 医学科(青森県内枠) Ⅱ 62 27 2.3倍 2.2倍
医学部 医学科(北海道・東北枠) Ⅱ 31 15 2.1倍 1.9倍
医学部 保健学科 看護学専攻 Ⅱ 63 32 2.0倍 1.9倍
医学部 保健学科 放射線技術科学専攻 Ⅱ 57 25 2.3倍 2.1倍
医学部 保健学科 検査技術科学専攻 Ⅱ 36 24 1.5倍 2.3倍
医学部 保健学科 理学療法学専攻 Ⅱ 16 10 1.6倍 2.4倍
医学部 保健学科 作業療法学専攻※ Ⅱ 8 7 1.1倍 1.3倍
理工学部 数物科学科 Ⅰ 24 22 1.1倍 1.1倍
理工学部 物質創成化学科 Ⅰ 13 13 1.0倍 1.1倍
理工学部 地球環境防災学科 Ⅰ 35 20 1.8倍 1.7倍
理工学部 電子情報工学科 Ⅰ 22 17 1.3倍 1.6倍
理工学部 機械科学科 Ⅰ 22 20 1.1倍 1.1倍
理工学部 自然エネルギー学科 Ⅰ 11 8 1.4倍 1.4倍
農学生命科学部 生物学科 Ⅰ 35 12 2.9倍 3.5倍
農学生命科学部 分子生命科学科 Ⅰ 21 13 1.6倍 1.3倍
農学生命科学部 食料資源学科 Ⅰ 36 21 1.7倍 1.7倍
農学生命科学部 国際園芸農学科 Ⅰ 20 15 1.3倍 1.8倍
農学生命科学部 地域環境工学科 Ⅰ 15 10 1.5倍 1.6倍

※実質倍率=受験者数÷合格者数(小数第2位を四捨五入)。受験者10人未満の募集単位(※)は、1人の差で倍率が大きく変わるため参考値です。技術専修は2027年度から募集停止、音楽・美術専修は一括募集、特別支援教育専攻は総合型選抜Ⅱに変更されています。

2025・2026年度の2年とも、総合型選抜の実質倍率は一般選抜(前期日程)と同じか低い水準でした。

総合型選抜と一般選抜(前期日程)の実質倍率は次のとおりです。

年度 総合型選抜 一般選抜(前期日程)
2025年度 1.9倍(872人÷451人) 2.1倍(1,712人÷824人)
2026年度 1.8倍(787人÷443人) 1.8倍(1,387人÷772人)

※いずれも受験者数÷合格者数で計算。

倍率は、過去の競争状況を知るための参考値です。総合型選抜は試験の内容も一般選抜と違うため、倍率だけで合格の可能性は判断できません。

学部別では理工学部の倍率が1.3倍で、ほかの学部(1.8〜2.0倍)より低くなりました。物質創成化学科と機械科学科は、受験者が募集人員を下回っています。前年度と比べると人文社会科学部の倍率も下がり、社会経営課程は2.1倍から1.7倍、文化創生課程は2.5倍から2.2倍になりました。

出典:弘前大学|令和8(2026)年度 入学者選抜結果(総括)、弘前大学|令和7(2025)年度 入学者選抜結果(総括)

共通テストのボーダー・合格最低点は?

弘前大学は、総合型選抜の合格者最低点を公表していません。合格者最低点とは、実際に合格した人の中で最も低い得点のことで、合格可能性の目安として使われる「ボーダー」とは異なります。

総合型選抜Ⅱでは、共通テストだけで合否が決まるわけではありません。学部によって面接や小論文などの得点も加えて評価されるため、一般選抜のボーダー得点率をそのまま当てはめることはできません。

確認できるのは、各試験の配点と合否判定の方法です。共通テストの比重は学部で違い、医学科は1,350点中950点(約7割)、教育学部の通常の募集枠は750点中300点(4割)となっています。

そのため、共通テストの勉強を進めるとともに、志望学部の面接や小論文などの配点を確認し、必要な対策を組み合わせることが大切です。

なお、自分の得点は成績開示で確認できます。2027年度入試の成績は、2027年5月6日〜31日にインターネット出願サイトで閲覧できます(出願時に開示を希望した人のみ)。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.37〜48

弘前大学の総合型選抜の出願条件と試験内容

弘前大学の総合型選抜の出願条件と試験内容

弘前大学の総合型選抜では、評定平均だけでなく、卒業年度や出身高校の地域などの条件を確認する必要があります。学部によって試験内容や必要書類も異なるため、志望学部の情報を確認しておきましょう。

出願条件|評定平均・高卒生・地域枠

2027年度入試では、全学部で評定平均の出願条件はありません。ただし、卒業年度や出身高校の地域など、学部・学科によって個別の条件が設けられています。

主な出願条件は次のとおりです。

条件 内容
卒業年度 2021年4月以降に卒業した人と、2027年3月卒業見込みの人(理工・農学生命科学・保健学科は高専3年次修了見込みも可)
医学科の卒業年度・地域 2026年3月卒業者と2027年3月卒業見込みの人のみ。青森県内枠は青森県、北海道・東北枠は北海道・岩手・宮城・秋田・山形・福島の高校が対象
医学科の確約 卒業後9年間、青森県のキャリア形成プログラムに沿って医療に従事する
専門高校枠 社会経営課程8人、電子情報工学科4人、機械科学科2人、国際園芸農学科4人、地域環境工学科3人
国際バカロレア枠 文化創生課程3人

全学部共通で、合格したら入学を確約する専願です。特に医学科は出身高校の地域や卒業年度に制限があるため、評定平均の条件がなくても、誰でも出願できるわけではありません。

また、合格後の入学手続にも注意が必要です。入学手続を済ませると、一般選抜を受験しても合格者になれません。入学手続も辞退の手続もしない場合は、その後に弘前大学や他の国公立大学の一般選抜を受験しても、合格者として扱われません。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.9・P.26〜47

総合型選抜と他の入試の併願については、以下の記事で詳しく解説しています。

学部別の試験内容と配点

弘前大学の総合型選抜では、学部によって小論文・面接・講義レポート・実技など、異なる試験が課されます。

2027年度の試験内容と配点を確認しましょう。

学部・学科 区分 試験内容 配点
人文社会科学部 Ⅰ 小論文(800字)、個人面接(5分以内の口頭発表を含む20分程度)、出願書類 200・200・100(計500)
教育学部(音楽・美術・保健体育) Ⅰ 実技、個人面接(美術・保健体育は口頭試問を含む) 300・300(計600)
理工学部 Ⅰ 講義(45分程度)とレポート(60分)、個人面接(基礎学力の試問を含む15分程度) 200・300(計500)
農学生命科学部 Ⅰ 小論文(800字・90分)、個人面接(口頭試問を含む20分程度) 300・450(計750)
教育学部(小学校・特別支援・養護) Ⅱ 共通テスト(3教科3科目)、集団討論、個人面接、志望理由書 300・200・200・50(計750)
医学部医学科 Ⅱ 共通テスト(6教科8科目)、個人面接(25分程度)、総合論述 950・200・200(計1,350)
医学部保健学科 Ⅱ 共通テスト(6教科8科目)、小論文(800字・60分)、個人面接、出願書類 950・100・300・100(計1,450)

※小学校コースの地域志向教員枠は、独自の面接と地域志向教員志望理由書が加わり計900点です。口頭試問とは、面接の中で教科の知識を口頭で問われる試験のことを指します。

同じ総合型選抜でも、評価される内容や配点は大きく異なります。例えば農学生命科学部では個人面接が750点中450点を占めるため、小論文と並んで面接への準備が重要です。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.26〜45

出願書類と必要な準備

総合型選抜では、調査書に加えて、学習計画書や志望理由書などの提出が必要です。学部によって書類の種類や字数が異なります。

学部別の出願書類は次のとおりです。

学部 書類 字数の指定
人文社会科学部 学習計画書(自書) 1,200字(自己PR400字、志望理由と学習計画600字、卒業後の進路200字)
教育学部 志望理由書(保健体育は運動歴調査書・実技選択票も) 制限なし(A4片面1枚)
医学部医学科 志望理由書(入力して印刷)、確約書 800〜1,000字
医学部保健学科、理工学部、農学生命科学部 志望理由書(入力して印刷) 600字

全員に共通して、調査書の提出が必要です。入学検定料は17,000円となっています。

出願後は、入試区分や学科の変更、書類の内容の変更は認められません。また、総合型選抜Ⅱの受験者は、共通テストの成績請求チケットを2026年12月22日までに郵送する必要があります。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.16〜18

弘前大学の総合型選抜の日程・試験会場【2027年度】

弘前大学の総合型選抜の日程・試験会場【2027年度】

2027年度の総合型選抜は、Ⅰ・Ⅱともに2026年秋に個別試験が実施されます。出願期間と合格発表日を確認したうえで、学部別の試験会場・時間割も把握しておきましょう。

出願期間・試験日・合格発表日

2027年度の総合型選抜は、Ⅰ・Ⅱともに2026年9月から10月に出願を受け付け、10月31日・11月1日に試験が実施されます。

出願から入学手続までの日程は次のとおりです。

項目 総合型選抜Ⅰ 総合型選抜Ⅱ
出願登録・検定料の払込 2026年9月21日(月)〜10月1日(木)16時30分 同左
出願書類の受付 2026年9月24日(木)〜10月1日(木)17時(郵便必着) 同左
試験日 10月31日(土)または11月1日(日) 10月31日(土)・11月1日(日)
合格発表 11月12日(木)14時(予定) 2027年2月5日(金)14時(予定)
入学手続 2027年2月17日(水)17時必着 同左

合格発表は、弘前大学の入試特設サイトで行われます。総合型選抜Ⅱは、10〜11月の個別試験に加えて共通テストの結果も合否に使うため、合格発表が翌年2月となっています。

なお、2027年度の総合型選抜の出願期間は、2026年10月1日で終了しています。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.10・P.14〜15・P.25・P.46

学部別の試験会場と時間割

試験日は学部・学科によって異なるため、受験する学科の時間割を確認しておきましょう。

学部 試験日 試験科目と時間 試験場
人文社会科学部 文化創生10/31、社会経営11/1 小論文9:00〜10:30、個人面接11:30〜17:00 総合教育棟
教育学部(Ⅰ) 音楽・美術10/31、保健体育10/31・11/1 実技、個人面接 教育学部
理工学部 10/31 講義とレポート9:00〜11:00、個人面接12:00〜17:00 理工学部
農学生命科学部 11/1 小論文9:00〜10:30、個人面接12:00〜17:00 総合教育棟
教育学部(Ⅱ) 10/31・11/1 集団討論(10/31)、個人面接(11/1) 教育学部
医学部医学科 10/31・11/1 総合論述13:00〜15:00(10/31)、個人面接(11/1) 医学部医学科
医学部保健学科 10/31・11/1 個人面接(10/31)、小論文9:00〜10:00(11/1) 医学部保健学科

面接などの終了時間は、受験者数によって変わることがあります。教育学部の実技も専修によって時間が違うため、受験する専修の時間割を確認してください。

また、試験場と入学後に通うキャンパスの建物は同じとは限りません。受験票に記載された案内も確認しておくことが大切です。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.12〜13

弘前大学の総合型選抜の傾向と対策

弘前大学の総合型選抜の傾向と対策

弘前大学の総合型選抜では、小論文や面接、出願書類などを通じて学力・意欲・適性が評価されます。学部によって試験形式が異なるため、大学が公表している過去問や評価方法を活用して対策しましょう。

小論文・過去問の対策

弘前大学は、総合型選抜の過去の問題を入試情報サイトで公開しています。掲載は原則として過去3年分で、引用文は著作権の関係で非公表です。

学部別に、どのような資料が公開されているか確認しましょう。

学部 2026年度入試で公開されている内容
人文社会科学部(2課程) 小論文、出題の意図
医学部保健学科(5専攻) 小論文、出題の意図
農学生命科学部(5学科) 小論文、出題の意図
教育学部(小学校・特別支援) 集団討論の課題図書
理工学部 講義テーマ
医学部医学科 ケーススタディの自学自習(準備中)

小論文の対策では、公開された問題を要項と同じ字数と時間で書くことが出発点です。人文社会科学部は800字、農学生命科学部は800字・90分、保健学科は800字・60分となっています。

答案を書いたら、大学が公開している「出題の意図」と要項の評価方法を使い、問いに正しく答えているか、根拠を示して論理的に説明できているかを確認しましょう。

学部 要項に書かれた小論文の評価方法
人文社会科学部 自分の考えを的確に述べているか、論旨が明確か、日本語の文章として適切か
農学生命科学部 論理的思考力、読解力、記述能力
医学部保健学科 論理的に自分の考えや意見を論述しているか

理工学部は、講義を聞いてその場でレポートを書く形式です。2025年度は、物質創成化学科が「色調変化を利用した定量分析」、地球環境防災学科が「地震学と逆問題」でした。講義の要点を整理し、理解した内容を自分の言葉で説明する練習が役立ちます。

医学科は2027年度から「総合論述」に変わるため、過去の「ケーススタディの自学自習」とは形式が異なります。評価の観点は資料理解力、問題発見能力、論理的思考力、分析力、表現力の5つです。資料から課題を見つけ、根拠を整理したうえで結論を導く練習を進めましょう。

出典:弘前大学|過去の入試問題、弘前大学理工学部|総合型選抜Ⅰのご案内 令和8年度(2026)入学者用、弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.26〜45

学習計画書・志望理由書の書き方

学習計画書や志望理由書は、学部ごとに書く内容と評価の観点が指定されています。まず指定された項目を一つずつ埋め、大学が求める内容に答えられているか確認しましょう。

学部 書く内容(要項の指定) 評価の観点(要項より)
人文社会科学部(学習計画書) 熱心に取り組んだことを含む自己PR、志望理由と入学後の学習計画、卒業後の進路希望 アドミッション・ポリシーを理解した自己PRか、志望理由が明確で学習計画が的確か、進路希望が明確か
教育学部(Ⅱ) 教員になりたい理由(きっかけ)、多様な人と関わった主体的な活動と、その努力のプロセス 自己表現能力、教職への目的意識、教員としての適性、意欲(A〜Dの4段階)
医学部保健学科 志望理由、入学後の学習計画と卒業後の進路(これまでの経験をもとに) 学科への理解、専門分野への興味・関心、主体的に学び続ける積極性
農学生命科学部 志望理由、将来への展望、自己PR(これまでの経験をもとに) 面接の参考資料として使用

志望理由を書くときは、①志望したきっかけ、②弘前大学で学びたいこと、③卒業後に目指す姿の順に整理すると、考えをまとめやすくなります。例えば地域医療に関心がある場合は、関心を持った経験を具体的に示し、弘前大学で学びたい内容と将来の進路につなげましょう。

その際に意識したいのが、大学のアドミッション・ポリシーです。アドミッション・ポリシーとは大学が求める学生像を示した方針で、例えば人文社会科学部の社会経営課程は、人口減少など現代社会の課題解決に意欲的な人を求めています。完成後は、指定された字数や記載項目だけでなく、志望学部が求める学生像と内容が結びついているかも確認してください。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.26〜45、弘前大学|令和9(2027)年度 入学者選抜要項 P.64〜81

面接・集団討論・実技の対策

弘前大学の総合型選抜では、個人面接のほか、学部によって集団討論や実技が課されます。面接の具体的な質問内容は公表されていないため、募集要項に示された試験形式と評価の観点に合わせて準備することが大切です。

学部・学科別の試験形式と事前に準備できることは次のとおりです。

学部・学科 要項で示された形式 事前に準備できること
人文社会科学部 自己PR・志望理由・学習計画・進路を5分以内で口頭発表し、質疑応答。資料を見ながらの面接は不可 学習計画書の内容を、資料なしで5分以内に話す練習
理工学部 学科ごとに基礎学力の試問(例:電子情報工学科は数学、機械科学科は数学と英語) 志望学科の試問科目の基礎事項を確認
農学生命科学部 口頭試問(生物学科・分子生命科学科は生物基礎と化学基礎、食料資源学科はどちらか1科目) 試問科目の基礎事項を確認
教育学部 小学校コース(Ⅱ) 志望理由書の口頭プレゼンから始まる面接(20分程度)、課題図書をもとにした集団討論(30分程度) 課題図書『わかったつもり』(光文社新書)を読み、志望理由書を口頭で説明する練習
教育学部 特別支援教育専攻(Ⅱ) ロールプレイ等を含む面接、課題図書をもとにしたグループ討議と全体発表 課題図書『「不」自由でなにがわるい』を読み、要点と自分の考えを整理する(当日持参)
教育学部 養護教諭養成課程(Ⅱ) 「心と体の健康」に関するテーマで40分程度の集団討論(課題図書なし)、個人面接 心身の健康に関する身近な課題について、自分の考えを整理し、根拠とともに説明する練習
教育学部 音楽専修(Ⅰ) 共通課題・選択課題による実技、個人面接 課題の指定内容を確認し、演奏・歌唱を繰り返し練習
教育学部 美術専修(Ⅰ) 鉛筆デッサン(2時間)、美術の知識の口頭試問を含む面接(30分程度) 制限時間内でデッサンを完成させる練習と、過去3年以内に自作した作品の準備
教育学部 保健体育専修(Ⅰ) 個人面接、器械運動・陸上競技・対人競技に関する実技 選択する実技の基本技能を練習し、運動歴や教職への志望理由を説明できるようにする
医学部医学科(Ⅱ) 将来性、積極性、信頼感、自己統制、社会性を評価する面接(25分程度) 志望理由書の内容と、卒業後の進路(キャリア形成プログラム)を説明できるようにする

教育学部小学校コースの集団討論では、課題図書の内容を的確につかんでいるか、一般論ではなく自分の言葉で発言しているかなどが評価されます。一方、養護教諭養成課程では「心と体の健康」に関するテーマで討論を行い、課題図書はありません。志望する課程に合わせて準備しましょう。

面接では、志望理由書に書いた内容をそのまま暗記するのではなく、なぜ弘前大学で学びたいのか、入学後に何に取り組みたいのかを自分の言葉で伝えることが重要です。学校の教員などに協力してもらい、質問への回答を練習しておくとよいでしょう。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 学生募集要項〔総合型選抜〕 P.26〜45

総合型選抜の全体像や基本的な対策方法については、以下の記事で詳しく解説しています。

弘前大学の総合型選抜に落ちたら?

弘前大学の総合型選抜に落ちたら?

総合型選抜に合格しなかった場合も、一般選抜(前期日程・後期日程)で弘前大学を受験できます。ただし、学部によって実施する日程が異なるため、志望学部の募集状況を確認しておく必要があります。

2027年度の一般選抜の日程は、以下のとおりです。

項目 前期日程 後期日程
出願期間 2027年1月21日(木)〜2月3日(水) 同左
試験日 2月25日(木)(医学科は26日も) 3月12日(金)
合格発表 3月6日(土) 3月20日(土)

※教育学部(小学校コースを除く)と医学部は、後期日程の募集がありません。日程は2027年度入学者選抜要項に基づいています。

注意したいのは、総合型選抜Ⅱの合格発表(2月5日)が、一般選抜の出願締切(2月3日)より後になることです。Ⅱの受験者は、合否を知る前に一般選抜へ出願するかを決める必要があります。

一方、総合型選抜Ⅰは11月12日に合格発表があるため、結果を見てから一般選抜の準備を進められます。不合格だった場合に備え、共通テストや一般選抜で必要になる科目の勉強を続けておくことも大切です。

出典:弘前大学|令和9(2027)年度 入学者選抜要項 P.14

総合型選抜に落ちた後の進路や受験対策については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ 弘前大学の総合型選抜は出願条件を確認して対策しよう

まとめ|弘前大学の総合型選抜は出願条件を確認して対策しよう

弘前大学の総合型選抜は、2027年度の志願倍率が2.0倍です。2026年度の実質倍率は1.8倍で、一般選抜(前期日程)と近い水準でした。

ただし、学科ごとの倍率には大きな差があり、試験内容も学部によって異なります。2027年度は医学科の評定条件の廃止や枠別の合否判定方法の変更など、重要な変更点もあるため、志望学部の出願条件を確認しておきましょう。

合格を目指すには、大学が公開している過去問と募集要項の評価方法を参考にしながら、小論文・面接・志望理由書など、学部ごとの試験形式に合わせた準備を進めることが大切です。

執筆者プロフィール

塾選ジャーナル編集部のサムネイル画像
編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

冬期講習早トクキャンペーン:要エントリー・11月30日まで!2つの塾の体験授業参加&入塾で全員にAmazonギフトカード最大20,000円分プレゼント+100名様に図書カードが当たる
目的や性格について回答するだけ!簡単10秒!ぴったりの塾を診断
塾選で塾を探す