【2027年度】福岡大学の総合型選抜|倍率・出願条件・評定・小論文対策
福岡大学の総合型選抜を受けたいけど、倍率はどのくらい?評定の条件は?試験内容は?と気になることも多いですよね。
2026年度の倍率は3.4倍で、一般選抜(前期日程)の3.6倍に近い水準でした。学科ごとに見ると、志願者が10人以上の学科でも1.4倍から8.4倍まで差があります。
法・経済・商・スポーツ科学部は評定の条件がなく、全学部とも、合格したら必ず入学する専願制です。
この記事では、出願条件、学科別の倍率、選考方法、日程、対策、落ちたときの選択肢を、大学の公式データをもとに解説します。
編集部
塾選ジャーナル編集部
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
目次
福岡大学の総合型選抜とは?【2027年度】

福岡大学の総合型選抜は、6学部と商学部第二部で実施される自己推薦型の入試です。対象は、法・経済・商・理・工・スポーツ科学部と商学部第二部。人文・医・薬学部では、本記事で扱う総合型選抜を実施していません。
選考は一次選考と二次選考の2段階で、Ⅰ期・Ⅱ期のような複数回の募集はありません。
他大学への出願自体は制限されていませんが、福岡大学に合格した場合は入学が条件です。専願と併願の違いについては、以下の記事で詳しく解説しています。
総合型選抜の基本的な仕組みについては、以下の記事で詳しく解説しています。
福岡大学の総合型選抜の出願条件・評定平均

福岡大学の総合型選抜では、学部によって出願条件が異なります。法・経済・商・スポーツ科学部には評定平均の条件がありませんが、理学部と工学部では指定科目の評定や活動実績などが必要です。
まずは、学部別の条件を一覧で確認しましょう。
| 学部 | 評定の条件 | 高卒生の出願 | その他の条件 |
|---|---|---|---|
| 法学部 | なし | 可 | なし |
| 経済学部 | なし | 可 | なし |
| 商学部 | なし | 不可(2027年3月卒業見込みのみ) | 指定の資格が必須 |
| 商学部第二部 | なし | 2023年3月以降の卒業者は可 | 指定の資格が必須 |
| 理学部 | 学科ごとに指定科目3.8以上など | 2026年3月卒業者は可 | 学科により探究活動の経験でも出願可 |
| 工学部 | 数学・理科3.5以上など | 2026年3月卒業者は可 | 資格・活動実績など |
| スポーツ科学部 | なし | 可 | 競技スポーツに積極的に取り組んだ者 |
※評定は、調査書の「学習成績の状況」のことです。
表のとおり、評定平均に条件がない学部でも、商学部のように資格の取得が必要なケースがあります。理学部・工学部については学科別の要件も確認してください。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.4、7、10〜12、16〜17、23〜24、27)
商学部・商学部第二部で必要な資格
商学部・商学部第二部は、指定の資格を1つ以上持っていることが出願の条件です。英語では、英検®準2級以上、TOEIC L&R 520点以上などが対象となります。
このほか、日商簿記3級以上、ITパスポート、漢検2級以上、数検2級以上なども対象に含まれます。
一次選考では、資格を5分野(簿記・商業・情報処理・英語・その他)に分け、分野ごとの最上位の資格を点数化して加算します。そのため、異なる分野の資格を複数取得している場合は、評価の対象が増える仕組みです。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.10〜13)
理学部・工学部の評定と活動条件
理学部では、学科によって必要な評定と探究活動の条件が異なります。
応用数学科と社会数理・情報インスティテュートは、数学の学習成績の状況が3.8以上であることが条件です。
物理科学科と化学科は、次のいずれかを満たせば出願できます。
- 物理科学科:物理基礎・物理の評定平均3.8以上、または理数系の課外活動・探究活動に主体的に取り組んだ経験がある
- 化学科:化学基礎・化学の評定平均3.8以上、または理数系の課外活動・探究活動に主体的に取り組んだ経験がある
地球圏科学科は、指定された理科科目の評定平均が3.8以上、または3.5以上で理数系の課外活動・探究活動に主体的に取り組んだ経験があることが条件です。
物理科学科・化学科・地球圏科学科で、課外活動・探究活動の経験を条件として出願する場合は、それを証明する資料も提出します。
工学部は、主に次の2つの出願条件があります。
- 数学・理科の評定3.5以上で、高度な資格や顕著な活動実績などがある
- 全体の評定4.0以上で、数学と物理の評定がそれぞれ4.3以上ある
ただし、化学システム工学科は物理以外の指定理科科目でも出願できる場合があります。また、専門高校の工業に関する学科から出願する場合は、別の要件が設けられています。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.16〜17、21、23〜24)
福岡大学の総合型選抜の倍率・難易度

2026年度の福岡大学の総合型選抜は、志願者704人に対して合格者207人で、倍率は3.4倍でした。志願者のおよそ3〜4人に1人が合格した計算です。
ほかの入試方式や全国の私立大学と比較すると、次のようになります。
| 比較対象 | 倍率 |
|---|---|
| 福岡大学 総合型選抜(2026年度) | 3.4倍 |
| 福岡大学 一般選抜・前期日程(2026年度) | 3.6倍 |
| 福岡大学 一般選抜・系統別日程(2026年度) | 4.8倍 |
| 福岡大学 学校推薦型選抜・A方式(2026年度) | 2.9倍 |
| 全国の私立大学の総合型選抜(2025年度) | 1.9倍 |
※倍率はすべて「志願者数÷合格者数」で計算し直した値です(小数第2位を四捨五入)。大学公表の競争率とは計算方法が異なる場合があります。全国の数字は、私立大学の志願者289,842人・合格者149,783人から計算しました。
※福岡大学の総合型選抜の数値には、アスリート特別選抜の実績は含まれていません。
出典:福岡大学|令和8年度 一般選抜入試結果・学校推薦型選抜等入試結果、文部科学省|令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況
総合型選抜の倍率は、学内の一般選抜(前期日程)に近い水準で、全国の私立大学の総合型選抜を上回りました。
志願者は2024年度の529人から、2025年度629人、2026年度704人と3年続けて増加しています。倍率も2024年度2.5倍、2025年度3.0倍、2026年度3.4倍と上昇しました。
2027年度は、一次志願者が671人、一次合格者が255人でした。最終結果は2026年11月1日に発表されます。
出典:福岡大学|令和7年度 入試状況表・令和6年度 学校推薦型選抜等状況表、福岡大学|令和9年度 総合型選抜 状況表
2026年度の学科別倍率・合格率
2026年度の総合型選抜は、学科によって倍率に大きな差がありました。志願者が10人以上の学科では1.4倍から8.4倍まで幅があり、倍率が高かったのは、健康運動科学科の8.4倍、建築学科の7.7倍、経済学科の5.2倍です。
学科別の募集人員・志願者数・合格者数を確認してみましょう。
| 学部 | 学科 | 募集人員 | 志願者 | 一次合格 | 最終合格 | 倍率 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 | 法律学科 | 15 | 66 | 18 | 18 | 3.7倍 | 27% |
| 法学部 | 経営法学科 | 7 | 30 | 10 | 10 | 3.0倍 | 33% |
| 経済学部 | 経済学科 | 10 | 125 | 44 | 24 | 5.2倍 | 19% |
| 経済学部 | 産業経済学科 | 5 | 44 | 19 | 11 | 4.0倍 | 25% |
| 商学部 | 商学科 | 5 | 68 | 22 | 17 | 4.0倍 | 25% |
| 商学部 | 経営学科 | 5 | 54 | 20 | 15 | 3.6倍 | 28% |
| 商学部 | 会計専門職プログラム(経営学科) | 3 | 24 | 13 | 11 | 2.2倍 | 46% |
| 商学部 | 貿易学科 | 3 | 17 | 13 | 11 | 1.5倍 | 65% |
| 商学部第二部 | 商学科 | 5 | 20 | 18 | 14 | 1.4倍 | 70% |
| 商学部第二部 | 会計専門職プログラム(商二部)※ | 2 | 5 | 4 | 3 | 1.7倍 | 60% |
| 理学部 | 応用数学科※ | 2 | 6 | 3 | 2 | 3.0倍 | 33% |
| 理学部 | 社会数理・情報インスティテュート※ | 若干名 | 3 | 2 | 2 | 1.5倍 | 67% |
| 理学部 | 物理科学科※ | 2 | 0 | 0 | 0 | - | - |
| 理学部 | 化学科※ | 2 | 8 | 4 | 3 | 2.7倍 | 38% |
| 理学部 | 地球圏科学科※ | 2 | 4 | 3 | 3 | 1.3倍 | 75% |
| 工学部 | 機械工学科※ | 2 | 8 | 8 | 6 | 1.3倍 | 75% |
| 工学部 | 電気工学科※ | 3 | 3 | 3 | 3 | 1.0倍 | 100% |
| 工学部 | 電子情報工学科※ | 2 | 4 | 2 | 2 | 2.0倍 | 50% |
| 工学部 | 化学システム工学科※ | 3 | 4 | 4 | 4 | 1.0倍 | 100% |
| 工学部 | 社会デザイン工学科※ | 2 | 7 | 5 | 5 | 1.4倍 | 71% |
| 工学部 | 建築学科 | 2 | 23 | 4 | 3 | 7.7倍 | 13% |
| スポーツ科学部 | スポーツ科学科 | 35 | 139 | 54 | 35 | 4.0倍 | 25% |
| スポーツ科学部 | 健康運動科学科 | 5 | 42 | 13 | 5 | 8.4倍 | 12% |
※倍率=志願者数÷最終合格者数(小数第2位を四捨五入)、合格率=最終合格者数÷志願者数(整数%)。
※の学科は志願者が10人未満です。1人の差で倍率が大きく動くため、参考値として見てください。商学部の合格者数には、第二・第三志望での合格者を含みます。
倍率は、難しさを判断する材料の1つです。選考方法は学科ごとに違うため、後述する選考内容とあわせて確認しましょう。
なお、2027年度は工学部の機械工学科と社会デザイン工学科で、募集人員が2人から3人に増えました。
他大学の総合型選抜の倍率については、以下の記事で詳しく解説しています。
一次選考と二次選考の合格率
2026年度は、一次選考の通過率が41%、二次選考の合格率が72%でした。不合格者の多くは、一次選考で決まっています。
法学部は、2024〜2026年度の3年間、一次合格者の全員が最終合格しました。法律学科は22人→19人→18人、経営法学科は12人→10人→10人です。
ただし、これは過去の実績です。二次選考でも面接と書類で総合的に評価されるため、一次合格後も対策を続ける必要があります。
一方、経済学科では二次選考でも不合格者が出ています。2026年度は一次合格者44人のうち24人、2025年度は62人のうち24人が最終合格しました。
出典:福岡大学|令和7年度 学校推薦型選抜等状況表・令和6年度 学校推薦型選抜等状況表、福岡大学|令和8年度 学校推薦型選抜等入試結果
商学部の第二・第三志望と倍率の注意点
商学部では、第一志望に加えて、第二・第三志望の学科を書いて出願できます。第二・第三志望で合格した場合も、入学が条件です。
2026年度は、第二志望で8人、第三志望で4人が合格しました。そのため、学科別の倍率は、第一志望者だけの競争状況を示す値ではありません。
第二志望として選べる学科は、次のとおりです。
| 第一志望 | 第二志望にできる学科 |
|---|---|
| 商学科 | 経営学科・貿易学科・商学部第二部 商学科 |
| 経営学科 | 商学科・貿易学科・商学部第二部 商学科 |
| 貿易学科 | 商学科・経営学科・商学部第二部 商学科 |
| 会計専門職プログラム(経営学科) | 経営学科・商学部第二部 商学科・会計専門職プログラム(商二部) |
※第三志望は、商学部第二部 商学科に限り出願できます。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.11〜12)
福岡大学の総合型選抜の学部別選考方法

福岡大学の総合型選抜では、一次選考・二次選考ともに学部によって試験内容が異なります。一次選考で来学が必要なのは、法学部と経済学部だけです。
まずは、学部別の選考方法を比較してみましょう。
| 学部 | 一次選考 | 二次選考 |
|---|---|---|
| 法学部 | 小論文(80点)、グループディスカッション(80点)、書類(50点) | 面接、書類 |
| 経済学部 | 小論文(60分・段階評価)、書類 | 面接、書類 |
| 商学部・商学部第二部 | 書類審査(資格・活動・調査書を点数化) | 面接、小論文(50分)、書類 |
| 理学部 | 書類(応用数学科などは課題動画、地球圏科学科は課題レポート) | 面接(口頭試問を含む)。学科によりプレゼンテーション、セミナーと確認テスト |
| 工学部 | 書類審査 | 専門分野の小論文(60分)と面接。建築学科はスケッチに関する面接 |
| スポーツ科学部 | 書類審査 | スポーツ科学科は体育実技と面接、健康運動科学科はグループディスカッションと面接 |
※口頭試問は、面接の中で教科の知識などを口頭で問う形式です。
法学部・経済学部は一次選考で小論文を受験するのに対し、商学部・工学部などは二次選考で小論文が課されます。理学部では、学科ごとに課題動画・プレゼンテーション・確認テストなど、選考内容が大きく異なる点にも注意が必要です。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.5、8、13、17〜18、24、28)
福岡大学の総合型選抜の日程・出願方法【2027年度】

出願期間・試験日・合格発表日
2027年度の総合型選抜は、一次選考の出願期間が2026年9月1日〜7日、最終合格発表が11月1日です。
一次選考に合格した人は、二次選考にあらためて出願する必要があります。学部によって二次選考の出願期間が違うため、合格発表後の手続きを確認しておきましょう。
| 項目 | 法・経済・商・商二・理・工学部 | スポーツ科学部 |
|---|---|---|
| 一次選考の出願期間 | 9月1日(火)〜9月7日(月) | 同左 |
| 一次選考 | 法・経済:9月19日(土)/その他:書類審査 | 書類審査 |
| 一次合格発表 | 10月2日(金) | 10月1日(木) |
| 二次選考の出願期間 | 10月2日(金)〜10月8日(木) | 10月1日(木)〜10月5日(月) |
| 二次選考(2次試験) | 10月10日(土) | 10月7日(水) |
| 最終合格発表 | 11月1日(日) | 同左 |
| 入学申込金の締切 | 12月23日(水) | 同左 |
※日付はすべて2026年です。
入学検定料は、一次選考が10,000円、二次選考が22,000円です。一次合格者は、それぞれの出願期間内に二次選考の出願登録と検定料の納入を済ませる必要があります。
試験場は福岡大学(七隈キャンパス)です。試験時間や集合場所は受験票で指定されるため、事前に確認してください。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.5、8、13、20、25、28、31、39)
出願書類と手続き上の注意点
全学部で、調査書と自己推薦書が必要です。法・理・工・スポーツ科学部は志望理由書、商学部は資格取得証明書と活動歴報告書も提出します。
また、スポーツ科学科では、実績の有無にかかわらず「スポーツ実績証明書」を全員が提出する必要があります。健康運動科学科は対象外です。
出願書類は、簡易書留・速達で郵送します。締切日の消印まで有効で、大学窓口への持参はできません。
入学検定料の納入後は、学部・学科を原則として変更できません。ただし、特別な理由があり、締切日の16時までに申し出た場合には例外が認められることがあります。
提出書類に剽窃や虚偽の記載があった場合は、不正行為として扱われます。入学後に判明した場合も、入学を取り消すことがあります。
なお、アスリート特別選抜は、大学の区分では総合型選抜の一種ですが、この記事で扱う総合型選抜とは別の要項で実施されます。本記事に掲載した倍率などの数値には、アスリート特別選抜の実績を含みません。
スポーツ科学部は、総合型選抜とアスリート特別選抜を併願できない点にも注意してください。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.5、14、21、25、27、29、33〜35)、福岡大学|令和9年度 アスリート特別選抜入学試験要項
福岡大学の総合型選抜の傾向と対策

小論文の過去問と対策
福岡大学は、総合型選抜の小論文の問題を2025年度・2026年度の2年分公開しています。対象は法・経済・商学部と工学部の5学科で、解答例はありません。
2026年度の主な出題形式と練習のポイントをまとめました。
| 学部 | 2026年度の出題形式 | 練習のポイント |
|---|---|---|
| 法学部 | 死刑制度に関する2つの文章を読み、40字以内の説明と、字数指定のない意見論述 | 2つの文章の主張と理由を整理してから、自分の意見を書く |
| 経済学部 | コミュニティーバスの収支計算と、約800字の論述(60分) | 計算の結果を、論述の根拠として使う |
| 商学部・商学部第二部 | 自動運転と、円高・円安について、それぞれ約400字(50分) | 2つのテーマを時間内に書き分ける |
| 工学部 機械工学科 | 高齢者の困りごとを機械工学で解決する提案(約800字・60分) | 小論文の内容を、面接の口頭試問で説明できるようにする |
まずは公開されている過去問を、本番と同じ時間で書いてみましょう。
法学部の要項には、他人の意見を的確に理解し、自分の意見を形成して表現する力を見ると書かれています。小論文では課題文を正しく読み取り、根拠を示しながら自分の考えを説明する練習が重要です。
工学部の電子情報工学科と社会デザイン工学科は、図表や文章資料を読み取り、要点を踏まえて論述する力を評価すると明記しています。資料から読み取れる事実と自分の意見を分けて書く練習をしておきましょう。
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.4、24)
志望理由書・自己推薦書の書き方
書類は、要項と所定用紙で指定された項目をすべて埋めることが出発点です。提出書類は二次選考の面接でも評価に使われるため、書いた内容を自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。
学部別に指定されている内容と、準備のポイントをまとめました。
| 学部 | 指定されている内容 | 準備すること |
|---|---|---|
| 法学部 | 自己推薦書:勉学・課外活動、個性・特性(1,000字以上)。志望理由書:志望理由、入学後の勉学計画・進路希望(1,000字以上) | 入学後に学びたい分野と、将来の進路を結びつけて書く |
| 経済学部 | 自己推薦書:毎日の学習、課題発見・協働の経験、高校生活での経験(自己PR)、自己分析、志望理由(入学後の学修計画・卒業後の進路を含む)の5項目 | 5項目それぞれについて、具体的な経験や考えを整理する |
| 商学部 | 自己推薦書:資格取得や活動のために払った努力(自筆・ペン書き) | 資格を取るまでの過程と工夫を書く |
| 理学部・工学部 | 自己推薦書、志望理由書(学科ごとの所定用紙) | 探究活動や資格の内容を、必要な証明資料とあわせて示す |
出典:福岡大学|令和9年度 総合型選抜入学試験要項(P.5、14、21、25)、福岡大学|総合型選抜(経済学部)自己推薦書
経済学部の自己推薦書は5項目で構成されています。最初の4項目は、要項の趣旨にある「学力の三要素」を意識した内容といえます。 知識・技能、思考力・判断力・表現力、主体性・協働性を、具体的な経験を通じて伝えることが大切です。
5番目の志望理由では、なぜその学科で学びたいのかに加えて、入学後の学修計画や卒業後の進路も記入します。自己PRだけで終わらせず、これまでの経験と大学での学び、将来の目標を結びつけて書きましょう。
面接・グループディスカッション・口頭試問の対策
面接は全学部の二次選考で行われます。理学部と工学部の面接には口頭試問が含まれ、問われる範囲が要項に書かれています。
主な内容を学科別に確認しましょう。
| 学部・学科 | 要項に書かれている内容 |
|---|---|
| 応用数学科・社会数理・情報インスティテュート | 課題動画と、関連する高校数学の基礎的な内容 |
| 物理科学科 | プレゼンテーションの内容と、物理・数学の基礎学力(各10分程度) |
| 化学科 | セミナー(60分)の振り返りと化学の基礎学力。確認テスト(40分)あり |
| 地球圏科学科 | 課題レポート・プレゼンテーション(8分)の内容と、高校理科の基礎学力(面接7分) |
| 工学部(建築学科以外) | 二次選考の小論文試験の内容 |
| 建築学科 | 当日持参するスケッチの内容 |
口頭試問の範囲が決まっている学科は、提出した課題と関連する教科の基礎を復習しておきましょう。面接の具体的な質問内容は、大学から公表されていません。
また、法学部ではグループディスカッションが小論文と同じ80点で評価されます。健康運動科学科でも二次選考でグループディスカッションが行われるため、口頭で意見を伝える練習が必要です。
グループディスカッションでは、自分の意見を述べるだけでなく、ほかの受験者の発言を聞き、理由を示しながら意見を交換する練習をしておきましょう。学校の教員や友人に協力してもらい、制限時間内で議論を進める練習も有効です。
福岡大学の総合型選抜に落ちたら?次の選択肢

福岡大学の総合型選抜に落ちた場合は、学校推薦型選抜や一般選抜で再挑戦できます。
2027年度は、総合型選抜の最終合格発表日である11月1日から、学校推薦型選抜(A方式)の出願が始まります。一般選抜は12月18日から出願可能です。
主な入試方式と日程を一覧で確認しましょう。
| 入試 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 学校推薦型選抜(A方式) | 2026年11月1日〜11月10日 | 11月29日 | 12月9日 |
| 一般選抜(系統別日程) | 2026年12月18日〜2027年1月12日 | 2月2日 | 2月23日 |
| 一般選抜(前期日程) | 2026年12月18日〜2027年1月12日 | 2月3日〜6日、11日 | 2月23日 |
| 共通テスト利用型(Ⅰ期) | 2026年12月18日〜2027年1月12日 | 共通テスト(1月16日・17日) | 2月23日 |
| 共通テスト利用型(Ⅱ期) | 2026年12月18日〜2027年1月20日 | 共通テスト(1月16日・17日) | 2月23日 |
| 後期日程・共通テスト利用型(Ⅲ期) | 2027年2月15日〜2月25日 | 後期:3月4日/共通テスト利用型:1月16日・17日 | 3月13日 |
※学校推薦型選抜(A方式)のスポーツ科学部・実技型は、11月26日(木)に試験が実施されます。
※一般選抜の系統別日程は医学部医学科以外の日程です。前期日程のスポーツ科学部・実技型など、一部の方式では試験日が異なります。
※一般選抜の日程は、大学公式ページに掲載された2027年度の情報です。出願前に最新の入学試験要項を確認してください。
出典:福岡大学|令和9年度 学校推薦型選抜入学試験要項、福岡大学|一般選抜、福岡大学|学校推薦型選抜
学校推薦型選抜(A方式)に出願できる条件
学校推薦型選抜(A方式)は、出身高校の校長の推薦が必要です。英語・国語などの個別試験2科目と面接で選考し、商学部第二部を除いて専願制となっています。
出願できる卒業年度や評定平均の条件も、学部によって異なります。
| 条件 | 内容 |
|---|---|
| 卒業年度 | 原則として2027年3月卒業見込み。商学部第二部・理・工・医学科・薬・スポーツ科学部は2026年3月卒業者も可 |
| 評定 | 法学部・看護学科・薬学部・スポーツ科学部(科目型)は3.5以上、スポーツ科学部(実技型)は3.0以上、医学科は3.7以上。人文・経済・商・商学部第二部・理・工学部は条件なし |
※工学部では、前年度に総合型選抜・学校推薦型選抜(A方式)を受験した学科に、翌年度は出願できません。
出典:福岡大学|令和9年度 学校推薦型選抜入学試験要項(P.5〜6)
なお、一般選抜の共通テストを使う方式では、英検®などの成績によって、共通テストの英語に20点または40点が加点されます。英検®は2級合格で20点、準1級以上の合格で40点です。
ただし、2024年4月以降に4技能すべてを受験した成績に限られ、証明書の提出が必要です。 加点を利用する場合は、有効期間と提出書類も忘れずに確認しましょう。
英検®の級ごとの目安については、以下の記事で詳しく解説しています。
総合型選抜に落ちたあとの動き方については、以下の記事で詳しく解説しています。
まとめ 福岡大学の総合型選抜は条件と選考内容を確認しよう

福岡大学の総合型選抜は、学部ごとに出願条件と選考方法が大きく異なります。評定の条件がない学部もあれば、資格や科目の評定が必要な学部もあるため、まずは志望学科の募集要項を確認することが大切です。
2026年度は、不合格者の多くが一次選考で決まりました。出願条件を満たしているか確認したうえで、公開されている小論文の過去問や自己推薦書の指定項目をもとに、早めに準備を始めましょう。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
注目の塾
PR




