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【2027年度】立教大学の総合型選抜は難しい?評定・英検®の条件と学科別倍率

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大学受験
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立教大学の総合型選抜を受験したいけど、募集要項は?倍率はどのくらい?出願条件は?と気になることも多いですよね。

立教大学で総合型選抜にあたる入試の一つが「自由選抜入試」です。2026年度の倍率は5.1倍で、学内の一般入試(5.3倍)と近い水準でした。出願条件は学科ごとに異なり、多くの学科で評定平均値や英語資格のスコアなどが必要です。

この記事では、学科別の出願条件、倍率、試験内容と対策、2027年度の日程、併願と不合格後の選択肢を、大学公式のデータを中心に解説します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

立教大学の総合型選抜(自由選抜入試)とは?

立教大学の総合型選抜(自由選抜入試)とは?

立教大学は、総合型選抜・学校推薦型選抜にあたる入試を「特別入試」と呼び、自由選抜入試、国際コース選抜入試、アスリート選抜入試などを実施しています。この記事では、全12学部で実施される自由選抜入試を中心に解説します。

大学は、自由選抜入試を自己推薦型の入試と説明しています。公募制の推薦入試はありません。

自由選抜入試では、学部・学科(専修)ごとに出願資格・提出書類・2次選考の内容が異なります。多くの学科では、1次選考が書類選考、2次選考が面接と筆記試験などです。

総合型選抜のしくみ全体については、以下の記事で解説しています。

参考:立教大学|2027年度特別入試についてのQ&A

立教大学の総合型選抜の出願条件【2027年度】

立教大学の総合型選抜の出願条件【2027年度】

評定平均値の条件がない学科・ある学科

評定平均値の条件は、学科によって「条件なし」「3.5以上」「3.8以上」「4.0以上」に分かれます。社会学部・経済学部・異文化コミュニケーション学部には、評定平均値の条件がありません。

評定平均値の条件ごとの学部・学科は次のとおりです。

評定平均値の条件 学部・学科
条件なし 社会学部(3学科)、経済学部(3学科)、異文化コミュニケーション学部(方式A・方式B)、経営学部 方式B、文学部 ドイツ文学専修・フランス文学専修
3.5以上 現代心理学部(心理学科・映像身体学科)、スポーツウエルネス学部
3.8以上 文学部 キリスト教学科・日本文学専修・文芸・思想専修・史学科、経営学部 方式A資格Ⅰ、理学部(4学科)、法学部(3学科)、観光学部(2学科)、コミュニティ福祉学部(2学科)、環境学部
4.0以上 文学部 英米文学専修・教育学科、経営学部 方式A資格Ⅱ・資格Ⅲ

※「条件なし」は評定平均値の条件がないという意味で、英語資格などほかの出願条件は必要です。表は全体の評定平均値の条件を示しています。日本文学専修(国語4.0以上)、文芸・思想専修(国語・地歴公民4.0以上)、理学部(指定科目の履修)など、科目ごとの条件がある学科もあります。

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.13〜106)

学科別の英語資格・出願資格

評定平均値に加えて、多くの学科で英語資格のスコアが必要です。ただし、英語資格が必須ではなく、活動実績や資格などの選択条件の一つとなっている方式もあります。

2027年度自由選抜入試の主な出願条件をまとめました。

学部・学科・方式 募集人員 英語資格の基準・提出要件 そのほかの主な条件 高卒生の出願
文学部 キリスト教学科 若干名 英検®CSE1950(方式Ⅰ)/2125(方式Ⅱ) 方式Ⅰは活動実績も必要 可
文学部 英米文学専修 10人 英検®CSE2300 - 可
文学部 ドイツ文学・フランス文学専修 若干名 なし 評定・英語資格の条件なし。試験でドイツ語総合・フランス語総合から1科目を選択 可
文学部 日本文学専修・文芸・思想専修 若干名 英検®CSE1950 科目の評定条件 可
文学部 史学科 10人 英検®CSE2067 歴史・地理科目の評定4.5以上、活動実績、歴史能力検定1級のいずれか 卒業後1年以内
文学部 教育学科 若干名 スコア提出 英語の代わりにドイツ語・フランス語・中国語などの語学検定でも出願可 可
異文化コミュニケーション学部 方式A 15人 英検®CSE2300 - 現役のみ
異文化コミュニケーション学部 方式B 5人 コース別の基準 推薦書・研究計画書の提出 卒業後1年以内
経済学部(3学科) 3学科で20人 英検®CSE1950 - 可
経営学部 経営学科 方式A資格Ⅰ 10人 英検®CSE1700 スポーツ分野の全国大会等での実績 現役のみ
経営学部 経営学科 方式A資格Ⅱ 2学科で10人※ 英検®CSE1950以上は出願資格の選択肢の一つ 文化・芸術分野の実績、課外活動の実績、日商簿記1級、英検®CSE1950以上などから、いずれか一つを満たす 現役のみ
経営学部 国際経営学科 方式A資格Ⅱ 上記に含む 英検®CSE2300 英語関連の全国大会等での成績 現役のみ
経営学部 方式A資格Ⅲ 2学科で20人 英検®CSE2400 - 現役のみ
経営学部 方式B 若干名 英検®CSE2300など 国際バカロレア資格(IB Diploma)を2025年4月〜2027年3月に取得(見込み含む) 卒業後1年以内
理学部(4学科) 学部で12人 スコア提出 指定科目の評定4.5以上、大会入賞、科学コンテスト入賞などのいずれか 現役のみ
社会学部(3学科) 各5人 英検®CSE1950 - 可
法学部(3学科) 学部で8人 スコア提出 都道府県レベル以上の大会入賞、または海外の高校で2学年以上の修了 現役のみ
観光学部(2学科) 各9人 英検®CSE1950 観光に関する問題意識・将来構想など 現役のみ
コミュニティ福祉学部(2学科) 政策15人/福祉8人 スコア提出(全員) さらに資格Ⅰ(課外活動での主導的役割と成果)、資格Ⅱ(英検®CSE2300以上などの語学力)、資格Ⅲ(特別支援学校高等部での特筆すべき活動)のいずれか 現役のみ
現代心理学部 心理学科 10人 スコア提出 心理学に役立つ実績、課外活動の実績、英検®CSE2300などのいずれか 現役のみ
現代心理学部 映像身体学科 20人 スコア提出 課外の社会的活動、文化・芸術分野の実績などのいずれか 現役のみ
スポーツウエルネス学部 30人 スコア提出 スポーツ・芸術・自然環境・理系分野などの実績 卒業後1年以内
環境学部 30人 スコア提出 学術・文化・芸術、環境・社会課題の活動、スポーツなどの実績 可

※経営学部方式A資格Ⅱの募集人員「2学科で10人」は、経営学科と国際経営学科の合計です。

※英語資格は英検®以外の試験も利用でき、4技能スコアのみ有効です。出願期間の初日から遡って2年以内に受験したものが有効です。「スコア提出」は、基準点の指定がなく、スコアの提出が求められる学科です。「-」は、表に挙げた以外の主な条件がないことを示します。

※経営学科方式A資格Ⅱでは、英検®CSE1950以上は文化・芸術分野や校内外活動の実績、日商簿記1級などと並ぶ選択条件の一つです。英語スコアと活動実績の両方を必ず満たす必要があるという意味ではありません。評定平均値4.0以上などの共通条件については、別途満たす必要があります。

※高卒生の出願可否は立教大学「2027年度特別入試についてのQ&A」でも確認できます。「卒業後1年以内」は、2025年4月〜2027年3月に卒業した人が対象です。

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.13〜106、英語資格はP.107〜110)、立教大学|2027年度特別入試についてのQ&A

英検®CSEスコアは、英検®の合否とは別に出る、4技能の得点の合計です。つまり、級ではなくスコアで基準を満たしているかを確認する必要があります。

大学は、級の合否による有利・不利はないとしています。ただし、従来型の英検®は二次試験を受験したスコアが必要で、自宅受験の試験方式のスコアは使えません。

英検®の級とスコアの関係については、以下の記事で解説しています。

2027年度・2028年度の出願条件の変更点

立教大学では、2027年度と2028年度の自由選抜入試について、一部の出願資格の変更を発表しています。

2027年度:経営学部 方式Bの変更

2027年度から、経営学部方式Bでは、英語関連の全国大会・国際大会等の実績による出願資格が廃止され、英語資格・検定試験のスコアによる出願のみになりました。

英検®CSE2300以上、IELTS 5.5以上などの基準は、変更前から設けられていたものです。2027年度から新たに英語力の基準が引き上げられたわけではありません。

また、TEAP CBTが対象試験から外れたほか、TOEFL iBTの新スコア体系に対応した基準が追加されています。

参考:立教大学|2027年度自由選抜入試【経営学部】出願資格の変更について(PDF)

2028年度:異文化コミュニケーション学部 方式Bの変更

2028年度から、異文化コミュニケーション学部方式Bの出願資格のうち、国際協力専門コース(資格Ⅳ)が廃止されます。

通訳翻訳専門コース(資格Ⅰ)、英語教育専門コース(資格Ⅱ)、日本語教育専門コース(資格Ⅲ)の英語資格基準は変更されません。

例えば、通訳翻訳専門コースの英検®CSE2400以上、日本語教育専門コースの2160以上という基準は、変更前から設けられていたものです。

参考:立教大学|2028年度自由選抜入試【異文化コミュニケーション学部】出願資格の変更について(PDF)

立教大学の総合型選抜の倍率・難易度【2026年度】

立教大学の総合型選抜の倍率・難易度【2026年度】

2026年度の自由選抜入試は、志願者2,612人に対して合格者508人で、倍率は5.1倍でした。志願者のおよそ5人に1人が合格した計算です。

一般入試や大学入学共通テスト利用入試と比較すると、次のようになります。

入試区分 2026年度 2025年度
立教大学 自由選抜入試 5.1倍 4.9倍
立教大学 一般入試(2/6・8・9・12・13日程) 5.3倍 4.7倍
立教大学 大学入学共通テスト利用入試 3.7倍 3.4倍

※倍率はすべて「志願者数÷合格者数」で計算しています。立教大学は自由選抜入試の受験者数を公表していないため、一般入試も同じ方法で計算し直しています(一般入試の大学公表の実質倍率は「受験者数÷合格者数」で5.0倍)。

参考:立教大学|2026年度入試結果(PDF)、立教大学|2025年度入試結果(PDF)

自由選抜入試の倍率は、学内の一般入試と近い水準でした。ただし、出願資格も選考方法も一般入試とは異なるため、難易度が同じとはいえません。

立教大学の総合型選抜が難しい理由

立教大学の自由選抜入試が難しいといわれる理由は、出願資格を満たすだけでは合格できず、書類選考と2次選考の2段階で評価されるためです。

2026年度の倍率は全体で5.1倍でしたが、学科によって倍率も選考内容も大きく異なります。全体の倍率だけで判断せず、志望学科の出願条件と選考方法をあわせて確認する必要があります。

全学科の倍率一覧

学科ごとの倍率は、志願者10人以上の学科・方式で1.5倍から43.7倍まで幅があります。

以下は、2026年度の学科別倍率と2025年度との比較です。書類選考を実施している学科については、1次選考の通過率も掲載しています。

学部・学科 志願者数 書類選考合格者数 合格者数 倍率(2026年度) 倍率(2025年度) 書類選考の通過率
文学部            
キリスト教学科 19 6 4 4.8 2.0 32%
文学科 英米文学専修 54 30 21 2.6 2.0 56%
文学科 ドイツ文学専修 21 - 10 2.1 2.8 -
文学科 フランス文学専修 19 - 7 2.7 2.5 -
文学科 日本文学専修 40 15 6 6.7 4.3 38%
文学科 文芸・思想専修 52 10 6 8.7 5.6 19%
史学科 51 36 32 1.6 2.4 71%
教育学科 84 13 8 10.5 7.1 15%
異文化コミュニケーション学部            
方式A 252 53 25 10.1 6.0 21%
方式B 29 14 7 4.1 5.7 48%
経済学部            
経済学科 88 22 10 8.8 17.5 25%
経済政策学科 82 36 15 5.5 8.6 44%
会計ファイナンス学科 48 11 5 9.6 7.4 23%
経営学部            
経営学科 方式A資格Ⅰ 99 44 37 2.7 3.4 44%
経営学科 方式A資格Ⅱ 131 15 3 43.7 12.2 11%
国際経営学科 方式A資格Ⅱ※ 6 1 1 6.0 - 17%
経営学科 方式A資格Ⅲ 16 14 10 1.6 9.0 88%
国際経営学科 方式A資格Ⅲ 62 61 41 1.5 2.5 98%
経営学科 方式B※ 1 0 0 - 3.0 -
国際経営学科 方式B 14 7 4 3.5 1.5 50%
理学部            
数学科 13 6 2 6.5 3.0 46%
物理学科※ 6 4 3 2.0 2.0 67%
化学科 15 6 2 7.5 19.0 40%
生命理学科 28 19 9 3.1 2.3 68%
環境学部            
環境学科 192 82 59 3.3 -(新設) 43%
社会学部            
社会学科 139 21 7 19.9 15.1 15%
現代文化学科 94 16 6 15.7 10.4 17%
メディア社会学科 106 16 8 13.2 11.1 15%
法学部            
法学科 55 19 12 4.6 3.9 35%
国際ビジネス法学科 22 6 3 7.3 3.2 27%
政治学科 52 14 5 10.4 2.9 27%
観光学部            
観光学科 93 12 10 9.3 6.9 13%
交流文化学科 67 12 10 6.7 5.7 18%
コミュニティ福祉学部            
コミュニティ政策学科 88 21 15 5.9 5.5 24%
福祉学科 29 17 9 3.2 4.8 59%
現代心理学部            
心理学科 84 44 18 4.7 4.4 52%
映像身体学科 145 55 32 4.5 5.2 38%
スポーツウエルネス学部            
スポーツウエルネス学科 216 90 46 4.7 4.3 42%
合計 2,612 848 508 5.1 4.9 33%

※志願者数が10人未満の学科・方式は、1人の差で倍率が大きく動くため参考値です。ドイツ文学専修・フランス文学専修は書類選考(1次選考)がありません。合格率は「合格者数÷志願者数」で、全体では19%です。

参考:立教大学|2026年度入試結果(PDF)、立教大学|2025年度入試結果(PDF)

前年度と比べると、全体の志願者は2,124人から2,612人に増えました。この増加分には、2026年4月に開設した環境学部の192人が含まれます。学部別では、法学部政治学科の志願者が26人から52人に倍増しました。

書類選考の通過率は?

2026年度は、書類選考の対象者2,572人のうち、通過したのは848人でした。通過率は33%です。つまり、約3人に2人が面接などの2次選考に進めませんでした。

学科・方式による違いを見てみましょう。

書類選考の通過率 学科・方式(2026年度)
20%未満 経営学科 方式A資格Ⅱ(11%)、観光学科(13%)、社会学科(15%)、メディア社会学科(15%)、教育学科(15%)、現代文化学科(17%)、国際経営学科 方式A資格Ⅱ(17%)、交流文化学科(18%)など
80%以上 国際経営学科 方式A資格Ⅲ(98%)、経営学科 方式A資格Ⅲ(88%)

※通過率=書類選考合格者数÷志願者数。ドイツ文学専修・フランス文学専修を除く志願者2,572人が集計対象です。国際経営学科方式A資格Ⅱは志願者6人と少ないため、通過率の解釈には注意が必要です。

参考:立教大学|2026年度入試結果(PDF)、立教大学|2025年度入試結果(PDF)

社会学部や観光学部に加え、経営学科の方式A資格Ⅱでも書類選考の通過率が低くなっています。志望する場合は、2次選考の準備だけでなく、出願書類の作成にも時間を確保する必要があります。

経営学部は方式によって倍率が異なる

経営学科は、同じ学科でも出願する方式(資格)によって倍率が大きく違います。倍率は、出願資格とあわせて見る必要があります。

経営学科の方式ごとの主な出願資格と倍率は次のとおりです。

経営学科の方式 主な出願資格 倍率(2026年度) 倍率(2025年度)
方式A資格Ⅰ スポーツ分野の全国大会等での実績、評定3.8以上、英語資格 2.7倍 3.4倍
方式A資格Ⅱ 評定4.0以上に加え、文化・芸術分野の実績、校内外活動の実績、日商簿記1級、英検®CSE1950以上などのいずれか一つ 43.7倍 12.2倍
方式A資格Ⅲ 英検®CSE2400以上など、評定4.0以上 1.6倍 9.0倍

参考:立教大学|2026年度入試結果(PDF)、立教大学|2025年度入試結果(PDF)、立教大学|特別入試 入試要項

資格Ⅱは、2026年度に志願者が73人から131人に増え、倍率が上がりました。資格Ⅱでは、活動実績がなくても英検®CSE1950以上などの選択条件を満たせば出願できますが、評定平均値などの共通条件も必要です。

資格Ⅲは倍率が比較的低いものの、英検®CSE2400以上などの高い英語力が求められます。倍率の低さだけで、合格しやすい方式とは判断できません。

倍率が比較的低い大学の探し方については、以下の記事で解説しています。

立教大学の総合型選抜の試験内容と対策

立教大学の総合型選抜の試験内容と対策

学科別の試験内容・提出書類

2次選考では、すべての学科で面接が行われます。面接に加えて、小論文・総合問題・プレゼンテーションなどが課される学科があります。

学部・学科ごとの2次選考の内容は次のとおりです。

2次選考の内容 学部・学科
面接のみ 史学科、日本文学専修、文芸・思想専修、映像身体学科、法学部、経営学部 方式A資格Ⅰ・Ⅱ、生命理学科、環境学部、異文化コミュニケーション学部 方式B
面接+小論文(英米文学専修は英作文) キリスト教学科、英米文学専修、教育学科、異文化コミュニケーション学部 方式A、経営学部 方式A資格Ⅲ・方式B、数学科・物理学科・化学科、観光学部、心理学科(小論文は資格Ⅰの志願者)
面接+総合問題 経済学部、ドイツ文学・フランス文学専修(1次選考なし)
面接+小論文(面接で自由研究の口頭発表) 社会学部
面接(プレゼンテーション資料による口頭発表) コミュニティ福祉学部
面接+小論文+プレゼンテーション+グループディスカッション スポーツウエルネス学部

提出書類は、調査書・志望理由書が中心です。学科により、活動報告書、自由研究(社会学部)、課題作文(異文化コミュニケーション学部方式A、観光学部)、プレゼンテーション資料(コミュニティ福祉学部)が加わります。合否は、出願書類も含めて総合的に判定されます。

筆記試験の時間は、キリスト教学科・英米文学専修・ドイツ文学専修・フランス文学専修・教育学科が75分、そのほかの学部が90分です。

コミュニティ福祉学部の面接は、プレゼンテーション資料を用いた口頭発表7分と質疑応答13分です。スポーツウエルネス学部は、1日目が個別面接、2日目がプレゼンテーションとグループディスカッションです。

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.5〜6)

社会学部の自由研究・プレゼンテーション対策

社会学部では、志望理由書とあわせて提出する「自由研究」を含む出願書類が、1次選考(書類選考)の審査対象となります。

自由研究のテーマや提出形式などについて、入試要項では次のように指定されています。

項目 入試要項の指定
テーマ 社会学科:現代の社会、現代文化学科:現代の社会と文化、メディア社会学科:現代の社会とメディアに関するテーマ
含める要素 「タイトル」「研究の背景・目的・方法」「研究の結果と考察」
評価する力 「自考力」(自主的に問題を発見し、分析し、提言する力)
形式 A4判2ページ(A3判なら1ページ)。手書き・パソコン作成どちらも可。図表・グラフ・写真も可
Web出願 自由研究の内容を30字以内に要約して入力
志望理由書 2,000字程度、本人が日本語で手書き(黒または青のボールペン)
2次選考 小論文(90分)と面接。面接では、自由研究の口頭発表5分と質疑応答10分を行う

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.5〜6、P.43〜44)

面接での発表には、提出した自由研究のコピーを持ち込めますが、追加資料は持ち込めません。

要項は、研究目的を明示したうえで、独自の意見として何を主張したいのかを結論部で明確に表現するよう求めています。つまり、自由研究は「問い→調べた結果→自分の主張」が読み取れる形にまとめる必要があります。

具体的な準備としては、身近な疑問を志望学科のテーマに沿った社会の問いに置き換え、文献や統計を調べたうえで、自分の分析と主張をまとめる方法があります。

例えば、メディア社会学科を志望する場合は、SNSでの情報の広がり方などを題材に、先行研究や公的な統計資料を調べ、自分なりの問いを設定するとよいでしょう。

発表に向けては、研究の目的・方法・結論を5分で説明できるように練習し、研究テーマを選んだ理由や調査結果について質問されても答えられるように準備することが大切です。

※具体的なテーマ設定や練習方法は一般的な対策例であり、大学が推奨する研究テーマを示したものではありません。

志望理由書・活動報告書の対策

立教大学は、自由選抜入試について、学部に関連した高い能力や、学業以外の活動で秀でた個性をもつ人を、提出書類や面接などによって多面的に評価する入試と説明しています。

合否は出願書類・筆記試験・面接などを総合的に評価して決まります。大学は活動実績や英語資格の詳しい評価方法を公表していないため、特定の活動だけで合格が決まるわけではありません。

参考:立教大学|2027年度自由選抜入試 入試要項、立教大学|2027年度特別入試についてのQ&A

志望理由書の様式は学部ごとに指定されています。社会学部などでは2,000字程度で、本人が日本語で手書きします。出願前に、志望学科のページで字数と記入方法を確認してください。

活動報告書には、記載内容をすべて把握した1名の直筆の署名が必要です。3親等以内の親族の署名は認められていません。

参考:立教大学|特別入試 入試要項、立教大学|2027年度 特別入試 出願書類

対策としては、志望学科で学べる内容を大学公式サイトなどで調べ、自分の経験や活動とどうつながるかを具体的に説明できるようにしておくことが大切です。

志望理由書は、「なぜその分野を学びたいのか」「これまでの経験から何を考えたのか」「入学後に何を学びたいのか」という流れで整理すると、志望動機が伝わりやすくなります。

活動報告書では、活動の名称や成果だけでなく、自分が担当した役割、取り組んだ期間、課題に対して工夫したことなどを事実に基づいてまとめましょう。提出した内容は面接で説明できるようにしておくと安心です。

※書き方の流れは一般的な対策例です。実際の記載事項は、大学の指定書式に従ってください。

小論文・面接の対策

筆記試験の内容は学部・学科によって異なります。

英米文学専修では英作文が課され、小論文は教育学科、異文化コミュニケーション学部方式A、経営学部方式A資格Ⅲ・方式B、理学部の一部学科、社会学部、観光学部などで課されます。

英作文と小論文は別の試験のため、志望学科の過去問を使って形式を確認することが重要です。

小論文の対策では、公開されている過去問を制限時間内に解き、出題意図と照らし合わせて見直す方法があります。特に、課題文の理解、主張の根拠、文章全体の論理的なつながりを確認するとよいでしょう。

面接は、提出した志望理由書・活動報告書の内容を自分の言葉で説明できるようにすることが準備の基本です。

大学は、入試要項に記載がある場合を除き、面接の形式(個別かグループか)や時間を公表していません。

入試要項に具体的な説明があるのは、社会学部・コミュニティ福祉学部の口頭発表と質疑応答、異文化コミュニケーション学部方式Bの研究計画書を用いた面接、スポーツウエルネス学部の個別面接などです。

参考:立教大学|特別入試 入試要項、立教大学|2027年度特別入試についてのQ&A

面接の練習では、提出した書類を読み直し、志望理由や活動の内容について想定される質問を書き出しておくとよいでしょう。

例えば、「なぜ立教大学のその学科を選んだのか」「活動を通してどのような課題に直面したのか」「大学で学びたいことと、これまでの経験はどうつながるか」といった質問に、自分の言葉で答える練習ができます。

※これらは一般的な対策例であり、大学が実際に出題する質問ではありません。

過去問の入手方法と活用法

立教大学の特別入試の過去問は、大学公式サイトで公開されています。筆記試験の問題に加え、出題意図や一部科目の解答例も確認できます。

2026年度に公開されている主な資料は、次のとおりです。

学部・学科 科目 解答例
英米文学専修 英作文 なし
ドイツ文学・フランス文学専修 外国語総合 あり
教育学科、異文化コミュニケーション学部、経営学部、理学部、社会学部、観光学部、心理学科、スポーツウエルネス学部 小論文 なし
経済学部 総合科目 あり

参考:立教大学|2026年度特別入試(入試問題・出題意図・解答例)

出題意図は、大学がその問題で何を評価したいかを説明した資料です。解答例のない小論文では、出題意図が書いた答案を見直す基準になります。

学部によって評価される能力は異なるため、実際の出題意図を確認しておきましょう。

学部・学科(科目) 2026年度の出題意図(要約)
文学部 教育学科(小論文) 教育や社会などをめぐるテーマについて、読解力・論理的構成力・表現力などを評価
異文化コミュニケーション学部(小論文) 社会・文化・言語・教育などをめぐる課題文について、読解力・論理的構成力・表現力などを評価
経済学部(総合科目) 現代の政治や経済に関する知識・関心と、基礎的な数学的分析能力を問う
経営学部(小論文) 素材や枠がある程度与えられ、独創的発想・問題理解力・論理的構成力・文章表現力・知的素養などを評価
社会学部(小論文) 与えられたテーマについて、論理的構成力・文章表現力・知的素養・独創的発想などを評価
観光学部(小論文) 与えられたテーマについて、論理的構成力・分析力・文章表現力・基礎的学問知識などを評価

参考:立教大学「2026年度自由選抜入試 入試問題 出題意図」教育学科、異文化コミュニケーション学部、経済学部、経営学部、社会学部、観光学部

多くの学部で、論理的構成力と文章表現力が評価の観点に挙がっています。一方、経済学部の総合科目は、政治・経済の知識と数学的な分析力を問う点が特徴です。

そのため、経済学部を志望する場合は、文章を書く練習だけでなく、政治・経済の基礎知識や数学を使った分析にも取り組む必要があります。

立教大学の総合型選抜の日程【2027年度】

立教大学の総合型選抜の日程【2027年度】

2027年度の自由選抜入試は、2026年9月に出願を受け付け、11月に2次選考、12月に合格発表が行われる日程です。

項目 日程
Web出願 2026年9月1日(火)〜9月10日(木)
書類送付締切 2026年9月11日(金)
第1次選考 合格者発表 2026年10月30日(金)
第2次選考 2026年11月14日(土)・15日(日)
合格発表 2026年12月7日(月)
入学手続(第1次) 2026年12月14日(月)まで

Web出願の締切(9月10日)と、書類送付の締切(9月11日)は別の日です。出願に必要な手続きを期間内に終える必要があり、書類は窓口では受け付けず、郵送のみです。

2次選考は、多くの学科が11月14日です。異文化コミュニケーション学部方式Bは11月15日、スポーツウエルネス学部は2日間です。ドイツ文学・フランス文学専修は1次選考がなく、11月14日の試験のみです。

2次選考の試験会場は池袋キャンパスです。生命理学科は、11月14日・15日のどちらで受験するかを大学が指定します。

選考料は35,000円で、別にサービス利用料1,100円がかかります。

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.8、P.118)

立教大学の総合型選抜の併願ルールと不合格後の選択肢

立教大学の総合型選抜の併願ルールと不合格後の選択肢

他大学・立教大学内での併願ルール

立教大学の自由選抜入試は、他大学との併願が認められています。ただし、立教大学内の特別入試には併願できない組み合わせがあります。

立教大学での併願の可否は次のとおりです。

併願の組み合わせ 可否
自由選抜入試で複数の学科に出願 不可(1学科のみ)
自由選抜入試と一般入試・共通テスト利用入試 可
自由選抜入試と帰国生入試 不可
自由選抜入試と国際コース選抜入試 可(自由選抜入試の生命理学科、異文化コミュニケーション学部方式B、スポーツウエルネス学部は不可)
自由選抜入試と他大学 可

参考:立教大学|2027年度特別入試についてのQ&A

自由選抜入試の中では1学科しか出願できず、選考料を納入したあとは志望学科を変更できません。他大学との併願について、大学は妨げないとしたうえで、立教大学で学ぶ強い意欲が重要としています。

また、合格後の入学手続きは2回に分かれています。

第1次手続(2026年12月7日〜14日)では入学金を含む納入金を納め、第2次手続(2027年1月18日〜2月4日)では必要書類を提出します。第1次手続をしないと、第2次手続には進めません。

手続き後に入学を辞退する場合、2027年3月31日までに所定の届け出をすれば、入学金を除く納入金が返還されます。入学金は返還されません。

他大学との併願を考えている人は、合格発表日だけでなく、入学金の納入期限も確認しておきましょう。

参考:立教大学|特別入試 入試要項(2027年度自由選抜入試 入試要項 P.126〜127)

総合型選抜の併願の考え方については、以下の記事で解説しています。

不合格だった場合の一般入試・共通テスト利用入試

自由選抜入試で不合格になっても、立教大学の一般入試・大学入学共通テスト利用入試を受験できます。

2027年度の一般入試・共通テスト利用入試の日程と必要な準備は、次のとおりです。

入試区分 出願期間 試験日 必要な準備
一般入試 2027年1月6日〜1月21日 2月6日〜13日のうち、学部・学科ごとに指定された日程 英語と、学部・学科が指定する科目の対策
大学入学共通テスト利用入試 2027年1月6日〜1月15日(Web出願は15:00まで、必要書類は1月15日消印有効) 大学入学共通テストの成績で判定 学部・学科ごとの指定科目を対策。理学部は4科目型・6科目型、環境学部は3・4・6科目型など

※一般入試は、すべての学部で全試験日を選べるわけではありません。2月11日は文学部のみが対象で、理学部と環境学部の理系型は2月6日・9日の指定日程です。志望学部・学科によって受験できる日程が異なります。

※出願期間はテレメール進学サイトの2027年度情報をもとにしています。大学公式の一般入試・共通テスト利用入試要項との直接照合は未完了です。

参考:テレメール進学サイト|立教大学 2027年度一般選抜情報、立教大学|一般入試・大学入学共通テスト利用入試の案内、立教大学|2026年度入試結果(PDF)

自由選抜入試の2次選考で不合格になった場合、合格発表は12月7日です。一般入試や共通テスト利用入試の出願まで時間は限られるため、自由選抜入試の結果を待つ間も、一般選抜に必要な科目の勉強を続けておくことが大切です。

総合型選抜で不合格になったあとの動き方については、以下の記事で解説しています。

まとめ

まとめ

立教大学の自由選抜入試は、学科ごとに評定平均値・英語資格・活動実績の条件が異なります。2026年度の倍率は5.1倍で、書類選考では約3人に2人が不合格になりました。

一方で、評定平均値の条件がない学科や、英語資格と活動実績が選択条件になっている方式もあります。自分の評定や資格、これまでの活動に合った出願先を探すことが重要です。

まずは学科別の出願条件を確認し、志望学科の入試要項と過去問をもとに、必要な書類と2次選考の準備を進めましょう。併願を考えている場合は、一般入試の勉強とあわせて、合格発表日や入学手続きの期限も確認しておくと安心です。

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塾選ジャーナル編集部

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