【2027年度】横浜国立大学の総合型選抜は難しい?倍率4.6倍の内訳と共通テスト・評定
横浜国立大学の総合型選抜を受けたいけど、倍率は?共通テストは必要?出願条件は?と気になることも多いですよね。
2026年度の倍率は全体で4.6倍でした。共通テストを課す学科では、2次選抜合格者の約半数が最終合格に至りませんでした。評定の条件があるのは教育学部(3.5以上)だけで、全学部が専願です。
この記事では、学科別の倍率、試験内容と共通テスト、2027年度の日程と出願書類、英語外部試験、対策、不合格の場合の選択肢を解説します。
編集部
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目次
横浜国立大学(横国)の総合型選抜とは?

横浜国立大学(横国)の総合型選抜は、教育学部・経済学部・理工学部・都市科学部の4学部で実施されています。経営学部は総合型選抜を実施しておらず、学校推薦型選抜のみです。
総合型選抜は、書類や面接などで意欲や適性を多面的に評価する入試です。
総合型選抜の仕組みや対策については、以下の記事で解説しています。
横浜国立大学の基本情報は、横浜国立大学の大学情報で確認できます。
実施学部と募集人員【2027年度】
2027年度の総合型選抜は、4学部で実施されます。ただし、共通テストが必要かどうかは学部・学科によって異なります。
実施学部と募集人員は次のとおりです。
| 学部 | 学科・教育プログラム(EP) | 募集人員 | 共通テスト |
|---|---|---|---|
| 教育学部 | 学校教員養成課程(地域教員希望枠36人・専門領域枠64人) | 100人 | 課さない |
| 経済学部 | 経済学科 | 15人 | 課す |
| 理工学部 | 材料工学EP | 8人 | 課す |
| 理工学部 | 海洋空間のシステムデザインEP | 10人 | 課す |
| 都市科学部 | 都市社会共生学科 | 28人 | 課す |
| 都市科学部 | 建築学科 | 7人 | 課さない |
| 都市科学部 | 都市基盤学科 | 10人 | 課す |
| 都市科学部 | 環境リスク共生学科 | 10人 | 課す |
※EPは「教育プログラム」の略で、理工学部の学科内の専攻の単位です。
教育学部と都市科学部の建築学科は共通テストを課さず、書類・小論文・実技・面接などによって合否を決定します。一方、経済学部、理工学部、都市科学部の一部学科では、共通テストの成績も最終選抜に使用されます。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.33〜48
出願条件(評定・専願・併願)
評定の条件があるのは教育学部だけです。全学部で、合格したら入学を確約すること(専願)が出願の要件です。
学部・学科ごとの出願条件は次のとおりです。
| 学部・学科 | 評定 | 主な要件・併願の制限 |
|---|---|---|
| 教育学部 | 全体の学習成績の状況3.5以上 | 教員就職の希望、高大接続活動の証明。地域教員希望枠と専門領域枠は併願可(枠ごとに入学検定料が必要) |
| 経済学部 | 条件なし | 英語外部試験の成績提出。他の総合型選抜・学校推薦型選抜との併願は不可 |
| 理工学部 | 条件なし | 指定の共通テスト科目を受験 |
| 都市社会共生学科・環境リスク共生学科 | 条件なし | 指定の共通テスト科目を受験。都市科学部の帰国生徒選抜との併願は不可 |
| 建築学科・都市基盤学科 | 条件なし | 数学Ⅰ・Ⅱ・Ⅲ・A・B・Cをすべて履修。都市科学部の帰国生徒選抜との併願は不可 |
※「全体の学習成績の状況」は、いわゆる評定平均のことです。都市基盤学科は、指定の共通テスト科目の受験も要件です。各学部の基礎資格には高校を卒業した人が含まれており、高卒生も出願できます(理工学部の要項には明記)。
経済学部の総合型選抜は、他大学を含む総合型選抜・学校推薦型選抜との併願を一切認めていません。
総合型選抜の併願については、以下の記事で解説しています。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.33・37・39〜48、横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.10、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.4
【2026年度】学科別の倍率と難易度

学科別の倍率・合格率
2026年度の総合型選抜は、受験者841人に対して最終合格者182人で、倍率は4.6倍、合格率は22%でした。学科別の倍率は2.6倍から7.9倍まで幅があります。
2026年度の学科別の倍率・合格率は次のとおりです。
| 学部 | 学科・区分 | 募集人員 | 志願者数 | 受験者数 | 最終合格者数 | 倍率 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 教育学部 | 学校教員養成課程(地域教員希望枠) | 36人 | 217人 | 215人 | 37人 | 5.8倍 | 17% |
| 教育学部 | 学校教員養成課程(専門領域枠) | 64人 | 276人 | 275人 | 60人 | 4.6倍 | 22% |
| 経済学部 | 経済学科 | 15人 | 69人 | 69人 | 16人 | 4.3倍 | 23% |
| 理工学部 | 材料工学EP | 8人 | 21人 | 21人 | 3人 | 7.0倍 | 14% |
| 理工学部 | 海洋空間のシステムデザインEP | 10人 | 31人 | 31人 | 12人 | 2.6倍 | 39% |
| 都市科学部 | 都市社会共生学科 | 28人 | 111人 | 111人 | 28人 | 4.0倍 | 25% |
| 都市科学部 | 建築学科 | 7人 | 56人 | 55人 | 7人 | 7.9倍 | 13% |
| 都市科学部 | 都市基盤学科 | 10人 | 30人 | 30人 | 9人 | 3.3倍 | 30% |
| 都市科学部 | 環境リスク共生学科 | 10人 | 34人 | 34人 | 10人 | 3.4倍 | 29% |
| 大学計 | 188人 | 845人 | 841人 | 182人 | 4.6倍 | 22% |
※倍率=受験者数÷最終合格者数、合格率=最終合格者数÷受験者数。受験者数は第1次選抜の受験者数(書類選抜の場合は志願者数)です。
出典:横浜国立大学|令和8年度(2026年度)横浜国立大学総合型選抜実施状況
倍率が3倍台以下だったのは、海洋空間のシステムデザインEP(2.6倍)、都市基盤学科(3.3倍)、環境リスク共生学科(3.4倍)です。3つとも共通テストを課す学科のため、倍率が低くても共通テストの準備は欠かせません。
比較のため、2026年度の一般選抜は大学全体で3.1倍、令和7年度の国立大学の総合型選抜は3.2倍でした。ただし、受験者層や選抜方法が違うため、倍率の比較だけで難易度の高低は判断できません。
※文部科学省の倍率は志願者数÷合格者数です。横国の総合型選抜も志願者数で計算し直すと845人÷182人で4.6倍でした。
出典:横浜国立大学|令和8年度(2026年度)横浜国立大学一般選抜実施状況、文部科学省|令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況
【独自分析】2次選抜合格者の約半数が最終合格に至らなかった
共通テストを課す6学科・EPでは、2026年度の2次選抜合格者152人のうち、最終合格者は78人(51%)でした。わかりやすくいうと、面接を通過した人のおよそ2人に1人が最終合格に届かなかったということです。
共通テストを課す6学科・EPの選抜段階別の人数は次のとおりです。
| 学科・EP | 1次受験者数 | 1次合格者数 | 2次合格者数 | 最終合格者数 | 2次合格者のうち最終合格 |
|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 69人 | 32人 | 28人 | 16人 | 57% |
| 材料工学EP | 21人 | 16人 | 10人 | 3人 | 30% |
| 海洋空間のシステムデザインEP | 31人 | 31人 | 23人 | 12人 | 52% |
| 都市社会共生学科 | 111人 | 86人 | 54人 | 28人 | 52% |
| 都市基盤学科 | 30人 | 22人 | 21人 | 9人 | 43% |
| 環境リスク共生学科 | 34人 | 20人 | 16人 | 10人 | 62% |
| 合計 | 296人 | 207人 | 152人 | 78人 | 51% |
※2次合格者のうち最終合格=最終合格者数÷2次合格者数。
出典:横浜国立大学|令和8年度(2026年度)横浜国立大学総合型選抜実施状況
最終合格の決め方は学科で異なります。理工学部の2つのEPは、共通テストの結果で最終合格者を決めます。経済学科と都市科学部の3学科は、2次選抜の成績と共通テストの成績を合わせて決めます。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.37〜48、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.11〜12
1次選抜ではどれくらい絞られる?
1次の通過率は、建築学科が29%、経済学科が46%でした。一方、海洋空間のシステムデザインEPは受験者全員が1次を通過しています。
学科別の1次選抜の通過率は次のとおりです。
| 学科・区分 | 1次受験者数 | 1次合格者数 | 1次通過率 | 1次の選抜方法 |
|---|---|---|---|---|
| 学校教員養成課程(地域教員希望枠) | 215人 | 91人 | 42% | 書類・高大接続活動の評価・小論文 |
| 経済学科 | 69人 | 32人 | 46% | 書類(英語スコア) |
| 材料工学EP | 21人 | 16人 | 76% | 書類 |
| 海洋空間のシステムデザインEP | 31人 | 31人 | 100% | 書類 |
| 都市社会共生学科 | 111人 | 86人 | 77% | 書類(自己推薦書・課題作文) |
| 建築学科 | 55人 | 16人 | 29% | 書類・実技試験 |
| 都市基盤学科 | 30人 | 22人 | 73% | 書類 |
| 環境リスク共生学科 | 34人 | 20人 | 59% | 書類 |
※1次通過率=1次合格者数÷1次受験者数。教育学部の専門領域枠は、領域ごとの集計のため表から除いています。
出典:横浜国立大学|令和8年度(2026年度)横浜国立大学総合型選抜実施状況
建築学科の1次は、書類審査と実技試験で評価されます。経済学科は、志願者が募集人員の2倍(30人)を超えた場合に、英語外部試験のスコアで1次選抜を行います。
出典:横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.8、横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.45
前年度からの変化
教育学部は、2026年度から学校推薦型選抜を廃止して総合型選抜に統合し、地域教員希望枠を新設しました。募集人員が25人から100人に変わったため、前年度とは比較できません。
都市社会共生学科は、2026年度に募集人員が26人から28人に変わり、1次選抜に自己推薦書と課題作文が加わりました。選抜方法が変わった年度のため、前年度の倍率はそのまま参考にできない点に注意が必要です。
2025年度と2026年度の倍率の比較は次のとおりです。
| 学科・EP | 2025年度 倍率 | 2026年度 倍率 | 倍率の差 |
|---|---|---|---|
| 経済学科 | 4.5倍 | 4.3倍 | -0.2倍 |
| 材料工学EP | 5.0倍 | 7.0倍 | +2.0倍 |
| 海洋空間のシステムデザインEP | 2.7倍 | 2.6倍 | -0.1倍 |
| 都市社会共生学科 | 3.7倍 | 4.0倍 | +0.3倍 |
| 建築学科 | 6.1倍 | 7.9倍 | +1.8倍 |
| 都市基盤学科 | 3.6倍 | 3.3倍 | -0.3倍 |
| 環境リスク共生学科 | 3.4倍 | 3.4倍 | 変化なし |
出典:横浜国立大学|令和7年度(2025年度)横浜国立大学総合型選抜実施状況、横浜国立大学|令和8年度横浜国立大学入学者選抜における変更について(予告)
材料工学EPは受験者が10人から21人に増え、倍率は5.0倍から7.0倍に上がりました。
【2027年度】試験内容と共通テスト

学部別の試験内容と判定方法
横浜国立大学の総合型選抜では、書類審査・小論文・面接・実技試験などを組み合わせて合否を判定します。第1次・第2次選抜の内容と最終合格の決め方は、学部・学科ごとに異なります。
学部別の試験内容と判定方法は次のとおりです。
| 学部・学科 | 第1次選抜 | 第2次選抜 | 最終合格の決め方 |
|---|---|---|---|
| 教育学部 | 出願書類、高大接続活動の評価、小論文試験 | 個人面接(専門領域により英語運用・聴音などを追加) | 第2次選抜の結果 |
| 経済学科 | 書類(英語スコア) | 個人面接 | 第2次の成績+共通テスト |
| 材料工学EP・海洋空間のシステムデザインEP | 書類(自己推薦書・調査書) | 面接(口頭試問) | 共通テストの結果 |
| 都市社会共生学科 | 書類(自己推薦書・課題作文・調査書) | 面接(口頭試問) | 第2次の成績+共通テスト |
| 建築学科 | 書類、実技試験 | 面接(口頭試問)、プレゼンテーションを含むグループ面接 | 第2次選抜の結果 |
| 都市基盤学科 | 書類(自己推薦書・調査書) | 面接(課題に関するプレゼンテーションと質疑) | 第2次の成績+共通テスト |
| 環境リスク共生学科 | 書類(自己推薦書・調査書) | 面接(口頭試問) | 第2次の成績+共通テスト |
※「高大接続活動」は、教職セミナーへの参加や高校の教職コースの履修などを指します。
共通テストを課さない教育学部と建築学科では、第2次選抜までの結果で最終合格者を決定します。一方、共通テストを課す学科では、第2次選抜を通過しても最終合格が決まるわけではありません。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.34〜48
共通テストの科目と配点
共通テストを課す学科では、必要な教科・科目や配点が異なります。志望学科で求められる科目を確認しましょう。
共通テストの科目と配点は次のとおりです。
| 学科・EP | 国語 | 地理歴史・公民 | 数学 | 理科 | 外国語 | 情報 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 経済学科 | 200 | ― | 400 | ― | 300 | ― | 900 |
| 材料工学EP | ― | ― | 200 | 200(物理・化学) | 200 | ― | 600 |
| 海洋空間のシステムデザインEP | 200 | ― | 200 | 100(物理) | 200 | ― | 700 |
| 都市社会共生学科 | 200 | 100 | 100〜200 | 選択 | 200 | 選択 | 700 |
| 都市基盤学科 | 200 | 100 | 200 | 200 | 200 | 100 | 1,000 |
| 環境リスク共生学科 | 200 | 100〜200 | 200 | 100〜200 | 200 | 100 | 1,000 |
※都市社会共生学科は、数学Ⅱ・B・C、理科、情報のうち最も得点の高い1科目(100点)を加えて合計します。環境リスク共生学科は、地理歴史・公民の科目数により配点が変わります。
同じ大学の総合型選抜でも、経済学科は900点満点、材料工学EPは600点満点など、配点は大きく異なります。共通テスト対策では、志望学科の指定科目と配点を確認することが重要です。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.37〜48、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.4・11〜12
共通テストのボーダー・目標点は?
大学は、総合型選抜の合格者最低点を公表していません。公表されているのは、志願者数や合格者数などの基本情報と、選抜段階別の人数だけです。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.69
予備校などが出す一般選抜のボーダーを、総合型選抜の目標点にそのまま使うことはできません。総合型選抜は、一般選抜と共通テストの科目や配点が異なるためです。
たとえば材料工学EPの総合型選抜は、数学・理科・英語の3教科600点満点です。また、経済学科と都市科学部の3学科では、2次選抜の成績も最終判定に加わります。
つまり、共通テストの点数だけで合否の線を引くことはできないということです。
学習方針を立てるときは、志望学科の配点表で比重の大きい教科を確認します。経済学科は900点のうち数学が400点、材料工学EPは数学・理科・英語が200点ずつです。
【2027年度】出願日程と出願書類

学部別の日程
2027年度の出願期間は、すべての学部で2026年9月に設定されており、郵送・必着です。共通テストを課す学科の最終発表は、2027年2月9日または10日です。
学部別の日程は次のとおりです。
| 学部・学科 | 出願期間 | 第1次選抜 | 第2次選抜 | 最終合格発表 |
|---|---|---|---|---|
| 教育学部 | 9月24日〜9月30日 | 10月24日(発表11月4日) | 11月21日 | 12月1日 |
| 経済学科 | 9月1日〜9月4日 | 書類(発表10月9日) | 11月16日(発表12月17日) | 2027年2月10日 |
| 材料工学EP・海洋空間のシステムデザインEP | 9月11日〜9月17日 | 書類(発表10月20日) | 11月21日(発表12月8日) | 2027年2月9日 |
| 都市社会共生・都市基盤・環境リスク共生学科 | 9月10日〜9月17日 | 書類(発表10月21日) | 11月21日(発表12月2日) | 2027年2月9日 |
| 建築学科 | 9月10日〜9月17日 | 10月10日(発表10月21日) | 11月21日 | 12月2日 |
※年の記載がない日付は2026年です。2027年度の共通テストは2027年1月16日・17日です。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.34〜48・73
試験は横浜国立大学の常盤台キャンパスで行われます。大学は、試験当日のバスの利用を推奨していません。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.74〜75
出願書類と作成方法
自己推薦書の字数と作成方法は学科ごとに異なります。経済学科はPC等で入力して印刷し、ほかの学科は手書きが条件です。
学部・学科別の出願書類と作成方法は次のとおりです。
| 学部・学科 | 主な出願書類と指定 | 作成方法 |
|---|---|---|
| 教育学部 | 自己推薦書1,000字以内、高大接続活動記録、課題レポート(500字以内・1,000字以内) | 手書き |
| 経済学科 | 自己推薦書1,000字以内、外部英語試験の成績証明書(原本) | PC等で入力 |
| 材料工学EP | 自己推薦書(熱意600字程度、将来の夢600字程度) | 手書き |
| 海洋空間のシステムデザインEP | 自己推薦書1,000字程度 | 手書き |
| 都市社会共生学科 | 自己推薦書600字程度、課題作文1,500〜2,000字程度 | 自己推薦書は手書き |
| 建築学科・環境リスク共生学科 | 自己推薦書1,000字程度 | 手書き |
| 都市基盤学科 | 自己推薦書(志望理由400字程度ほか、4項目) | 手書き |
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.35・39〜48、横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.5〜6
経済学部と理工学部は、1次選抜で不合格になった人に、申し出により入学検定料17,000円のうち13,000円を返還します。
出典:横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.6、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.8
大学は、生成AIで作った文章の利用について注意を呼びかけています。教育学部では、指導者や生成AIが作成した文章の使用が禁止されています。
教育学部を志望する場合は、こども性暴力防止法の施行に伴う確認事項もあります。大学は、出願前に要項P.71〜72を確認するよう求めています。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 表紙裏・P.35・71〜72
英語外部試験の条件

経済学科は、英語外部試験の成績提出が出願の要件です。教育学部の英語専門領域も、外部試験の証明書の提出が必要です。
英語外部試験の条件は次のとおりです。
| 学部・学科 | 扱い | 対象の試験 | 有効期間 |
|---|---|---|---|
| 経済学科 | 出願要件。志願者が30人を超えた場合は1次選抜の資料になる | 英検®、TOEIC L&R、TOEFL iBT、IELTS(Academic)、GTEC(4技能) | 出願開始日から遡って2年以内 |
| 教育学部(英語専門領域) | 出願要件 | 英検®、TOEFL(iBT・ITP)、TOEIC(公開・IP)、IELTS(Academic)、GTEC(4技能) | 出願時前2年以内 |
※経済学科は、TOEIC IPとTOEFL ITP、GTECのアセスメント版は受け付けられません。
出典:横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.3〜6、横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.35〜36
英検®の級やスコアの目安については、以下の記事で解説しています。
横浜国立大学の総合型選抜対策

自己推薦書:アドミッション・ポリシーに沿って書く
アドミッション・ポリシーは、大学や学部が「どのような学生を求めるか」を示した方針です。経済学科の要項は、この方針に基づいて自己推薦書を書くよう指定しています。
学部・学科別の求める学生像と自己推薦書の指定内容は次のとおりです。
| 学部・学科 | 求める学生像の要点 | 自己推薦書で指定されている内容 |
|---|---|---|
| 教育学部 | 子どもと共に学び続け、学校教育の充実に貢献したい人 | 教職を目指す理由、資質や適性、これまでの学習と入学後に深めたいこと |
| 経済学部 | 経済・社会・制度に関心をもち、情報を整理して発信したい人 | 志望理由と本学部にふさわしい理由(学習の成果や関心のある社会経済問題に触れる) |
| 理工学部(機械・材料・海洋系) | 数学・物理・化学の基礎的能力をもち、能力を高める意欲がある人 | EPへの熱意(材料工学EPは将来の夢も) |
| 都市科学部 | 理工系と人文社会系の両方を学び、都市の未来に貢献したい人 | 学科ごとに指定(都市基盤学科は4項目) |
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.2〜5・35・39〜48、横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.2・6
要項が指定する項目に、そのまま答える構成にすると、評価者が読み取りやすくなります。
面接・口頭試問:学科ごとの準備
面接で評価される観点は、要項に学科ごとに書かれています。具体的な質問内容は大学から公表されていないため、観点に沿って準備します。
学部・学科別の面接形式と準備のポイントは次のとおりです。
| 学部・学科 | 形式 | 要項の評価観点をもとにした準備 |
|---|---|---|
| 教育学部 | 個人面接 | 提出書類の内容を説明できるようにする。社会は指定文献、英語は英語での応答、数学は算数・数学の質疑に備える |
| 経済学科 | 個人面接 | 自己推薦書と提出書類の内容を、熱意と適性の観点で説明できるようにする |
| 材料工学EP・海洋空間のシステムデザインEP | 個人面接(口頭試問) | 自己推薦書の説明に加え、数学・物理・化学を使った考え方を人に説明する練習をする |
| 都市社会共生学科 | 面接(口頭試問) | 自己推薦書と課題作文の内容について、論理的に説明できるようにする |
| 建築学科 | 口頭試問、グループ面接 | プレゼンテーションと、他の受験者との議論の場を想定して準備する |
| 都市基盤学科・環境リスク共生学科 | 個人面接 | 土木工学・環境に関する社会的課題を自分の言葉で説明できるようにする |
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.34・61
教育学部の社会専門領域の指定文献は、岩渕功一『多様性とどう向き合うか―違和感から考える―』(岩波新書 2025年)です。
小論文・実技・出題例
教育学部の1次の小論文は、学校教育をめぐる今日的な課題に取り組む力を問う出題です。読解力・文章作成力・論理的思考力が評価されます。
建築学科は、実技試験の問題例を学科ウェブサイトの「入試情報」で公開しています。海洋空間のシステムデザインEPも、過去の出題例を教育プログラムのウェブサイトで公開していると要項に記載しています。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.34・45・61、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.12
共通テスト:2次選抜と並行して対策する
共通テストを課す学科では、2次選抜の発表が12月、共通テストが1月中旬です。2次選抜の準備期間も、共通テストの学習を止めない計画を立てましょう。
2次選抜の合格者は、共通テストの成績請求チケット(国公立総合型選抜用)を提出する必要があります。提出がない場合は合格の対象になりません。
出典:横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.6・10、横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.6
不合格になった場合の選択肢

共通テストを課す学科の最終発表は2月9日・10日ですが、一般選抜の出願はそれより前の2月2日(ウェブ出願登録)に締め切られます。不合格がわかってから出願しても間に合わないため、最終結果を待たずに一般選抜へ出願しておく必要があります。
経済学部と理工学部の要項では、総合型選抜の志願者も、国公立大学の前期・中期・後期日程の合計3つに出願できるとしています。
一般選抜の日程は次のとおりです。
| 入試 | 出願期間 | 試験日 | 合格発表 |
|---|---|---|---|
| 横国 一般選抜(前期日程) | 2027年1月22日〜2月2日(ウェブ出願登録) | 2027年2月25日 | 2027年3月6日 |
| 横国 一般選抜(後期日程) | 同上 | 2027年3月12日 | 2027年3月20日 |
※郵送出願は2027年1月25日〜2月3日です。教育学部は一般選抜の後期日程を実施しません。
出典:横浜国立大学|令和9年度(2027年度)入学者選抜要項 P.8、横浜国立大学|令和9年度 経済学部総合型選抜(一般プログラム)学生募集要項 P.10〜11、横浜国立大学|令和9年度 総合型選抜学生募集要項(理工学部) P.13
なお、総合型選抜で合格して入学手続を完了すると、国公立大学の一般選抜を受験しても合格者にはなりません。
総合型選抜で不合格になった場合の対処法については、以下の記事で解説しています。
まとめ

横浜国立大学の総合型選抜は、2026年度の倍率が4.6倍でした。共通テストを課す学科では、2次選抜の通過後も最終合格まで選抜が続きます。
次の行動は、志望学科によって変わります。共通テストを課す学科を受ける人は、配点表で比重の大きい教科を確認し、一般選抜への出願も並行して準備しましょう。一方、教育学部では小論文・面接、建築学科では実技・面接が重要です。志望先の選抜内容に合わせて対策を進めてください。
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