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個別指導と集団指導の違いを徹底解説!メリットとデメリットも紹介

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編集部

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塾選 受験アドバイザー

Ryo先生

学習塾と一口にいっても、指導スタイルは大きくわけて個別指導と集団指導の2種類があります。どちらも勉強をする場所であるものの、それぞれで特徴は異なるため注意しなければいけません。

これから塾を選ぼうと思っている人は、個別指導と集団指導のどちらが子どもに向いているかを考えましょう。学習効果を何倍にもアップさせることが可能です。

今回は個別指導と集団指導の違いについて、それぞれの特徴やメリット・デメリット、費用、そしてそれぞれに向いている子どもを解説します。

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目次

個別指導と集団指導の違い!それぞれの特徴とメリット・デメリットとは?

これまで塾に通った経験がないと個別指導と集団指導と聞いても、いま一つ詳しい内容をイメージできないことでしょう。ここでは、それぞれの特徴とメリット・デメリットを紹介します。

監修者アドバイス

自分はどのようなスタイルだと頭に入りやすいかを事前に確かめておくと良いでしょう。例えば、講義を一方的に受けたほうが頭に入りやすいのか、周りに人がいたほうが競争意識を持って勉強できるのか、周りに人がいないほうがよくて、会話形式で先生と話していくほうが頭に入りやすいのか。自分の勉強しやすいスタイルを把握しておくと、個別指導と集団指導でどちらが自分に合っているか選びやすくなります。

個別指導塾の特徴

個別指導塾は、一人ひとりに合わせた柔軟な学習指導が受けられることが魅力です。具体的な個別指導の特徴を見ていきましょう。

・子ども一人ひとりに合わせた指導
・学力や目的に合った個別カリキュラム
・授業の進め方に工夫がある
・静かな環境で学べる

個別指導塾は、完全マンツーマン(1対1)や、講師1人に対して生徒が2〜3人の少人数指導が一般的です。ただし、生徒複数人に対して講師が1人付くといっても、全員が同じ授業を受けるわけではありません。一人の生徒が講師から解説を受けている間、他の生徒はそれぞれで問題演習に取り組みます。

また生徒ごとに学習内容や進度を柔軟に調整できるため、苦手分野の克服や本人のペースに合わせた学習、受験対策など、ピンポイントな対応が可能です。目的を明確にし、オーダーメイドでのカリキュラムで進めることで、効果的な学習ができるでしょう。

集団授業に比べて周囲の影響を受けにくいため、集団だと「質問ができない」「自分のペースを大切にしたい」と感じている子どもにおすすめです。

集団指導塾の特徴

集団指導塾は、同じ目標や学力レベルの生徒が一緒に授業を受けるスタイルです。特徴を詳しく見ていきましょう。

・複数の生徒が同じ授業を受けるスタイル
・一定のカリキュラムで学習が進む
・クラス分けがされている
・生徒数や教室の規模に幅がある

集団指導塾は、講師が複数の生徒に向けて同じ教室で授業を行うため、学校に近い形式で学べます。決められたカリキュラムに沿って授業が進むため、学習リズムをつくりやすいのが特徴です。

また多くの集団指導塾では、学力別や志望校別でクラスが編成されます。自分と学力レベルが近い生徒と一緒に学習できるため、周囲の刺激がモチベーションになる子どもには特におすすめです。

少人数制(10〜15人程度)で行う塾もあれば、教室で大人数の生徒が同時に授業を受ける塾もあります。規模や雰囲気は塾によって異なるため、子どもの性格に合わせて選ぶとよいでしょう。

個別指導と集団指導のメリット・デメリット

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個別と集団は指導方法の違いによって、学習効果の出方やモチベーションの保ち方、費用面なども変わってきます。そのため、あらかじめそれぞれの特徴をしっかり把握しておくことが大切です。

ここでは、個別指導塾と集団指導塾の主なメリット・デメリットを整理しながら、どちらが子どもに合っているかを見極めるためのヒントにしてください。

個別指導塾のメリットとデメリット

個別指導塾は、子どもに合わせた柔軟な指導が受けられる一方で、費用面や環境面など慎重に検討しておきたいポイントもあります。

個別指導塾の主なメリット・デメリット

個別指導塾のメリット 個別指導塾のデメリット
・一人ひとりに合わせた学習指導が可能
・個別カリキュラムで、苦手克服など柔軟に対応
・講師との距離が近く、人見知りでも質問しやすい
・他の生徒と比較がしづらく、競争意識が生まれにくい
・集団塾よりも比較的費用が高い
・指導回数を増やしたい時に、費用面で躊躇しがち

子ども一人ひとりの学習状況や性格に合わせて無理なく進められる一方で、学習環境に刺激や競争を求める場合や、費用面での制約がある場合は、慎重な検討が必要です。

個別指導塾のメリット

個別指導のメリットは、子ども一人ひとりの理解度や性格に合わせた指導が受けられる点です。。たとえば、できるところまで戻って基礎からやり直すこともでき、学校の宿題や定期テスト対策も柔軟に対応してもらえます。

講師の近くで指導を受けられるため、わからないところもその場で聞きやすく、自分のペースで進めやすい環境です。集団の中で質問するのに抵抗のある子どもや人見知りにとっては、安心材料になります。

授業内容や宿題の量、進め方も細かく調整できるため、「わかる」「できる」という実感を得ながら成果につなげていくことが期待できます。勉強に対して苦手意識がある場合でも、自信を育てるきっかけになるでしょう。

個別指導塾のデメリット

個別指導では、一人ひとりに合わせた指導を大切にしているため、他の生徒と競い合う機会は多くありません。授業は基本的に個別対応で、同じ時間帯に受けている生徒は学年も、勉強している科目も異なります。そのため、ライバルがいることでモチベーションが維持できる子どもにとってはおすすめできないでしょう。

ただし、「自分のペースで勉強したい」「みんながいる中で質問するのは恥ずかしい」といったタイプであれば、むしろ安心な環境になるため、子どもの性格に合わせて判断しましょう。

また、個別指導は集団塾に比べて費用が高くなりがちです。個別での指導になるため、どうしても人件費はかかります。授業の回数を増やしたくても、予算面で断念するしかないケースも少なくありません。こうした場合は、受講する科目を絞ったり、家での学習を見直したりなどの工夫が必要になります。

個別指導塾の選び方 | 失敗しないためのポイントを小中高別に徹底ガイド【2025年最新】個別指導塾の選び方 | 失敗しないためのポイントを小中高別に徹底ガイド【2025年最新】

集団指導塾のメリットとデメリット

集団指導塾は、塾のカリキュラムに沿って効率よく学べる反面、子どもによっては授業内容や雰囲気が合わないこともあります。

集団指導塾の主なメリット・デメリット

集団指導塾のメリット 集団指導塾のデメリット
・指導実績が豊富で、受験ノウハウに強い講師が多い
・まわりの仲間から刺激を受け、切磋琢磨しやすい
・カリキュラム通りに進められれば、着実に学力が身に付く
・個別指導に比べて費用が抑えられる
・授業内容や進度についていけないケースがある
・周囲の目が気になり質問できず、過度にプレッシャーを感じてしまう
・一人ひとりの学力や理解度に応じた柔軟な対応が難しい
・手厚いフォローが必要な場合は、物足りなさを感じる

集団指導塾は、高い合格実績や指導力を売りにしている塾が多く、仲間と一緒にお互いを刺激し合いながら学べる環境が魅力です。ただし、授業の進度や内容が子どもに合っているか、質問しやすい環境が整っているかなどは、事前にしっかり確認しておきましょう。

集団指導塾のメリット

集団指導塾のメリットは、実績や経験のある講師から、受験対策に特化した指導を受けられる点です。難関校合格に向けたカリキュラムが整っており、学年ごとの到達目標に合わせた効率的な学習を期待できます。

同じ目標を持つ仲間とともに学ぶことで、競争意識も生まれやすく、お互いに刺激を受けながら勉強に取り組めます。「自分もがんばろう」という前向きな気持ちは、モチベーションを維持し、学習習慣を定着させるうえでは非常に重要です。

また、費用面でも個別指導に比べてリーズナブルなケースが多く、複数教科の受講がしやすい点も魅力です。高い指導力や指導実績、確立された学習環境が整っている点は、保護者にとっても大きなメリットといえるでしょう。

集団指導塾のデメリット

集団指導のデメリットは、年間のカリキュラムが決まっているため、進度や難易度が子どもに合わない可能性があることです。基礎が抜けたまま授業が進んでしまうと成果につながりにくく、どこからつまずているのかにも気づきにくいため、モチベーションの維持が難しくなります。

わからないことが多すぎると、何から質問すればいいのかもわからず、周囲の目だけが気になってしまうケースも少なくありません。そのため、補講やわからないことがあった時に質問できるサポート体制があるかどうかを事前に確認し、塾と家庭でうまく連携を取ることが大切です。

集団指導の塾でも、子ども一人ひとりに合わせたフォロー体制や、家庭との連携を大切にしている塾もあります。体験授業や面談を通じて、子どもが安心して通える学習環境かどうかをしっかり見極めましょう。

監修者アドバイス

集団指導塾の場合は講師に質問しづらい点がデメリットの1つです。入塾を検討する際は、 質問しやすい環境が整っているかをよく確認しましょう。塾の公式HPやパンフレットを見て、無料体験授業で子どもが実際に質問できそうと感じられるかが大切です。

個別指導と集団指導の費用を比較

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塾に通う際気になるのが、個別指導と集団指導それぞれの費用感です。指導形態だけでなく、学年や通う塾の目的(進学か補習か)によっても大きな差が出てきます。

学年 指導形態 進学塾 補習塾
小学生 個別指導 33,000~100,000円 8,300~25,000円
集団指導 20,000~60,000円 5,000~15,000円
中学生 個別指導 50,000~100,000円 8,300~25,000円
集団指導 30,000~60,000円 15,000~30,000円
高校生 個別指導 42,000~83,000円 -
集団指導 33,000~58,000円 -

小学生の場合

小学生の場合は個別指導か集団指導かに加え、進学塾(中学受験対策重視)か補習塾(学校の授業理解が目的)かによって費用は大きく異なります。

【個別指導塾】の費用目安

個別指導を行っている進学塾の場合、月謝はだいたい33,000円~100,000円です。補習塾では月8,300円~25,000円ほどが相場となっています。

受講回数が多い場合や進学塾の小学6年生(受験学年)になると費用が高くなりがちです。

【集団指導塾】の費用目安

集団指導の進学塾で月20,000円~60,000円ほど、補習塾で月5,000円~15,000円ほどが料金相場です。個別指導と比べると、リーズナブルなことがわかります。

中学生の場合

中学生も小学生と同じように個別指導か集団指導か、進学塾か補習塾かによって料金は異なってきます。

【個別指導塾】の費用目安

個別指導を行っている進学塾では、月々の授業料は50,000円~100,000円ほどです。

一方、補習塾の場合は月8,300円~25,000円ほどとなっています。

小学生と同様、個別指導は受講回数が増えるほど費用が高くなり、特に受験学年の中学3年生は高くなる傾向にあります。

【集団指導塾】の費用目安

集団指導では進学塾で月30,000~60,000円ほど、そして補習塾で月15,000円~30,000円ほどと理解しておけば良いでしょう。

高校生の場合

最後は高校生です。高校生では進学塾と補習塾といった概念がほぼないため、個別指導と集団指導はそれぞれ進学塾だけの費用相場となります。

【個別指導塾】の費用目安

高校生の個別指導では、月42,000円~83,000円ほどが平均相場です。

【集団指導塾】の費用目安

集団指導では月33,000円〜58,000円ほどが、平均相場です。

塾の費用相場は?小中高生ごとの平均料金表や月謝を抑えるコツも紹介塾の費用相場は?小中高生ごとの平均料金表や月謝を抑えるコツも紹介

個別指導と集団指導どちらが向いている?

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相性のよい指導形式の塾を選ぶことが子どもの学習の成果を出すための近道です。

個別指導と集団指導のどちらに向いているのかは子どもによって変わります。

ここでは、個別指導・集団指導それぞれ向いている子どもの特徴について紹介します。

個別指導塾が向いている子どもの特徴

個別指導塾が向いている子どもの特徴をいくつか紹介します。

・学校の授業についていけず、基礎が身についていない
・苦手科目を克服したい
・部活動や習い事で忙しく、時間に制約がある
・自分の学力やペースに合わせて学習したい
・できるところまで戻って勉強したい

個別指導塾は、一人ひとりの学力や理解度に合わせて学習内容を柔軟に調整できるのが強みです。基礎からのやり直しや、苦手科目の克服など、子どもに合わせて必要な内容をピンポイントで学べます。

スケジュール調整の自由度も高く、習い事や部活動との両立がしやすいのも特徴です。集団授業についていけるか不安な子どもや、自分のペースで学習を進めたい子どもにとって、個別指導は魅力的な学習環境といえるでしょう。

また、学校の授業が理解できない、基礎力が身についていない子どもにも個別指導はおすすめです。集団型の塾に通っても学校の授業理解・基礎力定着ができていないため、授業に付いていけない可能性があります。個別指導であれば、一人ひとりの学力に合わせて、必要とするところに立ち戻ることが可能です。

監修者アドバイス

基礎力も身についていて学校の授業にもついていけてはいるが、推薦での入試を考えていて学校の成績をもっとアップさせたい子どもにも個別指導が向いています。特に、学校の授業が特殊な場合は個別指導で自分だけのカリキュラムを作成してもらい、学習を進めていきましょう。

集団指導が向いている子どもの特徴

続いて集団指導が向いている子どもの特徴をまとめて紹介します。

・学習の基礎が身についている
・勉強習慣が確立されている
・周囲と競い合う環境で意欲が高まる
・積極的に質問するなど、他者と積極的に関われる
・学校よりも進度や難易度が上がるペースで授業が進むことに抵抗がない

集団指導塾は、同じような目標や学力レベルの仲間と刺激し合いながら学習を進められます。授業の進度も早く、カリキュラムも統一されているため、基礎がしっかり身についている意欲的な子どもにとっては、より効率よく学力を伸ばせる最適な環境です。

「ライバルと切磋琢磨しながら勉強したい」「学校のような授業スタイルで先取り学習をしたい」という子どもは集団塾が向いています。

個別指導と集団指導どちらがいい?選び方のポイントを紹介

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ここからは、後悔しない塾選びの判断ポイントを紹介します。ぜひこれらを意識しながら子どもに合った塾選びを進めてください。

受験対策や苦手克服など通塾目的を決める

まずは「なぜ塾に通うのか」を、子どもと一緒に明確にしておくことが重要です。苦手克服や基礎の定着、先取り学習、定期テスト対策や受験対策、宿題サポートなど、目的によって選ぶべき塾は変わってきます。

例えば、小学生で中学受験をしない場合、授業の補習や勉強の習慣づけが狙いであることが多いです。このようなケースでは子どもに合わせた柔軟な指導が受けられる個別指導が向いています。

中学生では定期テストや内申対策、志望校のレベルに合わせた受験対策が主な目的です。基礎固めなら個別指導塾、応用問題や発展問題への対策が必要な志望校であれば集団指導塾が適しています。

高校生の場合は、学校の評定平均対策が目的ならば、子どもの学力や定期テストの傾向に合わせた対策がしやすい個別指導塾がよいでしょう。難関大の受験対策などが目的であれば、より志望校の受験対策に特化した授業が受けられる集団指導塾が向いています。

塾通いの目的が曖昧だと、ミスマッチが発生しやすいです。「何のために通うのか」を明確にし、目的に合った塾を選ぶようにしましょう

子どもの性格に合わせて決める

子どもの性格に合わせて塾を選ぶことも大切なポイントです。相性が合わなければ、どんなに指導内容がよくても通塾が負担になります

人前で発言するのが苦手な子どもや、自分のペースで学習を進めたい子どもは、講師と1対1で向き合える個別指導塾がおすすめです。一方で、競争心が強く、周囲から刺激を受けることでモチベーションが向上する子どもは、集団指導塾が向いています。

子どもの力を最大限発揮させられる環境かどうかを見極めるためにも、入塾前に体験授業などで実際の雰囲気を確かめてみましょう。子どもの性格に合った学習環境を整えることができれば、学習への意欲も自然と高まります。

費用が予算内か確認する

一般的に個別指導塾は、生徒1~2人に対して講師1人で対応することが多く、集団指導塾よりも費用が高めに設定されています。

ただし、集団塾だからといって必ずしも安いとは限りません。学年や受験コースによって高額になるケースはあります。事前にそれぞれの塾の料金体系を確認するようにしましょう。授業料だけではなく、教材費・各種テスト費・入塾金・設備費・季節講習の費用など、別途かかってくる費用も見逃さないようにしてください。

特に講習費や追加授業などにより想定以上の金額が発生するケースも多いため、年間でどの程度の費用が必要なのかを事前に把握しておくことが大切です。無理なく通える範囲内かどうかをしっかり確認しましょう。

必要なサポート体制が整っているか確認する

一般的に個別指導塾では、一人ひとりの学力や目標に合わせた学習計画の作成や、通っている学校に合わせたテスト対策、定期的な面談など、授業以外でも個別ならではの手厚いサポートを行っています。

集団指導塾では、志望校別の入試対策講座に定期テスト前対策講座、補講制度、塾内テストなど、全体を底上げする支援が整っているのが特徴です。しかし、塾によっては授業は集団でもサポートは個別に手厚く行っているところもあります。

例えば、「とにかく内申点を上げたい」という中学生には、定期テストの範囲に合わせた補習や学習管理サポートがあると安心です。また、「志望校の出題傾向に合わせた対策をしてほしい」という受験生であれば、志望校の入試問題ならではのノウハウを熟知している講師の指導が受けられ、進路指導まで対応してくれる塾がよいでしょう。

希望しているサポートと、塾側が提供しているサポートにズレがないかをしっかり確認してください

講師との相性や指導方法が適しているか無料体験を受けて判断する

個別指導では、講師が生徒一人ひとりに合わせて指導を行うため、講師の子どもへ寄り添う姿勢やコミュニケーションの取り方で相性の良し悪しが変わってきます。説明がわかりやすいか、相性が合うかなど、個別指導だからこそ慎重な見極めが必要です。

集団指導塾の場合は、授業の展開力や生徒全体を引き込む話し方などが求められます。そのため、講師の指導経験やカリスマ性で差が出やすいのが特徴です。一年を通してカリキュラムも決まっているので、理解が追いつかない場合は、補講などのフォローが必要になってくるかもしれません。補講授業や質問対応の体制の有無も確認しておくと安心です。

どちらを選ぶにしても、無料体験を通じて、実際に講師との相性や授業の雰囲気を確認しましょう。子どもが納得して意欲的に勉強できるためにも、あらかじめ実際の環境を事前に肌で感じておくのがおすすめです。

個別指導と集団指導を併用する場合の注意点

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「集団指導では授業内容に付いていけない科目がある」といった理由などから、個別指導と集団指導を併用したいと思っている人もいるといるでしょう。ここでは、併用する場合には、注意したいポイントをご紹介します。

併用する目的を明確にする

具体的に個別指導で何をしたいのか、目的を明確にすることが大事です。集団指導ではうまく満たせないニーズを洗い出して、個別指導で対応してもらうようにしましょう。

「集団指導では知識のインプットをするので、個別指導では問題演習などのアウトプットをしたい」「英語だけ集団指導に付いていけないので、個別指導では前の学年に戻って勉強し直す」などです。

子どもの意志を尊重する

個別指導と集団指導を併用する場合、子どもの意志を尊重することが大切です。2つの塾へ同時に通うのは、ほとんどの子どもにとって大きな負担となります。

そのため子どもが併用することに対して納得しておらず、保護者の意向だけで2つの塾に通うこととなると、満足いく結果は得られません。子どもとじっくり話し合い、子ども自身が納得してから併用するようにしてください。

またもし大きな規模を持つ集団型の学習塾の場合、グループ系列の個別型の学習塾を紹介される可能性が高いでしょう。

しかし同じグループ系列だからといって、必ずしも子どもにピッタリ合うとは限りません。

大切なのは子どもの学習ニーズを満たしてくれるかどうかです。複数の個別指導塾を比較・検討するようにしましょう。

おすすめの個別指導塾と集団指導塾をそれぞれ紹介

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ここまで個別指導塾と集団指導塾の違いや特徴について紹介してきました。しかし、塾の数は多く存在するため、自分に合ったところを探すのは時間も労力もかかります。

そこでここからはおすすめの個別指導塾・集団指導塾を紹介します。通塾にかかる授業料の目安や、おすすめできるポイントもまとめているので比較検討に役立ててください。

小中高生におすすめの個別指導塾

まずは小中高生におすすめの個別指導塾を一覧で紹介します。それぞれのチェックポイントもまとめているので参考にしてください。

小中高生のおすすめ個別指導塾 料金目安(税込) おすすめポイント お問い合わせ
個別教室のトライ 要問合せ ・講師と教育プランナーが一人ひとりの学習状況に合わせて成長をサポート
・生徒と相性のよい講師が授業を担当
料金を知りたい
個別指導の明光義塾 要問合せ ・対話式の授業により、生徒の疑問や質問をその場で解消できる
・勉強や進路の悩みも相談しやすい環境
料金を知りたい
臨海セレクト 小学6年生:
週1回8,250円~
中学3年生:
週1回17,950円~
高校3年生:
週1回19,900円~
・1回300分×年25回の勉強勉強大会が開催されるなど、学習に取り組む機会が豊富
・最新の入試情報に精通
料金を知りたい
スクールIE 要問合せ ・過去問題や類似問題を活用する徹底した学校別対策あり
・相性抜群の担当講師が次の授業までの一週間の学習計画を立案
料金を知りたい
進学個別指導のTOMAS 要問合せ ・授業の進捗に合わせて個別カリキュラムを細かく軌道修正できる
・完全マンツーマンの個別指導
料金を知りたい
代々木個別指導学院 要問合せ ・担当の総合学習アドバイザーによる個別カウンセリングあり
・家庭学習のやり方や勉強の進め方まで丁寧にサポート
料金を知りたい
個別指導WAM 小学6年生:
週1回6,400円~
中学3年生:
週1回8,400円~
高校3年生:
週1回10,400円~
・自習サポートが手厚く、自学力が養える
・講師とAIによる弱点分析により、効率的に苦手を克服できる
料金を知りたい
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小中高生におすすめの集団指導塾

続いて、小中高生におすすめの集団指導塾を紹介します。こちらも塾探しで確認しておきたいポイントをまとめているため参考にしてください。

小中高生のおすすめ集団指導塾 対象学年 料金目安(税込) おすすめポイント お問い合わせ
四谷大塚 年少~
小学6年生
小学6年生:
55,000円~
・中学受験の指導実績・合格実績が豊富な大手進学塾
・豊富な受験情報があり信頼のおける進路指導が受けられる
料金を知りたい
市進学院 小学1~高校3年生 要問合せ ・授業内容と完全にリンクした家庭学習専用教材で高品質な自学習ができる
・保護者との連携に力を入れている
料金を知りたい
鷗州塾 年少~高校3年生 要問合せ ・広島・山口・岡山・大阪での難関校への高い合格実績を持つ
・受験対策だけでなく、定期テスト対策や学力定着への対応も可能
料金を知りたい
臨海セミナー 小学1~高校3年生 小学6年生:
2科目5,280円~
中学3年生:
5科目26,400円~
高校3年生:
1講座11,000円~
・授業は高い指導力を誇るプロ講師が担当
・補習や課題管理など授業以外のコミュニケーション量も多く、面倒見がよい
料金を知りたい
スクール21 小学4~高校3年生

小学6年生:
3科目9,405円~
中学3年生絵:
5科目+トレーニング36,190円~
高校3年生:
要問合せ

・県立御三家の合格実績が豊富
・すべての教師に日本教育士資格の取得を推奨しており、高品質な講師陣が在籍
料金を知りたい
湘南ゼミナール 小学2~高校3年生 小学6年生:
4科目+特訓9,900円~
中学3年生:
5科目25,200円~
・合格から逆算した独自のカリキュラムで、学力の向上を目指した指導を実践
・難関校や上位校を目指す志の高い生徒が集っている
料金を知りたい
東進ハイスクール/東進衛星予備校 高校1~高卒生 1講座あたり
77,000円~
・志望校や自分の学力に合わせて必要な授業を選択肢て受講できる
・大学受験のエキスパートが担任としてつき、個別にサポートしている
料金を知りたい
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個別指導と集団指導どちらがいいかわからない・迷っている方のQ&A

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個別指導と集団指導にはそれぞれに違った魅力があり、比較しても答えが出ないという方もいるでしょう。

そのような時に参考になる考え方をQ&A形式でまとめました。塾を探そうと思っている方や最後の決め手が見つからない方はぜひ参考にしてください。

受験対策するなら個別指導と集団指導どちらがいい?

受験対策として塾選びをする場合、学年や目標によっておすすめの指導形式は異なります。

例えば難関校の中学受験対策であれば、志望校別のカリキュラムや集団模試がある受験特化の集団塾がおすすめです。一方で基礎の定着や苦手科目の対策を重点的に行いたい場合は個別指導が適しています。この場合、集団塾と併用するという方法もあります。

中学生や高校生が難関校や進学校を目指すなら、志望校の過去問演習や出題傾向へのノウハウが充実している集団塾のほうが効率的に対策しやすい傾向があります。一方で、勉強への苦手意識が強い子どもや基礎内容から学習したいという場合には個別指導が適しているでしょう。

ただし、集団塾でも子ども一人ひとりに目を配り、カリキュラムも柔軟に対応してくれる塾もあれば、個別指導塾でも、志望校対策のノウハウを豊富に持っている塾があるのも事実です。

体験授業などを通じて各塾の強みや特徴を見極め、志望校や子どもの状況に合わせた塾を選ぶようにしましょう

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苦手克服や定期テスト対策をするなら個別指導と集団指導どちらがいい?

苦手克服や定期テスト対策が目的であれば、個別指導のほうが効果を発揮しやすい傾向があります。理由は学習内容を細かくカスタマイズできるからです。子どもの学力や得意不得意に合わせてできるところまで戻ることや、通っている学校の定期テストに合わせて必要な学習に絞るなど、柔軟に対応できます。

とはいえ、学校の進度に合ったカリキュラムが整っている集団塾であれば、授業内で効率よくテスト対策が進められます。理解度や性格に合わせた個別対応が必要なら個別指導、一定の基礎力が身についており全科目バランスよく学習したいなら集団指導がおすすめです。

結局どちらに向いているのかわからない場合はどうすればいい?

どちらに向いているのかわからない場合は、まずは体験授業を受けてみることをおすすめします。実際の授業の雰囲気や講師との相性を確認することで、子ども自身が通いたいと思えるかが判断しやすくなるためです。

体験授業を受ける際には、あらかじめ通う目的を明確にしておきましょう。また、周りと切磋琢磨しながら伸びていくタイプか、自分のペースでじっくり取り組みたいタイプかなどを考慮し、選択肢を絞り込むことで、最適な塾を見つけやすくなります。

無理なく続けられる環境かどうか、前向きに取り組めそうかどうかを軸に、子どもと一緒に納得のできる塾選びを進めましょう。

まとめ

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個別指導と集団指導ではそれぞれに特徴、メリット・デメリット、そして費用が大きく異なります。どちらの指導スタイルが子どもに合っているかどうかは、一人ひとりの状況によって変わるため、具体的な塾を選ぶ前にしっかりと検討しておきましょう。

2つの塾を併用する場合、子どもの意志を尊重することが大切です。保護者の意向だけで併用を決めず、必ずお互いに納得したうえで進めてください。

執筆者プロフィール

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塾選(ジュクセン)編集部
編集部

塾選(ジュクセン)編集部です。実際に学習塾の運営経験がある者や大手メディアの編集経験がある者などで構成されています。塾選びにお悩みの保護者や学生の方に向けて有益な情報をお届けします。

監修者プロフィール

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Ryo先生
塾選 受験アドバイザー

神戸大学発達科学部卒、インターネット総合企業に新卒入社。その後、地元大阪で学習塾を開校。小中学生向けの個別塾からスタートし、3年目には大学受験専門塾を立ち上げメディアや雑誌にも取り上げられる。塾運営6年、家庭教師のアルバイトも含めると約10年の間で、小学生から高校生まで幅広い生徒を指導。インターネットの知識だけでなく、この"現場を知っている"というアドバンテージを活かして、最高の塾選びをサポートします。

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