【2025年最新】中学受験を目指す新小6の春休み過ごし方を解説｜勉強法や親が注意すべきこと

中学受験を予定している新小学6年生にとって、春休みの過ごし方は悩みどころの一つ。多くの学校では宿題を課さないことから、学習時間をしっかり確保できるチャンスです。春休みを有意義に過ごすことで、志望校合格に一歩近づけるようになるでしょう。今回は中学受験に向けた新小学6年生の春休みの過ごし方について、おすすめの勉強法や親が特に注意したいこと、大手塾の春期講習情報と一緒に解説します。

中学受験を目指す新小6年生と保護者が春休みにすべきこととは？

約2週間の春休みは、あっという間に終わってしまいます。だからこそ、事前に春休み中にやるべきことをしっかり整理しておくことが大切です。まずは中学受験を目指す新小学6年生と保護者が、春休み中に絶対やっておきたいことを3つ見ていきましょう。

①年間計画を立てる

1つ目は年間計画を立てることです。受験学年となる小学6年生では、これまで以上にハードなスケジュールとなります。学校や塾、講習会、特別講座、自宅学習、各種テストや模擬試験、志望校決定など、やるべきことは山積みです。

そのため途中で息切れすることなく中学受験を乗り切れるように、春休みの段階で受験当日までのおおまかな年間計画を立ててください。子どもの学力や志望校のレベル、受験校数などによって具体的なスケジュールは異なりますが、一般的には次のような計画で進めていくと良いでしょう。

②志望校を意識する

本格的な志望校を決定するのは7月中旬～8月下旬の夏休み期間中、または遅くても10月ぐらいまでが一般的です。しかしできれば春休みのうちに、候補となる志望校をいくつか意識しておくと良いでしょう。具体的な志望校を絞らなくても、「行ってみたいな」「興味があるな」と思えるような学校を、家族で話し合いながら探してみてください。勉強に対するモチベーションが格段にアップします。

また反対に、「通わない基準」を作ることも大切です。「男女共学の学校には行かない」「通学に自宅から、片道1時間以上かかる学校へは行かない」「校則が厳しい学校には行かない」といった通わない基準を作っておくと、いざ志望校を絞ろうと思ったときに作業がスムーズに進みます。

③今までの総復習をする

最後は今までの総復習をすることです。小学5年生までに習った内容をしっかり復習することで、4月以降に本格化する受験勉強に対する余裕が変わってきます。

しかし春休みは約2週間と短いため、「あれもやろう、これもやろう」と手を出すと、復習が中途半端に終わってしまうかもしれません。国語・算数・理科・社会の4教科すべて、ポイントを絞って復習するようにしてください。また苦手な単元が多い子どもの場合、苦手な単元のみに的を絞って勉強するのも効果的です。苦手単元をリスト化して、一つずつ確実につぶしていきましょう。

中学受験を目指す新小6年生向け！春休み中の理想的な勉強法を解説 

続いては中学受験を目指す新小学6年生の、春休み中の理想的な勉強法を科目別に解説します。

国語

国語はこれまでに習ったすべての漢字の読み・書きを、完璧にできるようにするのが目標です。語彙力は短期間では身につかないため、時間のある春休み中に復習しておきましょう。また余裕があれば四字熟語や慣用句、感情表現などにも取り組みます。

算数

算数は学習すべき項目が多いため、取捨選択することが大切です。特に苦手な分野をリストアップして、集中的に勉強するようにしてください。過去に受けたテストや模擬試験の結果を振り返ったり、教科書や参考書の目次を見たりしながら、苦手な分野を抽出します。

基本的に中学受験を目指す学習塾の算数は、小学5年生が終わる段階で一通りの単元を終えているはずです。小学6年生の4月からは応用問題に取り組むことになるため、基礎が身についていない子どもは授業に付いていけなくなる可能性があります。苦手な分野に的を絞って、例題や基礎問題は確実に解けるようにしておきましょう。

理科

理科も算数と同じように、苦手な分野をピックアップして取り組むのがおすすめです。単元によっては、算数の基礎知識がないと解けない問題もあります。なぜ解けないのかを振り返り、算数の知識が足りていない場合は算数対策も併行しておこなうと良いでしょう。

社会

中学受験の社会では、地理・歴史・公民の3分野から問題が出題されます。分野別の出題割合の目安は地理3～4：歴史4～5：公民：1～3。そのため、春休み中に最優先に取り組んでほしいのは歴史です。

歴史年表を作り、時代ごとに重要な出来事や場所、特徴などを振り返っていきましょう。比較的歴史が得意な子どもの場合、出題頻度の高いテーマ史に取り組むのも効果的です。特に文化史と外交史は頻出単元となっており、春休み中に基礎を固めておくと得点源になります。難関校を目指している子どもは、産業史にも目を通しておくと良いでしょう。

中学受験におすすめの学習塾8選

最後に、塾選が選ぶおすすめの学習塾をご紹介します。特徴や費用も塾ごとに解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

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以下でも、小学生が通うおすすめの学習塾をご紹介しています。特徴や費用について解説していますので、ぜひチェックしてみてください。

小学生の個別指導塾の料金はどれくらい？費用を塾別に比較して解説！
【小学生】集団指導塾の費用は？大人数／少人数の違い、個別指導と徹底比較！

【新小6年生の春休み】塾なしで中学受験を目指す場合に気を付けることは？

家庭によっては学習塾に通うことなく、中学受験を目指そうと思っているかもしれません。
続いては塾なしで中学受験を目指す場合、新小学6年生にとって春休み中に気を付けるべきことを紹介します。

1日7時間の学習を目標にする

春休み中は、1日7時間の学習を目標にしましょう。
受験学年となる小学6年生では、何よりも勉強時間を長く確保しなければいけません。学習塾へ通っている多くのライバルたちが必死で勉強している中で、追い付き・追い越されないためには相当の勉強量が必要です。

必然的に学習時間が長くなる夏休みや冬休みに備えて、春休みのうちから長時間学習に慣れておきましょう。

苦手科目や苦手分野の復習に時間をかける

春休みは期間も短いため、苦手科目や苦手分野の復習に時間をかけるのが効率的です。これまでに模擬試験を受けたことがあれば、試験の結果を振り返ったり、教科書や参考書の目次を見たりして、苦手な単元をピックアップしてみましょう。苦手な箇所がわからない場合は、各単元の例題や基本問題を一通り解いて確認する方法もあります。

春休み中に苦手な箇所をつぶしておくことで、塾なしでも4月以降の受験勉強を本格的にスタートできる力が身につくはずです。

中学受験を目指す子どものために親ができることとは？

中学受験をするのは子ども自身ですが、当然のことながら親のサポートは欠かせません。親が子ども一人ひとりに合ったサポートをすることで、高いモチベーションを保ちながら中学受験を乗り越えられるようになります。
最後に中学受験を目指す子どものために、春休み中に親ができることを見ていきましょう。

学習習慣がない子どもには積極的に関わる

一口に中学受験を目指す新小学6年生といっても、子どもによってタイプはさまざま。これまでコツコツと受験勉強を続けてきた子どももいれば、反対に学習習慣もまだ身についていない子どももいることでしょう。

特に学習習慣が身についていない子どもの場合、「勉強方法がわからない」「何から取り組めば良いのかわからない」「どこが苦手なのかがわからない」など、日々の学習に対して大きな不安を抱えていることも珍しくありません。そのため、春休み中は親が積極的に子どもの学習に関わるようにしてください。

学習スケジュールの設定や理解していない単元の抽出、やるべきこと・今はやらないことの取捨選択など、親が手厚くサポートしなければいけません。

家族で真剣に話し合って「受験計画」を立てる

2つ目は家族で真剣に話し合って、「受験計画」を立てることです。志望校や子どもの学力にもよりますが、4月以降は多くの受験生にとって大変なスケジュールが予想されます。毎日長時間の勉強が求められ、さらに受験に対する不安から精神的なストレスも大きくなっていくことでしょう。

ハードな中学受験を乗り越えるためには、家族が一致団結して臨む必要があります。そのため春休みの段階で、家族で話し合って受験計画を立ててください。やるべきことが明確になることで子どもの不安も解消され、本格的な受験勉強のスタートをきれます。

作成した受験計画を塾の講師などにチェックしてもらう

受験計画を作成したら、塾の講師や家庭教師といった中学受験のプロにチェックしてもらってください。プロの立場から客観的に受験計画を見てもらうことで、より良くするためのアドバイスがもらえるはずです。

生活リズムをくずさないように勉強させる

学校がないと生活リズムがくずれがちですが、一度くずれたリズムを取り戻すのは大変です。春休みに入ったら、初日から生活リズムをくずさずに勉強させてください。

基本的には学校に通っていたときと、同じ時間帯で活動させます。毎朝決まった時間に起床をして朝食を摂り、日中は春期講習や自宅学習などで、1日7時間の勉強時間を確保しましょう。夜もこれまでと同じ時間に就寝させます。

また7時間の勉強時間を確保しながらも、空いた時間に一息いれることも大切です。土曜日、または日曜日はリフレッシュデーに設定し、1日勉強から離れて子どもが好きなことをさせてください。家族と一緒に出かけたり、友達を思いっきり遊んだりするのも良いでしょう。

まとめ

春休み明けの4月には、多くの学習塾で模擬試験がおこなわれます。模擬試験の結果は志望校選びの判断材料になるだけでなく、子どもの勉強意欲にも影響を与えるため、できるだけ高得点を取れるように春休み中の勉強をがんばりましょう。

また親の気持ちも徐々に焦り始めることから、他の子どもと自分の子どもを比べてしまうことがあるかもしれません。「もっとがんばりなさい！」などと声をかけると、子どもによっては大きなプレッシャーとなる可能性があります。他の子どもと比較せず、自分の子どもにとって必要なことを考えてあげるようにしてください。

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