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多摩科学技術高校と科学技術高校をまとめて紹介!都立入試指導の現役塾講師が解説【2026年最新】

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高校受験
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多摩科学技術高校と科学技術高校は、どちらも理系・科学技術系の学びに力を入れる都立高校です。SSH指定校として研究活動や発表の機会が多く、普通科高校とは異なる専門的な学びができる点で、理系分野に関心のある中学生から注目されやすい学校といえるでしょう。

本記事では、都立入試対策のエキスパートである現役塾講師・大山先生監修のもと、2校の共通点、偏差値・大学合格実績、カリキュラム、校風、部活動をわかりやすく解説。

理系・科学技術系の都立高校を検討している中学生や保護者の方は、ぜひ参考にしてください。

塾選ジャーナル編集部

編集部

塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

大山雅司

監修者

大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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目次

多摩科学技術高校・科学技術高校の4つの共通点

まずは、どのような点が似ているのか、2校に共通するポイントを整理していきます。

多摩科学技術高校・科学技術高校の4つの共通点

共通点① SSH指定校として科学技術・理数探究に力を入れている

多摩科学技術高校と科学技術高校は、SSH、つまりスーパーサイエンスハイスクールに指定されている都立高校です。

SSHは、理数系教育の充実や科学技術系人材の育成を目的とした文部科学省の取り組みです。2校とも、普通科高校とは異なり、理数・科学技術分野の探究活動を学校生活の中心に据えています。

多摩科学技術高校は、科学技術分野に特化した専門高校として、実験・研究・発表を通じて専門性を深めていく学校です。科学技術高校も、科学技術科に加えて創造理数科を設置し、理数探究と専門的な学びの両方を展開しています。

「理科が少し得意だから選ぶ学校」というより、科学技術に深く関わり、研究や発表まで含めて取り組みたい生徒に向いている学校といえるでしょう。

共通点② 大学進学を前提にした専門高校である

多摩科学技術高校と科学技術高校は、専門高校ではありますが、就職を主な進路とする学校ではありません。大学進学を前提に、普通教科の学力と専門的な探究活動を両立させる学校です。

多摩科学技術高校は、一般的な高校のように入学後に文系・理系を選ぶのではなく、3年間一貫した理系カリキュラムのなかで、科学技術への興味を深めていきます。

科学技術高校も、理系大学進学を見据えた学びを展開。創造理数科では国立大学理系学部や難関私立大学理系学部への進学を意識し、科学技術科では実験・実習や課題研究を通じて、理工系分野への進学につながる力を育てます。

普通科のように高校入学後に文理を広く考えるというより、高校段階から理系・科学技術分野に軸足を置き、大学進学へつなげていく学校です。

共通点③ 大学受験の総合型選抜と相性が良い

多摩科学技術高校と科学技術高校は、大学受験の総合型選抜と相性が良い学校です。

総合型選抜では、志望理由や高校時代の活動、学びへの意欲などが重視されます。その点、2校では課題研究や発表に取り組む機会が多く、研究テーマや活動の過程を、志望理由書や面接で具体的に伝えやすいのが特徴です。

多摩科学技術高校では、1年次に科学技術の基礎を学び、2年次に課題研究、3年次に卒業研究へと進みます。科学技術高校でも、創造理数科・科学技術科それぞれで理数探究や専門分野の課題研究に取り組みます。

高校で取り組んだ研究内容が大学で学びたい分野とつながっていれば、総合型選抜や学校推薦型選抜での説得力も高まりやすいでしょう。一般選抜だけでなく、探究活動を大学進学に生かしたい生徒にとって、2校の研究活動は大きな強みになります。

共通点④ 学校生活そのものに科学技術の色が強い

多摩科学技術高校と科学技術高校は、授業だけでなく、学校生活全体に科学技術の色が濃い学校です。

多摩科学技術高校では、授業・課題研究・卒業研究に加えて、研究発表会、高大連携、海外研修、サイエンス関連の交流など、学校内外で科学技術に触れる機会が多くあります。研究を深めるだけでなく、他者に伝え、議論し、視野を広げる学びも重視されています。

科学技術高校でも、文化祭や研究発表、課外活動の中で、科学技術に関連した企画や成果発信が行われます。理系科目を多く学ぶだけでなく、自分の興味を研究に変え、発表し、外部とつながる経験を積みやすい環境です。

2校を検討する際は、「理系科目が得意か」だけでなく、「高校生活の中心に研究や発表があることを楽しめるか」を考える必要があります。

多摩科学技術高校・科学技術高校の偏差値や大学合格実績

偏差値

高校名 偏差値 合格めやす点数 2026年度実質倍率
多摩科学技術高校 57 730点 1.00倍
科学技術高校 45 570点 科学技術:0.77倍※
創造理数:1.38倍

参照元:進学研究会 Vもぎ 令和5年受験用 総合得点 合格めやす表Wもぎ2026年度 都立高校合格状況
※科学技術高校の創造理数科は科学技術科との併願が可能なため、科学技術科の実質倍率が1.00を下回る場合があります。

偏差値や合格めやす点数を見ると、多摩科学技術高校のほうが入試段階で求められる学力水準は高め。理系専門高校としての進学実績や学習内容を考えても、入学前から理系科目への一定の得意意識や、研究活動に取り組む意欲がある生徒が集まりやすい学校といえるでしょう。

一方、科学技術高校は学科によって受検状況に違いがあります。創造理数科と科学技術科は併願が可能で、創造理数科⇒科学技術科の順に合格者を決定。創造理数科のほうが高倍率になりやすく、入学後は理数探究を軸に、国公立理系大学を目指すことが想定されたカリキュラムです。科学技術科は、入学後は実験・実習・課題研究などの専門的な学びが続きます。

入学後も科学技術分野に継続して取り組めるか考えることが必要です。

大学合格実績

学校名 2025年度の現役合格者数
難関国立大※1 その他国立(大学校も含む) 早慶上理 その他私立
多摩科学技術高校 1 33 19 352
科学技術高校 0 15 6 190

※1 東京大学・京都大学・一橋大学・東京科学大学・国公立大学の医学部医学科
※ 合格実績の参照元:学校公式ホームページ(多摩科学技術高校科学技術高校

多摩科学技術高校は、理系大学への進学意識が強い学校。課題研究や卒業研究を通じて専門性を深めながら、国公立理系大学や難関理系私大を目指しやすい環境です。

一方、科学技術高校も大学進学を前提にした専門高校ですが、進路実績を見ると、専門学校への進学や就職も確認できました。大学進学においては全体のおよそ半数程度が推薦選抜を利用していますが、創造理数科に関しては一般選抜が想定されています。科学技術科においても特進クラスが1クラス設置され、国公立理系や難関理系私大が目指されています。

多摩科学技術高校・科学技術高校のカリキュラム・学習サポート

多摩科学技術高校は4領域を横断で学び、好きな分野へ絞る

バイオ・ナノ・エコ・情報の4領域で学ぶ
進学指導推進校として理系大学進学を支える
GE-NET EE指定校として英語教育にも力を入れている

多摩科学技術高校は、1年次にバイオテクノロジー、ナノテクノロジー、エコテクノロジー、インフォメーションテクノロジーの4つの領域を幅広く学びます。幅を広げたうえで、2年次から自分の関心に合った領域へと絞るカリキュラムです。

また、多摩科学技術高校は東京都の進学指導推進校(※)の指定を受けています。研究活動に力を入れるだけでなく、理系大学進学を見据えた学習支援も特徴。土曜授業、放課後や長期休業中の講習などを通じて、大学受験に必要な学力を伸ばす体制があります。国公立理系大学や難関理系私大を視野に入れたい生徒にとって、研究と受験対策を両立しやすい環境といえるでしょう。

さらに、多摩科学技術高校はGE-NET EE指定校でもあります。英語を単体で学ぶだけでなく、科学技術分野の研究内容を英語で伝える力や、海外との交流を通じて視野を広げる学びにもつながりやすいでしょう。理系の専門性に加えて、英語での発信力や国際的な視点も育てたい生徒にとって、魅力的な環境です。

※進学指導推進校については以下の記事で詳しく解説しています。ぜひご覧ください。

科学技術高校は2学科制で、理数探究と専門技術の選択肢がある

創造理数科と科学技術科の2学科がある
創造理数科は理数分野を幅広く探究する
科学技術科は3分野で実践的に専門性を深める

科学技術高校は、創造理数科と科学技術科の2学科を設置している点が大きな特徴。どちらも理系・科学技術分野を軸にした学びですが、学び方には違いがあります。

創造理数科は、物理・化学・生物・数学・情報などの理数分野を幅広く学びながら、探究活動に取り組む学科です。特定の技術分野に早く絞るというより、理数分野全体への関心を広げながら、自分の研究テーマを見つけていく学びに近いでしょう。

一方、科学技術科では、1年次に専門分野の基礎を学び、2年次以降に機械・制御工学系、電子・情報工学系、化学・バイオ系の3分野へと分かれて専門性を深めます。ものづくり、プログラミング、化学・生物系の実験など、実践的な学びが多い点が特徴です。

科学技術高校は、理数分野を広く探究したい生徒にも、専門技術を実践的に学びたい生徒にも対応できる学校です。

大山先生

この2校は、どちらも理系・科学技術系の学校ですが、「どのように専門性へ近づくか」が違います。

多摩科学技術高校は、バイオ・ナノ・エコ・情報の4領域を横断的に学びながら、自分の研究テーマを絞っていく学校です。

一方、科学技術高校は、創造理数科で理数分野を幅広く探究する道と、科学技術科で機械・情報・化学バイオなどを実践的に深める道があります。

科学技術系の高校を志望する場合は、単に「理系が好き」だけでなく、自分がどの形で探究を深めたいのかまで考えて学校を選ぶことが大切です。

多摩科学技術高校・科学技術高校の校風・行事

多摩科学技術高校・科学技術高校の校風・行事

多摩科学技術高校と科学技術高校は、どちらも勉強・部活動・行事に前向きに取り組める学校です。ただし、校風には違いがあります。

多摩科学技術高校は全員理系で“研究に没頭する”日常

多摩科学技術高校は、理系分野への関心が高い生徒が集まり、実験や研究に前向きに取り組みやすい学校です。科学技術や探究活動に関心を持つ生徒が多く、高校生というより「大学0年生」という言葉がしっくりくるという声もあります。

全員が理系という環境だからこそ、実験や研究を特別なものとしてではなく、日常の一部として楽しみやすい空気。一方で、実験レポートや課題、発表の機会も多く、研究・勉強・部活動を自分で調整しながら進める力が求められます。部活動は通常17時まで、延長しても18時までとされており、学習や研究との両立を意識しやすい環境です。

行事にも科学技術の特色があり、多摩未来祭や課題研究発表会では、日頃の研究や学びを形にして伝える機会があります。自由な雰囲気のなかで、自分の「好き」や「なぜ?」を深く追究したい生徒に合いやすい校風といえるでしょう。

科学技術高校は個性的な理系好きが集まる、自由度の高い校風

科学技術高校は、理系分野やものづくり、プログラミング、研究などに関心を持つ生徒が集まりやすい学校。学校の口コミにも、個性的な生徒が多いことや、研究したいものがある生徒、プログラミングに関心のある生徒が多いという声が見られます。

校則面では比較的ゆるいという声が複数あり、学校生活の自由度は高めでしょう。一方で、普通科のようなにぎやかな青春感を強く求める生徒よりも、自分の興味を持っている分野に打ち込みたい生徒の方がなじみやすい印象があります。

部活動では、研究系やものづくり系の活動が目立ちますが、演劇部や体育系の部活も活動しています。文化祭では科学に関係する出し物もあり、科学技術高校らしさが出やすい行事です。

個性的な仲間と出会い、理系の関心を共有しながら高校生活を送りたい生徒に向いています。

大山先生

この2校は「自由そう」「理系好きが多そう」という印象だけで選ぶと、入学後のギャップが出やすい学校。自由度がある一方で、研究・レポート・発表に自分から向き合う主体的な姿勢が欠かせません。

普通科のような高校生活を期待するより、好きな分野に時間を使い、同じ関心を持つ仲間と深めていく環境に魅力を感じるかどうかが大切です。

研究を「やらされる課題」ではなく、「高校生活の軸」にできる生徒ほど、この2校の良さを生かしやすいでしょう。

多摩科学技術高校・科学技術高校の部活動

多摩科学技術高校・科学技術高校の部活動

部活動を目的に高校選びをしたいという方も多くいると思います。ここで、公式ホームページやパンフレット上で掲載されている実績や、ネット上で見られる評判などを総合して、各校特に有名な部活動を一部まとめていきます。

多摩科学技術高校と科学技術高校は、どちらも科学技術系の専門高校らしく、部活動にも理系・研究系・ものづくり系の活動が見られるのが特徴。授業だけでなく、部活動でも自分の興味を深めやすい点は、普通高校との大きな違いです。

運動部

部活動 多摩科学技術高校 科学技術高校
アウトドアライフ部
ラグビー部
サッカー部
硬式野球部
硬式テニス部
バスケットボール部
バドミントン部
バレーボール部
剣道部
柔道部
水泳部
卓球部
ダンス部
陸上競技部

文化部・同好会

部活動・同好会 多摩科学技術高校 科学技術高校
科学研究系
写真部
美術・イラスト系 〇美術・イラスト部 〇美術愛好会
パソコン・CG系 〇パソコン部 〇MCG部
天文部
吹奏楽部
軽音楽部
ロボット系 〇ロボット研究部 〇ロボット部
無線工作部
機械工作
ボランティア部
将棋・囲碁系 〇将棋部 〇囲碁将棋部
演劇部
鉄道研究系 〇鉄道・都市研究同好会 〇鉄道研究部
調理科学
園芸
茶華道
奇術
LEGO競技
魚類研究同好会

参照元:公式学校パンフレット(多摩科学技術高校科学技術高校

多摩科学技術高校は研究系の文化部が充実-勉強・部活動を両立しやすい

多摩科学技術高校は、科学研究系の活動に加え、パソコン部、天文部、ロボット研究部、無線工作部、鉄道・都市研究同好会など、理系・技術系の関心を生かしやすい部活動が目立ちます。授業での課題研究と部活動での活動がつながりやすく、研究を学校生活の中で深めたい生徒には魅力的な環境です。

運動部は科学技術高校と比べるとやや種類が少なめです。

また、多摩科学技術高校は部活動の時間に一定の区切りがあり、勉強・研究・部活動を両立しやすい点も特徴。部活動の種類だけでなく、「研究や学習に取り組みながら、部活動も無理なく続けられるか」を見ておくとよいでしょう。

科学技術高校は運動部・文化部ともに幅広く、珍しい活動もある

科学技術高校は、運動部・文化部ともに選択肢が幅広く、多摩科学技術高校にはない部活動も見られます。運動部では、硬式野球部やラグビー部、柔道部、ダンス部、アウトドアライフ部などがあり、理系・科学技術系の専門高校でありながら、運動部にも取り組みやすい環境といえそうです。

文化部・同好会では、科学研究系やロボット部に加え、機械工作、MCG(Multimedia Computer Graphics)部、LEGO競技、魚類研究同好会など、科学技術高校らしい珍しい活動も目立ちます。

研究やものづくりに打ち込みながらも、運動部や文化活動も含めて高校生活の幅を持ちたい生徒にとって、科学技術高校は自分に合う活動を見つけやすい学校といえるでしょう。

大山先生

多摩科学技術高校と科学技術高校では、部活動でも興味のある分野を深める場になりやすいです。特に研究系・ものづくり系の活動は、課題研究や将来の進路とつながることもあります。

多摩科学技術高校は、研究や学習との両立を意識して活動したい生徒向き。科学技術高校は、研究系に加えて運動部や珍しい文化部も含め、学校生活の選択肢を広く持ちたい生徒向きです。

部活動も「高校で何を深めたいか」から選ぶと、ミスマッチを防ぎやすいでしょう。

多摩科学技術高校・科学技術高校にはどんな生徒が向いている?

多摩科学技術高校・科学技術高校に向いている生徒

ここまで多摩科学技術高校と科学技術高校を様々な角度から紹介してきました。どちらも文武両道を重視し、勉強・部活動・行事に前向きに取り組める学校です。

多摩科学技術高校と科学技術高校は、どちらも理系・科学技術系の専門高校です。普通科高校のように高校入学後に文理を考えるというより、入学時点から理系分野への関心があることが前提になります。

そのうえで、2校では学び方や学校生活の雰囲気においても共通点が多くあります。

多摩科学技術高校に向いている生徒

「理系に興味はあるが、まだ専門分野を決め切れていない」
「研究を通じて、自分の好きな分野を見つけたい」
「英語での発信力も身につけたい」

多摩科学技術高校に向いているのは、理系分野への関心があり、これから自分の専門分野を見つけていきたい生徒です。

1年次にバイオ・ナノ・エコ・情報の4領域を幅広く学び、2年次以降に関心のある分野へ絞っていくため、入学時点で「情報をやりたい」「バイオをやりたい」と決め切れていなくても、自分の方向性を探しやすい学校です。

また、進学指導推進校として理系大学進学を支える体制があり、GE-NET EE指定校として英語教育にも力を入れています。研究に取り組むだけでなく、大学進学や英語での発信力を身につけたい生徒にも合いやすいでしょう。

科学技術高校に向いている生徒

「理数分野を幅広く探究したい」
「ものづくり・情報・化学バイオなどを実践的に学びたい」
「個性的な理系好きの仲間と高校生活を送りたい」

科学技術高校に向いているのは、理数分野やものづくりへの関心があり、実験・実習を通じて自分の興味を深めたい生徒です。

創造理数科では理数分野を幅広く探究し、科学技術科では機械・制御、電子・情報、化学・バイオの3分野から専門性を深めます。理数探究を広く進めたい生徒にも、専門技術を実践的に学びたい生徒にも選択肢があります。

また、科学技術高校は部活動や文化祭にも理系・ものづくり系の特色がある学校。普通科的な高校生活よりも、自分の好きな分野を持つ仲間と学びを深めたい生徒に向いているでしょう。

多摩科学技術高校・科学技術高校に合格するために必要な学力

多摩科学技術高校・科学技術高校に合格するために必要な学力

では、多摩科学技術高校・科学技術高校に合格するためには、どの程度の学力が必要でしょうか。

内申点の目安

多摩科学技術高校

内申点はオール4をベースに、いくつか3がある状態が一つの目安。

受験者層は比較的厚く、オール4に近い内申を持つ受検生も一定数含まれます。そのため、4以上が少ない場合は不利になりやすいと言えるでしょう。

科学技術高校

内申点はオール3をベースに、いくつか4がある状態が一つの目安。オール4に近い内申を持つ受検生も一定数含まれます。オール3だと不利になる可能性があります。

ESAT-JがAランクの場合の当日点の目安

中学校英語スピーキングテスト(ESAT-J)でAランクの場合に合格めやすとなる当日点は以下の通りです。

2校とも理科・数学が1.5倍の傾斜配点です。ここでは理科・数学の得点を仮定して当日点の目安を割り出します。

多摩科学技術高校(成績表がオール4の場合=換算内申点240点

760点=当日テストで理数75点の場合、それ以外は68点以上

科学技術高校(成績表がオール3の場合=換算内申点180点

668点=当日テストで理数70点の場合、それ以外は64点以上※1 科学技術科を想定

※上記は2025入試におけるアンケートデータを基にしています。あくまで目安としてご覧ください。
※1 科学技術高校はアンケートデータがないため、偏差値の近い高校の推計ボーダー点をもとに算出しています。
参照元:都立合格ドットコム2025 合格ラインアンケート 各校の昨年度の推計ボーダー得点(アンケートデータから算出)

理科・数学は、得点源にしておきたい科目。理科・数学でしっかり得点できれば、国語・英語・社会の必要点に余裕が出ます。一方で、理科・数学で大きく失点すると、傾斜配点の分だけ影響も大きくなります。

そのため、受験対策では、理科・数学を早めに固めることが重要。基本問題の取りこぼしを減らし、計算ミスや用語の暗記漏れをなくしたうえで、過去問演習を通して時間配分にも慣れておきましょう。

苦手科目を作らないことも大切ですが、2校を目指すなら、まずは理科・数学を安定して得点できる状態にしておくことが合格に近づくポイントです。

まとめ:科学技術系の高校は“日常的に研究がしたい”生徒におすすめ

多摩科学技術高校と科学技術高校は、どちらも理系で科学技術系の専門高校。両校とも実験・研究・発表に取り組む機会が多いため、「高校生活で日常的に研究していたい」生徒におすすめです。

多摩科学技術高校は、バイオ・ナノ・エコ・情報の4領域を幅広く学びながら、自分の専門分野を見つけていく学校。GE-NET20にも指定されているため、国際交流や英語での発信力を身につけたい生徒に向いています。

科学技術高校は、創造理数科と科学技術科の2学科を設置。理数分野を広く探究したい生徒にも、ものづくり・情報・化学バイオなどを実践的に学びたい生徒にも選択肢がある学校です。

ぜひ学校説明会にも積極的に参加し、学校の雰囲気を実際に確かめてみてください。

執筆者プロフィール

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編集部
塾選ジャーナル編集部

塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。

監修者プロフィール

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ひのき進学教室 三軒茶屋校講師
大山雅司

塾講師として中学・高校・大学受験指導を行っている。2020年にYou Tubeチャンネル「ひのき三軒茶屋」を開設し、主に高校受験に関する内容を配信中。2024年8月には都立高校の口コミ・データサイト「都立合格.com(ドットコム)」の運用を開始。“受験を少しでも面白く乗り越える”手助けを行うことを目標に動画制作を行っている。

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