広尾学園中学校に合格! 海外8年、受験仲間なしで挑んだ帰国生入試の記録|親たちの中学受験体験記Vol.37
海外赴任についていくとき、まだ4歳だった娘の中学受験を決めた母。バイリンガルに育ったり、国際的な視野が養えたりと子育てのメリットが多い海外暮らしですが、悩ましいのは子どもの進路です。
いつ、どこで受験をするのが子どものキャリアとして望ましいのか――。
滞在国の友だちと活発に交流しながらも、早めの受験対策と伴走力で合格を叶えたご家庭のエピソードから、帰国生入試を成功に導くヒントを探ります。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
【保護者プロフィール】
| お名前 | 逢坂久美子(仮名) |
|---|---|
| お住まい | 神奈川県 |
| 年齢 | 50歳 |
| 職業 | 主婦 |
| 性格 | 計画的だが同時に楽観的 |
| 家族構成 | 夫、娘(中学2年生) |
【中学受験を行った子どものプロフィール】
| 子どもの名前 | 逢坂七海(仮名) |
|---|---|
| 性別 | 女子 |
| 現在通っている学校名 | 広尾学園中学校 |
| 現在の学年 | 中学2年生 |
| 受験時に通っていた塾 | 大手日系塾の海外校 |
| 苦手科目 | 国語 |
| 性格 | 何ごとにも慎重で意志が強く、動じない。 |
| 偏差値 | 学習開始時期の偏差値:算数65/国語50くらい 受験時期の偏差値:算数70 国語60台後半(全国模試) |
| 受験結果 | 広尾学園中学校(SG、AG)合格(第一志望) 広尾学園小石川中学校 合格 三田国際科学学園中学校 不合格 |
海外への帯同を選んだとき、娘の中学受験も決意

―最初に、中学受験を考え始めた理由・きっかけを教えてください。
夫の海外赴任に帯同すると決めたときから、娘の中学受験を考えていました。赴任先や任期は家族の希望どおりになるわけではないので、子どもの進学を優先した本帰国の時期を予定しておかないと、受験のタイミングと合わなかったときに子どもの負担が大きいからです。
大学まで海外赴任が続くかはわからず、そうなると高校よりも帰国生入試の枠を設けている学校が多い中学受験をしようと思いました。
―いつから、海外で暮らしていましたか? 現地校、日本人学校、それともインターナショナルスクール?
娘が4歳のときに海外に渡り、そのまま帰国せず小学2年生で赴任国が変わりました。どちらの国でもインターナショナルスクールに通わせていました。
最初の赴任国での駐在中にコロナ禍を経験しています。ロックダウンは大変でしたが、庭付きの広い家を借りていたので、それほどストレスフルにはならなかったのが幸いでした。インターナショナルスクールに在籍していた日本人も激減し、娘は英語を話す友だちしかいなくなり、英語力が格段にアップした点でも結果的に良かったかもしれません。
―日本語の勉強は? 週末の補習授業校などはありましたか?
私たちが暮らしていた地域には、日本人会などが運営する補習授業校はありませんでした。
いていた公文に通い、国語と算数を受講していました。 ですが、家庭学習は公文とインターナショナルスクールの宿題も含めて毎日1時間ほど。海外滞在中はインターナショナルスクールの友だちとの交流をメインにしたいと考えていたので、毎日のようにお互いの家を行き来して遊んだり、お泊まり会をしたりしていました。お誕生日パーティーも盛んなので、ほぼ毎週末に参加していましたよ。
\海外からの志望校選びのポイント/

帰国生入試は多様。入試科目数、英語力だけでなく入試日も広範囲

―志望校選びは、どのように進めましたか?
小学3年生の1月に中学受験に向けて、現地にある大手日系塾の海外校に通い始めました。そのときにモチベーションを高めるためにも志望校は決めたほうがよいと教えていただいたので、探し始めました。
今はどの学校もホームページを充実させていますし、海外からでも志望校選びはさほど不便ではありませんでした。娘は海外大学への進学を希望しているため、まずは海外大学への進学実績を重視。入学後の授業は英語がどのくらいを占めるのか、海外大学受験へのサポートはあるのかなどもインターネットで調べていきました。
―学校見学のために帰国されましたか? 何校くらいに参加しましたか?
夏休みに一時帰国していたのを利用して、学校見学に参加しました。小学4年生から始めて、広尾学園中学校、広尾学園小石川中学校、慶應義塾湘南藤沢中等部の3校です。
渋谷教育学園渋谷中学校、三田国際科学学園中学校はオンラインの学校説明会にのみ参加しました。
―どんな気づきがありましたか?
小学4年生のときに、まず広尾学園小石川中学校のインターナショナルコース・アドバンストグループの体験授業に参加しました。娘の大好きなPoetryの授業だったこともあり、広尾学園・広尾学園小石川中学校への志望度が上がりました。
小学5年生では広尾学園中学校の個別見学会に参加し、校舎の雰囲気や自宅からの通いやすさも踏まえて、第一志望に。同じ夏、慶應義塾湘南藤沢中等部にも参加して、由緒ある日本の学校らしい雰囲気に圧倒されました。
―どのような点を重視して、最終的に第一志望を決めたのですか?
やはり海外大学への進学実績を最重視しました。広尾学園中学校は、海外大学への合格者数が2024年度は206人(2026年度は322人)もあり、娘にとってかなり魅力的でした。
親としては、日本語の教育もしっかり受けられ、国内大学との併願も視野に入れられること、海外大学受験の際に奨学金獲得のノウハウがあることに惹かれました。最終的に親子で自宅からの通いやすさや校風なども含めて話し合い、広尾学園中学校を第一志望にしました。
―併願校は、どのような基準で選びましたか?
帰国生入試は本当に多様です。入試科目数も学校によってさまざまですし、求められる英語力にも大きな差があります。さらに何といっても、入試日が11〜2月までバラついています。
第一志望を広尾学園中学校にしたのには、同じ受験対策で広尾学園小石川中学校にも対応できることもあります。算数の出題形式が英語なのも娘に向いていましたし、TOEFL iBT 90点以上あれば英語の試験が免除になるのも良かった。大手日系塾の海外校で算数と国語を受講していましたが、帰国生受験対策専門の英語塾などには通っていなかったので不安があったからです。
広尾学園小石川中学校と入試日の近い三田国際科学学園中学校も併願校に加え、受験日程を組みました。それでも海外から入試のために一時帰国を2回することになります。1月以降が入試の学校は、娘の体力や当時の学校との両立を考えて、選択肢から外しました。
―もしも中学受験でご縁がなくても、日本へ戻る予定でしたか?
いえ、そのまま海外に家族で留まり、高校受験で再挑戦しようと考えていました。中学受験を決めたときも、本帰国がいつになるか決まっていませんでしたし、夫は今も海外に赴任しています。
志望校を選ぶときも、途中で海外に引っ越しても復学できる学校かどうかも考えて選んでいます。娘が中学1年生の1学期を終えたときに、このまま広尾学園中学校に通い続けたいか、海外へ行きたいか聞きましたが、とても充実した学校生活を送っているので「日本に残る!」の即答でした。
\帰国生入試の併願校選びのポイント/

通塾後、国算の偏差値が5アップ。得意な算数は全国模試で1位に

―幼少期から帰国生受験を検討されていたとのこと。いつから、どのように準備されてきましたか?
先ほども少しお話ししましたが、小学1年生は公文の国語と算数くらいで英語に集中させるようにしていました。コロナ禍でオンライン授業が続いた約2年間は在宅時間が増えたので、Z会の通信教育を受講。1学年先の受験コースを2学年分終了させた小学3年生の冬から塾に入りました。
―大手日系塾の海外校に通っていたそうですが、塾選びはどのようにされましたか?
暮らしていた地域には、日系の進学塾はそこしかなかったからです。以前の赴任国に駐在していたときは選択肢が多かったので驚きましたが、熱心に指導していただき合格に導いてもらえたので満足しています。
―通塾は週に何回? 何科目でしたか?
週1回、国語と算数の2科目です。入塾したのはコロナ禍直後だったこともあり、現地には中学受験をする日本人の子どもがあまりおらず、グループ授業がありませんでした。
ただ個別指導だったことで、得意な算数はどんどん先に進めてもらい、国語はじっくり丁寧に見てもらえて良かったです。入塾時は日本語がかなり怪しい状態でしたが、根気強く教えていただきました。
個別指導だったため金額はかなり高く感じましたが、そのぶん夏期講習や冬期講習などの特別な受講はせず直前期まで週1での通塾を保ち、メインは家庭学習という習慣もつきました。
―塾に通い始めてから、娘さんの勉強の様子や成績に変化はありましたか?
まず日本人の先生が初めてでしたから、本人も真面目に取り組んだように思います。それまで中学受験の勉強は親が教えていたので、塾の先生のほうが明らかにモチベーションが上がって。アドバイスを実行すると成績が伸びたことも励みになっていました。
算数はもともと得意なので、応用問題を中心に教えてもらいました。家庭での復習で理解しきれなかった問題を先生が解説、というやり方で進めました。国語は苦手な記述問題をメインに。満点ではなくても半分以上は点数を取れる書き方など教えてもらい実践しました。
算数、国語ともに入塾時より偏差値が5くらいアップして本番を迎えることができました。特に算数については熱意をもって取り組めたようで、全国模試で1位をとるほどになりました。
―合格に結びついたと思う塾のサポートは?
直前期には広尾学園中学校対策を徹底的にしてくれたことです。特に作文を集中的に対策していただき、どんなテーマが出ても自分が書ききれる方向性にもっていくテクニックや、出題が予想されるテーマなどを扱ってもらいました。
また国語についても出題傾向が似ていて、かつ少しレベルが高い学校の過去問を用意してくれて。算数は広尾学園中学校が英語による出題だったので基本的には過去問をもらって家で解いていましたが、わからない問題はLINE等で即座に答えてくれました。面接対策も日本語と英語の両方で指導していただくなど、総合的なフォローが合格につながったと感じています。
\海外での塾選び・成績アップのポイント/

中学受験のない地域で、モチベーション維持や周囲の理解を得るためにしたこと
―海外からの中学受験、いちばん苦労したことは?
何といっても、娘に中学受験の仲間がいなかったことですね。4歳からずっとインターナショナルスクールだったため、日本人の友だちがほぼいなかったんです。コロナ禍の前後には日本人の生徒も学校にたくさんいたのですが、娘は英語優位になっていたからその輪に入ることがなくて。
外国人の友だちは中学受験という概念すらないことも多く、余暇活動を大切にしますし、「なぜここまで勉強する必要があるのか、何のためにやっているか」などと聞かれ、理解されないことも。それまでは積極的に家を行き来して遊んでいましたので、勉強のために誘いを断るのは心苦しかったですし、娘も残念がっていました。
―どのように乗り越えましたか?
一時帰国をして学校見学をしてから、娘は広尾学園中学校に憧れるようになりました。
インターナショナルスクールは大好きだったのですが、得意な算数に限っては授業の進度にやや退屈することも。部活動では高校生と一緒に難度の高い問題に挑んだりしていたんですが、やはり広尾学園中学校に通ったほうが数学好きなクラスメイトと高度な授業が受けられて楽しそうだと期待したようです。
そのため入試直前には本人の目の色も変わってきて、自分から友だちの誘いを断るようになりました。私もママ友だちに中学受験の仕組みを話し、終わったら遊ぼうねと。
こんなに長期にわたる受験勉強、しかもこの歳でというのは日本以外にはあまりない文化なのか、最初は怪訝な顔をされましたが、少しずつ理解してもらえて、助けてもらえるようになりました。
―帰国生入試では滞在国での学校生活も評価されるのでしょうか?
広尾学園中学校の願書書類には活動報告書があり、面接でもその活動報告書をもとに深掘りした質問をされました。
娘は中学受験のためにというわけではないのですが、かなり積極的に学校生活に取り組んでいたのは良かったと思っています。具体的には生徒会委員や系列校との橋渡し役を務めたり、Writingのコンペティションで校長賞をもらったり、環境保護活動の一環としてゴミ拾いや食堂での食品ロス削減に取り組んだりといった成果がありました。
また、滞在国の歴史や文化なども面接で聞かれるのですが、社会や歴史の授業でしっかり学んでいましたので、自信をもって答えることができたそうです。
―出願手続きはすべて海外からできましたか?
広尾学園中学校では出願はインターネットですが、海外在学中の成績表やTOEFLのスコアなどは郵送で提出しなければなりません。現地は郵便事情があまり良くなく不安がありましたので、実家の母にサポートしてもらいました。
\受験仲間がいない環境での工夫のポイント/

塾の教材を家庭で徹底復習。立体図形は豆腐を切って教えるなどの工夫も

―受験期の家庭でのサポートについて教えてください。通塾は週1で、家庭学習がメインとのことですが、気をつけていたのは?
塾の復習を家庭でするときは隣に座って、一緒に取り組むようにしていました。小学4年生くらいまでは日本語が弱かったため、国語だけではなく算数の問題も自分では進められないことがたびたびあったからです。
―高学年からは、どのような家庭学習をしていましたか?
平日は下校後、16時から19時半、夕食後の1時間が勉強というスタイルを定着させていました。塾では週1で算数と国語の個別指導のほか、週に2回、現地のスクールでオンライン英語クラスも受けていました。
塾で使う問題集は最難関校向けではなかったため、算数はチャレンジ問題もしっかり反復して解くようにしていました。国語は今まで日本語の文章に触れる機会がなかったので毎日1つは読解に取り組んでいましたが、偏差値が安定してからは数日に1回と頻度を落として漢字と語句に絞りました。
小学5年生の冬にTOEFL iBTを初めて受験。スコア90点台を取得できたので、以降はほぼ国算のみに集中することができました。
―小学6年生の夏休みは、どのように過ごしましたか?
志望校への熱意が上がり勉強に対する姿勢も変わってきたので、特に夏休みは一時帰国をせず、滞在国に残って勉強しました。
周囲は長期休みになるとバケーションに出掛けてしまうため遊ぶ友だちもおらず、静かに取り組めました。午前中は8時半〜13時、午後は14時〜18時まで勉強し、フリータイムは読書や家族でバドミントンというルーティンができ、メリハリのある生活が送れました。
―取り組んで良かった、家庭での勉強法は?
塾から与えられた問題集を網羅したこと。周りからは最難関校向けではないので予習シリーズのほうが良いのでは? などのアドバイスもありましたが、基本や練習問題が多い内容を確実に自分のものにできたことで、自然と応用問題にも適応するようになっていました。
夫は算数が得意なので、土日には解説にも書いていない、根本的な考え方から教えました。また、娘が手こずった立体図形の切断などは、毎日のように豆腐をローカルマーケットから買ってきて、豆腐を切って断面を見せて理解を促したりもしました。小学6年生の夏には、どの単元が出題されても怖くないところまで仕上がりました。
―苦手科目とその対策は?
苦手な国語対策としては、それまで英語の本しか読まなかったので、日本語の本を読むように促しました。日本人会に図書館があって児童書も多かったので利用しました。最初はふりがなが振ってある簡単な作品から入りましたが、もともと本は大好きだったので、最後には江戸川乱歩などにハマってよく読んでいました。
語彙が乏しかったころは情景から感情を読み取る問題などに苦労し、国語の偏差値も浮き沈みがありましたが、次第に偏差値68、69あたりで安定するようになりました。
\海外での家庭学習サポートのポイント/

不慣れな日本にハラハラの受験本番。冬は8年ぶり、ピリついた試験会場の雰囲気も初体験

―どのような受験日程だったのでしょうか?
11月21日に三田国際科学学園中学校、11月23日に広尾学園小石川中学校(アドバンストグループ)、12月19日に広尾学園中学校(アドバンストグループ)、12月20日に広尾学園中学校(スタンダードグループ)という入試スケジュールです。
―入試のためにどのくらいの期間、日本に滞在しましたか?
11月は日本に2週間滞在し、一度海外に戻り、12月は1週間だけの滞在で合格発表も確認せずに戻りました。夫を残してきているので、あまり長く帰国しているわけにもいかなくて。ただ日本に滞在中はホテルではなく私の実家で過ごしたので、娘はリラックスできたかなと思います。
―現地の学校は、中学受験のために長めに休みましたか?
自宅にいてくれたほうが勉強だけでなく体調管理もしやすいですし、直前期は何週間か学校を休むことも提案しました。ですが、ストレス発散の場として学校があったためか断固拒否されて、一時帰国の前日まできっちり通っていました。
―海外からの受験は移動距離も長く体調管理が心配ですよね。問題ありませんでしたか?
風邪などはひかなかったのですが、海外赴任後の8年間、冬の日本に帰ってきたことがなかったんです。どちらの赴任国も比較的暖かい地域だったので、娘は日本の寒さが衝撃的だったようです。本番の朝も「こんなに寒いと外出できない!」と騒いでいました。
―海外滞在8年、慣れない日本の環境で入試本番は緊張しませんでしたか?
もママ友だちに中学受験の仕中学受験のない国で暮らしていたので、当然、模試会場に行ったこともなかったんです。試験会場に特有のピリピリと張り詰めた空気を本番で初めて味わって。入試に影響したかどうかはわかりませんが、「会場の雰囲気が怖かった」と帰宅後にもらしていました。
―最初に受けた併願校の不合格、その後に影響しませんでしたか?
娘には受験仲間もいなかったですし、合格発表についても詳しくは知らなくて、数か月かかると思っていたみたいです。だから第一志望の入試に影響しないように、すべての入試が終わるまで三田国際科学学園中学校の不合格は伝えませんでした。第一志望の合格をもらってから知ったのでダメージはなかったですが、当然、私は最初の合格をもらうまでかなりドキドキしていました。
―やっておけば良かったと思うことはありますか?
大手日系塾の海外校では算数と国語しかとっていなかったため、英語の入試対策や情報が不足していたことでしょうか。三田国際科学学園中学校も過去問が出回っていなかったので、サンプル問題に目を通すくらいで挑んだのは無謀だったかもしれません。
広尾学園中学校へ入学後にクラスメイトに聞いたら、TOEFL iBTは何度も受けなおして1点でも高い点を出していたとのこと。style="background-color: rgb(255, 255, 1590点台前半のスコアもそれほど高くないと知り、ヒヤッとしました。
―現在の様子、中学校生活について教えてください。
中学1年生は入学してすぐ春合宿に行き、将来の夢をクラスメイトと語り合います。そこで一気に打ち解け、ありのままの自分を出せるようになったと言っています。何ごとにも積極的で活発、メリハリをつけて頑張る子が多いです。娘は英語でも日本語でもどちらでも通じる環境は理想的だと、充実した学校生活を送っているようです。
―広尾学園中学校に入学していちばん良かった点は?
娘が「自分の居場所を見つけた」と言ったこと。クラス全体の理解度が高く進歩も早いため、得意な数学を含めてついていくのに気が抜けず、充実しているようです。授業が楽しいうえに、同じように英語優位の友だちに出会える環境を与えられて良かったと思っています。
\海外からの受験本番における配慮のポイント/

取材後記
一般入試とはまた違う、独自の対策や勉強、子どもへの配慮が求められる帰国生入試。海外赴任に帯同すれば特別枠が使えて入試が楽になる――なんて、中学受験はそう甘くはありません。
帰国生入試の出願条件は細かく、滞在年数や帰国時期によってはなかなか該当しないことも。難関校ともなれば、英検1級レベルの受験生たちが文学や環境、社会への深い造詣を英作文で示す、ハイレベルな挑戦が待っています。
帰国生入試で人気の広尾学園中学校に合格した逢坂さんは、4歳の娘と海外へ渡ったときから、中学受験を見据えていたそう。滞在国での友だちづきあいを最優先にしながらも、早めに家庭学習の習慣をつけさせ、得意な算数を活かした受験戦略も合格を引き寄せました。帰国生入試であっても、鍵となるのは早めの対策と情報収集。やはり親の役割は大きい、とあらためて感じさせられました。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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