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【2027年度】東京農業大学の総合型選抜は難しい?23学科の倍率と事前課題・面接対策

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大学受験
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東京農業大学の総合型選抜を受験したいけど、募集要項は?倍率はどのくらい?事前課題は何を書く?と気になることも多いですよね。

2026年度の全学部方式は倍率2.7倍で、一般選抜の4.9倍より低く、共通テスト利用の2.9倍に近い水準でした。学科ごとに1.1〜6.1倍の幅があります。評定の条件はなく、書類審査と口頭試問(面接)の2段階で選考されます。

この記事では、方式の違い、学科別の倍率、出願条件と日程、事前課題・面接の対策、落ちたときの選択肢を解説します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

東京農業大学の総合型選抜とは?

東京農業大学の総合型選抜とは?

5つの方式と出願資格の違い

東京農業大学の総合型選抜は5つの方式で行われ、受験者が最も多いのは23学科で実施される「総合型選抜 全学部」です。方式ごとの出願資格は次のとおりです。

方式 対象 評定 高卒生 他大学との併願
全学部 全6学部 条件なし 2026年3月卒業の高卒生も可 第一志望が前提
高校で学んだ実践スキル 全国農業高等学校長協会の会員校の生徒 4.0以上 不可(現役のみ) 第一志望が前提
東京農大ファミリー 本学の卒業生・修了生の子・孫・兄弟姉妹、在学生の兄弟姉妹 3.2以上 2026年3月卒業の高卒生も可 第一志望が前提
生物産業学部〔併願方式〕 生物産業学部 条件なし 2026年3月卒業の高卒生も可 可
生物産業学部(12月実施) 生物産業学部 条件なし 2026年3月卒業の高卒生も可 第一志望が前提

「第一志望が前提」とは、合格した場合に入学する意思があることを意味します。出願する方式によって条件が異なるため、募集要項を確認しましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項、東京農業大学|高校で学んだ実践スキル 募集要項、東京農業大学|東京農大ファミリー 募集要項、東京農業大学|生物産業学部〔併願方式〕募集要項、東京農業大学|生物産業学部 募集要項

東京農業大学の総合型選抜の倍率・難易度

東京農業大学の総合型選抜の倍率・難易度

2026年度の全学部方式は、1次受験者1,092人に対し、最終合格者は406人でした。倍率は2.7倍、合格率は37%です。

※倍率=1次受験者数÷最終合格者数、合格率=最終合格者数÷1次受験者数(編集部で計算)。大学公式の段階別の競争率(1次・2次それぞれの倍率)とは定義が異なります。

参考:東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

学科別の倍率【2026年度】

2026年度の倍率が最も高かったのは栄養科学科の6.1倍、最も低かったのは食香粧化学科と自然資源経営学科の1.1倍でした。

また、2027年度は農学科の募集人員が8人から20人に増えるなど、6学科で募集人員が変更されています。

学科 募集人員(2026年度) 募集人員(2027年度) 1次受験者 最終合格者 倍率
農学科 8 20 85 25 3.4倍
動物科学科 20 20 49 25 2.0倍
生物資源開発学科 20 20 85 23 3.7倍
デザイン農学科 10 10 52 32 1.6倍
農芸化学科 5 8 50 23 2.2倍
醸造科学科 8 8 71 17 4.2倍
食品安全健康学科 7 7 75 19 3.9倍
栄養科学科 10 10 98 16 6.1倍
バイオサイエンス学科 5 7 40 19 2.1倍
分子生命化学科 3 5 11 4 2.8倍
分子微生物学科 7 5 48 17 2.8倍
森林総合科学科 5 5 40 21 1.9倍
生産環境工学科 5 5 32 10 3.2倍
造園科学科 5 5 49 12 4.1倍
地域創成科学科 3 7 37 8 4.6倍
国際農業開発学科 15 15 17 9 1.9倍
食料環境経済学科 34 34 70 25 2.8倍
アグリビジネス学科 10 10 43 10 4.3倍
国際食農科学科 10 10 43 10 4.3倍
北方圏農学科 20 20 29 22 1.3倍
海洋水産学科 20 20 33 26 1.3倍
食香粧化学科 20 20 19 18 1.1倍
自然資源経営学科 20 20 16 15 1.1倍

※1次受験者数・最終合格者数・倍率は2026年度の結果です。倍率は1次受験者数÷最終合格者数で算出しています。募集人員のみ2026年度と2027年度を併記しました。

参考:東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果、東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

23学科のうち17学科で、最終合格者が募集人員を上回りました。例えば農芸化学科は、募集人員5人に対して23人が合格しています。つまり、募集人員は合格者数の上限ではないということです。

2027年度の1次選考の結果

2027年度の全学部方式は、1次受験者1,222人に対し、1次合格者は658人でした。

前年度と比較すると、次のようになります。

項目 2026年度 2027年度
1次受験者数 1,092人 1,222人
1次合格者数 640人 658人
1次通過率 約59% 約54%

※1次通過率=1次合格者数÷1次受験者数(編集部で計算)。

2027年度は1次受験者が前年度より130人増えた一方、1次合格者は18人増にとどまりました。その結果、1次通過率は約59%から約54%に低下しています。

ただし、これだけで最終倍率が前年度より高くなるとは判断できません。2027年度の最終合格者数は、2026年11月2日の発表後に確定します。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 第一次選考結果、東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

キャンパスによる倍率の違い

2026年度の倍率をキャンパス別に集計すると、世田谷キャンパスが3.3倍、厚木キャンパスが2.6倍、北海道オホーツクキャンパスが1.2倍でした。

キャンパス(学部) 1次受験者 最終合格者 倍率
世田谷キャンパス(応用生物科学部・生命科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部) 724 220 3.3倍
厚木キャンパス(農学部) 271 105 2.6倍
北海道オホーツクキャンパス(生物産業学部) 97 81 1.2倍

※2026年度の学科別受験者数・合格者数をキャンパスごとに合計し、編集部で計算しました。

参考:東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

生物産業学部の4学科は、いずれも2026年度の募集人員が20人で、1次受験者は16〜33人でした。倍率が2.0倍以下だった学科は、生物産業学部の4学科のほか、デザイン農学科、森林総合科学科、国際農業開発学科、動物科学科です。

ただし、倍率が低い学科でも、書類審査と口頭試問の評価は同じように行われます。倍率だけで選ばず、学びたい内容と学科の学びが合っているかも確認しましょう。

なお、生物産業学部の2次試験は、世田谷キャンパスか北海道オホーツクキャンパスを出願時に選べます。入学後に学ぶのは北海道オホーツクキャンパスです。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

1次・2次の通過率と前年比較

2026年度は、1次の書類審査の通過率が約59%、2次の口頭試問の通過率が約66%でした。書類審査の段階で、受験者の約4割が不合格になっています。

学科別では、生物資源開発学科の1次通過率が34%で23学科の中で最も低く、栄養科学科が35%で続きました。

※1次通過率=1次合格者数÷1次受験者数、2次通過率=最終合格者数÷2次受験者数。2026年度の全体の1次通過率は640人÷1,092人、2次通過率は406人÷619人で計算しています。学科別では、生物資源開発学科が29人÷85人=約34.1%、栄養科学科が34人÷98人=約34.7%です。

こうした選考段階ごとの数字に加えて、倍率は年度によっても変わります。2025年度から2026年度にかけて倍率が大きく動いた学科は、次のとおりです。

学科 2025年度 2026年度 1次受験者数の変化
アグリビジネス学科 2.0倍 4.3倍 24人→43人
生産環境工学科 1.1倍 3.2倍 13人→32人
造園科学科 2.2倍 4.1倍 28人→49人
国際農業開発学科 3.2倍 1.9倍 41人→17人
食料環境経済学科 4.0倍 2.8倍 92人→70人

参考:東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

アグリビジネス学科は、1次受験者が24人から43人に増え、倍率が2倍以上になりました。ただし、2年分のデータだけでは、この変化が続くかは判断できません。

全学部方式の出願条件・日程【2027年度】

全学部方式の出願条件・日程【2027年度】

出願条件・必要書類・検定料

東京農業大学の全学部方式は、評定の条件がなく、2027年3月卒業見込みの高校生に加え、2026年3月卒業の高卒生も出願できます。

選考方法や必要書類、検定料は次のとおりです。

項目 内容
出願資格 2027年3月卒業見込み、または2026年3月卒業など(評定の条件なし)
第一次選考 書類審査(調査書・自己推薦書・事前課題)
第二次選考 口頭試問(面接):個別方式・15分程度
評価 出願書類と口頭試問を総合的に評価
必要書類 志願確認票・調査書(厳封)・自己推薦書・事前課題(郵送のみ・消印有効)
検定料 1次10,000円、2次20,000円

検定料の支払い後は、受験学部・学科を変更できず、返金もありません。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

試験日・合格発表・出願手順

2027年度の全学部方式は、2026年9月に第一次選考の出願を受け付け、10月に第二次選考を実施します。

主な日程は次のとおりです。

項目 日程
第一次選考 出願 2026年9月4日(金)10時〜9月15日(火)入力15時(郵送は消印有効)
第一次選考 合格発表 2026年10月1日(木)10時
第二次選考 出願 2026年10月1日(木)10時〜10月9日(金)入力15時
第二次選考 試験日 2026年10月24日(土)
最終合格発表 2026年11月2日(月)10時
入学手続 2026年11月2日(月)〜11月9日(月)

※検定料の支払期限は、決済方法を登録した日の翌々日24時です(出願期間最終日の前日・当日に登録した場合は最終日24時)。期限を過ぎると登録が無効になります。Web入力の締切時刻と支払期限は異なるため、注意してください。

2次試験の会場は、農学部が厚木キャンパス、応用生物科学部・生命科学部・地域環境科学部・国際食料情報学部が世田谷キャンパスです。生物産業学部は、世田谷キャンパスか北海道オホーツクキャンパスを選びます。

合否は「大学出願ネット」で確認し、合格通知の郵送はありません。1次合格者は、画面に表示されるパスワードで2次に出願します。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項、東京農業大学|Web出願・募集要項

全学部方式以外の総合型選抜

全学部方式以外の総合型選抜

東京農業大学では、全学部方式以外にも4つの総合型選抜を実施しています。対象者や選考方法が異なるため、自分が利用できる方式を確認しておきましょう。

高校で学んだ実践スキル

全国農業高等学校長協会の会員校に在籍し、評定4.0以上の現役生が対象です。1次・2次に分かれず、書類審査と口頭試問で選考されます。検定料は30,000円です。

出願は2026年10月1日(木)〜10月9日(金)、試験日は10月24日(土)です。2026年度は全学科合計で志願者130人、合格者78人(1.7倍)でした。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 高校で学んだ実践スキル 募集要項、東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

東京農大ファミリー

本学の卒業生・修了生(短期大学部・大学院を含む)を父母・祖父母・兄弟姉妹にもつ人と、在学生の兄弟姉妹が対象です。評定は3.2以上が必要です。

出願前に、大学出願ネットで親族関係の資格確認を申し込みます。確認期間は2026年9月1日(火)〜9月10日(木)で、期間後の申し込みは出願用パスワードの発行が遅れる場合があります。

出願は10月1日(木)〜10月9日(金)、試験日は10月24日(土)で、続柄を証明できる書類(戸籍抄本等)も提出します。2026年度は全学科合計で志願者150人、合格者100人(1.5倍)でした。

また、自己推薦書の様式は2026年8月4日に更新されています。大学公式サイトの最新版を使いましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 東京農大ファミリー 募集要項、東京農業大学|Web出願・募集要項、東京農業大学|2026年度・2025年度 主な総合型選抜・学校推薦型選抜結果

生物産業学部〔併願方式〕

生物産業学部〔併願方式〕は、他大学との併願が認められている方式です。評定の条件はなく、2026年3月卒業の高卒生も出願できます。

選考は書類審査と個別の口頭試問で行われ、2027年度の試験日は2026年10月25日(日)、合格発表は11月2日(月)10時です。

全学部方式・高校で学んだ実践スキル・東京農大ファミリーに出願した人は、検定料の免除を受けて出願できます。

全学部方式の場合、2次まで(30,000円)支払った人は全額免除、1次まで(10,000円)支払った人は10,000円が免除されます。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 生物産業学部〔併願方式〕募集要項、東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

生物産業学部(12月実施)

12月に実施される生物産業学部の総合型選抜は、評定の条件がなく、2027年3月卒業見込みの高校生や2026年3月卒業の高卒生が出願できます。合格したら入学することが前提です。

項目 内容
募集人員 4学科各3人
出願 2026年11月27日(金)〜12月7日(月)入力15時(郵送は消印有効)
試験日 2026年12月12日(土)
合格発表 2026年12月16日(水)10時
選考 書類審査(調査書・自己推薦書)と口頭試問(個別・15分程度)
自己推薦書 志望理由600字以内、自己PR250字以内
検定料 30,000円

全学部方式とは異なり、選考は1次・2次に分かれていません。事前課題も必要なく、書類審査と口頭試問によって合否が判断されます。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 生物産業学部 募集要項

事前課題・自己推薦書・面接の対策

事前課題・自己推薦書・面接の対策

全学部方式では、1次で書類だけが評価され、2次の口頭試問では事前課題の内容も質問されます。つまり、事前課題は1次と2次の両方で使われる書類です。

学科別の課題を確認したうえで、自分の考えを根拠とともに説明できるよう準備しましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

学科別の事前課題一覧【2027年度】

2027年度の全学部方式では、23学科それぞれに事前課題が設定されています。テーマや指定字数が異なるため、志望学科の内容を確認してください。

学科 テーマの要点 字数
農学科 将来取り組みたい農学のテーマと、農学科で学びたい理由(4点を含める) 800字
動物科学科 産業動物のアニマルウェルフェアと生産性の両立 1,200字
生物資源開発学科 関心のある生物資源問題の背景・課題・未来予測 800字
デザイン農学科 学びたい内容と、関連分野への役立ち方 800字
農芸化学科 環境や健康の問題への対策案を、学科の研究課題に即して提案 1,600字
醸造科学科 醸造科学科での学びを将来どう生かすか 1,200字
食品安全健康学科 新しい食品技術が食品業界・安全性に与える影響 1,200字
栄養科学科 食生活・健康管理へのAIの関与と、管理栄養士の役割 1,200字
バイオサイエンス学科 応用が期待されたが実現しなかった研究例と解決策 1,200字
分子生命化学科 1970年代の石油ショックと化学工業、2026年の中東情勢 1,200字
分子微生物学科 微生物の利用法を分子レベルで説明 1,200字
森林総合科学科 「森林・林業白書」の特集を読み、課題と解決策を述べる 1,000〜1,200字
生産環境工学科 進路に影響した高校の教科と、学科で身につけたい知識・技術 800字
造園科学科 都市公園等の整備状況の比較・課題と解決案・図解の3課題 600字+600字+図1枚
地域創成科学科 市町村の調査・魅力と課題・課題解決への取り組みの3課題 800字+400字+400字
国際農業開発学科 農業・農村・食料の課題と、学科での学びの深め方 1,000字
食料環境経済学科 将来の仕事と、学科での学びの生かし方・社会的意義 1,000字
アグリビジネス学科 「食料・農業・農村白書」の「合理的な価格の形成」 1,200字
国際食農科学科 地域食材と食文化、それを守る食農教育 1,200字
北方圏農学科 北海道の農林畜産業・環境保全の問題と緩和・解決策 600〜800字
海洋水産学科 重要と考える海洋の問題と、求められる対応 1,200字
食香粧化学科 「食・香り・化粧品」の体験と、学びたい研究テーマ 800字
自然資源経営学科 循環型社会の課題と、学科で学びたいこと 800字

※テーマと字数は要項の要点を整理したものです。実際の出題文にある細かな指定条件は、必ず募集要項で確認してください。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

事前課題は方式・年度によって異なります。ファミリー方式などでは学科によってテーマが異なるため、必ず出願する方式・年度の要項で確認してください。

また、大学公式サイトでは過去5年分の事前課題テーマが公開されています。過去のテーマと比較すると、志望学科でどのような知識や考察力が求められているのかを考える参考になります。

参考:東京農業大学|事前課題等 過去5年分の出題テーマ

事前課題の書き方・準備方法

事前課題は、次の順で準備すると、指定の条件を落とさずに書けます。

手順 やること
1. 条件を書き出す 字数、含める項目(例:農学科の4点)、用紙の枚数を箇条書きにする
2. 資料を集める 課題が指定する白書・統計(森林・林業白書、食料・農業・農村白書、国土交通省の公園データなど)を読む
3. 構成を作る 指定項目ごとに段落を分け、字数を配分する
4. 書く 主張→根拠(資料・自分の経験)→学科での学びの順でつなぐ
5. 見直す 指定項目の抜け、字数、引用文献・参考文献の書き方(地域創成科学科)を確認する

例えば、地域創成科学科では、対象となる市町村を調べ、その魅力や課題、解決に向けた取り組みについて考察します。この場合、課題を述べるだけでなく、統計や自治体の公開資料などをもとに考えることが大切です。

指定の原稿用紙(Word形式・PDF形式)は、大学公式サイトからダウンロードし、本文を入力してA4で印刷します。

また、大学は生成AIで作った文章などを原則そのまま使うことを認めていません。内容によっては不正行為にあたる場合があると要項に書かれています。資料の整理などでAIを利用する場合も、提出する文章は自分の考えに基づいて作成しましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

自己推薦書の書き方

全学部方式の自己推薦書は、卒業後に社会で活躍する自身の未来像と、それを実現するために志望学科で学ぶ理由を、800字以内で書く指定です。

指定に沿うと、「将来像→そのために学科で学ぶこと→なぜこの学科で学ぶ必要があるか」の3段で組み立てられます。

例えば、将来、地域の農業が抱える課題を解決したいのであれば、どのような課題に関心があるのかを明確にしたうえで、その解決に必要な知識や技術を志望学科でどう学びたいかを具体的に説明しましょう。

要項は、出願前にアドミッション・ポリシー(大学が求める学生像を示した方針)の確認を求めています。志望学科の方針と、自分の経験が重なる部分を探して書きましょう。

志望理由に使える大学の特色として、教育研究の理念「実学主義」と、建学の精神「人物を畑に還す」があります。ただし、大学の理念を紹介するだけでなく、自分の将来像や学びたい内容と結びつけることが大切です。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項、東京農業大学|教育研究上の目的・教育目標・3ポリシー

口頭試問(面接)の対策

口頭試問は個別方式で、1人15分程度です。教室には受験票以外のものを持ち込めません。

大学は具体的な質問内容を公表していませんが、事前課題の内容も含めて質問すると募集要項に明記しています。

そのため、提出した事前課題と自己推薦書について、次の点を自分の言葉で説明できるか確認しておきましょう。これは要項の指定から作った編集部の確認項目であり、実際に出題された質問ではありません。

確認する点 準備のしかた
そのテーマを選んだ理由 関心を持ったきっかけを、具体的な経験で説明する
主張の根拠 引用した資料・数値を、出典とともに説明できるようにする
提案の課題 自分の案の弱点と、その補い方を考えておく
入学後の学び 学科で学びたい分野を、自己推薦書の将来像とつなげて話す

提出書類のコピーを手元に残し、声に出して説明する練習をすると、書いた内容と話す内容のずれを防げます。

特に、事前課題で使った資料の内容や自分の主張について、「なぜそう考えたのか」と質問されたときに、根拠を示して答えられるようにしておきましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

総合型選抜に落ちたら?次の選択肢

総合型選抜に落ちたら?次の選択肢

東京農業大学の総合型選抜で不合格になっても、学校推薦型選抜の公募制や一般選抜など、ほかの入試方式で再び受験できる可能性があります。

ただし、不合格になった段階によって、まだ出願できる方式が変わります。

不合格の段階 まだ出願できる主な選抜(2027年度)
1次で不合格(10月1日発表) 生物産業学部〔併願方式〕、高校で学んだ実践スキル、東京農大ファミリー(それぞれ出願資格を満たす場合)、学校推薦型選抜 公募制、生物産業学部(12月実施)、一般選抜・共通テスト利用
2次で不合格(11月2日発表) 学校推薦型選抜 公募制(出願11月2日〜11月9日)、生物産業学部(12月実施・出願11月27日〜12月7日)、一般選抜・共通テスト利用

※実際に出願できるかどうかは、各方式の出願資格や事前手続の有無によります。東京農大ファミリーは、出願前に親族関係の資格確認が必要です。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項、東京農業大学|生物産業学部 募集要項

2次の最終合格発表と学校推薦型選抜 公募制の出願開始は、どちらも2026年11月2日です。公募制の条件と日程は次のとおりです。

項目 学校推薦型選抜 公募制(2027年度)
評定 3.5以上(生物産業学部は3.3以上)。毎日農業記録賞高校生部門優秀賞の受賞者などは条件なし
推薦 出身学校長の推薦が必要。専願で、他大学との併願不可
出願 2026年11月2日(月)〜11月9日(月)入力15時(郵送は消印有効)
試験日 2026年11月21日(土)
合格発表 2026年12月2日(水)10時

学校推薦型選抜 公募制は、出身学校長の推薦が必要なため、不合格後に出願を検討する場合は、高校の先生に早めに相談しましょう。

参考:東京農業大学|2027年度 学校推薦型選抜 公募制 募集要項

また、1次で不合格になり、生物産業学部〔併願方式〕に出願する場合は、全学部方式で支払った1次の検定料10,000円分が免除されます。

総合型選抜に出願した人は、その年度のほかの選抜で調査書を再提出する必要はありません。ただし、2学期制の高校で、成績の記載が足りない場合は例外となります。

参考:東京農業大学|2027年度 総合型選抜 全学部 募集要項

総合型選抜で不合格になった場合の対処法や、その後の受験については、以下の記事で解説しています。

まとめ

まとめ

東京農業大学の総合型選抜は、学科とキャンパスによって倍率が大きく異なります。まずは志望学科の倍率と、自分が出願できる方式を確認しましょう。

全学部方式では、事前課題が1次と2次の両方で評価に使われます。要項で事前課題の条件を確認し、資料集め・構成・見直しの順で準備を進めてください。

また、口頭試問では提出した事前課題について質問されるため、自分の考えを根拠とともに説明できるようにしておくことが大切です。

総合型選抜の仕組みや一般選抜との違いについては、以下の記事で解説しています。

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