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【2027年度】明治大学の総合型選抜は難しい?出願条件・学科別倍率と1次通過率

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大学受験
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明治大学の総合型選抜を受けたいけど、倍率は?出願条件は?試験内容は?と気になることも多いですよね。

明治大学の自己推薦特別入試などの倍率は、2026年度は4.5倍でした(商学部の公募制を除く)。評定条件は学部で異なり、政治経済学部は条件なし、国際日本学部は4.0以上です。

この記事では、実施学部、出願条件、倍率、試験内容、日程、対策、不合格だった場合の選択肢を解説します。

塾選ジャーナル編集部

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目次

明治大学の総合型選抜を実施する学部・方式【2027年度】

明治大学の総合型選抜を実施する学部・方式【2027年度】

明治大学の総合型選抜は、7学部が学部ごとに実施する入試の総称です。入試名と募集人員は、次のとおりです。

入試名 実施学部 募集人員
自己推薦特別入学試験 文・理工・農・国際日本・総合数理学部 文40名、理工22名、農40名、国際日本12名、総合数理10名
グローバル型特別入学試験 政治経済学部 30名
地域農業振興特別入学試験 農学部食料環境政策学科 9名
公募制特別入学試験(共通テスト利用) 商学部 35名(商業部門25名・留学部門10名)
公募制特別入学試験(全商協会員校対象) 商学部 25名

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.151・P.177〜184

法学部・経営学部・情報コミュニケーション学部には、一般の高校生が出願できる総合型選抜はありません。法学部の海外就学者特別入試、全学部のスポーツ特別入試・外国人留学生入試は、本記事では扱いません。

商学部の公募制は、大学公式の「総合型選抜」欄に掲載されています。ただし、対象が商業科や留学経験者などに限られ、選考も共通テストや検定資格が中心です。そのため本記事では、倍率の集計を自己推薦などと分けています。

総合型選抜のしくみについては、以下の記事で詳しく解説しています。

明治大学の総合型選抜の出願条件【2027年度】

明治大学の総合型選抜の出願条件【2027年度】

出願条件は学部ごとに大きく異なります。評定が不要な学部もあれば、評定4.0以上と英語資格の両方が必要な学部もあります。

学部・学科別の評定・出願資格一覧

学部・方式 評定(学習成績の状況) 評定以外の主な条件
政治経済学部(グローバル型) 条件なし 英語などの外国語資格(次項の外国語資格の条件を参照)
文学部 全体3.5以上(西洋史学専攻は英語4.0以上も必要) 学内外の特定分野で能力を発揮したこと。日本史学・アジア史・西洋史学・地理学専攻は、日本史探究・世界史探究・地理探究などを3単位以上履修
国際日本学部 全体4.0以上 都道府県以上の大会での成績、生徒会活動、英語以外の資格、校外活動などの実績が1つ以上。英語資格(次項の外国語資格の条件を参照)
理工学部 電気電子生命学科は条件なし。機械情報工・建築学科は数学・理科・英語3.8以上、応用化学科は4.0以上 機械情報工・建築・応用化学科は数学Ⅰ〜Ⅲ・A〜Cと指定の理科の履修。電気電子生命学科は英語資格のスコア提出
農学部(自己推薦) 全体4.0以上(農芸化学科は4.3以上)。学業以外の優れた活動歴があれば3.5以上(農芸化学科は4.0以上) 活動歴で出願する場合は、証明書・記事などの客観的な資料が必要(スポーツ競技は対象外)
農学部(地域農業振興) 条件なし 地域農業振興に深い関心をもち、将来その担い手を志すこと。「私の地域農業振興プラン」の提出
総合数理学部 現象数理統計学科は数学4.0以上かつ理科3.8以上(または数学・理科の特筆すべき活動歴)。先端メディアサイエンス学科は条件なし 現象数理統計学科は数学Ⅰ〜Ⅲ・A〜Cの履修。先端メディアサイエンス学科は、独自に考えたプログラムを作成した経験
商学部(全商協会員校対象) 全体4.2以上 全商協会員校の在籍、全商協の検定1級を6種目以上、日商簿記2級以上、英検®CSE1728以上、欠席10日以内
商学部(共通テスト利用) 条件なし 商業部門は商業科・総合学科で「商業」20単位以上と日商簿記2級以上。留学部門は「留学」30単位以上

出典:明治大学「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」掲載の2027年度要項(文学部P.3、政治経済学部P.3〜5、国際日本学部P.3〜4、理工学部P.6〜7、農学部P.4〜5、総合数理学部P.2〜3、商学部(全商協)P.4、商学部(共通テスト利用)P.4)、「2027年度入試ガイド」P.177〜184

英検®など外国語資格の出願条件

外国語資格の扱いは、出願に必須、選考で点数化、自己アピールの材料の3つに分かれます。

扱い 学部・学科 主な基準
出願に必須 政治経済学部 英検®準1級以上、IELTS6.0以上、TOEIC L&R680点以上、TEAP(4技能)285点以上など
出願に必須 国際日本学部 英検®準1級以上、IELTS5.5以上、TEAP(4技能)309以上など
出願に必須 商学部(全商協会員校対象) 英検®CSE総合スコア1728以上
点数化(提出必須) 理工学部 電気電子生命学科 英検®CSE2.0スコア1980〜2304の範囲で評価(級の合格は不要)
自己アピールの材料 文学部 英検®2級以上、TOEIC L&R530点以上などを例示(なくても出願可)

出典:明治大学 2027年度 政治経済学部要項P.5、国際日本学部要項P.4、商学部(全商協)要項P.4、理工学部要項P.9〜10、文学部要項P.4(「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」)

政治経済学部では、英語のほか、ドイツ語のGoethe-Zertifikat(B1以上で総合点6割以上)、フランス語のDELF・DALF(DELF B1以上合格)、中国語のHSK(筆記3級以上かつ口頭中級以上で、それぞれ6割以上)も出願資格として認められています。

政治経済学部は、外国語資格を出願条件にだけ使い、選考では勘案しないと要項に明記しています。わかりやすくいうと、基準を超えていればスコアの高さは合否に影響しないということです。

2026年1月21日以降に受験したTOEFL iBTは、スコアの表示が変わりました。各要項では、受験日ごとに別の基準が示されています。

英検®の級ごとの難易度については、以下の記事で詳しく解説しています。

他大学との併願・高卒生の出願条件

学部・方式 他大学との併願 卒業時期の条件
政治経済学部 可(第一希望者を募集) 2025年4月1日以降に卒業(見込み)の人
文学部 可(合格したら入学が前提) 日本の高校は2027年3月卒業見込みの人
国際日本学部 可(合格したら入学が前提) 指定なし(高卒生も出願可)
理工学部 可 指定なし(高卒生も出願可)
農学部(自己推薦) 不可(専願) 2026年4月1日〜2027年3月31日に卒業(見込み)の人
農学部(地域農業振興) 不可(専願) 指定なし(高卒生も出願可)
総合数理学部 可(合格したら入学が前提) 指定なし(高卒生も出願可)
商学部(全商協会員校対象) 可 2027年3月卒業見込みの人
商学部(共通テスト利用) 可 2026年4月1日〜2027年3月31日に卒業(見込み)の人

出典:各学部の2027年度要項の出願資格欄(「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」)、「2027年度入試ガイド」P.177〜184

「合格したら入学が前提」とは、他大学も受けてよいが、合格したら明治大学に入学するという意味です。専願は、ほかの大学と併願できない形式です。

農学部食料環境政策学科だけは、自己推薦と地域農業振興の両方に出願できます。

総合型選抜の併願の考え方については、以下の記事で詳しく解説しています。

明治大学の総合型選抜の倍率・合格率【2026年度】

明治大学の総合型選抜の倍率・合格率【2026年度】

2026年度の倍率は、商学部の公募制を除く方式全体で4.5倍、合格率は22%でした。志願者のおよそ5人に1人が合格した計算です。

一般選抜の大学全体を同じ計算方法で求めると4.4倍で、近い水準です。全国の私立大学の総合型選抜は、志願者数を合格者数で割ると約1.9倍です(2025年度入試)。同じ年度の明治大学は3.7倍でした。

※倍率は志願者数÷最終合格者数で計算。

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.175〜184、文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」P.2

学部・学科別の倍率一覧

学部・学科・専攻 方式 志願者数(2026年度) 最終合格者数(2026年度) 倍率(2026年度) 倍率(2025年度)
文・日本文学専攻 自己推薦 24 8 3.0 5.2
文・英米文学専攻 自己推薦 32 8 4.0 2.3
文・ドイツ文学専攻 自己推薦 1 1 1.0※1 2.0
文・フランス文学専攻 自己推薦 6 0 -※1 -
文・演劇学専攻 自己推薦 33 3 11.0 10.5
文・文芸メディア専攻 自己推薦 29 1 29.0 22.0
文・日本史学専攻 自己推薦 28 3 9.3 4.6
文・アジア史専攻 自己推薦 7 3 2.3※1 2.5
文・西洋史学専攻 自己推薦 10 2 5.0 4.0
文・考古学専攻 自己推薦 9 3 3.0※1 5.0
文・地理学専攻 自己推薦 11 2 5.5 1.5
文・臨床心理学専攻 自己推薦 41 3 13.7 9.7
文・現代社会学専攻 自己推薦 34 2 17.0 18.0
文・哲学専攻 自己推薦 11 0 - 6.0
国際日本・国際日本学科 自己推薦 75 14 5.4 5.5
政治経済・政治学科 グローバル型 147 39 3.8 2.8
政治経済・経済学科 グローバル型 104 15 6.9 4.0
政治経済・政策学科※ グローバル型 79 13 6.1 2.4
総合数理・現象数理統計学科 自己推薦 18 8 2.2 2.7
総合数理・先端メディアサイエンス学科 自己推薦 18 1 18.0 15.0
理工・電気電子工学専攻 自己推薦 49 18 2.7 2.7
理工・生命理工学専攻 自己推薦 39 13 3.0 3.1
理工・機械情報工学科 自己推薦 22 9 2.4 2.6
理工・建築学科 自己推薦 27 8 3.4 3.8
理工・応用化学科 自己推薦 13 3 4.3 4.2
農・農学科 自己推薦 35 10 3.5 3.3
農・農芸化学科 自己推薦 24 12 2.0 2.6
農・生命科学科 自己推薦 23 12 1.9 2.1
農・食料環境政策学科 自己推薦 42 8 5.2 2.6
農・食料環境政策学科 地域農業振興 28 5 5.6 7.0
商・商学科 公募制(共通テスト利用) 54 30 1.8 1.8
商・商学科 公募制(全商協会員校) 37 27 1.4 1.3

※倍率=志願者数÷最終合格者数(小数第1位まで)。合格者0人の場合は「-」。※1 志願者数が10人未満のため、1人の差で倍率が大きく動きます。参考値として扱ってください。政策学科の2025年度は旧地域行政学科の数値。商学部(共通テスト利用)の2025年度は当時の4部門の合計。

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.177〜184

志願者10人以上の学科で比べると、倍率は1.9倍(農学部生命科学科)〜29.0倍(文学部文芸メディア専攻)と大きな幅があります。

前年度から大きく変わったのは、政治経済学部のグローバル型です。志願者は224人から330人へ1.47倍に増え、学部全体の倍率は3.0倍から4.9倍に上がりました。経済学科は募集人員が20名から15名に減り、4.0倍から6.9倍になっています。

1次選考の通過率と倍率の見方

2段階選抜の学部(文・国際日本・総合数理・農学部)では、2026年度の1次(書類選考)の通過率は36%でした。つまり、志願者の約3人に2人が書類の段階で不合格になっています。

学部・学科・専攻 1次志願者数 1次合格者数 1次通過率 最終合格者数
文・日本文学専攻 24 8 33% 8
文・英米文学専攻 32 16 50% 8
文・演劇学専攻 33 8 24% 3
文・文芸メディア専攻 29 4 14% 1
文・日本史学専攻 28 4 14% 3
文・西洋史学専攻 10 3 30% 2
文・地理学専攻 11 4 36% 2
文・臨床心理学専攻 41 6 15% 3
文・現代社会学専攻 34 4 12% 2
文・哲学専攻 11 4 36% 0
国際日本・国際日本学科 75 29 39% 14
総合数理・現象数理統計学科 18 18 100% 8
総合数理・先端メディアサイエンス学科 18 6 33% 1
農・農学科 35 15 43% 10
農・農芸化学科 24 15 62% 12
農・生命科学科 23 15 65% 12
農・食料環境政策学科 42 13 31% 8
農・食料環境政策学科(地域農業振興) 28 9 32% 5

※全体の1次通過率36%は、志願者10人未満の専攻も含めて計算しています。表には志願者10人以上の学科・専攻を掲載しています。1次通過率=1次合格者数÷1次志願者数。

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.179〜184

文学部の大きい専攻では、1次の通過率が1〜2割にとどまります。一方、総合数理学部の現象数理統計学科は全員が1次を通過し、2次の数学の学力考査で8人に絞られました。

倍率が低い学科ほど合格しやすいとは限りません。たとえば農学部の生命科学科(1.9倍)・農芸化学科(2.0倍)は、原則として評定4.0以上(農芸化学科は4.3以上)、活動歴で出願する場合も3.5以上(同4.0以上)が必要です。

また、募集人員があっても合格者が出ない年度があります。2026年度は、文学部のフランス文学専攻(募集5名)と哲学専攻(募集2名)で最終合格者が0人でした。

反対に、理工学部では2026年度に全5学科・専攻で合格者数が募集人員を上回りました。

倍率の低い大学の探し方については、以下の記事で詳しく解説しています。

学部・方式別の試験内容と必要書類

学部・方式別の試験内容と必要書類

書類選考のあとに小論文・面接を行う学部が多く、理工学部や総合数理学部は実験・作品・数学の試験も課します。

学部・方式 選考の流れ 主な出願書類 検定料
文学部 1次:書類/2次:小論文(90分)・口頭試問 自己推薦書(2,000字以内・自筆)、評価書、調査書 1次15,000円、2次20,000円
政治経済学部 1段階:総合(日本語・記述式、90分)・口頭試問 調査書、外国語資格の証明書 35,000円
国際日本学部 1次:書類/2次:小論文(60分)・口頭試問(20分) 志望理由書、エントリーシート、活動の証明資料 1次15,000円、2次20,000円
理工学部 1段階:電気電子生命は口頭試問、機械情報工は実験レポートのプレゼン・口頭試問、建築は造形試験と成果物のプレゼン(3分程度)・口頭試問、応用化学は化学の口頭試問 エントリーシート(志望動機・個性と特技、建築・応用化学はテーマ論述も) 35,000円
農学部(自己推薦) 1次:書類/2次:特別講義の受講・筆記試験(60分)・個別面接(10〜15分程度) 志望理由書、自己PR書、学科別の選考課題 1次15,000円、2次20,000円
農学部(地域農業振興) 1次:書類/2次:プレゼン10分+面接30分 志望理由書、私の地域農業振興プラン、自己PR書 1次15,000円、2次20,000円
総合数理学部 1次:書類/2次:現象数理統計は数学の学力考査(90分)・口頭試問(20分)、先端メディアサイエンスは数学確認テスト(60分)・プログラムのプレゼン(5分)・口頭試問(25分) エントリーシート(現象数理統計は800字×2テーマ、先端メディアサイエンスはWeb提出) 1次15,000円、2次20,000円
商学部(全商協会員校対象) 書類審査・口頭試問 志望理由書(1,000字以内・自筆)、資格の証明書の写し 35,000円
商学部(共通テスト利用) 共通テストの総合点(個別試験なし) 共通テスト成績請求票、調査書 18,000円

出典:明治大学「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」掲載の2027年度各要項、「2027年度入試ガイド」P.177〜184

2027年度から、理工学部の電気電子生命学科は、選考方法が学力考査から資格・検定試験の成績に変わりました。前年度までの情報と混同しないよう注意してください。

総合数理学部の先端メディアサイエンス学科は、数学検定2級以上の合格証を提出すると、数学確認テストが免除されます。

明治大学の総合型選抜の日程【2027年度】

明治大学の総合型選抜の日程【2027年度】

2027年度の出願期間は、9月上旬から12月中旬までと学部によって大きく異なります。出願書類は原則として郵送(速達・簡易書留)で提出し、Web出願ではありません。ただし、総合数理学部・先端メディアサイエンス学科のエントリーシートなど、一部にWeb提出の書類があります。

※2026年10月23日時点で、文・農・国際日本・総合数理学部の1次選考の出願受付は終了しています。政治経済・理工学部および商学部(全商協会員校対象)の出願受付も終了しました。商学部(共通テスト利用)の出願期間は12月10日〜16日です。

学部・方式 出願期間 1次合格発表 試験日(2次) 最終合格発表
政治経済学部 2026年9月1日〜3日 - 10月3日 11月4日
農学部(自己推薦) 9月1日〜4日 9月25日 10月10日 11月4日
農学部(地域農業振興) 9月1日〜4日 9月25日 10月17日(18日の場合あり) 11月4日
理工学部 9月3日〜7日 - 10月24日 11月17日
国際日本学部 9月7日〜10日 11月9日 11月28日 12月8日
総合数理学部 9月18日〜25日 10月13日 11月7日 11月16日
文学部 9月25日〜10月1日 10月21日 11月14日 11月18日
商学部(全商協会員校対象) 10月12日〜19日 - 11月28日 12月3日
商学部(共通テスト利用) 12月10日〜16日 - 2027年1月16日・17日(共通テスト) 2027年2月13日

※表の出願期間は、2段階選抜の方式では1次選考の出願期間です。

文・農・国際日本・総合数理学部では、1次合格後に別途2次選考の出願手続(書類提出・検定料納入)が必要です。指定期間内に手続きを完了しないと、2次選考を受験できません。 例えば、文学部の2次選考の出願期間は2026年10月22日〜27日、総合数理学部は10月13日〜19日です。志望学部の募集要項で、2次選考の手続期間と必要書類も必ず確認してください。

出典:明治大学「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」掲載の2027年度各要項、「2027年度入試ガイド」P.177〜184

試験場は、文学部・政治経済学部・商学部(全商協)が駿河台キャンパス、理工学部・農学部が生田キャンパス、国際日本学部・総合数理学部が中野キャンパスです。

合格発表は、受験ポータルサイト「UCARO」で行います。文学部の1次選考の結果だけは郵送で通知されます。

明治大学の総合型選抜に向けた対策

明治大学の総合型選抜に向けた対策

志望理由書・自己推薦書の対策

まず、志望学部の要項で「書くべき項目」を書き出し、その項目に沿って構成を決めましょう。要項の指定は、学部ごとに次のように異なります。

学部 要項が指定する内容
文学部 専攻で具体的に何を学びたいか(将来の希望を含む)/最も高く評価する特定分野や「研究」「学習」と、その際に読んだ著作への意見(あわせて2,000字以内)
農学部 学部の教育内容を踏まえた志望理由・入学後の学習計画・卒業後の目標(志望理由書)/努力のプロセス(自己PR書)
国際日本学部 学部で学びたいことと自分の将来像(志望理由書)/出願条件に当てはまる活動(エントリーシート)
総合数理学部 現象数理統計は「最も美しいと思う数学の公式・定理とその理由」「数学が社会で役立っている具体例」(各800字以内)
理工学部 志望動機、個性・特技。建築学科・応用化学科はテーマ論述(例:応用化学科は身近な環境問題と化学技術)

出典:明治大学 2027年度 文学部要項P.8、農学部要項P.11、国際日本学部要項P.8、総合数理学部要項P.6、理工学部要項P.17(「総合型選抜 各入試要項・出願書類ダウンロード」)

文学部の自己推薦書は、「学びたいこと」と「これまでの研究・学習」をつなげて書くよう求めています。準備としては、取り組んだ活動を1つ選び、読んだ本と、入学後に学びたいテーマとの関係を説明できるよう整理しておくことが有効です。

文学部は、入賞実績の優劣で合否は決まらないと要項に明記しています。国際日本学部も、資料の分量で合否は決まらないとしています。実績の数を増やすより、活動の内容と学びのつながりを具体的に書くことに時間を使いましょう。

小論文・筆記試験と過去問の対策

小論文や筆記試験は、過去問で試験時間と形式に慣れることから始めましょう。過去問の入手方法は、学部ごとに異なります。

学部 入手方法
政治経済学部 政治経済学部「グローバル型特別入学試験」のページで「総合(日本語)」の過去問を公開
農学部 2024〜2026年度の筆記試験を学科別に公開(農学科/農芸化学科/生命科学科/食料環境政策学科)
文学部 窓口または郵送で請求(希望する1専攻の前年度の問題)。請求方法/過去問題請求申請書
国際日本学部 要項のリンクから小論文の過去問を確認できる
理工学部 生田キャンパスの理工学部事務室で閲覧のみ(コピー・撮影は不可)。サンプル問題はウェブサイトに掲載

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.178、農学部「入試情報」、文学部「自己推薦特別入試Q&A」、2027年度 理工学部要項P.12、国際日本学部要項P.5

政治経済学部の「総合(日本語)」は、評論・グラフ・データなどの資料をもとに日本語で記述する総合問題です。資料を読み取って自分の言葉で説明する練習を、過去問で重ねておきましょう。

農学部の筆記試験は、当日の特別講義の内容を踏まえて出題されます。要項は、知識だけでなく思考力・判断力・表現力を問うとしています。講義のメモを取り、その内容をもとに自分の考えを書く練習が役立ちます。

総合数理学部の現象数理統計学科は、数学Ⅲ・数学Cまでを範囲とする90分の学力考査があります。指定範囲の数学Ⅲ・数学Cまで、典型問題や記述問題の演習を進めておきましょう。

面接・口頭試問の対策

口頭試問では、提出書類の内容を自分の言葉で説明できるかが確かめられます。理工学部の建築学科は、エントリーシートを含む全提出書類とプレゼンについて確認を行うと要項に書いています。

準備としては、提出した書類のコピーを手元に残し、書いた内容ごとに「なぜそう考えたか」を説明できるようにしておきましょう。

理工学部の電気電子生命学科は、学科のアドミッション・ポリシーにどれだけ合うかを重点に口頭試問を行います。アドミッション・ポリシーとは、学部が「どのような学生を受け入れたいか」を示した方針です。要項の方針と自分の経験を結びつけて話せるよう準備しましょう。

プレゼンがある学部では、当日の機材トラブルにも備えましょう。総合数理学部は、インターネット環境を提供しないため、スライド資料を印刷して持参するよう要項で勧めています。

総合数理学部の先端メディアサイエンス学科では、自分が制作したプログラムの目的・工夫した点・技術的な仕組みを説明できるよう準備しましょう。口頭試問は25分あり、プログラムの仕組みや関連する知識について問われます。

動作を実演する場合は、インターネットにつながらない環境でも動くかを事前に確認しておくことが大切です。

面接・口頭試問の具体的な質問内容は、大学から公表されていません。

出願前の注意点と不合格になった場合の選択肢

出願前の注意点と不合格になった場合の選択肢

検定料・入学手続で気を付けること

2段階選抜の学部では、検定料を1次と2次で別々に払います。2次の検定料は、1次合格者だけが払います。

検定料は、金融機関の窓口から「電信扱」で振り込みます。ATMやゆうちょ銀行は使えません。出願書類に不足があると受け付けられず、提出後の差し替えもできません。

文・農・国際日本・総合数理学部では、1次選考の出願手続だけでなく、1次合格後の2次選考の出願手続も必要です。 2次の検定料の納入期限や書類提出期限は学部ごとに異なるため、合格発表後すぐに確認しましょう。

入学手続は一括納入のみで、入学金だけを先に払う「延納」はできません。2027年度の入学手続期間は、商学部(共通テスト利用)が2027年2月13日〜3月4日、それ以外の方式が2027年1月14日〜22日です。

不合格後に一般選抜を受ける場合

総合型選抜で不合格だった場合も、2027年度の一般選抜で同じ学部を受験できます。一般選抜は、学部別入試・全学部統一入試・共通テスト利用入試の3つを併願できます。

入試 出願期間 試験日
全学部統一入試 2027年1月7日〜18日 2月5日
学部別入試 1月7日〜21日または25日(学部による) 2月7日〜17日(学部による)
共通テスト利用入試(前期) 1月7日〜15日 1月16日・17日(共通テスト)
共通テスト利用入試(後期)※ 2月22日〜3月1日 大学独自の個別試験なし(1月16日・17日の共通テストの成績で判定)

※共通テスト利用入試(後期)を実施するのは、商学部・理工学部(機械工学科を除く)・総合数理学部のみです。

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.150

2026年度の学部別入試の倍率(受験者数÷合格者数)は、理工学部3.4倍、政治経済学部3.8倍、文学部5.0倍、農学部5.2倍、総合数理学部5.8倍、国際日本学部5.9倍でした。

※学部別入試の倍率は大学公表の競争率と同じ受験者数÷合格者数で、総合型の倍率(志願者数÷合格者数)とは計算方法が異なります。

出典:明治大学「2027年度入試ガイド」P.150・P.158〜172

総合型選抜で不合格だった場合の動き方や、明治大学の学部別偏差値については、以下の記事で詳しく解説しています。

まとめ

まとめ

明治大学の総合型選抜は、2026年度に商学部の公募制を除く方式全体で4.5倍でした。

評定・外国語資格・併願の条件は、学部ごとに大きく異なります。まず志望学部の要項で、出願できる条件を確認しましょう。

2段階選抜の学部では、1次の書類選考で約3人に2人が不合格になります。志望理由書や自己推薦書は、要項の指定項目に沿って早めに準備することが大切です。

明治大学の基本情報は明治大学の大学情報ページで確認できます。

MARCHの比較については、以下の記事で詳しく解説しています。

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塾選ジャーナル編集部

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