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全統記述模試の結果はいつわかる?回ごとの違いと返却後の正しい活用法を徹底解説

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大学受験
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「全統記述模試、受けたけど結果っていつわかるの?」「成績表が来たけど、どこをどう見ればいいかわからない」と疑問を抱えている人は多いはずです。結果がいつ返ってくるのかわからないまま待つのは不安ですし、いざ成績表が届いても数字が多すぎて何を見ればいいか迷ってしまう、という声もよく聞かれます。

結果は受験後およそ3〜6週間で返却され、河合塾PORTALの模試ナビから確認できます。成績表には偏差値・判定・順位・設問別成績などが掲載されていますが、まず見るべきは「偏差値の数字そのもの」より「設問別にどこで点を落としているか」です。

本記事では、結果がいつ・どこで確認できるかという基本情報から、成績表の読み方、偏差値・判定の正しい解釈、そして結果を次の勉強に活かす方法まで網羅的に解説します。読み終えたときには、成績表を開いて「次にやるべきこと」が具体的にわかる状態になるはずです。

塾選ジャーナル編集部

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目次

全統記述模試の結果はいつ・どこで確認できる?

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全統記述模試は、河合塾が実施する全国規模の記述式模試です。高3生・高卒生(浪人生)を対象に年3回実施され、年間のべ約70万人が受験します。受験後は成績データが返却され、偏差値・判定・設問別成績などを確認できます。まずは「いつ・どこで」見られるのかを把握しておきましょう。

成績は受験からおよそ3〜6週間後に公開される

全統記述模試の成績は、受験後すぐには確認できません。記述式のため採点に時間がかかり、マーク模試よりも返却まで日数がかかります。特に自宅受験は答案の返送・採点のプロセスが加わるため、公開会場受験よりさらに遅くなります。

2026年度の成績データ公開日は以下のとおりです。

公開会場受験日 公開会場 成績公開日 自宅受験日 自宅受験 成績公開日
第1回 5/10(日) 6/17(水) 5/24(日) 6/23(火)
第2回 8/23(日) 10/13(火) 9/13(日) 10/26(月)
第3回 10/4(日) 11/20(金) 10/25(日) 12/8(火)

公開会場受験と自宅受験を比べると、成績公開日は1〜3週間ほど異なります。自宅受験を選んだ場合、答案を返送してから採点・集計が行われるため、この日程差は構造的なものです。「なかなか結果が出ない」と感じても、公開日まで待つ必要があります。

なお学校受験の場合は受験日によって公開日が異なります。詳しくは学校の先生に確認してください。

参考:2026年度全統模試年間スケジュール|河合塾

また、日程については以下の記事で詳しく解説しています。

成績は河合塾PORTALの模試ナビで確認する

模試ナビログイン画面(イメージ)

成績の確認は、河合塾PORTALの模試ナビから行います。2025年12月受付開始模試以降、成績確認は河合塾PORTALに統合されており、それ以前の模試についても河合塾PORTALから確認できます。

確認に必要なものは以下の2つです。

  • 解答用紙番号:受験時に配付された受験届や解答用紙に記載されています(河合塾生・共通テスト模試自宅受験者は不要)
  • 登録情報の一致:模試ナビに登録しているプロフィールと受験届の情報が一致していること

解答用紙番号は、以下のように受験届や解答用紙に記載されています。

解答用紙番号はどこに載っている?

成績表や答案データはPDFでダウンロードすることもでき、PDFは成績データ公開日からおよそ1週間以内に公開されます。

参考:成績確認|河合塾

紙の成績表の郵送は行われていない——確認はすべて模試ナビで

全統記述模試の成績は、紙での提供は行われていません。公式サイトの「よくあるご質問・お問い合わせ」でも「個人成績データは紙での提供はない」と明記されており、以下のすべてが模試ナビ上での確認となります。

  • 個人成績データ
  • 学習の手引き【解答・解説】
  • 成績統計資料(ANTENNA)

「紙で届くはず」と思って待っていても届かないので注意してください。ただし学校経由で申し込んだ場合、担任の先生が模試ナビからプリントアウトして配付してくれるケースもあります。成績の確認は模試ナビにログインして行い、手元に残したい場合はPDFをダウンロードして印刷してください。

参考:個人でお申し込みの方(一般生)の自宅受験 河合塾

結果が表示されないときはこの順番で確認する

成績が表示されない場合、まず以下の点を順番に確認してください。

①成績公開日を確認する 

公開日前はデータが表示されません。公式の成績データ公開スケジュールで自分の受験回・受験区分(公開会場/学校受験)の公開日を確認してください。

②解答用紙番号とコードが正しいか確認する 

解答用紙冊子の表紙に記載の7桁のコードが正確に入力されているかを確認してください。

③登録情報と受験届の情報が一致しているか確認する 

氏名・生年月日などの登録情報が受験届と一致していないと成績が紐づかないことがあります。

上記を確認してもなお解決しない場合は、公式の「解答用紙番号お問い合わせ」から確認できます(回答まで約4〜5日)。それでも解決しない場合は河合塾全統模試サポートセンター(0120-977-558)に問い合わせてください。

参考:成績確認|河合塾 / よくあるご質問・お問い合わせ|河合塾

全統記述模試の結果(成績表)の見方をわかりやすく解説

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成績表には多くの数字が並んでいますが、それぞれが意味することを理解していないと「なんとなく悪かった」という感想で終わってしまいます。成績表の各項目を順番に見ていきましょう。

偏差値は「全体」と「科目別」の2つに注目する

成績表に表示される偏差値には、全教科の合計を基に算出した「総合偏差値」と、各科目ごとの「科目別偏差値」の2種類があります。

総合偏差値は受験者全体の中での総合的な位置づけを示しますが、科目別偏差値の方が実際の学習に役立ちます。たとえば総合偏差値が55であっても、英語が65・数学が45というケースでは、数学に集中的に取り組む必要があることが一目でわかります。

成績表のレベル区分は以下のとおりです。この偏差値は「難関大志望者が集まる母集団」の中での位置づけであることを忘れないでください。

レベル 偏差値(全統記述模試基準)
S 65以上
A 60〜64
B 55〜59
C 50〜54
D 45〜49
E 40〜44
F 40未満

また成績表には「設問別成績」も掲載されており、どの大問・設問で点を落としているかが確認できます。偏差値という全体の数字だけでなく、設問別の正答率や全国平均との比較まで見ることで、どの分野を優先して補強すべきかが具体的に見えてきます。

参考:成績統計資料データ|河合塾

なお、全統記述模試の偏差値の目安については以下の記事で詳しく解説しています。

判定(A〜E)は「ボーダーラインとの距離」を示している

A〜Eの合格可能性評価は、単なる「受かりそう・受からなさそう」の感覚値ではありません。河合塾が毎年の大学入試結果調査と模試の志望動向データを基に設定した「ボーダーライン(合否の可能性が50%に分かれるライン)」と、自分の偏差値を照らし合わせて算出されます。

重要なのは、全統記述模試の判定は「各教科の偏差値に志望大学の入試科目の配点ウェイトを加味した評価偏差値」で算出される点です。たとえば数学の配点が高い理系学部を志望している場合、数学の偏差値が判定に大きく影響します。単純に全科目の平均ではなく、志望校の配点に即した数字で評価されるため、実態に近い判定が得られます。

各判定の目安は以下のとおりです。

判定 合格可能性の目安
A 80%以上。そのころ合格圏
B 65%。合格圏。もう一頑張り
C 50%。ボーダーライン。合格圏めざして頑張ろう
D 35%。これからの努力でまだまだ伸びる
E 20%以下。再検討を要する

参考:合格可能性評価について|河合塾

ドッキング判定は記述単体の判定より実態に近い

同回の全統共通テスト模試も受験している場合、国公立大学および共通テスト利用私立大学・短大について「総合評価(ドッキング判定)」が表示されます。

ドッキング判定は、共通テスト模試の「評価換算得点」と全統記述模試の「評価偏差値」を、志望大学の共通テストと二次試験の配点割合で組み合わせて算出した総合的な判定です。記述単体の判定とドッキング判定が異なるケースは多く、たとえば以下のような状況が起こりえます。

状況 起こりやすいケース
記述はB判定なのにドッキングはC 共通テストの得点が足を引っ張っている
記述はC判定なのにドッキングはB 共通テストが高得点で補えている
記述はE判定だがドッキングはD 共通テストの配点比率が高い大学に多い

国公立大学を志望している場合、記述単体の判定だけを見て一喜一憂するのは危険です。共通テストと二次試験の両方が合否に関わる以上、ドッキング判定こそが「今の総合的な合格可能性」を示す最も実態に近い数字です。

なおドッキング判定が表示されるのは、同回の全統共通テスト模試を受験している場合に限られます。記述模試だけを受けている場合はドッキング判定は算出されないため、両方セットで受験することをおすすめします。

参考:合格可能性評価について|河合塾

順位・平均点・得点率は「自分の位置」を測る補助線として使う

成績表には全国順位・学年順位・平均点・得点率も掲載されています。これらは偏差値を補完する情報として活用してください。

平均点については、2025年度第1回の実績データが参考になります。英語(200点満点)の平均点は77.3点(得点率約39%)、数学Ⅱ型(200点満点)は81.4点(約41%)、国語・現古漢(200点満点)は78.6点(約39%)と、主要科目の得点率はおおむね3〜4割台にとどまっています。

つまり「半分しか取れなかった」という感覚は全受験生にとっても同様であることが多く、平均点に近い水準であれば偏差値50前後の数字が出ます。自分の得点が平均点より上か下かを確認するだけで、その科目での立ち位置がざっくりつかめます。

全国順位については、母集団が年間のべ約70万人規模であることを踏まえて読む必要があります。全統記述模試の受験層は国公立・難関私大を目指す受験生が中心ですが、学校単位で受験しているケースも多く、志望校レベルはさまざまです。単純に「何万番以内なら安心」という基準は設けにくいため、順位は偏差値や判定と合わせて参照する補助的な指標として使うのが適切です。

参考:第1回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾

志望校判定は「今の自分の立ち位置」を示すものとして使う

志望校判定で最も大切な前提は、これは「受験した時点での実力と志望者分布に基づく目安」であって、最終的な合否を予測するものではないという点です。

特に注意が必要なのは以下の2点です。

第1回(春)の判定は過信も悲観も禁物 第1回は受験生の多くがまだ本格的な学習に入っていない時期のため、同じ志望校を持つライバルの実力も第2回・第3回ほど出そろっていません。この時期のD・E判定を見て志望校変更を検討するのは早計です。

判定は受験した模試の科目に基づく 全統記述模試は記述科目の偏差値で算出されます。共通テストの配点が高い大学を志望している場合、共通テスト模試と組み合わせたドッキング判定も必ず確認してください。記述だけ・共通テストだけの片方の判定に頼ると、実態とずれが生じます。

判定を正しく活用する使い方は「今の自分に何が足りないか」を把握するための情報として使うことです。C判定であれば「ボーダーラインにいる。あと何点・どの科目を伸ばせばBに届くか」という具体的な逆算の材料として使うのが理想的です。

参考:合格可能性評価について|河合塾

【重要】全統記述模試の結果をどう生かす?正しい復習法

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成績表が返ってきたとき、偏差値だけ見て終わりにしている人は多いです。しかし全統記述模試の本当の価値は、返却後の使い方にあります。結果を次の学習に直結させるための具体的な方法を紹介します。

まず得点・偏差値・設問別成績の順に見る

成績表を開いたら、以下のステップで確認してください。多くの人が①②で止まってしまいますが、実際に勉強計画に生かせる情報は③に集中しています。

ステップ 確認項目 やること
各科目の得点・得点率 平均点と比べて上か下かをざっくり把握する
科目別偏差値 どの科目が強くてどの科目が弱いかを把握する。総合偏差値ではなく科目別で見る
設問別成績 どの大問・設問で点を落としているかを確認し、苦手分野を特定する。「数学は偏差値55だが整数問題の設問だけ全国平均を10点以上下回っている」といった具体的な課題がここで見える

③の設問別成績まで目を通すことを習慣にしてください。

偏差値より設問別の正答率を見る

偏差値は「今の自分の総合的な位置」を示す数字ですが、次の勉強に何をすべきかは教えてくれません。一方、設問別の正答率は「どこで・どれだけ点を落としているか」を直接示してくれます。

特に注目すべきは「全国平均正答率が高いのに自分が解けていない設問」です。多くの受験生が解けている問題を自分が落としているということは、そこが純粋な弱点である可能性が高いです。逆に「全国平均正答率も低く自分も解けていない設問」は、難問である可能性が高いため優先度を下げてよいケースもあります。

成績表の設問別データを見るとき、以下の2軸で整理するのがおすすめです。

  自分が解けた 自分が解けなかった
全国平均が高い 強み 最優先で復習
全国平均が低い アドバンテージ 優先度は下げてよい

参考:成績統計資料データ|河合塾

間違えた問題は「なぜ解けなかったか」を3種類に分類する

間違えた問題をただ解き直すだけでは、同じミスを繰り返す可能性が高いです。伸びる人がやっているのは、ミスの原因を3種類に分類してから復習することです。

ミスの種類 内容 対処法
知識・理解の不足 そもそも知らなかった・理解できていなかった 解説を読んで理解したうえで、教科書・参考書の該当箇所を補強する
記述의 表現・論述의 型 内容はわかっていたのに書き方が不十分で減点 採点基準と照らし合わせて「どう書けば満点だったか」を自分で書き直す
時間配分・ケアレスミス 時間切れで書ききれなかった・計算ミスで失点 次回に向けて時間配分の戦略を修正する

この分類をせずに間違えた問題を全部解き直してしまうと、的外れな復習になりやすいです。まず原因を特定してから対処法を変えることが、復習の効率を大きく上げます。

模試の結果から「捨てる分野・伸ばす分野」を決める

復習が終わったら、次の模試までの勉強計画に落とし込みます。大切なのは「すべての弱点を同時に直そうとしない」ことです。設問別成績で見つかった弱点を以下の基準で優先順位をつけてください。

優先度 分野の条件 取り組み方
伸ばす(最優先) 全国平均を下回っており、かつ志望校の配点が高い ここへの投資が判定を動かす可能性が最も高い。集中的に時間を使う
維持する 全国平均以上を取れており大きく崩れていない 現状維持を意識しながら、伸ばす分野に時間を集中させる
後回し(今は捨てる) 全国平均正答率も低く、志望校の配点も低い 今の時期にかけるコストパフォーマンスが低い。一時的に後回しにする判断も必要

次の模試までの期間を逆算したうえで、「数学の整数問題で全国平均を超える」「英作文の文法ミスをゼロにする」という具体的な目標を1〜2個設定しておくと、日々の学習の方向性が明確になります。

成績表と一緒にANTENNAも必ず確認する

模試ナビで成績を確認できる際、個人成績表と合わせて「ANTENNA(成績統計資料・学習アドバイス)」も公開されます。ANTENNAには以下の内容が収録されています。

  • 見直しシート(偏差値・弱点分野・反省点・次回目標をまとめるシート)
  • 個人成績表の見方の解説
  • 総合成績表・科目別成績表・設問別成績表
  • 科目ごとの学習対策(英語・数学・国語・理科・地歴・公民)

特に「学習対策」のパートは、その回の出題傾向を基に河合塾が作成した科目別の学習アドバイスです。

成績表の数字を見て終わりにするのではなく、ANTENNAの学習対策まで読むことで「今何をすべきか」の方向性がより具体的になります。成績表を確認したら、ANTENNAも合わせてダウンロードしておくことを習慣にしてください。

参考:第1回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾 / 第2回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾 / 第3回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾

高3は開催回ごとに結果の読み方に注意!

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ここでは高3生・高卒生向けの全統記述模試(年3回)について解説します。同じ偏差値60・C判定でも、第1回と第3回ではまったく意味が違います。回ごとの母集団・出題範囲・時期の特性を理解したうえで結果を読まないと、正しい判断はできません。

2025年度の実績を見ると、第1回(168,561名)から第2回(273,791名)にかけて受験者数が10万人以上増加し、難易度も上昇しました。

第3回(263,640名)は第2回からやや受験者数が減るものの、出題範囲はほぼ全範囲となり難易度は最高水準に達します。年度によって数字は変わりますが、第2回に向けて受験者数が増え難易度も上がる傾向は毎年見られます。

この推移を図にすると以下のとおりです。

全統記述模試(高3生・高卒生向け)の推移

こうした母集団と難易度の変化が、回をまたいだ偏差値の読み方に直結します。

第1回の結果は「現在地の把握」として使う——過信も悲観も禁物

第1回(5〜6月頃)は、年度初めの力試しという位置づけです。受験者数が168,561名と3回の中で最も少なく、母集団の中に学習進度の差が最も大きい回です。

この時期の結果を読む際に押さえておくべきポイントが2つあります。

1つ目は母集団の問題です。現役生がまだ学習の全範囲を履修していない一方、高卒生は前年度の学習を一通り終えた状態で受験するため、同じ志望校を持つ受験生でも実力のばらつきが大きくなります。

2つ目は出題範囲の問題です。第1回は理科・地歴の一部に範囲限定があるため、3回の中では相対的に得点しやすい構成になっています。

第1回のD・E判定を見て即座に志望校変更を検討するのは早計です。一方で、得意なはずの科目で平均を大きく下回っていた場合は、基礎に抜けがある可能性として素直に受け止めてください。

第2回は夏の総仕上げ——受験勉強が本格化した状態で臨む回

第2回(8月頃)は夏休みの学習を終えた受験生が本格的な受験モードで臨む回です。2025年度の実績では受験者数が273,791名と3回の中で最多でしたが、年度によって変わる可能性があります。ただし時期の性質上、第1回より受験勉強が進んだ状態の受験生が集まりやすく、第1回と同じ実力でも偏差値が下がることは珍しくありません。

主要科目の平均点を第1回と比較すると以下のとおりです。

科目 配点 第1回平均点 第2回平均点
英語 200点 77.3点(約39%) 82.4点(約41%)
数学Ⅱ型 200点 81.4点(約41%) 64.5点(約32%)
数学Ⅲ型 200点 82.2点(約41%) 80.6点(約40%)
国語(現古漢) 200点 78.6点(約39%) 78.3点(約39%)

数学Ⅱ型は第1回の81.4点から第2回は64.5点へと大幅に下がっています。これは第2回で出題範囲が広がり難易度が上がることに加え、受験勉強が本格化した受験生が増えることで競争が激しくなるためです。

第2回でC判定以上が取れていれば、残りの学習次第で合格圏に入る可能性が十分あります。逆にE判定が続くようであれば、志望校・受験戦略の見直しを本格的に検討するタイミングです。

第3回の結果は「入試本番への最終確認」として使う

第3回(10〜11月頃)の受験者数は263,640名で、第2回からやや減少します。出題範囲がほぼ全範囲となり難易度も最高水準になります。

主要科目の平均点を第2回と比較すると以下のとおりです。

科目 配点 第2回平均点 第3回平均点
英語 200点 82.4点(約41%) 72.5点(約36%)
数学Ⅱ型 200点 64.5点(約32%) 64.1点(約32%)
数学Ⅲ型 200点 80.6点(約40%) 63.8点(約32%)
国語(現古漢) 200点 78.3点(約39%) 79.7点(約40%)

英語・数学Ⅲ型は第2回からさらに平均点が下がっており、難易度の上昇が数字にも表れています。

この回の結果で特に重要なのは、判定そのものより「科目ごとの仕上がり具合」です。設問別成績で全国平均を大きく下回っている分野を確認し、入試本番までの残り時間の配分を決める材料として使ってください。

また第1回・第2回との推移と併せて見ることで、自分がどれだけ伸びたかが数値で確認できます。

受験者数 母集団の特性 結果の使い方
第1回 168,561名 ばらつきが大きい。高卒生有利 現在地の把握。過信も悲観も禁物
第2回 273,791名 受験勉強が本格化した受験生が集まる 本格化した母集団での立ち位置確認
第3回 263,640名 ほぼ全範囲。難易度最高 科目の仕上がり確認・残り期間の配分

参考:第1回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾 / 第2回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾 / 第3回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾

【高3向け】全統記述模試の結果が悪かった場合はどうする?志望校は変えるべき?

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模試の結果が思ったより悪かったとき、「このまま志望校を目指していいのか」と不安になるのは自然なことです。ただし、その不安を正しく処理しないと、必要のない志望校変更や無駄な焦りにつながります。結果が悪かったときの正しい向き合い方を解説します。

D・E判定からの逆転合格は珍しくない

模試の判定と入試の合否は直結しません。特に全統記述模試の第1回(春)・第2回(夏)の時点でD・E判定であっても、そこから実力を伸ばして合格するケースは毎年多く存在します。

理由は2つあります。

1つ目は、模試の判定はあくまでその時点での実力と志望者分布を基にした目安であり、受験本番までの学習量・質によって大きく変わるからです。

2つ目は、全統記述模試の受験層には本格的な受験勉強をまだ始めていない生徒も含まれており、特に第1回の時点では志望者全体の実力がまだ出そろっていないからです。

D・E判定を見たときに大切なのは「合格できないかもしれない」と結論を出すことではなく、「今の自分に何が足りないか」を具体的に把握することです。判定はゴールではなく現在地を示すものです。

志望校を変えるのは1回の結果ではなく複数回の推移で判断する

1回の模試結果で志望校を変える必要はありません。志望校変更を検討すべきなのは、複数回の模試を通じて以下のような状況が続いている場合です。

状況 判断の目安
第2回・第3回でもE判定が続いている 客観的に現状と志望校のギャップが大きい状態。受験戦略の見直しを検討する価値がある
第3回(秋)時点でD判定以下 残り時間と必要な伸びしろを冷静に計算する。担任・チューターへの相談を推奨
特定の科目が壊滅的で挽回の見通しが立たない その科目の配点が高い志望校は難しい可能性がある

逆に、第1回・第2回でD判定であっても第3回でCに上がっているなら、成長のペースとして十分です。判定の「点」ではなく「推移」を見ることが重要です。

偏差値が下がったときに最初に疑うべきこと

前回より偏差値が下がったとき、すぐに「実力が落ちた」と考えるのは早計です。まず以下の原因を順番に疑ってください。

①受験回・母集団の違い 第1回より第2回の方が受験勉強が進んだ受験生が集まるため、同じ実力でも偏差値が下がることがあります。回をまたいだ偏差値の比較には注意が必要です。

②当日のコンディション 体調不良・睡眠不足・緊張などによる一時的なパフォーマンス低下は十分ありえます。1回の下落だけで実力低下と断定しないことが重要です。

③特定科目の穴が露呈した 出題範囲が広がる回で、これまでカバーできていなかった分野が出題されたケースです。この場合は偏差値の低下がむしろ「対策すべき分野の発見」につながります。

本当に実力低下が疑われるのは、複数回にわたって同じ科目・分野で継続して点を落としている場合です。その場合は学習方法そのものを見直す必要があります。

模試は合否を決めるものではなく、課題を見つけるためのもの

模試の結果に過度に振り回されてしまう人に共通しているのは、「模試の判定=入試の結果」という思い込みです。しかし全統記述模試を含むすべての模試は、あくまで「今の時点での実力測定」であり、本番の合否とは別のものです。

良い結果が出たときは「今の勉強が正しい方向に進んでいる」という確認として使い、悪い結果が出たときは「次に何を優先して取り組むべきか」を見つける材料として使うだけです。

一喜一憂に使うエネルギーを、設問別成績を分析して次の勉強に落とし込む時間に使う方が、はるかに合格に近づきます。結果が悪かった日こそ、成績表を丁寧に読み解くことが最もやるべきことです。

参考:合格可能性評価について|河合塾全統記述模試の結果に関するよくある質問

Q. 結果はいつまで見られますか?

公式に明示的な閲覧期限は設けられていません。成績は河合塾PORTALの模試ナビにログインすることで確認できる状態が続きます。ただしシステムの仕様変更やサービス改定によって変わる可能性はあるため、手元に残しておきたい場合は早めにPDFをダウンロードしておくことをおすすめします。

なお、成績統計資料データ(公式サイト上で公開されている集計データ)については、2028年3月31日をもって掲載終了予定であることが公式に明記されています。

参考:成績統計資料データ|河合塾

Q. 成績の再発行はできますか?

公式サイトの「よくあるご質問・お問い合わせ」では「個人成績データは紙での提供はない」と明記されているように、紙の成績表の再発行には対応していません。

手元に成績表が必要な場合は、模試ナビ上でPDFをダウンロードして印刷することで対応してください。PDFは成績データ公開日からおよそ1週間以内に公開されます。

なお、PDFのダウンロードは何度でも行えるため、ログインできる状態であれば再度ダウンロードが可能です。

参考:よくあるご質問・お問い合わせ|河合塾

Q. 高卒生と現役生で結果の見え方に違いはありますか?

全統記述模試は現役生と高卒生が同じ母集団で受験します。特に第1回(春・5〜6月)は、現役生がまだ学習の全範囲を履修していない一方、高卒生は前年度に一通りの学習を終えています。範囲の習熟度という点で高卒生の方が有利な状況になりやすく、結果として第1回では高卒生の方が相対的に偏差値が高く出やすい傾向があります。

第2回(夏)以降は現役生の学習が進んでくるため、母集団のバランスが変わり、判定や偏差値の見え方も変わってきます。現役生は第1回の結果を過度に悲観せず、第2回・第3回の推移で自分の成長を測るようにしましょう。

参考:模試ラインアップ|河合塾

まとめ|全統記述模試の結果は「見方」と「使い方」で価値が変わる

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全統記述模試の結果は、受験からおよそ3〜6週間後に河合塾PORTALの模試ナビで確認できます。紙での提供はないため、手元に残したい場合はPDFをダウンロードしておきましょう。

成績表を受け取ったとき、偏差値と判定だけ見て終わりにしてしまう人は多いです。しかし偏差値はあくまで「今の立ち位置」を示す数字であり、次の勉強に何をすべきかは教えてくれません。本当に大切なのは設問別成績を見て「どこで・なぜ点を落としたか」を特定し、それを勉強計画に落とし込むことです。

判定が低くても、それは今の時点での目安にすぎません。特に第1回(春)は高卒生が有利な時期でもあり、現役生がD・E判定を取ることは珍しくありません。1回の結果で志望校を変える必要はなく、第2回・第3回の推移を見ながら冷静に判断することが重要です。

本記事を読み終えたら、まず成績表を開いて設問別成績を確認してください。偏差値の数字ではなく、全国平均を下回っていた設問を1つ探すところから始めれば十分です。そこが今日から取り組むべき最初の課題です。模試は受けた瞬間より、返却後の使い方で差がつきます。

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