【2026年度】全統記述模試の偏差値の目安!大学群別ボーダーと偏差値の読み方
「全統記述模試の偏差値、どのくらい取れれば〇〇大学に届く?」全統記述模試の結果を手にしたとき、多くの受験生がまず気になっているのではないでしょうか。
全統記述模試の偏差値は、河合塾が設定する各大学のボーダー偏差値と同じ尺度で示されています。つまり、模試の偏差値と志望校のボーダー偏差値を直接比較できます。
この記事では、2026年度の河合塾入試難易予想データをもとに「偏差値〇〇台ならどの大学群が射程に入るか」を大学群別に整理。偏差値の正しい読み方・よくある誤解・伸び悩んでいる人への改善策まで、一気に解説していきます。
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塾選ジャーナル編集部
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目次
全統記述模試の偏差値の目安【ボーダーライン基準】

河合塾のボーダー偏差値は「全統模試における偏差値」で設定されています。つまり全統記述模試で出た偏差値と、河合塾が公表するボーダー偏差値は同じ物差しで測られた数値です。模試の偏差値と志望校のボーダー偏差値を直接比較できるのはこのためで、「全統記述模試で偏差値〇〇を取ればこの大学群が射程に入る」という目安を出すことができます。
以下は2026年度の河合塾入試難易予想データをもとに、偏差値帯ごとの大学群の目安を整理したものです。ただし、以下の点に注意してください。
| 注意点 | 内容 |
|---|---|
| 第3回基準 | 受験者数が最も多く母集団が安定する第3回の偏差値を基準にしています。第1回・第2回はボーダーとの比較には適しません。 |
| 高3・高卒生対象 | 高1・高2は未履修範囲があるため単純比較はできません。本格的な分析は高3の第3回以降から始めれば十分です。 |
| マーク模試より低く出やすい | 同じ実力でもマーク模試より偏差値が5程度低く出る傾向があります。数字が下がっても学力が落ちたわけではありません。 |
| 受験層の中での偏差値 | 全統記述模試は受験を意識した層が受ける模試です。偏差値50でも全国の高校生の中では相対的に上位に位置します。 |
偏差値70以上の目安(東大・京大・東京一工レベル)
偏差値70以上は、東大・京大・東京一工が位置するゾーンです。
| 大学 | 偏差値の目安 | 備考 |
|---|---|---|
| 東京大学 | 67.5〜72.5 | 理科三類は72.5 |
| 京都大学 | 65.0〜72.5 | 医学部医学科は72.5 |
| 一橋大学 | 65.0〜72.5 | 学部による |
| 東京科学大学 | 65.0〜70.0 | 医学部医学科は70.0 |
| 慶應義塾大学(医) | 72.5 | 医学部のみ |
このゾーンに届く受験生は全統記述模試の受験者の中でも数パーセントに限られます。東大・京大・東京一工を目指す場合、偏差値の数値だけでなく二次試験の記述力・論述力が合否を大きく左右するため、模試の偏差値はあくまで現在地の確認として活用してください。
参考:方式別ランク 関東・甲信越 国公立|河合塾 / 方式別ランク 近畿 国公立|河合塾
偏差値65前後の目安(早慶上理・旧帝大レベル)
偏差値65前後は、早慶上理の主要学部と旧帝大の文系・理系がボーダーとして並ぶゾーンです。
| 大学・大学群 | 偏差値の目安 | 代表的な学部 |
|---|---|---|
| 早稲田大学 | 62.5〜67.5 | 法・文・文化構想・政治経済 |
| 慶應義塾大学 | 62.5〜67.5 | 文・法・経済・商・理工 |
| 上智大学 | 57.5〜67.5 | 法・外国語・総合人間 |
| 東京理科大学 | 57.5〜62.5 | 理・工・薬・創域理工 |
| 旧帝大 | 57.5〜67.5 | 文系・理系全般 |
受験生の中でも競争が最も激しいゾーンです。旧帝大は大学・学部によってボーダーに幅があり、北海道・東北・九州の文系が57.5〜60前後、名古屋・大阪が60〜65前後に位置します。早慶は学部によって65〜70を超えるケースもあるため、表の数値はあくまで目安として捉えてください。
参考:方式別ランク 関東・甲信越 私立|河合塾 / 方式別ランク 関東・甲信越 国公立|河合塾 / 方式別ランク 近畿 国公立|河合塾 / 方式別ランク 九州 国公立|河合塾
偏差値60前後の目安(GMARCH・関関同立レベル)
偏差値60前後は、多くの受験生が目標とするGMARCH・関関同立のボーダーが集中するゾーンです。
| 大学群 | 偏差値의 目安 | 代表的な学部 |
|---|---|---|
| GMARCH | 55.0〜62.5 | 法・経済・経営・文系全般 |
| 関関同立 | 55.0〜62.5 | 法・経済・経営・文系全般 |
GMARCH・関関同立はいずれも学部によってボーダーに幅があり、看板学部(明治政治経済・立教異文化・同志社法など)は62.5前後まで上がります。「GMARCHに届く偏差値」と一口にいっても、どの大学のどの学部を狙うかで必要な偏差値は変わります。志望校の学部単位での確認が欠かせません。
参考:方式別ランク 関東・甲信越 私立|河合塾 / 方式別ランク 近畿 私立|河合塾
偏差値55前後の目安(成成明学獨國武・金岡千広レベル)
偏差値55前後は、成成明学獨國武と国公立の金岡千広(金沢・岡山・千葉・広島)のボーダーが集まるゾーンです。
| 大学群 | 偏差値の目安 | 代表的な学部 |
|---|---|---|
| 成成明学獨國武 | 50.0〜57.5 | 法・経済・文系全般 |
| 金岡千広(国公立) | 50.0〜57.5 | 文系・理系全般 |
成成明学獨國武は大学間・学部間でボーダーの幅が大きく、同じ大学群内でも武蔵・明治学院の難関学部は57.5前後まで上がります。国公立の金岡千広は二次試験のボーダーがこのゾーンに収まりますが、共通テストの得点率も別途必要になる点に注意が必要です。
参考:方式別ランク 関東・甲信越 私立|河合塾 / 方式別ランク 関東・甲信越 国公立|河合塾 / 方式別ランク 中国・四国 国公立|河合塾
偏差値50前後の目安(日東駒専・産近甲龍レベル)
偏差値50前後は、日東駒専・産近甲龍の主要学部がボーダーとして並ぶゾーンです。2026年度のデータでは以下の通りです。
| 大学群 | 偏差値の目安 | 代表的な学部 |
|---|---|---|
| 日東駒専 | 47.5〜52.5 | 法・経済・経営・文系全般 |
| 産近甲龍 | 42.5〜50.0 | 法・経済・経営・文系全般 |
同じ大学群内でも学部・学科によってボーダーに幅があり、人気学部は偏差値が上振れするケースもあります。志望校の学部単位でボーダーを確認することが重要です。
参考:方式別ランク 関東・甲信越 私立|河合塾 / 方式別ランク 近畿 私立|河合塾
全統記述模試の偏差値を見るときに注意したいこと

全統記述模試の偏差値は志望校のボーダーと直接比較できる便利な指標ですが、数字の読み方を間違えると判断を誤ることがあります。結果を受け取ったときに陥りやすい注意点を3つ整理します。
偏差値だけで実力を判断しない
全統記述模試の偏差値は、あくまでその回の受験者集団の中での相対的な位置を示すものです。得意科目と苦手科目のバランス、当日のコンディション、出題された問題との相性によっても偏差値は変動します。
「偏差値が上がった=実力がついた」「偏差値が下がった=実力が落ちた」と単純に結びつけるのは危険です。偏差値はあくまで現在地の目安として使い、科目別の得点や設問別の正答率と合わせて総合的に分析することが大切です。
判定(A〜E)を過信しない
模試の判定はボーダーラインとの距離をもとに算出されますが、あくまでその時点での合格可能性の目安です。A判定でも油断すれば落ちますし、E判定でも本番までに大きく伸びるケースは珍しくありません。
特に全統記述模試は本番より早い時期に実施されるため、判定よりも「どの科目で何点取れているか」「どこで失点しているか」を確認する材料として使う方が有益です。
1回の結果で一喜一憂しない
模試は1回の結果だけで実力を測れるものではありません。また、第1回・第2回・第3回では受験者層や人数が異なるため、同じ偏差値50でも意味が変わります。
夏前の第1回で偏差値50を取った受験生と、受験者数が最も多く本番に近い母集団が揃う第3回で偏差値50を取った受験生とでは、置かれている状況がまったく異なります。複数回の結果を並べて推移を見ることで、はじめて自分の学力の伸びや課題が見えてくるものです。
1回の偏差値に一喜一憂するより、回をまたいだ変化の分析こそが受験勉強の質を左右します。
全統記述模試の偏差値が伸びない……どう改善する?

模試を受けっぱなしにしていては偏差値は伸びません。全統記述模試の偏差値を上げるために有効な改善策を、具体的な行動レベルで整理します。
記述問題は解き直しベースで復習する
全統記述模試の復習で最も避けたいのは、答え合わせだけで終わらせることです。記述問題は「正解を見て理解した気になる」だけでは実力になりません。模範解答を見たあとに、何も見ずに自分で再現できるかどうかを確かめる解き直しを必ずセットで行いましょう。再現できなければ、その問題はまだ身についていないと判断して繰り返します。
模範解答を再現できるまでやり込む
模範解答を読んで「なるほど」と思っても、それは理解であって習得ではありません。時間をおいて同じ問題に再挑戦し、模範解答と同等の答案が自力で書けるようになってはじめて復習が完了したといえます。特に国語・英語の記述問題は、答案の構成や言葉の選び方まで意識して再現する練習が有効です。
部分点を取りにいく答案の書き方を身につける
全統記述模試では部分点が設けられている問題が多くあります。完答できなくても、採点基準のキーワードや論点を答案に含めることで得点につながります。白紙で提出するのが最も損であることを意識し、わかる部分から書き始める習慣をつけましょう。
間違えた原因を言語化する
問題を間違えたとき、「なぜ間違えたか」を言葉にする作業を習慣にしましょう。「知識が抜けていた」「問題文を読み違えた」「時間が足りなかった」など、原因によって対策が変わります。このとき河合塾が成績資料で公開している設問別正答率も活用してください。正答率が高い問題を自分が落としていた場合、その分野は優先的に復習すべき穴として把握できます。
次の模試までの学習計画を立てる
模試の復習が終わったら、次の模試までの学習計画を立てることが重要です。「この分野を強化する」「この問題形式に慣れる」という具体的な課題を設定し、次の模試でその成果を確認するサイクルを回すことで、偏差値は着実に上がっていきます。
全統記述模試の過去問を活用する
全統記述模試の出題形式や問題の傾向に慣れるには、過去問を実際に解いてみることが有効です。在籍している学校の先生に相談すると、過去の全統記述模試の問題を入手できる場合があります。本番と同じ形式で時間を計って解くことで、問題の難易度感や時間配分の感覚をつかむことができます。
偏差値帯別・全統記述模試の結果を生かす勉強法

全統記述模試の結果を次の学習に活かすには、現在の偏差値帯に合った対策が必要です。偏差値50の人と60以上の人では、取り組むべき内容がまったく異なります。
偏差値50未満:まず基礎知識の穴を埋める
この段階の課題は、記述テクニック以前の基礎知識の不足です。英単語・文法・数学の公式・古文単語など、知識として持っていなければ書けない問題が失点の大半を占めています。応用問題より基礎の徹底を最優先にしましょう。
偏差値50〜60:答案の構成力を意識した復習へ
基礎はある程度身についているものの、「わかっているのに書けない」「部分点止まり」になりやすい層です。模範解答と自分の答案を比較し、どの情報をどの順番で書けばよかったかを言語化する復習が有効です。
偏差値60以上:精度を上げて点数の取りこぼしをなくす
基礎・応用ともに一定の力がある段階です。設問別正答率を確認し、正答率が高いのに自分が落としている問題を優先的に潰していく戦略が偏差値アップに直結します。
各偏差値帯の具体的な復習手順や成績表の読み方については、以下の記事で詳しく解説しています。
全統記述模試と偏差値についてよくある質問(FAQ)

全統記述模試で偏差値60を取るには何点くらい必要ですか?
科目ごとの得点と偏差値の対応は、その回の受験者の得点分布によって毎年変わるため、「何点で偏差値60」という固定値は存在しません。以下は2025年度第3回全統記述模試の成績統計資料をもとに、平均点と標準偏差から算出した推計値です。
| 科目 | 配点 | 偏差値60の目安得点 | 得点率目安 |
|---|---|---|---|
| 英語 | 200点 | 約110点 | 約55% |
| 数学Ⅱ型 | 200点 | 約100点 | 約50% |
| 数学Ⅲ型 | 200点 | 約105点 | 約52% |
| 国語・現古漢 | 200点 | 約107点 | 約53% |
| 物理 | 100点 | 約57点 | 約57% |
| 化学 | 100点 | 約53点 | 約53% |
| 生物 | 100点 | 約60点 | 約60% |
| 日本史 | 100点 | 約50点 | 約50% |
| 世界史 | 100点 | 約60点 | 約60% |
科目によって得点率の目安に差があることがわかります。数学Ⅱ型は平均点が低く半分程度の得点で偏差値60に届く一方、生物・世界史は6割程度が必要です。
※平均点・標準偏差をもとにした推計値です。受験回・年度によって変わるため、あくまで目安として参照してください。
全統記述模試でC判定を取るには何点くらい必要ですか?
C判定はボーダーライン上(合格可能性約50%)を意味します。つまり志望校のボーダー偏差値と同程度の偏差値を取ればC判定圏に入ります。必要な得点は志望校によって異なりますが、大学群別の目安は以下の通りです。
| 志望大学群 | C判定圏の偏差値目安 | 主要科目の目安得点 |
|---|---|---|
| 日東駒専・産近甲龍 | 47.5〜52.5 | 英語90点・数学85点・国語85点前後 |
| 成成明学獨國武・金岡千広 | 50.0〜57.5 | 英語100点・数学95点・国語95点前後 |
| GMARCH・関関同立 | 55.0〜62.5 | 英語110点・数学105点・国語105点前後 |
| 早慶上理・旧帝大 | 62.5〜67.5 | 英語125点・数学120点・国語115点前後 |
| 東大・京大・東京一工 | 67.5以上 | 英語140点・数学135点・国語130点前後 |
※得点の目安は2025年度第3回全統記述模試の成績統計資料をもとにした推計値です。志望校・学部・受験回によって大きく異なるため、実際のボーダー偏差値は河合塾の入試難易予想ランキング表で学部単位で確認してください。
参考:入試難易予想ランキング表|河合塾 / 第3回全統記述模試 成績統計資料データ|河合塾
まとめ 全統記述模試の偏差値を、志望校合格への羅針盤にしよう

全統記述模試の偏差値は、河合塾のボーダー偏差値と同じ物差しで測られているため、志望校との距離を直接確認できる貴重な指標です。この記事では偏差値帯ごとの大学群の目安を整理しましたが、大切なのは数字に一喜一憂することではなく、現在地を把握して次の行動につなげることです。
判定や偏差値はあくまでその時点の実力の目安に過ぎません。第3回の結果がどうであれ、そこから本番までに何をするかが合否を決めます。全統記述模試の対策を通じて記述力・論述力を鍛えることは、模試のためだけでなく入試本番で問われる力をそのまま養うことにつながります。模試特化の勉強だからといって、本番で通用しない力しか身につかないわけではありません。
模試を受けるたびに復習を徹底し、次の模試までの学習計画を立てるサイクルを回し続けること。それが全統記述模試の偏差値を上げる最も確実な道です。まずは直近の全統記述模試の結果を手元に置き、この記事で紹介した復習法と科目別の勉強法を一つずつ試してみてください。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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