全統模試の結果はいつ・どこで見る?模試別の見方と復習法まで解説
「全統模試、受けたけど結果はいつ出るの?」「どこで見ればいいの?」そう疑問に思う高校生の方もいるのではないでしょうか。
全統模試の結果は、河合塾PORTALの「模試ナビ」から確認できます。ただし、確認できる時期は模試の種類によって異なるうえ、「判定だけ見て終わり」にしてしまうと模試本来の意味が半減します。記述模試・共通テスト模試・冠模試では、結果の読み方も復習の仕方もまるで違うからです。
この記事では、全統模試の結果の確認方法(どこで・いつ見られるか)から、模試の種類ごとの結果の見方・正しい復習法・結果が振るわなかったときの対処法まで、まとめて解説します。模試を「受けっぱなし」で終わらせたくない受験生は、ぜひ読んでください。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
全統模試の結果はいつ・どこで確認できる?

模試を受け終わったら、まず「いつ・どこで結果を確認するか」を把握しておきましょう。ここを知っておくだけで、結果が出た瞬間にすぐ動き出せます。
結果は受験から約4〜7週間後に公開される
結果の公開時期は模試の種類によって異なります。2026年度の種類ごとの目安は以下の通りです。
2026年度全統模試の結果の公開時期目安
| 模試名 | 公開会場 実施日 | 成績公開日(模試ナビ) | 目安 |
|---|---|---|---|
| 高3・高卒向けプライムステージ | 2026/4/26(日) | 2026/6/3(水) | 約5週間後 |
| 第1回全統共通テスト模試 | 2026/5/3(日) | 2026/5/29(金) | 約4週間後 |
| 第1回全統記述模試 | 2026/5/10(日) | 2026/6/15(月) | 約5週間後 |
| 冠模試(入試オープン) | 2026/8/2(日)〜 | 2026年9月中旬〜2026年12月中旬 | 約5〜6週間後 |
| 全統プレ共通テスト | 2026/11/15(日) | 2026/12/17(木) | 約4週間後 |
共通テスト模試は採点が比較的早く、記述模試・冠模試は答案採点がある分、公開まで少し長めにかかります。各回の正確な成績公開日は必ず公式サイトで確認してください。
結果は河合塾PORTAL「模試ナビ」で確認する
全統模試の結果は、河合塾PORTALの「模試ナビ」から確認します。パソコン・スマートフォン・タブレットのどれからでもアクセスできます。
模試ナビでは成績確認だけでなく、自己採点・目標設定・復習まで一括で行えます。受験後に使う主な機能は以下の通りです。
模試ナビの機能
| 機能 | 内容 |
|---|---|
| 成績確認 | 偏差値・志望校判定・設問別成績などを確認できる |
| 自己採点 | 答案とマーク読み取り結果を照合できる(共通テスト模試) |
| 復習 | 解答・解説を確認しながら学習できる |
| 過去の成績 | 共通テスト模試は最大5回分、記述模試は最大3回分の推移を確認できる |
ログインには「河合塾学校専用ID(GK+数字9桁)」または「ログインID」が必要です。どちらも持っていない場合は、公式サイトの「お客様情報登録」から事前に登録しておきましょう。
結果が見られないときの確認ポイント
「ログインできない」「成績が表示されない」という場合は、以下の表を順番に確認してください。
結果が見られないときの確認ポイント
| 症状 | 確認ポイント |
|---|---|
| 成績が表示されない | 成績公開日より前はデータが出ません。上の表で公開予定日を確認しましょう |
| ログインできない | 学校専用ID(GK+数字9桁)と自分で登録したログインIDは別物です。どちらを使うか確認してください |
| 本人確認が通らない | 模試ナビの認証には、受験当日に受験届へ記入した電話番号と解答用紙番号が必要です |
| 解答用紙番号がわからない | 公式の「解答用紙番号お問い合わせ」フォームから照会できます(回答まで約4〜5日) |
| 旧模試ナビのデータが見えない | 2025年12月受付開始模試以降、模試ナビは河合塾PORTALに統合されています。ログイン時の画面から旧アカウントとの連携手続きを行ってください |
| 上記で解決しない | 河合塾全統模試サポートセンター(0120-977-558)へ問い合わせましょう。河合塾生は所属校舎、学校受験の場合は担当の先生に確認する方法もあります |
全統模試の種類ごとに結果の見方はどう違う?

全統模試は種類によって「何を測っているか」がまったく異なります。そのため、同じ偏差値60でも、記述模試で出た60、共通テスト模試で出た60、プライムステージで出た60では意味が違います。
判定だけを横並びで比べるのではなく、それぞれの模試が何を測っているかを理解したうえで結果を読むことが重要です。
全統記述模試|偏差値と返却答案の両方を確認する
全統記述模試は、年3回(5月・8月・10月)実施される記述・論述形式の模試です。国公立大二次試験に必要な「書く力・考える力」を測ることを主な目的としており、偏差値だけでなく返却される答案も必ず確認してください。設問ごとの部分点の取れ方・採点者のコメントを読むことで、記述力のどこに課題があるかが具体的に見えてきます。
全統記述模試の結果の詳しい見方・復習法については以下の記事で解説しています。
全統共通テスト模試|得点率・時間配分・マークミスの3点を見る
全統共通テスト模試は、本番と同じマーク式・本番形式で実施される模試です。共通テスト模試の結果で最初に見るべきは偏差値ではなく、教科ごとの得点率です。「どの教科で時間が足りなかったか」「どのタイプのミスが多いか」を確認することが最大のポイントになります。
全統共通テスト模試の成績表には、マークの読み取り状況と自己採点結果を比較してマークミスの内容を確認できる「正答・誤答マーク読み取り状況」という欄があります。記述模試にはないこの機能を使うことで、「実力不足による失点」と「マークミスによる失点」を切り分けることができます。マークミスが多い場合はそれ自体が本番への課題になるため、得点だけを見て終わらせず必ず確認しましょう。
また、共通テスト模試では最大5回分の成績推移を確認できます。1回の結果だけでなく、得点率の上下を回またぎで追うことで、夏以降に伸びた科目・止まっている科目が明確になります。
なお、新教科「情報Ⅰ」は受験者全体の平均点が回によって大きく変動しやすいため、得点そのものより偏差値で全国での位置を確認するようにしてください。
プライムステージ|学力レベルで「科目間のバランス崩れ」を見る
高3・高卒向けのプライムステージは4月下旬に実施される難関大志望者向けの模試で、年度はじめの基礎〜標準レベルの完成度を測ることが主な目的です。難関大を目指す受験生が多く集まる母集団のなかで、「取れるはずの問題を落としていないか」を確認することが最初のポイントになります。
プライムステージの成績表で固有の見どころは「学力レベル」の列です。偏差値別の評価として導入されているこの欄を横に見ていくと、得点や偏差値の数字だけでは見えにくかった科目間のバランスの崩れや苦手科目が一目で把握できます。たとえば物理がAレベル・英語がDレベルであれば、「英語が足を引っ張っている」という課題がひと目でわかります。4月の時点でこの凸凹を把握できることで、夏までの補強優先順位が立てやすくなります。
また、プライムステージでは各教科・科目の偏差値に志望大学の入試科目の配点ウェイトを加味した「評価偏差値」を用いて判定します。志望校の配点が重い科目でDレベルが出ている場合、全体偏差値が同じでも判定は大きく下がります。学力レベルの列を確認したら、次に「どの科目の評価偏差値が志望校判定に響いているか」を志望校別成績の欄で確認してください。
参考:合格可能性評価について|プライムステージ 成績統計資料データ|河合塾
冠模試(大学別入試オープン)|志望校の合格ラインとの得点差を数値で把握する
冠模試(東大・京大・阪大など大学別入試オープン)は、同じ志望校を目指す受験生だけが集まる模試です。全統記述模試との最大の違いは母集団で、全統記述でA判定が出ていても冠模試でC・D判定になることは珍しくありません。この落差自体が「志望校に特化した実力との乖離」を示しています。
成績表では、各大学の二次試験科目の配点に沿って科目別成績が表示されます。結果を見るときに最初に確認すべきは判定ではなく、「合格ラインまであと何点か」という具体的な得点差です。たとえば「英語で合格ラインより15点足りない」という数値で把握することで、残り期間の学習配分が具体的に決まります。
次に、第1志望校の判定がC判定であればB判定者との成績比較が設問別に表示される機能を使って、どの設問・分野で差がついているかを確認してください。志望校の出題傾向に沿った設問の中で、自分がどこを落としているかが明確になります。
全統模試の結果をどう生かす?正しい復習法

模試の復習で最も避けたいのは、「全部同じやり方で復習する」ことです。記述模試・共通テスト模試・プライムステージ・冠模試は、測っている力も出題形式もまったく異なります。復習法も模試ごとに変える必要があります。
全統記述模試の復習|「なぜ書けなかったか」を答案から読み取る
全統記述模試の復習では、解き直しより先に答案分析を行うことが最優先です。「なぜ書けなかったか」の原因によって、次に取るべき行動がまったく変わるからです。
まず返却された答案を見て、失点の原因を以下の3つに仕分けします。知識が抜けていて書けなかった場合は該当単元の基礎に戻り、知識はあるのに答案に書き出せなかった場合は論述の構成練習が必要です。
部分点が取れていても合格ラインに届いていない場合は、採点者のコメントをもとに「何が足りなかったか」を言語化してください。
全統共通テスト模試の復習|「同じミスを本番でしない」再現性の排除
全統共通テスト模試の復習で最重要なのは、再現性のあるミスを潰すことです。1回の模試で起きたミスは、対策しなければ本番でも同じ形で出ます。
まず成績表の「正答・誤答マーク読み取り状況」欄で、マークミス・時間切れ・知識不足を切り分けてください。マークミスと時間不足は知識の問題ではなく、本番の行動習慣の問題です。何問目で時間が足りなくなったかを問題冊子に残したメモと照合し、時間配分の修正ポイントを具体的に決めて、苦手をつぶしていきましょう。
プライムステージの復習|「解けたはず」の問題を全部回収する
プライムステージの復習で最初にやるべきことは、「解けたはずなのに落とした問題」の洗い出しです。基礎〜標準レベルが中心の模試なので、得点を落とした問題の多くは「知らなかった」ではなく「うっかり落とした」「少し詰めが甘かった」ものです。ここを放置すると、夏以降も同じパターンで失点し続けます。
まず設問別成績の「▲マーク」をすべてピックアップし、解き直してみてください。解き直しで解けた問題は、本番で落とすべきでない問題です。なぜ本番で落としたか(時間不足・焦り・読み飛ばしなど)を言語化して、次の模試までに同じパターンで落とさない対策を一つ決めてください。
解き直しでも解けなかった問題は、学力レベルの欄でDレベル以下になっている科目と照合し、基礎単元の補強リストに加えましょう。
冠模試(大学別入試オープン)の復習|「何をやれば受かるか」を1枚の紙に書き出す
冠模試の復習は、模試のなかで最も戦略的に行う必要があります。志望校の入試形式に沿った問題で自分がどこを落としているかが明確なため、「次に何をすべきか」への直結度が最も高い模試だからです。
復習の出発点は、「合格ラインとの得点差を科目別に数値で把握する」ことです。たとえば「英語で15点・数学で8点足りない」という形で科目別の不足点を出し、配点が重い科目から対策の優先順位をつけます。
次に設問別成績の「B判定者との比較」を使い、上位判定者が取れていて自分が取れていない設問を確認します。その設問が問うているのは何か(特定の解法・論述構成・知識分野など)を一つひとつ特定して、「この分野をいつまでに仕上げる」という形でToDoに落とし込んでください。
冠模試の復習後にやるべきことは一つです。「何をやれば受かるか」を科目・分野・時期の3つで書き出し、次の冠模試または本番までの学習計画に組み込むことです。
全統模試でやってはいけない復習のNGパターンは?

模試の復習は「やった量」より「何を改善したか」が大事です。以下のパターンに陥ると、時間をかけても復習の効果がほぼゼロになります。自分に当てはまるものがないか確認してみてください。
全統模試でやってはいけない復習のNGパターン
| NGパターン | なぜダメか | 代わりにやること |
|---|---|---|
| 解き直して終わり | 正解にたどり着いても「なぜ間違えたか」を言語化しないと次も同じミスが出る | 間違えた理由を一言で書き出してから解き直す |
| 全問復習しようとする | 時間をかけすぎて次の学習が止まる | 設問別成績の▲マークと志望校との差が大きい分野に絞る |
| 判定だけ見て終わる | 判定はその時点の相対位置でしかなく、設問別成績を開かなければ復習として機能しない | 判定確認の後、必ず設問別成績を開く |
| 3日以上後回しにする | 「なぜ間違えたか」の記憶が薄れるほど分析の精度が落ちる | 成績公開日に確認し、その週のうちに着手する |
復習にかける時間は模試1回につき2〜3時間が目安です。全問を丁寧にやり直すより、上の表の「代わりにやること」を軸に絞って動く方が、次の模試までの学習時間を確保しやすくなります。
全統模試の結果が悪かったときにやるべきこと

模試の結果が思うように出なかったとき、最初に感じる落ち込みは自然なことです。ただ、その感情をそのまま放置すると、次の模試までの数週間・数ヶ月を無駄にしてしまいます。悪い結果ほど、使い方次第で価値のある情報になります。
1回の結果で一喜一憂しない
模試の結果は、あくまでその日・その時点での状態を測ったスナップショットです。体調・当日の集中度・たまたま得意分野が出たかどうかで、偏差値は数ポイント簡単にブレます。1回の結果を「自分の実力の確定値」として受け取る必要はありません。
一喜一憂が問題なのは、感情そのものではなく、感情に振り回されて「次に何をするか」が消えてしまうことです。結果を見て落ち込んだまま数日過ぎる、あるいは良かったからと気が緩む、どちらも模試本来の使い方から外れています。結果が出たら、感情の処理は1日以内に終わらせて、設問別成績を開くことを習慣にしてください。
見るべきは判定ではなく失点の中身
E判定が出たとき、多くの人は「志望校を変えるべきか」という方向に考えが向きがちです。ただ、判定だけを見ても次に何をすべきかはわかりません。判定はあくまで現時点の合格可能性の目安であり、失点の中身を見て初めて「何を改善すれば判定が変わるか」が見えてきます。
同じE判定でも、「全科目満遍なく取れていないE」と「1科目だけ極端に足を引っ張っているE」では、対策の内容がまったく変わります。後者であれば、その1科目を集中的に伸ばすだけで判定が大きく動く可能性があります。悪い結果ほど、失点の中身に具体的なヒントが詰まっています。
志望校変更は1回の判定ではなく推移で判断する
「D・E判定が出たから志望校を下げるべきか」という悩みは、特に秋以降に多くの受験生が直面します。ただ、志望校変更の判断を1回の模試結果だけに基づいて行うのは早計です。
判断の基準にすべきは推移です。複数回の模試を通じて判定が上がっていれば、たとえ現時点でD判定であっても学力は伸びています。逆に判定が横ばいまたは下がり続けているなら、学習の方向性そのものを見直すサインです。
また、志望校変更を検討する際は判定だけでなく、「合格ラインまでの得点差が縮まっているか」という数値の変化も合わせて確認してください。1回の結果で大きな決断をする前に、まず複数回分の成績推移を並べてみることをおすすめします。
全統模試の結果に関するよくある質問

Q. 記述模試と共通テスト模試、どちらの結果を重視すべきですか?
どちらか一方を重視するというより、志望校の入試形式に合わせて見方を変えることが重要です。
国公立大志望であれば二次試験に記述が課されることが多いため、記述模試の設問別成績と答案分析が直接的な対策につながります。共通テストの配点が高い大学を志望する場合は、共通テスト模試の得点率と科目間のバランスをより重視して読むことになります。
両方受験している場合は、それぞれの結果を組み合わせたドッキング判定も参考にしてください。
Q. 判定がA〜Eで出ますが、どこから合格圏と考えればいいですか?
河合塾の判定では、ボーダーラインが合否の可能性が50%に分かれるラインとして設定されています。一般的にB判定以上が合格可能性60〜80%程度の目安とされており、C判定がボーダーライン前後に相当します。
ただし判定はその回の模試の母集団や志望者数によって変動するため、1回の判定を確定的な合否予測として受け取るのは禁物です。複数回の推移と、合格ラインとの得点差の変化を合わせて確認することをおすすめします。
まとめ 全統模試の結果は「模試ごとの違い」を理解して活用する

模試の結果が返ってきたとき、最初にやることは一つです。判定を確認したら、すぐに設問別成績を開いてください。偏差値や判定はその時点の位置を教えてくれますが、「次に何をすべきか」は設問別の失点の中身にしか書かれていません。
結果の見方は模試の種類によって変わります。記述模試なら答案と設問別成績、共通テスト模試ならマークミスと時間配分、プライムステージなら学力レベルで科目間のバランス、冠模試なら合格ラインとの得点差。それぞれの模試が測っているものに合わせた読み方をすることで、復習の精度が上がり、次の模試までの学習計画が具体的になります。
結果が悪かったときも、焦って志望校を下げる前に、まず複数回分の推移を確認してください。1回の判定より、得点差が縮まっているかどうかの方が、実態をよく反映しています。
模試は受けるたびに「自分の現在地と課題」が更新されます。結果を正しく読んで、次の一手を決める。それを繰り返すことで、模試のたびに学習の精度が上がり、本番に向けた道筋が少しずつ明確になっていきます。
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