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読書感想文の書き方まとめ!小学生・中学生・高校生と本の種類で変わるコツ

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読書感想文の書き方を調べても、自分の学年や読んだ本に合った方法がわからず、困っていませんか。

読書感想文は、どの学年でも本を読んで感じたことや考えたことを書く文章ですが、小学生・中学生・高校生では求められる内容の深さが異なります。また、注目すべきポイントは、物語・伝記・科学の本など、本の種類によっても変わります。

この記事では、学年ごとの書き方の違いと、本の種類別に注目したいポイントを整理してお伝えします。自分の学年に合った書き方を選び、読んだ本に合った材料を見つけられれば、書き始めるまでの迷いは大きく減るはずです。

より詳しい構成や文字数配分、例文・テンプレートは、学年別の記事で解説しています。

塾選ジャーナル編集部

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目次

学年別|読書感想文の書き方と基本フォーマット

読書感想文の書き方小学生

読書感想文の書き方中学生読書感想文の書き方高校生

読書感想文は、どの学年で書くかによって、求められる内容の深さが大きく変わります。

小学生は自分の体験や気持ちを中心に、中学生は登場人物との比較や考察を交えて、高校生は作品のテーマに対する自分の立場を論じる形で書くことが求められます。まずは学年ごとの違いを、以下の表で確認してみましょう。

学年 書く内容の中心 基本フォーマット
小学生 心に残った場面、自分の体験、これからしたいこと 自分の体験→感動した場面→理由→これから
中学生 登場人物との比較、自分の意見、考えの変化 自分の体験→場面と理由→考察→変化
高校生 作品のテーマ、自分の立場、理由や根拠 問題提起→要約→考察→結論

学年が上がるほど、「自分がどう感じたか」に加えて、「なぜそう考えたのか」「どのような根拠があるのか」まで深めて書くことが大切になります。それぞれの学年で何を意識すればよいか、詳しく見ていきましょう。

小学生は「自分の体験」から書き始める

小学生の読書感想文では、心に残った場面と自分自身の体験を結び付けることが大切です。育児と読書感想文のスペシャリスト・篠原明夫さんが提唱する「篠原式」では、「自分の体験→感動した場面→理由→これからどうしたいか」の順で組み立てます。

学年ごとの詳しい書き方や、保護者のサポート方法、文字数配分については、以下の記事で詳しく解説しています。

中学生は登場人物と自分を比べて考察する

中学生になると、「おもしろかった」「感動した」という感情だけで終わらせないことがポイントになります。なぜそう感じたのか、自分ならどうするのかまで考えることで、感想文に深みが生まれます。基本の流れは、自分の体験→心に残った場面と理由→登場人物や作者との比較→読後の考えの変化です。

中1〜中3別のポイントや、考察の深め方、原稿用紙3枚・5枚の文字数配分については、以下の記事にまとめています。

高校生は問題提起から自分の意見を論じる

高校生の読書感想文では、作品から読み取った問いを見つけ、それに対する自分の立場を理由や根拠とともに書くことが中心になります。作品のテーマについて、自分の意見を理由や根拠とともに示すと、高校生らしい考察のある感想文になります。基本フォーマットは、問題提起→要約→考察→結論の流れです。

批判的な読み方や、社会・進路との結び付け方、原稿用紙3枚・4枚・5枚の構成については、以下の記事で扱っています。

本の種類別|読書感想文で注目するポイント

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「物語なら主人公の気持ちを書く」という一つの型だけでは、伝記やノンフィクション、科学読み物、評論を読んだ場合にはうまく当てはまりません。

本の種類によって、感想文の材料になる部分は異なります。ここでは、本の種類ごとにどこへ注目し、どのような問いを立てればよいかを整理していきます。

本の種類ごとの着眼点と、感想を深める質問を以下にまとめました。

本の種類 主に注目すること 考える質問
物語・小説 登場人物の選択や心情の変化 なぜその行動を選んだのか
伝記 人物の決断・失敗・生き方 自分との共通点や違いは何か
ノンフィクション 初めて知った事実や社会問題 読む前と考えがどう変わったか
科学・自然の本 発見・驚き・新しく生まれた疑問 何をさらに調べたいか
エッセイ・評論 筆者の主張や考え どこに共感・疑問を持ったか

こうして見ると、物語や伝記では人物の行動や生き方に、ノンフィクションや科学の本では事実や発見に、エッセイ・評論では筆者の考えに注目する点が、それぞれ異なることがわかります。次からは、本の種類ごとに詳しく見ていきましょう。

物語・小説は登場人物の選択と心の変化に注目する

物語・小説では、話全体のあらすじをなぞるのではなく、登場人物の考えや行動が大きく変わった場面に注目すると書きやすくなります。

着目したいポイントは、次のとおりです。登場人物が重要な選択をした場面、登場人物の気持ちが変化した場面、自分なら違う行動をしたと思う場面、共感した・納得できなかった・驚いた場面です。

感想文では、選んだ場面を短く説明したうえで、「なぜその行動を選んだのか」「自分ならどうするか」「自分にも似た経験があるか」を書いていきます。

物語の最初から最後までを順番に説明すると、あらすじ中心の文章になってしまいます。一番書きたい場面を一つ、長い場合でも二つ程度に絞るとよいでしょう。

伝記は人物の決断・失敗・生き方に注目する

伝記では、「偉大な人物だった」「努力して成功した」という人物紹介だけで終わらせないことが重要です。人物がどのような困難に直面し、なぜその選択をしたのかに注目してみましょう。

考える質問の例は、以下のとおりです。その人物は、どのような困難に直面したか、失敗や挫折からどのように立ち直ったか、自分なら同じ選択ができるか、尊敬できる点とまねできない点は何か、その人物の生き方から自分は何を考えたか。

感想文では、人物の実績を並べるのではなく、一つの決断や失敗に絞り、自分の考えや将来と比較していきます。

「この人物のすべてを見習いたい」とまとめる必要はありません。「この考えには共感したが、この行動は自分には難しい」と書いても構わないのです。

ノンフィクションは知った事実から自分の意見を考える

ノンフィクションでは、戦争・災害・環境・福祉・動物・スポーツなど、実際に起きた出来事や社会的な問題が扱われます。事実を要約するだけでは調べ学習のようになってしまうため、その事実を知って自分は何を考えたかを中心に書きましょう。

考える順序は、次のように整理できます。最も驚いた、または気になった事実を選ぶ→読む前にどのようなイメージを持っていたか振り返る→なぜその事実が起きたのか考える→自分の生活や社会とどこでつながっているか考える→読後に考えがどう変わったかを書く。

「かわいそうだった」「大変だと思った」だけで終わらせず、なぜその事実が気になったのか、自分の見方がどう変わったのかまで考えてみましょう。身近な生活とのつながりや、さらに知りたいことへ広げても構いません。

科学・自然の本は発見と新しく生まれた疑問を書く

科学・自然の本には、物語のような主人公や感動的な場面がない場合もあります。そのため、「どこに感動したか」ではなく、発見・驚き・疑問を材料にしていきます。

注目したいポイントは、以下のとおりです。初めて知ったこと、自分の予想と違っていたこと、身近な生活とつながっていると感じたこと、本を読んでも答えがわからなかった疑問、実験や観察で確かめてみたいこと。

感想文では、知識をそのまま説明するのではなく、その知識によって身近なものの見方がどう変わったかを書くことが大切です。

たとえば昆虫の本であれば、昆虫の種類を列挙するのではなく、「普段避けていた虫にも役割があると知り、見方が変わった」といった書き方につなげてみましょう。

エッセイ・評論は筆者の考えへの共感・疑問を書く

エッセイや評論では、筆者の主張を理解したうえで、自分がどのように受け止めたかを書いていきます。次のような問いを使うと、自分の立場を整理しやすくなります。最も共感した考えは何か、納得できなかった部分はあるか、筆者の理由や具体例には説得力があるか、自分の経験にも当てはまるか、別の立場から見るとどのように考えられるか。

感想文では、筆者の主張を短く紹介したうえで、「この点には共感する」「この点には疑問が残る」と自分の立場を示します。その理由は、自分の経験や身近な具体例を使って説明しましょう。

筆者の意見をすべて正しいものとして受け入れる必要はなく、理由があれば反対意見を書いても構いません。

読書感想文を書く前に知っておきたいこと

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学年や本の種類を問わず、書き始める前に押さえておきたい共通のポイントがあります。ここでは、本の選び方・原稿用紙のマナー・コンクール応募の3点を簡単に紹介します。

感想文が書きやすい本の選び方

感想文の書きやすさは、本選びの段階で大きく変わります。主人公や登場人物に自分を重ねられる本、自分が今関心を持っているテーマと接点のある本を選ぶと、感想の材料が見つかりやすくなります。

「読んだけど何も感じなかった」という本では、感想を絞り出すのが難しくなります。ページ数や難易度よりも、自分が「この本について書きたい」と思えるかどうかを基準に選ぶとよいでしょう。

原稿用紙の基本マナーを確認する

内容がよくても、原稿用紙の基本ルールが守られていないと減点につながることがあります。清書前に、次の点を確認しておきましょう。題名・学校名・氏名の書き方(行の空け方は学校の指示に従う)、段落の最初は1マス空ける、句読点(。、)は行の最初のマスに書かない、かぎかっこ(「」)の開きと閉じを正しく使う。

声に出して読み返すと、目で読むだけでは気づかない違和感に気づきやすくなります。学年別の詳しいルールやマス目の使い方は、各記事で確認してください。

コンクールに応募する場合は課題図書を確認する

学校の宿題としての読書感想文は、青少年読書感想文全国コンクールへの応募作品にもなります。公益社団法人全国学校図書館協議会と毎日新聞社が主催する国内最大規模のコンクールで、小学校低学年・中学年・高学年、中学校、高等学校の部に分かれています。

課題読書と自由読書の2部門があり、規定枚数は学年によって異なります。応募を希望する場合は、まず学校を通じて参加できるか、担任の先生に確認しましょう。課題図書や応募規定など最新の情報は、公式サイトで確認してください。

参考:青少年読書感想文全国コンクール

読書感想文の書き方に関するよくある質問

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ここでは読書感想文の本選び・書き方に関するよくある質問を解説します。

課題図書以外の本を選んでもよいですか?

課題図書以外の本を選んでも、読書感想文は問題なく書けます。感想文で大切なのは、本の指定そのものではなく、その本を読んで自分が何を感じ、何を考えたかです。

自分が興味を持てる本、感情移入しやすい本を選んだほうが、感想を広げやすくなります。ただし、学校やコンクールによっては対象となる本の条件が定められている場合があるため、事前に宿題の指示や応募要項を確認しておきましょう。

本を読んでも感動しなかった場合はどうすればよいですか?

感動しなかった本でも、読書感想文は書けます。感想は「感動した」「おもしろかった」だけではありません。納得できなかった、不思議に思った、登場人物の行動に反対した、結末に違和感があった、自分とは考え方が違うと思った、予想していた内容と違ったといった反応も、立派な感想文の材料になります。

「なぜ感動できなかったのか」「どこに違和感があったのか」を考えることで、その人にしか書けない感想文になります。

複数の本を比べて書いてもよいですか?

学校やコンクールのルールで認められていれば、複数の本を比べて書く方法もあります。

ただし、2冊のあらすじをそれぞれ紹介するだけでは、内容が散漫になってしまいます。以下のように、一つの比較軸を決めることが重要です。同じテーマを登場人物がどう捉えているか、似た状況で異なる選択をした理由、同じ歴史上の人物を異なる本がどう描いているか、筆者によって意見がどう異なるか。

比較した結果、自分はどちらの考えに近いか、なぜそう思うかまで書くようにしましょう。

絵本や図鑑でも読書感想文は書けますか?

学校やコンクールの条件に合っていれば、絵本や図鑑でも読書感想文は書けます。絵本では、文章だけでなく、絵の色・表情・構図から感じたことも材料になります。図鑑では、最も驚いた知識や、自分の予想と違ったこと、新しく生まれた疑問を中心に書きましょう。

ただし、指定文字数が多い場合、情報量の少ない絵本では内容を広げにくいことがあります。特に中学年以降は、無理なく指定枚数を書けるだけの情報量があるかを確認してから選びましょう。

まとめ 学年と本の種類に合った書き方を選ぼう

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読書感想文は、学年によって求められる深さが異なり、本の種類によって注目すべきポイントも変わります。この記事を通じて伝えたかったのは、自分の学年と読んだ本に合わせて、材料の見つけ方を選べば書きやすくなるということです。

まずは、自分が読んだ本の種類を確認してみましょう。そのうえで、一番気になった場面、人物の選択、知った事実、新しく生まれた疑問のどれか一つを書き出すところから始めてみてください。そこから「なぜ気になったのか」「自分はどう考えたのか」を広げていくと、感想文の軸が見えやすくなります。

より詳しい構成の組み立て方や文字数配分、書き出しの例やテンプレートを知りたい方は、学年別の記事もあわせてご覧ください。

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