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【2027年度】大学受験の調査書とは?合否への影響、いつ・何通必要かまで解説

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大学受験
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「大学受験で使う調査書、何が書かれている?」「調査書に意味はあるの?」そう疑問に思う受験生やその保護者も多いのではないでしょうか。

大学受験で提出する「調査書」とは、高校3年間の成績や評定平均、出欠の記録、総合的な探究の時間、特別活動などがまとめられた書類です。 大学はこの調査書を通して、受験生の学習状況や人物面を総合的に確認します。

この記事では、大学受験における調査書の内容・使われ方・重要性をわかりやすく解説。さらに、調査書のもらい方や高評価を得るためのポイントも紹介します。

調査書の必要枚数や合否への影響は、大学・入試方式によって異なります。2027年度入試の公式情報をもとに、出願時に注意したいポイントも確認していきましょう。

塾選ジャーナル編集部

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目次

大学受験で提出する「調査書」とは?何が書かれている?

大学受験で提出する「調査書」とは?何が書かれている?

大学受験では、総合型選抜(旧AO入試)・学校推薦型選抜・一般選抜のいずれの方式でも、出願時に調査書の提出が求められるのが一般的です。しかし、その影響度は入試形態によって大きく変わってきます。

まずは、調査書に何が書かれているのかを確認しましょう。文部科学省が公表する2027年度入試の調査書は、以下の9項目で構成されています。

項目 主な記載内容
① 基本情報 氏名、生年月日、学校名、入学・卒業年月など
② 各教科・科目等の学習の記録 学年別・科目別の評定、修得単位数
③ 各教科の学習成績の状況 教科ごと・全体の評定平均
④ 学習成績概評 A〜Eの成績段階、成績段階別人数
⑤ 総合的な探究の時間の記録 探究活動の内容、評価の観点、学習状況
⑥ 特別活動の記録 ホームルーム、生徒会活動、学校行事
⑦ 指導上参考となる諸事項 部活動、資格・検定、ボランティアなど
⑧ 備考 教育課程などに関する補足事項
⑨ 出欠の記録 欠席日数、出席日数など

これは文部科学省の標準様式に基づくものです。実際の調査書では、学校によって文字の大きさや記載の仕方などが異なる場合があります。

以下の画像は一般的な調査書様式の例です。実際の調査書のイメージをもとに、どのような項目が記載されているのかを詳しく見ていきましょう。

実際の調査書のイメージ 1

実際の調査書のイメージ 2

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項・調査書(様式)

成績・評定平均

調査書には、高校1年から3年までの学年別・教科別の成績(5段階評価)と修得単位数が記載されます。

各教科の平均は、その教科の評定の合計を評定数で割った値で算出されます。さらに、全体の平均である「全体の学習成績の状況」(すべての教科・科目の評定合計÷評定数)も記載される仕組みです。

また、全体の学習成績の状況は、以下のようにA~Eの5段階で区分されます。

成績段階 評定平均の目安
A 5.0〜4.3
B 4.2〜3.5
C 3.4〜2.7
D 2.6〜1.9
E 1.8以下

加えて、各成績段階に属する同学年の人数も記載され、大学はこの情報から相対的な学力位置を把握します。

なお、A〜Eの区分は、学年内の順位によって決まるものではありません。評定平均の数値に応じて決まるため、同じA評価でも学校によって該当者の人数は異なります。

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項

調査書にはいつまでの成績が載る?

調査書には、高校1年生から出願時点までの成績が記載されます。ただし、高校3年生の成績が何学期まで反映されるかは、出願時期や学校の成績処理によって異なります。

例えば、9〜11月に出願する総合型選抜や学校推薦型選抜では、高校3年生の1学期までの成績が使われるケースが一般的です。一方、1〜2月に出願する一般選抜では、2学期までの成績が反映される場合もあります。

文部科学省の2027年度入試のルールでは、最終学年の成績が未確定の場合、直近の成績を総合して高校が判定した成績を記載するとしています。

そのため、高3の何学期までの成績が調査書に反映されるかは、担任の先生や進路指導の先生に確認しておくと安心でしょう。

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項

出欠の記録

調査書には、学年ごとの欠席日数や出席日数などが記載されます。なお、2027年度入試の調査書では、出席停止・忌引き等の日数と授業日数は原則として記載しないこととされています。ただし、システム改修の負担が大きい場合などは、従来の方法による記載も認められているため、学校によって扱いが異なる場合があります。

指定校推薦や総合型選抜について、「欠席10日以内」「25日以内」といった全国共通の基準があるわけではありません。欠席日数が合否に影響するかどうかは、志望大学の出願条件や評価方法によって異なります。

推薦・総合型選抜の合否と欠席日数の関係について詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項(p.22)

特別活動・委員会・行事の記録

この欄では、「ホームルーム活動」「生徒会活動」「学校行事」などへの参加状況が記録されます。学校ごとに設定された観点に基づき、十分に満足できる活動を行ったと判断された場合、該当する学年に「〇」がつけられる仕組みです。

例えば、生徒会活動や文化祭・体育祭などの学校行事への取り組みが対象になります。一方、部活動の大会成績や取得資格・検定などは、主に「指導上参考となる諸事項」に記載されます。

総合的な探究の時間と観点別評価

2022年度から新しい学習指導要領がスタートし、高校では「総合的な探究の時間(探究学習)」が本格的に導入されました。この内容が2025年度入試から、調査書にも反映される新様式になっています。

調査書の「総合的な探究の時間の記録」には、どのような学習活動を行ったかに加え、学校が設定した評価の観点や、生徒の学習状況などが記載されます。

例えば、「地域の人口減少について調査した」「地域の課題を調べて改善策を発表した」といった活動内容に加え、調査や発表を通して身に付けた力などを記載することが考えられます。

高校の学習評価では、「知識・技能」「思考・判断・表現」「主体的に学習に取り組む態度」の3つの観点が用いられています。ただし、調査書の「総合的な探究の時間」に、この3観点がそのまま一律に記載されるわけではありません。

探究活動については、各学校が設定した評価の観点をもとに、取り組みの特徴や身に付いた力などが記載されるためです。

参考:文部科学省|令和9年度大学入学者選抜実施要項

指導上参考となる諸事項

調査書の「指導上参考となる諸事項」には、学習上の特徴や特技、部活動の成績、取得資格・検定、表彰・顕彰、ボランティア活動、留学・海外経験などが記載されます。

この欄には、学業成績だけでは評価しにくい内容や、その生徒ならではの特徴的な活動・実績がまとめられます。

総合型選抜(AO)や学校推薦型選抜では、調査書に加えて活動報告書などの提出を求める大学もあります。その場合、調査書の「諸事項」欄に書ききれない部活動の成果や資格・ボランティア経験などを、活動報告書により詳しくまとめて提出することが可能です。

ただし、活動報告書はすべての大学で必要なわけではありません。また、記載内容が多いほど高く評価されるとも限らないため、大学の指定する様式や評価基準に沿って、自分の経験を整理することが大切です。

調査書は大学受験の合否に影響する?

調査書は大学受験の合否に影響する?

気になるのが、調査書の内容が大学受験の合否に影響するのかどうかです。結論からいえば、総合型選抜や学校推薦型選抜では重要な書類となります。

まずは、3つの入試方式における一般的な扱いを比較してみましょう。

入試方式 調査書の主な役割 合否への影響
総合型選抜 学力・活動実績・人物面などの確認 重要な評価資料になることが多い
学校推薦型選抜 評定平均などの出願条件・選考資料 出願資格や合否に関わる場合が多い
一般選抜 出願資格の確認、学習成績などの評価 大学によって異なる

重要なのは、調査書が合否に影響するかだけでなく、どのように評価されるかという点です。ここでは、選抜方式別に調査書の扱いを解説します。

総合型選抜(旧AO入試)では重要な書類

総合型選抜では、調査書は合否を左右する重要書類の一つです。大学はこの調査書を通して、受験生の学力や人物像、学びへの姿勢を多面的に評価します。

まず、評定平均値はあなたの学習の安定性と基礎学力を示す客観的な指標です。大学によっては、評定平均4.0以上などを出願条件に設定している場合もあります。

さらに、「総合的な探究の時間」や特別活動(生徒会活動・学校行事など)、部活動・ボランティアなどの活動を通じて、あなたが課題を見つけ、考え、周囲と協力して解決してきた過程と成果も重視されます。これは、面接や志望理由書で語る内容の裏づけとなり、「大学で学ぶにふさわしい力と姿勢」を示す資料として評価されるためです。

また、調査書の中でも「指導上参考となる諸事項」欄は注目されることがあります。面接やプレゼンテーションでは、この欄に書かれた活動内容について質問される場合もあるため、調査書と自己PR文の内容に矛盾がないよう準備しておくことが大切です。

必要に応じて、担任の先生に相談し、特に力を入れて取り組んだ活動や成果がある場合は、事前に伝えておくと良いでしょう。

ただし、活動実績が豊富であることだけが評価されるわけではありません。大学のアドミッション・ポリシー(求める人物像)を確認し、これまでの経験が志望する学問分野とどのようにつながっているのかを説明できるようにしておきましょう。

学校推薦型選抜でも重要な書類

学校推薦型選抜では、調査書の評定平均値が出願資格になる場合があります。大学や学部によっては、「評定平均3.8以上」「4.0以上」などの最低基準を設けており、この基準を満たしていないと出願自体ができません。

特に指定校推薦では、評定平均の基準が設けられている場合が多く、校内選考で推薦枠を得る際も、評定平均が重要な判断材料となります。

また、大学によっては調査書の内容を点数化して、面接・小論文・学科試験などの得点と合算して合否を判定する方式を採用しています。配点や評価方法は大学・学部によって異なるため、志望校の入試要項を必ず確認しておきましょう。

なお、評定平均の基準を満たしていても、それだけで推薦を受けられるとは限りません。指定校推薦では高校内の推薦枠をめぐる選考があり、公募制推薦では大学が定める選考を受ける必要があります。

一般選抜では大学によって扱いが異なる

一般選抜でも、出願時には調査書の提出が求められるのが一般的です。ただし、調査書の扱いは大学によって異なります。

入試の得点を中心に合否を判定する大学もあれば、調査書の内容を点数化して、学力試験の成績と合算する大学もあります。

例えば、2027年度の信州大学では、人文学部の一般選抜(前期日程)で調査書に50点の配点が設けられています。一方、立教大学の2027年度一般入試・共通テスト利用入試では、調査書は出願資格の確認や入学後の資料作成などに使用され、合否判定には使用されません。

このように、一般選抜だからといって、調査書の影響が必ずないとは限らないのです。

志望大学の募集要項では、「選抜方法」や「配点」の欄を確認してみましょう。調査書に配点がある場合は学力試験との配点比率を、合否判定に使用しない場合は提出書類としての条件を確認することで、調査書の位置づけを把握できます。

参考:信州大学|令和9年度入学者選抜要項

参考:立教大学|一般入試・共通テスト利用入試についてのQ&A(2027年1・2月実施入試)

評定平均や欠席日数が不安な場合の対処法

「評定平均が低い」「欠席日数が多い」という理由で、調査書が合否に悪い影響を与えるのではないかと不安に感じている人もいるでしょう。

その場合は、自分の状況に合わせて対策を考えることが大切です。

状況 取るべき行動
評定平均が出願条件に届かない 評定条件のない方式や、ほかの大学・学部を検討する
評定平均が低いが出願条件は満たす 調査書の配点を確認し、試験・面接などで評価される部分の対策を進める
欠席日数が多い 欠席に関する条件を確認し、必要に応じて理由を説明する準備をする

評定平均が出願条件を下回っている場合は、志望大学の別の入試方式を検討するのも一つの方法です。一方、出願条件を満たしている場合は、学力試験や小論文、面接などの準備に力を入れましょう。

欠席日数が多い場合も、それだけで不合格になるとは限りません。病気や家庭の事情など、やむを得ない理由がある場合は、担任の先生に相談し、面接で尋ねられたときに事情を説明できるようにしておくとよいでしょう。

ただし、出願資格として評定平均や欠席日数の基準が設定されている場合は、ほかの書類や面接で補えるとは限りません。まずは出願資格を満たしているかを確認し、そのうえで選考に向けた準備を進めることが大切です。

大学受験の調査書のもらい方は?

大学受験の調査書のもらい方は?

ここでは、大学受験に必要な調査書の申請方法と注意点を紹介します。出願直前になって慌てないよう、早めの準備が大切です。

時間に余裕をもって「調査書発行願」などを申請する

調査書をもらうには、まず高校の担任の先生に「調査書発行願」などの申請書を提出します。「明日までにお願いします」「〇〇大学の出願に使うので、1通ください」といった口頭での依頼では対応してもらえないのが一般的です。

申請書には、保護者の署名・捺印や理由欄の記入が必要な場合もあります。提出してから発行までには一定の時間がかかるため、余裕を持ったスケジュール管理が欠かせません。

高校によって異なりますが、「出願の〇週間前までに申請」というルールを設けているところが多いです。学校によっては、進路指導部や事務室で受付を行う場合もあるので、事前に申請先を確認しておきましょう。

以下に、調査書の発行を申請すべき時期の目安を、選抜方法別にまとめましたので、参考にしてください。

選抜方法 いつ申請すればいい? 備考
総合型選抜(9月以降出願) 夏休み前〜8月ごろ 出願開始が早い場合は、夏休み前に高校へ相談しておきたい
学校推薦型選抜(11月以降出願) 9〜10月ごろ 校内選考のスケジュールも確認しておきたい
私立大学の一般選抜(12月〜1月出願) 12月上旬ごろ 冬休みに入る前に必要枚数を確認したい
国公立大学の一般選抜(1月〜2月出願) 12月〜1月上旬ごろ 共通テスト後に出願先を決める場合も、早めに高校へ相談したい

上記はあくまで目安です。実際の申請期限や発行日数は高校によって異なるため、出願先がまだ決まっていない場合も、調査書の発行に必要な日数だけは確認しておきましょう。

調査書は何通必要?併願する場合は?

調査書は「1つの出願につき必ず1通」と決まっているわけではありません。 複数の学部・学科を併願する場合でも、1通の提出でよい大学があります。

例えば、東洋大学では一般選抜で複数の学科・日程・方式を併願する場合、初回の出願時に1通提出すればよく、追加出願時の再提出も不要とされています。ただし、推薦入試などに出願したことがあっても、一般選抜ではあらためて提出が必要な場合があります。

一方、鳥取大学では、一般選抜の前期日程と後期日程に出願する場合、同じ学部・学科であってもそれぞれ調査書を用意するよう案内しています。

このように、必要枚数は大学や入試方式によって異なります。複数の大学を受験する人は、以下の点を確認しておきましょう。

  • 出願する大学ごとに何通必要か
  • 同じ大学の複数学部・学科を併願する場合はどうなるか
  • 追加出願や別の選抜方式で再出願する場合に再提出が必要か

調査書は、学校から厳封された状態で受け取り、原本を提出することが一般的です。必要枚数を確認してから、高校にまとめて発行を依頼しましょう。

参考:東洋大学|調査書は何通必要ですか

参考:鳥取大学|入試に関するQ&A

共通テスト利用入試でも調査書は必要?

大学入学共通テストの受験自体には、調査書の提出は不要です。ただし、大学入学共通テストを利用して私立大学などに出願する「共通テスト利用入試」では、調査書の提出を求められることがあります。

例えば、立教大学では2027年度の共通テスト利用入試でも調査書の提出が必要です。ただし、同大学の一般入試と共通テスト利用入試を併願する場合は、原則として1通のみの提出でよいとされています。

このように、共通テストを受けるための手続きと、共通テストの成績を使って大学に出願する手続きは別です。 共通テスト利用入試を予定している人は、大学への出願時に必要な書類も忘れずに確認しておきましょう。

参考:大学入試センター|令和9年度受験案内

参考:立教大学|一般入試・共通テスト利用入試についてのQ&A

高校卒業後に再発行してもらうには?

高校を卒業したあとに再び大学入試に挑戦する場合も、調査書を高校から再発行してもらうことができます。申請方法は高校によって異なりますが、一般的には次のいずれかの方法で申請します。

  • 直接高校に出向いて申請する
  • インターネットや郵送など、高校が指定する方法で申請する

発行には、数百円程度の手数料がかかる場合があります。

高卒生が調査書をもらうときの注意点

申請は早めに: 高卒生は、現役生と異なり、自分で高校に連絡して申請手続きを行う必要があります。12月上旬ごろには受験予定の大学で必要な枚数を確認し、発行を依頼しておくのが理想です。

有効期限の確認: 調査書には、出願前3カ月以内に作成されたものなど、有効期限を設けている大学もあります。一方、発行年月の制限を設けていない大学もあるため、志望校の入試要項を確認しておきましょう。

卒業後5年以上の場合: 高校によっては、卒業後5年を超えると調査書を発行できなくなります。その場合は、卒業証明書や発行不能証明書など、大学が指定する代替書類を提出することになります。

例えば、立教大学では、卒業後5年以上経過して調査書が発行できない場合、「卒業証明書」の原本と、調査書が発行されない理由を記載したメモの提出を求めています。

また、高校卒業程度認定試験に合格した人は、調査書の代わりに合格成績証明書などを提出するのが一般的です。こちらも出願先の指定に従い、必要な書類を準備しましょう。

参考:立教大学|一般入試・共通テスト利用入試についてのQ&A

調査書で高評価を得るにはどうすればよい?【学年別ポイント】

調査書で高評価を得るにはどうすればよい?【学年別ポイント】

調査書で高評価を得るには、どんな点を意識すればよいのでしょうか。ここでは、学年ごとの重要なポイントを解説します。

高1:普段の学校生活を充実させる

高校1年生のときは、まず学校生活を充実させることが大切です。調査書が合否に影響する学校推薦型選抜などでは、評定平均がとても重要になります。

評定平均は、高校1年生からの各教科・科目の成績をもとに算出されます。そのため、高校1年生のうちから好成績を取る意識を持つことがポイントです。

具体的には、定期テストの対策を計画的に進めることに加え、日々の課題や提出物を期限内に仕上げることを意識しましょう。苦手科目を放置せず、早めに復習することも大切です。

また、調査書の「特別活動の記録」には、「ホームルーム活動」「生徒会活動」「学校行事」の3項目があります。授業だけでなく、学校全体の活動にも積極的に関わり、「主体的に行動する姿勢」を日ごろから意識しておきましょう。

高2:探究活動や外部活動に力を入れる

高校2年生でも、引き続き授業に積極的に取り組み、定期テストの勉強をしっかり続けましょう。この時期は基礎学力を固めながら、資格や検定試験への挑戦を意識すると良い時期です。

特に英検®は、大学や学部によっては学校推薦型選抜の出願条件になったり、合否判定時に加点されたりする場合があります。試験対策の勉強が大学入試の英語力向上にも直結するため、早めに受検しておくとメリットが大きいでしょう。

さらに、私立大学の学校推薦型選抜では、部活動のキャプテン経験・生徒会の役員・ボランティア活動などが調査書で評価される場合もあります。こうした活動は、リーダーシップや協調性を示す要素となるため、興味がある活動には積極的に取り組んでみましょう。

また、探究活動や部活動で取り組んだテーマ、工夫したこと、成果などを記録しておくのもおすすめです。活動内容を振り返ることで、出願時の活動報告書や志望理由書にも活用しやすくなります。

大学受験で英検®が利用できる大学については、以下の記事で詳しく解説していますので、ぜひご覧ください。

高3:成績の仕上げと出願準備を進める

高校3年生では、出願までの取り組みが重要です。評定平均は高校生活での学習の積み重ねで決まりますが、総合型選抜や学校推薦型選抜の出願時期(9〜11月)には、調査書に記載される3年生の成績が1学期分のみになる場合があります。

そのため、高校3年生の1学期も、定期テストや課題への取り組みを大切にしましょう。1・2年生の成績が思うように取れなかった人も、残された期間でできることに取り組むことが重要です。

さらに、部活動でも3年生の夏は大きなチャンスです。インターハイ予選や全国コンクールなど、最後の大会で結果を残せば、調査書の「指導上参考となる諸事項」に記載され、評価につながる可能性があります。

また、この時期は出願に向けて活動実績を整理しておくことも大切です。例えば、部活動で担当した役割、探究活動で取り組んだ課題、取得した資格などをまとめておくとよいでしょう。

総合型選抜や学校推薦型選抜を受験する人は、調査書に記載される内容と志望理由書・活動報告書の内容が一致しているかを確認することが重要です。面接でも自分の経験を具体的に説明できるよう、準備を進めておきましょう。

大学受験の調査書でよくある質問(FAQ)

大学受験の調査書でよくある質問(FAQ)

ここでは、大学受験でよく寄せられる調査書に関する疑問について解説します。

調査書と内申書に違いはありますか?

調査書と内申書は、どちらも学校での成績や活動の記録をまとめた書類を指す言葉です。

一般的に、高校受験では「内申書」、大学受験では「調査書」という呼び方が使われます。ただし、学校や地域によって呼び方が異なる場合があります。

大学受験で提出する調査書には、文部科学省が定めた様式があり、高校での成績や活動実績、出欠の記録などが記載される仕組みです。

調査書の内容は見せてもらえますか?

調査書は、高校が作成して大学に提出する書類です。厳封された調査書を、本人が自由に開封して確認することはできません。

ただし、調査書の内容を本人に開示するかどうかは、高校によって取り扱いが異なります。学校によっては、内容の確認や開示に関する手続きが設けられている場合もあるためです。

調査書に何が記載されているのかを知りたい場合は、まず担任の先生や進路指導部に相談してみましょう。

調査書を開封してしまったのですがどうすればよいですか?

「調査書を間違えて開封してしまった」という場合、その調査書は出願に使用できなくなるおそれがあります。

大学が厳封された調査書の提出を指定している場合、封を開けてしまうと受理されないので注意しましょう。

開封してしまった場合は、高校に連絡して新しい調査書を発行してもらう必要があるか確認してください。自分で再度封をするのではなく、学校や大学の指示に従うことが大切です。

発行には時間がかかるため、出願期限までの余裕をもって早めに相談しましょう。

調査書の発行が遅れてしまうとどうなりますか?

万が一、調査書の発行が出願期限に間に合わなかった場合、書類不足として出願を受理してもらえないおそれがあります。

出願期限間際で調査書の不備に気づいたときは、すぐに担任の先生に相談し、発行にどのくらいの時間がかかるか確認してみましょう。

あわせて、志望大学の入試担当窓口にも連絡し、提出期限や対応方法を確認してください。特に、書類の提出期限が「必着」なのか「消印有効」なのかによっても対応が変わります。

大学によっては期限後の書類提出を認めていない場合もあるため、調査書は出願期間に余裕を持って準備することが重要です。

まとめ 調査書は「努力の記録書」

まとめ 調査書は「努力の記録書」

調査書は、成績だけでなく、高校生活での学習や活動の記録をまとめた公的な書類です。大学はこの調査書を通して、受験生の学習の積み重ねや学校生活への取り組み方を確認します。

授業態度や課題への取り組み、部活動や学校行事など、日常の行動が評価の材料になる場合があります。出願直前になって内容を変えることはできないため、日ごろからの学び方や姿勢を意識することが重要です。

また、調査書の必要枚数や合否への影響は、大学・入試方式によって異なります。出願前には、調査書が合否にどう使われるのか、何通必要なのか、いつまでに発行してもらう必要があるのかを確認しておきましょう。

調査書は「過去の記録」であると同時に、自分がどう努力してきたかを示す証明書です。毎日の学校生活を大切にし、受験に向けて計画的に準備を進めましょう。

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