英検®とは?各級のレベル・活用法・対策まで受験生向けにわかりやすく解説
子どもの英語学習や受験を考えるなかで、「英検は受けたほうがいいの?」「何級から始めればいいの?」と迷う保護者の方は多いのではないでしょうか。
英検とは、英語力を級ごとに測る検定試験です。小学生から大人まで受けられ、英語学習の目標づくりや高校受験・大学入試、就職活動などで活用される場合もあります。
この記事では、英検の基本的な仕組み、各級のレベル、小学生・中学生・高校生向けの受験級の目安、家庭でできる対策までわかりやすく解説します。お子さまに英検が必要か判断する材料として、ぜひ参考にしてください。
編集部
塾選ジャーナル編集部
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目次
【1分でわかる英検®とは】なぜ年々注目度があがっているの?

英検とは、公益財団法人日本英語検定協会が実施する英語の検定試験です。正式名称は「実用英語技能検定」といい、5級から1級まで8つの級があります。年間の志願者数は約450万人にのぼり(英検Jr.・英検IBAを含む合算)、小学生から社会人まで幅広い年代が受験しています。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「受験の状況」
高校受験では、英検の取得級を加点や優遇の対象とする学校があります。対象となる級や優遇の内容は学校によって異なるため、志望校の要件を事前に確認しておくことが大切です。
大学入試では、英検のスコアや取得級を出願資格・得点換算・英語試験の免除に活用できる大学が年々増えています。2級以上を条件とする大学・学部もあり、早い段階から準備しておくことで受験の選択肢が広がる場合があります。なお、大学によってはスコアの有効期限を設けているため、取得時期にも注意が必要です。
制度面でも変化が続いています。2025年度には準2級と2級の間に「準2級プラス」が新設されました。2026年度第3回からは「6級」「7級」の導入も予定されており、英検は今もアップデートが続いている資格です。
英検®は英語力を級ごとに測る資格試験
英検には、5級・4級・3級・準2級・準2級プラス・2級・準1級・1級の8つの級があります。5級が最も基礎的なレベルで、1級が最も高いレベルです。受験する級に制限はなく、自分の英語力に合った級から始められます。合格・不合格の判定だけでなく、英語力をスコアで確認できるのも特徴の一つです。
スコアの仕組みについては、このセクションの末尾で詳しく説明します。
英検®の種類
英検協会が提供する検定・テストは主に7種類あります。

参照:公益財団法人日本英語検定協会「検定・テストの特徴と比較」
一般的に受験生が英検を検討する場合、まず確認すべきは英検(従来型)と英検S-CBTの2つです。
\英検S-CBTについて、詳しくはこちら!/
英検®は小学生から大人まで、目的に合わせて受験できる
英検は年齢や学年による受験制限がありません。小学生でも5級から受験できます。また、高校受験・大学入試で英検の取得級やスコアを活用できる学校があります。
就職活動での評価につながることもあります。ただし、各学校・企業によって活用の仕方は異なります。受験前に志望校や目的に合った使い方を確認しておくと安心です。
英検®では読む・聞く・書く・話す力を確認する
英検では「読む(リーディング)」「聞く(リスニング)」「書く(ライティング)」「話す(スピーキング)」の4つの技能を測ります。ただし、すべての級で4技能が問われるわけではありません。
4級・5級はリーディングとリスニングのみが合否に関係します(スピーキングテストは任意で受験可能)。3級以上はライティングも加わり、さらに面接形式の二次試験にも合格する必要があります。各級の詳しいスコアや合格基準は、後述の表を確認してください。
英検®のスコアと合格基準の仕組み
英検の結果は各級の合否だけでなく、「英検CSEスコア」という独自のスコアで示されます。CSEスコアとは、英語力を数値で客観的に表す共通の尺度です。5級から1級まですべての級で共通して使われるため、級をまたいだ英語力の変化もひと目で確認できます。
4技能(読む・聞く・書く・話す)はそれぞれ均等に配点されており、技能ごとのスコアが成績表に記載されます。合格基準スコアは級ごとに固定されており、そのスコアに達すれば合格です。スコアは合否の確認だけでなく、自分の得意・苦手な技能を把握する材料としても活用できます。

参照:公益財団法人日本英語検定協会「英検について」「各級の目安」


参照:公益財団法人日本英語検定協会「英検CSEスコアとは」
小学生・中学生・高校生におすすめの英検®レベル

英検は5級から1級まで、どの級からでも受験できます。ただし、自身の英語力や学年に合わない級を選ぶと、準備に時間がかかりすぎたり、逆に物足りなかったりすることもあります。
まずは、英検®各級のレベルを確認
まず、各級がどのレベルに対応しているかを確認しましょう。
<英検 各級のレベル一覧>
| 級 | 推奨目安 | 測定技能 |
|---|---|---|
| 5級 | 中学初級程度 | リーディング・リスニング |
| 4級 | 中学中級程度 | リーディング・リスニング |
| 3級 | 中学卒業程度 | 4技能(面接あり) |
| 準2級 | 高校中級程度 | 4技能(面接あり) |
| 準2級プラス | 高校上級程度 | 4技能(面接あり) |
| 2級 | 高校卒業程度 | 4技能(面接あり) |
| 準1級 | 大学中級程度 | 4技能(面接あり) |
| 1級 | 大学上級程度 | 4技能(面接あり) |
参照:公益財団法人日本英語検定協会「各級の目安」
5級・4級はリーディングとリスニングのみが合否に関係します。3級から上は4技能すべてが問われ、二次試験として面接も加わります。
初めて受ける小学生なら5級・4級から始めると安心
英検に学年制限はなく、小学生でも受験できます。初めて受ける場合は、5級か4級から始めるのが一般的です。
5級は中学初級程度のレベルで、リーディングとリスニングのみが問われます。英会話教室や学校の英語授業で基礎を学んでいるなら、4級を目標にするのもよいでしょう。
英語学習の習熟度は人によって大きく異なります。受験前に過去問を解いてみて、6〜7割程度の正解率が確認できる級を選ぶと、無理なく合格を目指せます。
\小学生の英検について、こちらの記事もおすすめ/
中学生なら4級・3級、英語が得意なら準2級も選択肢
中学生の場合、英語の学習進度に合わせて4級〜準2級の中から選ぶのが目安です。
中学1〜2年生なら4級、中学3年生なら3級が学習内容と対応しやすい級です。3級から二次試験(面接)が加わるため、初めて面接を受ける場合は事前に練習しておくと安心です。英語が得意で学校の授業を十分に理解できているなら、準2級に挑戦する選択肢もあります。
・英検準2級の詳細・対策はこちら
高校受験で英検を活用したい場合は、取得する学年やタイミングも重要です。加点や優遇制度は学校によって異なるため、志望校の要件を事前に確認しておきましょう。
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高校生なら大学入試も見据えて準2級・2級を目指す
高校生は、大学入試での活用を視野に入れながら受験級を選ぶとよいでしょう。
高校1〜2年生で準2級、高校2〜3年生で2級を目標にするのが一つの目安です。準2級に合格したあと2級への壁を感じる場合は、2025年度に新設された「準2級プラス」をステップとして挟む選択肢もあります。
多くの大学が英検の取得級やスコアを入試で活用しており、2級以上を求めるケースが多くなっています。ただし、活用方法は大学・学部によって大きく異なります。志望校の募集要項で条件を確認してから逆算して準備を進めることをおすすめします。
また、大学入試で英検を利用する場合、取得時期によっては有効期限に注意が必要です。出願前に取得スコアの有効期間も確認しておきましょう。
\大学受験で英検を利用するなら、こちらの記事もおすすめ/
英検®を受けるメリットは?知っておきたい活用場面

英検を受けることには、英語力の見える化や学習習慣の定着、受験での活用など、いくつかのメリットがあります。一方で、受験料や準備にかかる時間など、状況によっては負担になる面もあります。
自身の英語力を客観的に確認できる
学校の成績や英会話教室での評価は、どうしても主観的な部分が残ります。英検は全国共通の基準で測るため、自身の英語力を客観的な数値として確認できます。
合否の結果だけでなく、技能ごとのスコアも成績表に示されます。「リスニングは得意だがライティングが弱い」といった具体的な課題を把握しやすく、その後の学習方針を立てる材料になります。
学習目標ができ、英語の勉強を続けやすくなる
「次の試験で〇級に合格する」という具体的な目標があると、日々の学習に取り組む理由が生まれます。英検は年に複数回実施されるため、目標を設定しやすい環境が整っています。
英検の級という段階的なゴールは、学習のペースメーカーとして機能しやすいといえます。
高校受験・大学入試で活用できる
英検の取得級やスコアを、高校受験・大学入試で活用できます。加点や出願資格、英語試験の免除・換算といった形で優遇される場合があります。。
ただし、活用の有無や条件は学校・大学によってさまざまです。また、大学入試で英検を利用する場合、取得スコアに有効期限を設けている大学もあります。必ず志望校の最新の募集要項で確認してください。
\英検利用で受験できる人気の大学はこちら/
| 大学・記事 | 関連記事のURL |
|---|---|
| 早稲田大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 明治大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 立教大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 中央大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 法政大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 青山学院大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 関西大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 日本大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 東洋大学 | 英検利用の詳細はこちら |
| 國學院大學 | 英検利用の詳細はこちら |
| 駒澤大学 | 英検利用の詳細はこちら |
英検を活用できる大学をまとめて探したい場合は、以下の記事も参考にしてください。
\英検利用で受験をもっと探したい人はこちら!/
合格体験が自信につながる
英検に合格したという経験は、英語学習への自信につながります。特に初めて受験する場合、「自分は合格できた」という事実は、その後の学習意欲を支える土台になります。
一方で、不合格になったときの受け止め方も大切です。スコアが残るため、合格に届かなかった場合でも「どこまで力がついているか」を確認できます。結果にかかわらず、次の目標につなげやすい仕組みになっています。
英検®に向けてどう勉強する?基本の対策と始め方

英検の対策は、受ける級と現在の英語力によって変わります。ただし、基本となる取り組みはどの級でも共通しています。過去問でレベルを確認し、単語・リスニングを日々積み上げ、3級以上は面接対策も加える、という順番で準備を進めると整理しやすいです。まずは「今の力で何点取れるか」を把握するところから始めましょう。
まずは受ける級の過去問でレベルを確認する
勉強を始める前に、受験予定の級の過去問を一度解いてみましょう。
過去問は公益財団法人日本英語検定協会の公式サイトで公開されています。正解率が6〜7割程度であれば、その級の合格を現実的に目指せる目安になります。正解率が低すぎる場合は、一つ下の級からスタートすることも選択肢に入れてみてください。
なお、2024年度第1回から3級以上のライティング問題が変わっています。3級・準2級では「Eメール問題」が、2級・準1級・1級では「要約問題」がそれぞれ追加されました。2025年度新設の準2級プラスにも「要約問題」が含まれます。過去問や参考書を選ぶ際は、これらの新形式に対応したものを使うようにしてください。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「過去問・試験内容」
単語・熟語は毎日少しずつ覚える
英検の対策で最も基礎となるのが語彙力です。級ごとに求められる語彙の範囲が異なるため、受験級に対応した単語帳を1冊用意して取り組むのが効率的です。
まとめて覚えようとするより、毎日10〜20語を反復する習慣をつける方が定着しやすいです。続けやすい量から始めることを優先してください。
リスニングは音声を聞く習慣をつける
リスニング対策は、毎日英語の音声に触れる習慣をつけることが基本です。英検の公式サイトでは過去問のリスニング音声を公開しており、実際の試験形式に慣れる練習として活用できます。
問題を解くだけでなく、スクリプト(文字起こし)を見ながら音声を聞き直すと、聞き取れなかった部分の確認に役立ちます。短時間でも毎日続けることが、スコア向上につながります。
英検®3級以上はライティングと面接対策も必要
3級から上は、ライティングと二次試験(面接)が加わります。この2つは対策なしで臨むと得点しにくい分野のため、早めに練習を始めるのがおすすめです。
ライティングは、自分の意見を英語で書く練習が中心です。最初は短い文から始め、構成(意見→理由→まとめ)を意識して書く習慣をつけましょう。
面接は、実際に声に出して答える練習が欠かせません。公式サイトのバーチャル二次試験や市販の問題集を活用すると、試験形式に慣れやすいです。
\英検の二次試験について、詳しい対策はこちら!/
自分のペースで無理のない計画を立てる
英検の対策期間は、受験級や現在の英語力によって異なりますが、初めて受験する場合は2〜3か月程度を目安に計画を立てると取り組みやすいです。
大切なのは、無理なく続けられるペースを優先することです。毎日1時間の学習より、毎日15〜20分を確実に続ける方が、長期的な力の定着につながります。学校の授業や習いごととのバランスを見ながら、週単位でスケジュールを組んでみてください。
また、得意・不得意な技能は人によって異なります。過去問の結果をもとに、苦手な分野に時間を多く配分するなど、柔軟に調整しながら進めましょう。
英検®を受けるまでの基本的な流れ

英検を受けるには、日程の確認・申し込み・当日の準備という3つのステップがあります。初めて受験する場合、どこから手をつければいいかわからないという方も多いのではないでしょうか。手順自体はシンプルです。各ステップで確認すべきポイントを押さえておけば、スムーズに準備を進められます。
日程と受験級を確認する
まず、受験する級と試験日程を決めましょう。英検(従来型)は年3回実施されます。
<英検(従来型)2026年度 試験日程>
| 回 | 一次試験日 | 個人申込期間 |
|---|---|---|
| 第1回 | 2026年5月31日(日) | 2026年3月23日〜5月7日 |
| 第2回 | 2026年10月4日(日) | 2026年6月30日〜9月4日 |
| 第3回 | 2027年1月24日(日) | 2026年10月30日〜12月14日 |
※支払い方法によって締切日が異なります。詳細は公式サイトでご確認ください。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「試験日程・会場・検定料(個人でお申し込みの方)」
3級以上は一次試験合格後に二次試験(面接)があります。一次試験の約5〜6週間後に実施されます。
申し込み方法と試験形式を選ぶ
個人で申し込む場合、インターネットとコンビニの2種類の方法があります。いずれも申込期間内に手続きと支払いを完了する必要があります。
学校や塾を通じて受験する場合は、団体申込になります。申込方法は各団体によって異なるため、担当の講師に確認してください。
また、従来型のほかに「英検S-CBT」という受験形式もあります。コンピューターで受験する形式で、準1級・2級・準2級プラス・準2級・3級が対象です。原則、毎週土日に実施されており(一部エリアでは平日も実施)、都合に合わせた日程を選べます。従来型と同等の資格・スコアを取得できます。
\英検S-CBTについて、こちらの記事もおすすめ!/
受験までに必要な準備を進める
申し込みが完了したら、受験票が届くまでの間に学習を進めましょう。受験票は試験日の約1週間前を目安に登録した住所に郵送されます。届かない場合は、早めに英検サービスセンターで確認してください。
受験当日は、受験票・筆記用具・時計(スマートフォンは不可)が基本的な持ち物です。会場は受験票に記載されています。試験開始時刻に余裕をもって到着できるよう、事前に会場のアクセスを確認しておくと安心です。
英検®とは何かについて、よくある質問

ここでは、英検についてよくある疑問に答えます。
英検®は意味ないって本当?
「英検は意味がない」という声が聞かれることがありますが、目的によって評価が変わるのが実際のところです。
英検が役立つ場面はあります。英語力を客観的な指標として確認できること、高校受験・大学入試での優遇制度があること、学習の目標として活用できることなどが挙げられます。
一方で、受験や就職での活用を特に考えていない場合や、準備にかけるコスト(時間・費用)に見合わないと感じる場合は、優先度が下がるケースもあります。
英検®は何歳から受けられる?
英検には年齢制限がありません。公式の受験規約では「各級とも、年齢・職業・学歴などは問いません」と定められています。
ただし、11歳未満の子どもが受験する場合は、保護者が受験の可否を判断するよう規約に記載があります。
参照:公益財団法人日本英語検定協会「実用英語技能検定 受験規約」
英検®3級はどれくらいすごい?
英検3級は中学卒業程度のレベルに相当します。リーディング・リスニング・ライティングに加え、面接形式のスピーキング(二次試験)に合格する必要があります。
中学生のうちに取得できれば、中学英語の基礎が身についている証明になります。高校受験で英検を優遇している学校では、3級以上を評価対象としているケースもあります。小学生や中学1〜2年生での取得は、学年相応以上の英語力があるといえます。
英検®2級はどのくらいのレベル?
英検2級は高校卒業程度のレベルに相当します。社会的なテーマを扱う文章の読解や、英語での意見記述、面接でのスピーキングが求められます。
大学入試での英検活用において、2級以上を条件としている大学・学部は多く、就職活動の履歴書にも記載できる資格として認知されています。
まとめ 英検®とは英語力を確認し、受験にも活用できる検定試験

英検は、受ければ必ず役に立つというものではありません。ただ、自身の英語力を客観的に確認したい、学習の目標を作りたい、高校受験や大学入試で活用したいという場合には、取り組む価値のある検定試験です。
実際に、英検の取得級やスコアを入試で優遇している高校・大学は多くあります。加点や英語試験の免除・換算といった形で活用できる学校もあり、早い段階から準備しておくことで受験の選択肢が広がる場合があります。活用の条件は学校によって異なるため、志望校の募集要項を事前に確認することが大切です。
受験級に迷ったら、まず自分の学年を基準に考えてみてください。そこから過去問を1回解いてみると、今の力と受験級のギャップが具体的に見えてきます。英検は合格した級が有効な資格として残ります。自分のペースで一つひとつ積み上げていくことが、英語力の定着につながります。
執筆者プロフィール
塾選ジャーナル編集部です。『塾選ジャーナル』は、日本最大級の塾検索サイト『塾選(ジュクセン)』が提供する、教育・受験に関する総合メディアです。保護者が知っておきたい受験や進路情報をお届けします。
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