神奈川大学の総合型選抜は難しい?2026年度の実質倍率は4.1倍
神奈川大学の総合型選抜を受験したいけど、募集要項は?倍率はどのくらい?出願条件は?と気になることも多いですよね。
2026年度の総合型選抜は、2方式合計で実質倍率4.1倍でした。神奈川大学の一般選抜全体の4.0倍と近い水準で、全国の私立大学の総合型選抜より高い倍率です。ただし学科・方式別では1.4〜11.1倍と差があります。
この記事では、2方式の違い、学科別の倍率と合格者最低点、2027年度の出願条件と日程、対策、落ちた場合の選択肢を解説します。
編集部
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目次
神奈川大学の総合型選抜とは?2方式の違い

神奈川大学の総合型選抜には、「総合評価型」と「適性検査型」の2つの方式があります。どちらも2026年度入試から始まった方式です。総合型選抜そのものについては、総合型選抜とは?で解説しています。
総合評価型と適性検査型の違い
総合評価型は、学科別の筆記試験・面接・書類で評価します。適性検査型は、国語か数学と英語の適性検査に、評定と書類を合わせて判定します。
| 項目 | 総合評価型 | 適性検査型 |
|---|---|---|
| 選考方法 | 書類審査+筆記試験(90分)+面接 | 適性検査(国語か数学、英語)+評定+書類審査 |
| 評定の扱い | 出願の基準(学科により3.5〜3.8) | 点数化して合否に使用(最大50点) |
| 試験日(2027年度) | 10月11日 | 11月22日 |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.7、P.10〜11
あなたはどちらを受けられる?早見表
評定が基準に届かない場合は、適性検査型だけが選べます。学科ごとの評定や筆記科目は、出願条件の章で確認してください。
| あなたの条件 | 総合評価型 | 適性検査型 |
|---|---|---|
| 評定が志望学科の基準(3.5〜3.8)以上 | 出願できる | 出願できる |
| 評定が志望学科の基準(3.5〜3.8)未満 | 出願できない | 出願できる |
| 他大学と併願したい | 併願可の学科のみ | 出願できる |
| 神奈川大学の複数学科を受けたい | できない(1学科のみ) | できる |
| 英検®などのスコアを使いたい | 使えない | 使える |
| 高校卒業後2年以上たっている | 出願できない※ | 出願できない※ |
※出願資格は「高校卒業後1年以内」です。このほか、大学が個別の入学資格審査で同等以上の学力があると認めた人(2027年4月1日までに18歳に達する人)も出願できます。審査の対象になるかは、要項の期日までに入試センターへの事前の問い合わせが必要です。総合評価型は評定が基準に届かない場合、適性検査型は調査書(評定)を用意できない場合、個別審査の対象外です。
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.7、P.10
評定が基準以上なら、総合評価型と適性検査型のどちらにも出願できます。要項に両方式への出願を制限する記載はなく、試験日も10月11日と11月22日で重なっていません。ただし総合評価型の専願学科(国際日本学部・人間科学部・化学生命学部)に合格した場合、入学辞退はできません。
併願の考え方は、総合型選抜の併願で解説しています。
【2026年度】学科別の倍率・合格者最低点

神奈川大学の総合型選抜は難しい?
2026年度は、2方式合計で受験者4,441人に対し合格者1,096人でした。実質倍率は4.1倍で、受験者のおよそ4人に1人が合格しました。
| 方式 | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|
| 総合評価型 | 1,264 | 337 | 3.8倍 | 27% |
| 適性検査型 | 3,177 | 759 | 4.2倍 | 24% |
| 2方式計 | 4,441 | 1,096 | 4.1倍 | 25% |
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜2
※実質倍率=受験者数÷合格者数、合格率=合格者数÷受験者数(当サイトで計算)。
この4.1倍が高いのか低いのかを、学内の一般選抜と全国の私立大学の総合型選抜で比べます。
| 比較対象(2026年度) | 受験者数 | 合格者数 | 実質倍率 |
|---|---|---|---|
| 神奈川大学 総合型選抜(2方式計) | 4,441 | 1,096 | 4.1倍 |
| 一般入試(前期) | 15,918 | 4,202 | 3.8倍 |
| 一般入試(後期) | 855 | 262 | 3.3倍 |
| 大学入学共通テスト利用入試(前期) | 10,435 | 2,306 | 4.5倍 |
| 大学入学共通テスト利用入試(後期) | 462 | 95 | 4.9倍 |
| 一般選抜(上記4つの合計) | 27,670 | 6,865 | 4.0倍 |
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜7
※実質倍率は当サイトで計算。給費生試験は奨学生の選考を含むため、一般選抜の合計から除いています。
神奈川大学の総合型選抜は4.1倍で、学内の一般選抜全体の4.0倍と近い水準でした。つまり、総合型選抜だから一般選抜より倍率が低い、という結果ではありませんでした。
全国と比べるため、文部科学省と同じ「志願者数÷合格者数」で計算すると、神奈川大学の総合型選抜は4.4倍(4,852人÷1,096人)です。全国の私立大学の総合型選抜は、令和7年度入試で1.9倍(志願者289,842人÷合格者149,783人)でした。神奈川大学は全国の私立大学平均の2倍以上の倍率です。
出典:文部科学省「令和7年度国公私立大学入学者選抜実施状況」
ただし、学科別の実質倍率は、総合評価型で1.4〜8.9倍、適性検査型で2.0〜11.1倍と差があります(受験者10人以上の学科)。全体の倍率だけで難易度を判断せず、志望学科と方式の数字を確認しましょう。
なお、実質倍率は受験者数÷合格者数、志願倍率は志願者数÷募集人員です。サイトによって倍率の数字が違うのは、この計算方法の違いによることがあります。
総合評価型の学科別結果
2026年度の総合評価型の学科別結果は次のとおりです。
| 学部・学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格率 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 法律学科 | 24 | 95 | 84 | 39 | 2.2倍 | 46% |
| 法学部 自治行政学科 | 12 | 53 | 49 | 20 | 2.5倍 | 41% |
| 経済学部 経済学科 | 30 | 145 | 131 | 44 | 3.0倍 | 34% |
| 経済学部 経済データ分析学科 | 5 | 5 | 5 | 2 | 2.5倍※ | 40% |
| 経済学部 現代ビジネス学科 | 18 | 128 | 117 | 39 | 3.0倍 | 33% |
| 経営学部 国際経営学科 | 32 | 381 | 357 | 40 | 8.9倍 | 11% |
| 外国語学部 英語英文学科IESプログラム | 10 | 57 | 54 | 15 | 3.6倍 | 28% |
| 外国語学部 スペイン語学科 | 5 | 25 | 22 | 9 | 2.4倍 | 41% |
| 外国語学部 中国語学科 | 6 | 23 | 22 | 7 | 3.1倍 | 32% |
| 国際日本学部 国際文化交流学科 | 10 | 75 | 71 | 8 | 8.9倍 | 11% |
| 国際日本学部 日本文化学科 | 4 | 23 | 23 | 3 | 7.7倍 | 13% |
| 国際日本学部 歴史民俗学科 | 4 | 12 | 11 | 3 | 3.7倍 | 27% |
| 人間科学部 人間科学科 | 21 | 127 | 121 | 23 | 5.3倍 | 19% |
| 理学部 理学科 数学コース | 2 | 19 | 19 | 6 | 3.2倍 | 32% |
| 理学部 理学科 物理コース | 2 | 5 | 5 | 2 | 2.5倍※ | 40% |
| 理学部 理学科 化学コース | 4 | 7 | 4 | 4 | 1.0倍※ | 100% |
| 理学部 理学科 生物コース | 4 | 14 | 14 | 10 | 1.4倍 | 71% |
| 理学部 理学科 地球環境科学コース | 2 | 10 | 9 | 3 | 3.0倍※ | 33% |
| 理学部 理学科 総合理学コース | 2 | 7 | 7 | 4 | 1.8倍※ | 57% |
| 工学部 機械工学科 | 9 | 11 | 10 | 5 | 2.0倍 | 50% |
| 工学部 電気電子情報工学科 | 9 | 13 | 11 | 6 | 1.8倍 | 55% |
| 工学部 経営工学科 | 5 | 5 | 5 | 3 | 1.7倍※ | 60% |
| 工学部 応用物理学科 | 4 | 5 | 5 | 5 | 1.0倍※ | 100% |
| 建築学部 建築学科 建築学系 | 7 | 32 | 29 | 8 | 3.6倍 | 28% |
| 建築学部 建築学科 都市生活学系 | 5 | 21 | 20 | 8 | 2.5倍 | 40% |
| 化学生命学部 応用化学科 | 7 | 7 | 6 | 1 | 6.0倍※ | 17% |
| 化学生命学部 生命機能学科 | 5 | 11 | 11 | 2 | 5.5倍 | 18% |
| 情報学部 計算機科学科 | 5 | 17 | 15 | 5 | 3.0倍 | 33% |
| 情報学部 システム数理学科 | 5 | 17 | 16 | 9 | 1.8倍 | 56% |
| 情報学部 先端情報領域プログラム | 2 | 11 | 11 | 4 | 2.8倍 | 36% |
| 合計 | 260 | 1361 | 1264 | 337 | 3.8倍 | 27% |
※実質倍率=受験者数÷合格者数、合格率=合格者数÷受験者数(当サイトで計算)。募集人員は2026年度入学試験要項の数字です。倍率の「※」は受験者10人未満の学科で、1人の差で大きく動くため参考値です。
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1
適性検査型の学科別結果と合格者最低点
適性検査型は、大学が学科ごとの合格者最低点を公表しています。合格者最低点とは、合格者の中で最も低い得点のことで、平均点ではありません。
| 学部・学科 | 募集人員 | 志願者 | 受験者 | 合格者 | 実質倍率 | 合格者最低点(250点満点) |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 法学部 法律学科 | 28 | 227 | 204 | 55 | 3.7倍 | 165点(66%) |
| 法学部 自治行政学科 | 14 | 126 | 113 | 31 | 3.6倍 | 165点(66%) |
| 経済学部 経済学科 | 35 | 391 | 364 | 35 | 10.4倍 | 182点(73%) |
| 経済学部 経済データ分析学科 | 5 | 45 | 43 | 5 | 8.6倍 | 188点(75%) |
| 経済学部 現代ビジネス学科 | 20 | 277 | 245 | 22 | 11.1倍 | 187点(75%) |
| 経営学部 国際経営学科 | 37 | 624 | 564 | 99 | 5.7倍 | 180点(72%) |
| 外国語学部 英語英文学科IESプログラム | 11 | 218 | 202 | 32 | 6.3倍 | 186点(74%) |
| 外国語学部 スペイン語学科 | 6 | 48 | 46 | 14 | 3.3倍 | 170点(68%) |
| 外国語学部 中国語学科 | 4 | 39 | 35 | 8 | 4.4倍 | 170点(68%) |
| 国際日本学部 国際文化交流学科 | 12 | 302 | 284 | 68 | 4.2倍 | 180点(72%) |
| 国際日本学部 日本文化学科 | 4 | 96 | 90 | 13 | 6.9倍 | 190点(76%) |
| 国際日本学部 歴史民俗学科 | 5 | 58 | 53 | 19 | 2.8倍 | 175点(70%) |
| 人間科学部 人間科学科 | 25 | 275 | 256 | 71 | 3.6倍 | 163点(65%) |
| 理学部 理学科 数学コース | 3 | 34 | 30 | 9 | 3.3倍 | 162点(65%) |
| 理学部 理学科 物理コース | 3 | 18 | 17 | 8 | 2.1倍 | 153点(61%) |
| 理学部 理学科 化学コース | 5 | 28 | 25 | 11 | 2.3倍 | 147点(59%) |
| 理学部 理学科 生物コース | 5 | 36 | 30 | 15 | 2.0倍 | 146点(58%) |
| 理学部 理学科 地球環境科学コース | 2 | 27 | 26 | 13 | 2.0倍 | 151点(60%) |
| 理学部 理学科 総合理学コース | 2 | 21 | 17 | 8 | 2.1倍 | 141点(56%) |
| 工学部 機械工学科 | 10 | 75 | 61 | 28 | 2.2倍 | 140点(56%) |
| 工学部 電気電子情報工学科 | 10 | 62 | 55 | 22 | 2.5倍 | 139点(56%) |
| 工学部 経営工学科 | 6 | 27 | 24 | 12 | 2.0倍 | 149点(60%) |
| 工学部 応用物理学科 | 4 | 15 | 12 | 6 | 2.0倍 | 140点(56%) |
| 建築学部 建築学科 建築学系 | 8 | 97 | 85 | 29 | 2.9倍 | 165点(66%) |
| 建築学部 建築学科 都市生活学系 | 6 | 75 | 69 | 30 | 2.3倍 | 162点(65%) |
| 化学生命学部 応用化学科 | 8 | 47 | 45 | 20 | 2.2倍 | 150点(60%) |
| 化学生命学部 生命機能学科 | 6 | 44 | 40 | 18 | 2.2倍 | 150点(60%) |
| 情報学部 計算機科学科 | 6 | 60 | 55 | 23 | 2.4倍 | 145点(58%) |
| 情報学部 システム数理学科 | 6 | 53 | 47 | 19 | 2.5倍 | 156点(62%) |
| 情報学部 先端情報領域プログラム | 3 | 46 | 40 | 16 | 2.5倍 | 153点(61%) |
| 合計 | 299 | 3491 | 3177 | 759 | 4.2倍 | --- |
※実質倍率=受験者数÷合格者数(当サイトで計算)。募集人員は2026年度入学試験要項の数字です。合格者最低点は評定の換算点を含み、選択科目間の得点調整後の点数です(大学公表)。
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜2
同じ学科でも、方式によって倍率が逆転する
同じ学科でも、どちらの方式の倍率が高いかは学科によって逆です。
| 学部・学科 | 総合評価型 | 適性検査型 |
|---|---|---|
| 経済学部 経済学科 | 3.0倍 | 10.4倍 |
| 経済学部 現代ビジネス学科 | 3.0倍 | 11.1倍 |
| 経営学部 国際経営学科 | 8.9倍 | 5.7倍 |
| 国際日本学部 国際文化交流学科 | 8.9倍 | 4.2倍 |
| 人間科学部 人間科学科 | 5.3倍 | 3.6倍 |
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1
経済学科と現代ビジネス学科は、適性検査型の倍率が10倍を超えました。国際経営学科と国際文化交流学科は、総合評価型の倍率が8.9倍で、適性検査型を上回りました。
適性検査型は、合格者が募集人員の約2.5倍
適性検査型は、30学科中28学科で合格者数が募集人員を上回りました。全体では募集299人に対し、合格者は759人です。
たとえば国際文化交流学科は、志願倍率が25.2倍ですが、志願者÷合格者は4.4倍でした。わかりやすくいうと、募集人員だけで見ると実際より厳しく見える、ということです。
例外は、経済学科(募集35人・合格35人)と経済データ分析学科(募集5人・合格5人)の2学科です。
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜2
出典:神奈川大学「2026年度 入学試験要項 総合型選抜」P.3〜4
合格者最低点は、文系65〜76%、理工系56〜66%
適性検査型の合格者最低点は、文系13学科が163〜190点、理工系17学科が139〜165点でした。250点満点に対する得点率では、文系65〜76%、理工系56〜66%です。
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜2
2026年度の倍率を見るときは、2027年度の募集人員変更にも注意
2027年度は、適性検査型の経済学部3学科で募集人員が減ります。倍率の高かった学科が含まれるため、確認しておきましょう。
| 学部・学科 | 方式 | 2026年度 | 2027年度 |
|---|---|---|---|
| 経済学部 経済学科 | 適性検査型 | 35人 | 25人 |
| 経済学部 経済データ分析学科 | 適性検査型 | 5人 | 3人 |
| 経済学部 現代ビジネス学科 | 適性検査型 | 20人 | 15人 |
| 工学部 経営工学科 | 総合評価型 | 5人 | 6人 |
| 工学部 応用物理学科 | 総合評価型 | 4人 | 6人 |
| 工学部 応用物理学科 | 適性検査型 | 4人 | 6人 |
出典:神奈川大学「2026年度 入学試験要項 総合型選抜」P.3〜4
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.3〜4
ほかの大学の総合型選抜の倍率と比べたい人は、総合型選抜の倍率が比較的低い大学も参考にしてください。
【2027年度】出願条件・試験内容・日程

総合評価型の学科別条件(評定・専願/併願・筆記科目)
総合評価型は、高校の全体の評定平均値が学科ごとの基準を満たす必要があります。評定は、卒業見込みの人は3年1学期(前期)までで計算します。
| 学部・学科 | 評定平均値 | 本学専願/他大学併願 | 筆記試験(90分) |
|---|---|---|---|
| 法学部(法律・自治行政) | 3.7 | 併願可 | 小論文 |
| 経済学部 経済学科・現代ビジネス学科 | 3.5 | 併願可 | 小論文 |
| 経済学部 経済データ分析学科 | 3.5 | 併願可 | 数学に関する基本的問題 |
| 経営学部 国際経営学科 | 3.7 | 併願可 | 小論文 |
| 外国語学部 英語英文学科IESプログラム | 3.7 | 併願可 | 小論文(英語と日本語) |
| 外国語学部 スペイン語学科 | 3.7 | 併願可 | 小論文 |
| 外国語学部 中国語学科 | 3.5 | 併願可 | 小論文 |
| 国際日本学部(3学科) | 3.7 | 専願 | 小論文 |
| 人間科学部 人間科学科 | 3.8 | 専願 | 小論文 |
| 理学部 理学科 | 3.7 | 併願可 | コース別の科目(数学・物理・化学・生物) |
| 工学部(機械工・電気電子情報工・経営工) | 3.7 | 併願可 | 学科別の科目(数学・物理) |
| 工学部 応用物理学科 | 3.5 | 併願可 | 物理 |
| 建築学部 建築学科 | 3.7 | 併願可 | 総合問題(小論文またはスケッチ) |
| 化学生命学部 | 3.7 | 専願 | 化学、または生物か化学 |
| 情報学部 | 3.7 | 併願可 | 数学 |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.7〜8
専願とは、合格したら必ず入学する約束で受ける出願です。専願の学科に合格した場合、入学辞退はできません。
面接は全学科で行われます。英語英文学科IESプログラムは英語による面接です。国際文化交流学科は、活動報告書の内容によって面接に英語を含む場合があります。
適性検査型の試験内容と配点
適性検査型は、筆記2科目と評定の合計250点に、書類審査を加えて総合的に判定します。
| 時限 | 教科 | 試験時間 | 配点 |
|---|---|---|---|
| 1限 | 国語(漢文を除く)または数学(数学Ⅲ・Cを除く) | 70分 | 100点 |
| 2限 | 英語 | 70分 | 100点 |
| --- | 調査書(全体の評定平均値×10) | --- | 50点 |
| 合計 | 250点 |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.11
1限は、経済データ分析学科、理学科の数学・物理コース、工学部の4学科が数学指定です。1限で国語を選ぶと、これらの学科とは併願できません。
出願書類
2027年度の出願書類は次のとおりです。
| 方式 | 本人が作成する書類 | 内容の指定 |
|---|---|---|
| 総合評価型 | エントリーシート(志望理由書・活動報告書) | 大学入学後のテーマと卒業後の進路計画/高校時代に意欲的に取り組んだことと学んだこと |
| 適性検査型 | 自己推薦書(200〜300字) | 高校時代に意欲的に取り組んだこと |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.8、P.10
どちらも調査書が必要です。既卒生は、2026年4月1日以降に発行された調査書でも出願できます。適性検査型の自己推薦書は、複数学科に出願しても1枚です。
入試・合格発表日程
2027年度の入試・合格発表日程は次のとおりです。
| 項目 | 総合評価型 | 適性検査型 |
|---|---|---|
| 出願期間 | 9月11日(金)〜9月18日(金)消印有効 | 10月29日(木)〜11月5日(木)消印有効 |
| 試験日 | 10月11日(日) | 11月22日(日) |
| 合格発表 | 11月1日(日)13時 | 12月1日(火)13時 |
| 入学手続(一次) | 11月1日〜11月16日 | 12月1日〜12月14日 |
| 入学手続(二次) | 1月26日(火)まで | 1月26日(火)まで |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.7、P.10
試験場は、総合評価型が学部により異なります。法・経済・人間科・理・工・建築・化学生命・情報学部は横浜キャンパス、経営・外国語・国際日本学部はみなとみらいキャンパスです。適性検査型は、全学部が横浜キャンパスで受験します。
英検®などの英語外部試験(適性検査型のみ)
適性検査型で使える英語外部試験の換算点は次のとおりです。
| 換算点 | 英検®CSEスコア | GTEC(CBT/検定版Advanced) | TEAP | IELTS(アカデミック) |
|---|---|---|---|---|
| 100点 | 2,304 | 1,180 | 309 | 5.5 |
| 90点 | 2,150 | 1,050 | 253 | 5.0 |
| 80点 | 1,980 | 930 | 225 | 4.0 |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.13
英検®CSEスコアとは、英検®の成績を共通の尺度で表したスコアです。英検®は1級・準1級・2級のいずれかを受験している必要があり、級の合否は問いません。2024年4月以降に受験したスコアに限ります。
スコアを申請しても当日の英語を受験でき、高い方の得点が採用されます。デジタル証明書を印刷して提出する場合は、学校長の原本証明が必要です。英検®については英検®の級とレベルで解説しています。
入学検定料と入学後の注意
入学検定料は1方式35,000円です。別に1,100円のサービス利用料がかかります。適性検査型は「併願チャレンジ割」の対象で、同じ日程の2学科目は無料、3学科目からは20,000円です。
総合型選抜で入学した人は、入学後の転部・転科が原則認められません。また、本学の予約型奨学金の対象外です。
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.5、P.9、P.12
神奈川大学の総合型選抜の対策

総合評価型は配点・評価基準が非公表です。そのため、要項に書かれた選考材料をそれぞれ準備することが基本になります。適性検査型は配点と合格者最低点が公表されているため、目標点を数字で決められます。
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.9、P.11
総合評価型の対策
1. 志望学科の筆記の形式を過去問で確認する:筆記試験は90分で、学科により小論文か、数学・物理などの科目試験かが分かれます。大学は過去問題を資料・過去問請求のページで案内しています。まず志望学科の形式を確認し、小論文型か科目型かで対策を分けましょう。
2. アドミッション・ポリシーと志望理由書をつなげる:アドミッション・ポリシーとは、学科が「どんな学生を受け入れたいか」を示した方針です。志望理由書は、「入学後に取り組みたいテーマ」と「卒業後の進路計画」を関連づけて書くよう指定されています。
たとえば国際経営学科は、企業や組織の経営、国際・異文化・地域の問題に強い関心がある人を求めると示しています。2026年度に総合評価型の倍率が8.9倍だった学科です。志望学科の方針を読み、自分のテーマがどこに重なるかを書き出してから、志望理由書を組み立てましょう。
出典:神奈川大学「教育研究上の目的、教育目標および3つのポリシー」(2026年度 学部基本方針)
3. 活動報告書から面接の準備をする:活動報告書は、高校時代に意欲的に取り組んだことと、そこから学んだことを書く書類です。面接は筆記試験と同じ日の午後に行われます。書いた内容を、自分の言葉で説明できるようにしておきましょう。面接の人数・時間・質問内容は公表されていません。
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.8〜9
適性検査型の対策
1. 合格者最低点を目標設定の参考にする:2026年度の最低点と同じ総合点を目標にすると、評定から筆記の目安を計算できます。最低点を取った合格者の評定は公表されていないため、あくまで目標設定の参考です。
| 例 | 合格者最低点 | 評定4.0の換算点 | 昨年度最低点と同じ総合点になる筆記点(200点中) |
|---|---|---|---|
| 法学部 法律学科 | 165点 | 40点 | 125点 |
| 国際日本学部 日本文化学科 | 190点 | 40点 | 150点 |
| 工学部 電気電子情報工学科 | 139点 | 40点 | 99点 |
出典:神奈川大学「2026年度入学試験結果」P.1〜2
※評定の換算点=全体の評定平均値×10(要項P.11)。合格者最低点は得点調整後の点数です。この計算は合格に必要な点数を示すものではありません。年度によって志願者数や得点状況は変わります。
つまり、同じ総合点を目指す場合、評定が高いほど筆記の目安は下がるということです。
2. 1限の科目を出願学科から決める:数学指定の学科を併願するなら、1限は数学を選ぶ必要があります。数学指定の学科を含まない場合は、国語と数学のうち得意な方を選べます。
3. 英語外部試験のスコアを使う:英検®CSE2,304以上なら、英語は100点に換算されます。申請しても当日の英語を受けられるため、換算表の基準に届くスコアがあれば申請できます。
4. 自己推薦書は200〜300字で準備する:高校時代に意欲的に取り組んだことを、字数内で具体的にまとめます。
落ちた場合の次の受験機会

総合評価型の合格発表は11月1日、適性検査型の出願締切は11月5日です。日程上は、総合評価型の結果を見てから適性検査型に出願できます。
| 入試 | 試験日 | ポイント |
|---|---|---|
| 総合型選抜(適性検査型) | 11月22日 | 評定条件なし。複数学科を併願可 |
| 給費生試験 | 12月20日(全国22会場) | 給費生として合格すると、奨学金を原則4年間給付 |
| 一般入試(前期) | 2月4・6・7・8日 | 出願は1月6日〜1月20日 |
出典:神奈川大学「2027年度 入学試験要項 総合型選抜(総合評価型/適性検査型)」P.2、P.17
総合型選抜の合格者も給費生試験を受験できます。ただし総合評価型の国際日本学部・人間科学部・化学生命学部は、同じ学部・学科に限られます。総合型選抜に落ちた後の考え方は、総合型選抜に落ちたらどうする?でも解説しています。
まとめ

神奈川大学の総合型選抜は、2026年度の実質倍率が4.1倍でした。ただし学科・方式別では1倍台から10倍超まで差があります。
評定の基準を満たす人は、総合評価型も選べます。評定が足りない場合は、適性検査型を選べます。志望学科の倍率と合格者最低点、2027年度の募集人員を確認し、出願する方式を決めましょう。
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